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てらまち・ねっと



 昨年あった事件。熊本県の荒尾市長が市議選の当選者全員にランを贈って、問題になったこと。
 公選法への抵触。(2015年5月26日エントリー ⇒ ◆熊本・荒尾市長が公選法抵触か 当選市議にラン贈る

 その後、自らの「市長選挙」の前に、「『当選祈願』として『神社に酒』」とも報道されている。
 それに対する市長自身の釈明は、市の公式ウェブにでている。
 ★≪]2015年11月10日/ まず、お神酒の件は市民の皆様方にご心配とご迷惑をおかけしました。選挙前のことだったとはいえ、自らの不勉強を反省しています。≫

 この両件について、県警は、昨日2月3日、市長を書類送検した。
 西日本新聞は、★≪荒尾市長を書類送検 熊本県警 市議18人に鉢植え贈る≫≪3日、寄付行為の疑いで≫≪送検容疑は、初当選した2014年12月の市長選前の同11月下旬、市内の複数の神社での新嘗祭(にいなめさい)に日本酒(一升瓶)を1本ずつ贈り、さらに市議選が行われた昨年4月26日夜、当選者全員にコチョウランの鉢植えを贈った疑い。日本酒については市民が昨年10月、刑事告発し、県警が捜査していた。≫

 あわせて★≪山下市長はこれまで、市議会などで「花は当選者へのお祝い」「日本酒は自分の当選祈願のため、人ではなく神に供えた」などと説明。「(法抵触の)認識が甘く、軽率だった」と話していた。≫とされている。

 「当選者全員にコチョウランの鉢植えを贈った疑い」というのだから、「もらった」当選者が後日どうしたかはともかく、いったんは、受け取ったと読み取れる。
 その場で、「受け取らない」という対処をしなかったのかと不思議に思った。

 「議会だより」をざっと見たけど、そのあたりの議員らからの釈明は見当たらなかった。
   議員名簿 任期:平成27年5月1日~平成31年4月30日 18名  各党の議員がいるようだ。

 ちなみに、私のまちの二十数年前の選挙では、投票日の夜、幹部がお祝いとして酒を持ってきた。もちろん、受け取らない。
 別の選挙では、請負業者が「・」持ってきたので断った。他にも、留守中に置いておく業者がいて、名刺の先に連絡して持って帰ってもらった。その後も、「配送業者」を通じて届けてくる例があって、「受け取り拒否」として「配送業者」に持って帰ってもらったこともある。
 「お祝い」を公費で出したら違法との最高裁判決はある記憶。記事では、『神社に酒』は刑事告発された方があるという。当選祝いの方はどうなっているのだろう・・・

 なお、今朝は、「マイナス2.8度」だったけど、シャツ1枚減らして、軽くノルディックウォークした。

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★  荒尾市 公式ウェブ 

★信頼回復に努めます 「公職法抵触の恐れ」に関する報道等を受けて [市長の言葉]2015年5月27日(水)
 「公職法抵触の恐れ」に関する報道等を受けて 5月23日・24日を中心に、新聞各社およびテレビ等で報道されました件では、私自身の軽率な行動がこのような事態を引き起こしましたことについて、市民の皆様方に大変ご心配とご迷惑をおかけしました。
 私は、可能性豊かな荒尾市を『日本有数の魅力あふれるまち』にしたいとの志を持って市長となりました。このような事態となり、誠に申し訳なく、今考えてみると不勉強であったと反省しています。
 今後は、これまで以上に職務に精励し、市民の皆様の信頼回復に努めて参ります。
         荒尾市長  山下 慶一郎
  
●当選市議にコチョウラン 熊本・荒尾市長、公選法抵触か
     朝日 2015年5月23日
 熊本県荒尾市の山下慶一郎市長(55)が、4月の市議選(定数18)の当選者全員に「当選祝い」として、コチョウランの鉢植えを贈っていたことが明らかになった。公職選挙法は公職者らによる選挙区内の有権者への寄付を禁止しており、県警は同法違反にあたるかどうか調べている。

 複数の市議によると、市長は市議選の開票が終了した4月26日深夜から翌27日未明にかけ、秘書課長が運転する課長の私有車で当選者の事務所を妻とともに訪問。当選者名と当選回数を書いたお祝いのメッセージと、市長の名前が入ったカードを添えた鉢植えを手渡したという。

 山下市長は朝日新聞の取材に対し、「私費で1個2千円のコチョウランを購入し、お祝いの気持ちを伝えるため当選者全員に贈った」と説明。公選法に抵触する恐れについては「市議と一緒に荒尾をよくしていきたいと善意でやっただけだが、もうちょっときちっと勉強しなければいけんと思った。何もせにゃよかった」と話した。



★  荒尾市 公式ウェブ 

★市長室から(11月)    [市長の言葉]2015年11月10日(火)
 まず、お神酒の件は市民の皆様方にご心配とご迷惑をおかけしました。選挙前のことだったとはいえ、自らの不勉強を反省しています。
・・・・・・・・(略)・・・

●「当選祈願もあり…」選挙前、神社に酒 熊本・荒尾市長、公選法抵触の恐れ
      産経 2015.10.22
 熊本県荒尾市の山下慶一郎市長が昨年11月下旬、市内の複数の神社に日本酒を供えたことが22日、分かった。市長選に立候補を表明した後のため、候補者が選挙区内で有権者に寄付する行為を禁じた公選法に抵触する恐れがある。山下市長は22日、記者会見し「個人に渡したつもりはなく、違法性の認識はない」と説明した。

 山下氏によると、祭りが行われていた神社を回り、それぞれ一升瓶の日本酒(約1500円)を供えた。本人と妻で7、8カ所、妻単独で1、2カ所回ったという。山下氏は「日頃から神社に感謝している。市長選の当選祈願もあり、神様への供え物が必要だろうと思った」と話した。

 山下氏は昨年12月の市長選で現職を破って初当選した。山下氏は4月の荒尾市議選でも、当選者全員に当選祝いとしてコチョウランの鉢植えを贈ったとして、県警が公選法違反の疑いで任意で事情聴取している。

●荒尾市長を書類送検=神社に酒、公選法違反容疑-熊本県警
        時事 2016/02/03
 公選法で禁じられた有権者への寄付をしたとして、熊本県警捜査2課は3日、熊本県荒尾市の山下慶一郎市長(56)=同市緑ケ丘=を公選法違反容疑で書類送検した。山下市長は「検察の判断を待ちたい」とのコメントを発表した。
 送検容疑では2014年11月、荒尾市内の複数の神社に日本酒を持参したほか、15年4月には市議選の当選者らに、当選祝いとしてコチョウランの鉢植えを贈った疑い。

●荒尾市長を書類送検 熊本県警 市議18人に鉢植え贈る
      西日本 2016年02月03日
 熊本県荒尾市の山下慶一郎市長(56)が同市議18人に花の鉢植えなどを贈り、選挙区内での寄付行為を禁じた公選法に抵触すると指摘されていた問題で、県警は3日、同法違反(寄付行為)の疑いで、山下市長を熊本地検に書類送検した。

 送検容疑は、初当選した2014年12月の市長選前の同11月下旬、市内の複数の神社での新嘗祭(にいなめさい)に日本酒(一升瓶)を1本ずつ贈り、さらに市議選が行われた昨年4月26日夜、当選者全員にコチョウランの鉢植えを贈った疑い。日本酒については市民が昨年10月、刑事告発し、県警が捜査していた。

 山下市長はこれまで、市議会などで「花は当選者へのお祝い」「日本酒は自分の当選祈願のため、人ではなく神に供えた」などと説明。「(法抵触の)認識が甘く、軽率だった」と話していた。

●当選者に花、熊本・荒尾市長を書類送検 公選法違反容疑
     朝日 2016年2月3日大森浩志郎
 熊本県警は3日、同県荒尾市の山下慶一郎市長(56)が市議選の当選者全員に鉢植えを贈ったり、自身の市長選直前に神社に日本酒を贈ったりしたとして、山下市長を公職選挙法(寄付の禁止)違反の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

当選市議にコチョウラン 熊本・荒尾市長、公選法抵触か
 捜査関係者によると、山下市長は昨年4月にあった統一地方選の荒尾市議選で当選した18人全員に、「当選祝い」としてコチョウランの鉢植え(1鉢約2千円)を贈った疑いがある。また、2014年12月にあった市長選前の11月下旬、「新嘗祭(にいなめさい)」が開かれた市内の神社約10カ所に、自身の名前が入ったのし紙付きの日本酒の一升瓶(1本約1800円)を贈った疑いがある。県警は、起訴を求める意見を付けたかについては明らかにしていない。

 山下市長は県職員出身。荒尾市に出向して副市長を務めた後、県の課長を経て14年の市長選で初当選した。これまで記者会見で事実関係を認めた上で「公選法違反に当たるとは思わなかった」と釈明していた。

 公選法199条2項は、公職にある者や立候補予定者が有権者に金銭や物品などの寄付をすることを禁じている。

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