ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

なんやかんやで、ビデオ係り、お仕事完了!

2023-06-30 10:26:55 | 菜の花座
ええいっ、なんだって、画像が悪くなるんだっ!
せっかく丁寧に舞台を追って撮ったのに。
知ってるよ、DVD1枚、4700Mbが容量だってことも、ケースに書いてある120分録画なんてのもそのまんま受け取れないってこともさ。
だから、2時間ジャストの舞台、前半後半分けて記録しようとしてんだよ。
それでもなお、容量オーバーです、って無神経に警告出しやがるんだぜ、動画編集ソフト:パワーディレクターめ。
そうか、そうか、保存出力する時の画質が高望み過ぎなのね、って、一つ落とし、二つ落とししてもまたもや、警告だぁぁぁ。4700に対して5000あるんだと、本当かよ?
このまんま焼いたら保証しませんよ、だとぉぉぉ、いいさいいさ、尻切れにするならして見ろ!一人でブチギレしつつ焼いてみたら、なぁんだ、最後まで入ってんじゃん!
DVDの録画容量、すべて使い切ってんのかって思ったら、これがなんと70%程度の使用。おい、容量多すぎなら、ぎりぎり目一杯使い切って焼き付けしろよ。ほれ、画質も悪いじゃないか。
でも、俺が悪いんだよ、きっと。4700Mbにぴったり合わせて保存する機能あったはずなんだスマートなんたらって、が、そのやり方がどうしても見つからなかったんだ。使いこなせないIT弱者が文句いってんじゃねえよ、ってことか。
役者、スタッフ全員分で20枚、前後編だから40枚、なんとか焼き終えたのが昨晩遅く。何故って、PCの奴、ちょくちょく躓きやがるんだもの。そのたんび、時間食うオーソライズ、焼くための準備運動ね、を最初からやり直した。
さて、2枚組の上演DVD、真っ白けのまんま渡すのはちょっとなぁ。せっかくのプリンタブルのDVD-Rなんだから、ディスク面に印刷してやろう。
ちょっと待った!
俺の部屋にあるプリンター、ディスク印刷できないんだった。
神さんの部屋の古いプリンター、使わにゃならん。でも、データは2階のデスクトップの方が作りやすいから、階を隔てて電波送れるか?新たにプリンターを認識させてぇ・・・印刷は下で。
これがまた、ちょくちょく途中下車ばっか。ありゃ、半分印刷しただけで止まってるよ、なんて。その都度、階段上がって再度印刷指令を送る、この繰り返し。階段昇降トレーニングなんてしたくねぇ、ってえの。40枚、なんとか印刷終わるのに2時間も掛かっちまった。
が、まずなんとか完成だ。

前編にはチラシの表、後編にはその裏をプリントした。
画質が悪くて、とても家族一緒に楽しく鑑賞ってわけにゃいかんだろうが、勘弁してもらおうか。
これを座員に配って、この度の公演『流れ旅 星の流れに』、一件落着にございますぅぅぅぅ!
チョーン!




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残りもので、我慢、我慢!

2023-06-29 11:42:31 | 暮らし
何のこと、かって?
薪よ薪、河川支障木の払い下げの話しだ。
何なんだよ、河川課!去年は8月だったのに、突如変えるなよ、6月って、それも、23日~26日!
がーん!
菜の花座の公演にぴったんこ当てて来やがった。
仕込みが23日、ゲネが24日、本番が25日、3日間とも朝から公演に掛かりきりだぜ。
なんか恨みでもあんのか?
河川支障木、当てにしてたのによぉ。貰えなかったら、次の冬は越せんぞ!って、そりゃ言い過ぎだけどな。
せっかくため込んで2年分準備して、しっかり乾燥した薪を燃やしたいって思ってたのさ。
ダメだとなると、さらに原木買い足さなきゃならんか?うーん、要らぬ出費になるぜ、もう。
待て、最後の1日公演明けの月曜日も予定に組まれてるじゃないか、あるいは皆さん奪い合いのおこぼれが残ってるかもしれん。いや、そんなの有りっこない、とは思うが、念のため、背に腹は代えられぬ、ってことで行ってみるか。
運よく残り物にありつけたとしても、まず一人じゃ持ち上げられないぶっとい奴とか節だらけで切るのも厄介って代物だろうから、ここは神さんを助っ人に頼んでと。
多分、担当の職員なんていやしないはずとは思ったが、一応、伐採木申込書てのダウンロードして3回分を用意して出発。
おっ、来てるじゃないか、トラック2台!
が、ない、すっからかんに、ない!

2か所ほどに数本ごろんと転がってるだけ。だろうな、そうだと思ったよ。ここ数年、支障木の人気は急上昇、引く手あまたってやつだから。
先に来ていたお兄さんに聞けば、初日は山と積まれていたそうだが、ほぼ1日であらかた持ち去られたってことだった。
まっ、気を取り直して、放置された半端ものたちを拾って行こう。
いや、半端って言うより厄介もの、どれも重いんだよ。
そりゃそうだ、みんな敬遠して行った大物だからな。二人してどうにか軽トラの荷台に押し上げて行く。あっちで数本、こっちでも何本か。
よしっ、1台分手に入ったぜ。

できれば、もう1台分欲しい。端の方を見やると、重機で押っ付けられた倒木、雑木の類の中にカットすれば持っていけそうなのあるじゃないか。

よっしゃー!
第2ラウンドはチェーンソー持って出撃じゃぁ!
刃を研いでくりゃ良かったってほど切れなくて苦労したが、どうにか、1台分確保できた。隣りでやっぱりチェーンソー扱ってたのがなんと置農卒業生、農業しながら、薪ストーブの暮らしやら、キャンプを楽しんでる、なんて近況聞いて、うん、そうなんだ、農業って、すごくゆとりと豊かさの技なんだぜ。
って、ことで、なんとか軽トラ2台分、ゲットだぜぇぇぇ!

軽トラさらに1台分手に入れた他に、若者の満ち足りた様子、こっちも満足感もらえたぜぇ。
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テーマいろいろ、見方様々!『流れ旅 星の流れに』

2023-06-28 14:19:35 | 菜の花座
今回のお芝居のテーマはなんですか?
記者の取材じゃ必須の質問、うーん、困るんだよなぁ、この質問にゃ。
だって一つじゃないんだよ、テーマらしきもの。
狙いを一つに定めて、あちらから迫り、こちらから這い寄るって方法も当然あるさ。それだと芝居の構造がすっきりはっきりで、観客もすんなり入り込めるってことになってる。まっ、たしかに。
でもなぁ、人間てそんなに簡単にそぎ落とせるか?
一品料理って物足りないだろ。いや、シンプル勝負のラーメンだって、チャーシューやら白髪ねぎやらナルトやらシナチクやら取り合わせいろいろ飾って出て来るじゃないか。
まして、演劇においておや、だぜ。
主人公を一人に限定したとしても、悩み、苦しみ、願い、喜び、屈辱、・・・もう万華鏡だろ。これが人間の厚みってもんさ。
まして、今回の『流れ旅 星の流れに』群像劇だからね。登場人物多数、エピソード盛りだくさん、時々のテーマもしこたまってことなのさ。
主役の咲哉だって、若き日の咲哉と老境に足を踏み入れつつある咲哉、それぞれに悩みや課題を抱えてる、当然。
青春の蹉跌とか、自分への不安とか、根を張る生き方への憧れとか、若さゆえの悩みだ。歳を重ねた咲哉なら、終戦の混乱への戸惑いとか将来への不安とか、あるさ、それなりに。

脇役だって、労働争議を三線一本渡り歩く鶴蔵の失望と気迫とかね。

戦時中の性的恥ずかしめをバネに村議選に挑戦する静江の屈辱や憤り、家父長的ボス支配に愛想尽かして、村からの脱出を試みる若者たちとか、村社会から排斥された梅毒に罹ったパンパンの恨みつらみとか、いろんな人生の一コマがちりばめられているのさ。

で、俺は、そんなごちゃまぜの闇鍋が芝居だと思うのさ。
単純明快、悩みは一つ!なんてのは性に合わねえなぁ。登場する人物だけテーマはある、それが現実なんじゃないのかい。
そのあちこちにぶん撒かれた人々の悩み、苦しみ、喜び、連帯、意気込み、その他もろもろを、一つ一つ観客の心に突き刺したいと思っているのさ。
欲張りだねぇ、たった2時間の芝居で次から次と皿を並べてフルコースを堪能してもらおうってんだから。
ただ、この魂胆が図に当たったか?って言うと、ちょっと上滑りだったような気もする。そこは演出が役者の力を十分引き出せなかったせいだよな。
誰だい?演出したのは。
って、今さら、自分にダメだししたって遅いぞ。もっと、台本を読み込んで作者の意図をしっかり生かし切らなくっちゃ。
作者に申し訳ないだろ、って書いたの俺だった。
たくさんの登場人物のさまざまな思い、悩み、何か一つでも感じてもらえりゃそれでいいのさ。
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菜の花座『流れ旅 星の流れに』笑いとダンスは不要?

2023-06-27 15:32:16 | 菜の花座
友人からの手厳しい批評。
ドタバタはダメだって!ダンスや笑いなんかにうつつ抜かしてないでストレートにテーマに迫れ!
うーん、そういう考えあるよなぁ。
古くから演劇に関わって来た人ほど、そんなストレートプレイ信仰?どっぷりなんだよな。
いいのいいの、それはそれでアリ。別に否定なんかしないし、反論する気もない。
で、菜の花座、ドタバタ?だから何?
ダンスのない舞台なんて、信じらんなぁぁぁい!
笑いを狙うのどぅぁぁぁい好き!
って、ことで、人生遠くへ来たもんだ。隔たりは大きいね。仕方ない。気に入らなくても見に来てくれよ。
えっ、そんなにドタバタだったの?ってのが次なる疑問だ。
ドタバタを解禁したのは女二人が鶴蔵を奪い合うシーンとラストの女装コントくらいじゃね?
たしかに、もうちょい品よくやれても良かったか?いやいや、あのどぎつさも悪かぁない。下品も毛嫌いしない、てのが今の俺のスタンスだなぁ。ってぇか、もっともっと羽目を外したっていい。出来れば下ネタだってやりたいくらいだ。あっ、今回も下ネタ仕込んであっただけど、鶴蔵め、適当に誤魔化しやがった!って俺もそれを見過ごしたから同罪なんだが。
笑いが取れる役者って素晴らしいと思うのさ。色気たっぷりの女芸人として描いた役が、コミカルスターになってたり、どんなセリフ喋ってもどう演じても爆笑を巻き起こす役者なんて、ほんと、菜の花座の宝だぜ。
逆に若手美少女の主役には、滑稽、ずっこけ領域にも芸の幅を広げて欲しいって痛切に思うしだいであります。
ダンスにつちゃ、もう、これはもう、論破王ひろゆき見習い、それあなたの感想ですよねって、すまし顔でやり過ごしちまうぜ。
ラストの蒲田行進曲、なんておったまげぇ!のアイディアだし、そこんとこ理解して弾けて踊ってくれた役者たち、もう最高!でもう、これ見て楽しくならない人とはお茶したくない!いや、誰ともお茶なんかしないけど。
あのダンスで早変わりのドタバタなかったら、暗くて辛くて、帰り道、自殺者出かねないでしょ。

カーテンコールをダンスで全員集合!てのも菜の花座の必須アイテムになりつつあって、これももう、一歩たりともゆずる気はないですねぇ。
華やかで、楽しさウキウキ、ほっこりした気分で帰って行って欲しいのさ、お客さんたちには。

もっと、光を!もっとダンスを!
言いたいことは言ったし、楽しい気分にもになれたから、ほら、役者たちのこのやったぜぇの笑顔が弾けるわけなんですよ。


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『流れ旅 星の流れに』鶴蔵があの世から下りて来た!

2023-06-26 18:13:31 | 菜の花座
菜の花座第49回公演『流れ旅 星の流れに』、無事終わった。まぁ、いつものことだが、いろいろあったけどな。
本番当日朝から気揉めしてた音響トラブル、絶対にミキサーの交換を要求するぞ!って気負ってホールに入ったら、
「あっ、別のミキサーあったんでぇ」って見事に肩透かし食わされた。
何だい、だったら昨夜のゲネ終了時に気付けよ。
まっ、こっちも迂闊だった、あんな8chの簡易型ミキサーだけしか備え付けてないわけないんだよ。思い出した、以前は24chの本格的なやつ音響席に設置してくれてたんだ。あれ、あれ。
機器の問題も無くなり、照明の直し等も済んで、午前中最後のゲネを無事?終了したあと、残りの時間をとことん使い尽くして、問題シーンの繰り返し。うーん、なんとか行くんじゃねえか。
と、安心して本番を見ていられるようになったってのが、まず菜の花座の成長だなぁ。途中、セリフが飛んだりした役者もいたりはしたが、観客に気付かれることなく無難に通過、と、思ったら、絶対安全折り紙付きの人が罠に落ちた。
セリフを言い始めたものの続きが出ず2度繰り返しても詰まった立ち往生、ついに笑いを取っちまった。きっと、お客さんも、ああ、これで菜の花座だ、って安心したんだろうな。安堵と声援の笑いだったな。
さて、なんて言ったって、今回の芝居は鶴蔵だぜ。
明治期の実在の人物、彼が労働争議中に作った「足尾銅山ラッパ節」、これを三線かき鳴らしながら歌おうって、無理かもなぁ、って思いつつ台本を書いたんだが、役者、見事やってのけてくたんだ。

オープニングは「ダイナマイト節」、自由民権派の壮士たちが歌い継いでいた曲だ。彼の歌と演奏に合わせて踊る紅咲哉。

予定通り、拍手を引き出せた。
他にも1曲添田唖然坊の「あきらめ節」も演奏してもらったが、やはり圧巻は「足尾銅山ラッパ節」!10番までたっぷり披露してもらった。もはや、三線ライブ!?
聞いていたら、本物の鶴蔵が下りて来た。
なんか感慨深げだったなぁ、「ありがてぇ、俺の曲、歌ってもらって。でも、今でも通用するのかい?こんな歌が・・・」
「残念だけど、今はまた、貧乏人が虐げられる時代に逆戻りしてるんだよ」って答える、俺。
そうなんだ、この芝居、明治や終戦直後を描いているが、当時の課題がそのまんま今に通じてるってのが、一つの大きなテーマなんだよ。
貧困・格差のこと、女性の社会的地位の低さや性的暴力の問題、地方のボス支配、ぜぇんぜん変わっちゃいないだろ。
初の女性参加の機会となった終戦から2年目の地方選挙、女たちの思いを背負って村議選に出馬した静江に、
「古ぼけた妖怪は過去の骨壺で永眠しなけりゃいけないんだいね!」
って叫ばせたんだが、このセリフ、映画「妖怪の孫」を意図したものだって、伝わったろうか。まっ、無理だろな。
でも、鶴蔵の心の叫びや静江の思いは、たしかに人々の心に届いたようだから、いいんだよ、作者としちゃ満足だぜ。
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