ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ひねくれ者の新年、信念!

2016-01-02 09:30:35 | 暮らし

 根っからのひねくれ者なんだ。大勢のやることからは常に一歩引く。世間のしきたりとか常識ってやつには斜に構える。大評判の映画やテレビはあえて見向きもしない。スターウォーズを見に行くつもりはないし、NHK朝ドラを腰落ち着かせて見た経験もない。倍返しの言葉は知っていても半沢直樹はただの一度も見なかった。タレントの名前も顔もそのネタもまるでわからない。流行ものに唾を吐きかけ、人が夢中になれば、冷めていく。まるで若造のつっぱりを今に持ち越しているようなものだ。やれやれ。

 だから、大晦日とか新年の、型にはまった大騒ぎは大の苦手だ。紅白に浮かれることもなければ、行く年来る年に感慨にふけるのは虫酸が走る。初詣も家族に促されしぶじふ出掛けたことはあっても、たかだか100円のお賽銭で幸運を祈るいけ図々しさには着いていけない。中でも抵抗が大きいのが、「明けましておめでとうございます」、新年の挨拶だ。たった一晩が明けただけで、すべて新しくなるなんて!?世間に背を向けていた頃の反抗心が未だにくすぶっているのかもしれない。

 だから、年賀状も出さない、といきたいところだが、これは毎年律儀に出し続けている。ここいらのいい加減さが、僕の限界でもあるし、辛うじての救いでもあるのだろう。人間、隅から隅まで原理原則で塗り固めるわけにゃいかない、などと屁理屈で身を鎧つつ、巧みに現実を泳ぎわたっていくわけだ。

 だから、今年も?賀状を出した。一年間の活動報告だ。良いこと、悪いこと、成功、失敗すべて書き連ねれば、それなりに深みは出るのだが、ハガキだからね、スペース限られてるし、と良いことばかり書いてある。読む人は、きっといい気なもんだ、って呆れ果てていることだろう。かと言って、おめでたい言葉と猿のイラストだけ、直筆の一言もない、ただ生きてるよ、ってだけの賀状よりはましじゃないか。今年もよろしくね、程度の軽いノリで受け取ってもらえればありがたい。

 だから、このブログにも載せておく。明けましておめでとうございます、とは言わない。せいぜい、初春。

今年もよろしくね!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする