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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

認知症サポート講座コント2025台本渡した!

2025-08-26 09:38:05 | 菜の花座
盆明けにって締め切り、きっかり守ったぜ。
菜の花座のコントメンバー、やる気満々だからね、遅れちゃなんねって頑張った。

ショートショートを幾つかつなげる形、前回好評だったから、今年も踏襲。3本のコントで上演時間12分を目指した。



1本目は自分の行動の意味が理解できず、常にわけわからぬながら謝っている男の話し。
コンビニでパンを万引きしたけど、罪悪感なし、店員に責められても理由がわからず、ひたすらその場をやり過ごすために謝罪を繰り返す。店員は深読みして、困窮のためのやむに已まれぬ行動だと同情、さらに多くのパンを持たせてやろうとするが・・・

第2話、若年性認知症、記憶がすぐに薄れて行ってしまう症状の話し。パン屋の店員だが、前掛けにはメモがいっぱい貼ってある。それでもお客さん対応ができてしまうというおおらかパン屋さん、あればいいねぇ。

最後は演劇療法、演出家を招いて認知症の人たちが芝居作りに励む。それぞれが、異なる症状を持っていて、行き違いの連続。演出家は腹を立てるが、実は彼もやたら立腹するという認知症。

これら三本、その都度、解説役が誤解のないよう、思いやりで接することを観客に伝えて行く。この役割、前回は少年探偵コナンにやってもらったが、今回は、ファミレスでお馴染み、配膳ロボットに担ってもらうことにした。

演技は得意だが、ものづくりは苦手のコントメンバー、道具製作に困り顔だったが、それも含めて作品作り、仲間同士知恵を出し合って、乗り切ってよね、って後はすべてお任せした。

自分たちで工夫してやり切るってことほど、勉強になることはない!
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バラエティ演劇?が理想だなぁ!菜の花座公演『あぁ!ふるさと神扉☆喜怒哀楽♡』

2025-07-01 09:52:29 | 菜の花座
カーテンコールはダンスで締める、てのは、もう菜の花座の定番になったよな。
「下手なダンス止めろ!」
って、アンケートに書かれたって、なんの、挫けるもんかい。

ダンス苦手メンバーが目障りなら、メインダンサー二人を前面に押し出して、切れ味鋭いダンスに目を向けていただこうか。

オープニングだってダンスで幕開けしたからね。曲はカーテンコールと同じメイリアの『極楽浄土』、明るくポップでちょっと田舎の夜祭の妖しさを感じさせて、今回の芝居にぴったり!って思い込んでるんたけど。

オープニングとラストで見せ方はまるで違う。

幕開けでは、二人のダンサーを前後に配して、光と




影のように仕上げた。

ダンスはさらにもう1曲よあそびの『アイドル』。こちらはバックダンサーにオタクダンスを踊らせた。


オタダンスメンバーは黒衣装で姿は闇に融け込み、激しく振るペンライトの明かりのみが踊り手を応援するって趣向だ。


意表を突く真っ白な衣装が次々変わる照明に映えて、魅力的なシーンが作れた。そう、アイドル志望の少女が金持ちスポンサーにアピールするという設定で仕込んだ。

日本舞踊だって、負けちゃいない、お師匠さんがいるからね。『黒田武士』を槍を小脇に凛々しく踊り切った。



こちらは神扉村の秘酒を売り込むパフォーマンスだ。頑固酒造の前垂れも注目の仕上がりだな。


ついでに、こちらの角樽と提灯も道具さん渾身の作品、ラストシーンを彩ってくれた。

と、なんと4曲もダンスや踊りを放り込んだ作品、やりすぎとか、必然性がない、とか、言うなら言えよ。
演劇なんて、人を傷つけなけりゃ何でもありなんだよ、形にはまる必要はない。やって楽しく、見て面白けりゃそれでいい。
お客さんだって、慣れて来るのさ、
あぁ、菜の花座だったらありだよね!って。

ダンスや踊りにコントもふんだんに配して、それらを社会性のあるストーリーで繋いでいく、これが菜の花座のニュースタイルってことで、
お馴染みさん方、よろしくねぇ!


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菜の花座『あぁ!ふるさと神扉☆喜怒哀楽♡』終わった!

2025-06-30 10:46:13 | 菜の花座
菜の花座6月公演『あぁ!ふるさと神扉☆喜怒哀楽♡』無事終わった!
今回も、綱渡りは同じ、
2週間前に役者交代とか、公演前1週間から参加の出稼ぎ役者とか、前日と当日の2回に分けてやっとこゲネとか、
幾多の難関をなんとか乗り越えて、どうやら、成功!って言ってもいいのかな?



爆笑目指して突っ走って来たこの舞台、
えっ?受けてないんだけど・・・
笑い、薄くて寒いんだけど!

なんだ?どうした?
ギャグ自体が腐ってるのか?
演出が道間違えたか?
役者の力量か?

こりゃ、真剣に考えなきゃならんなぁ。役者は指示に従って精一杯やってくれたわけだから、笑いに導けなかった演出の力不足ってことだな。
もっともっとギャグを磨き、演技を鍛えていくしかないな。

と、かなり落ち込みつつビデオカメラ回してたら、おっと、アングルから役者消えちまった!いかん、しっかり舞台を追うんだ。

笑いの神様は、突如、やって来た!

女二人が飲んだくれて日々の鬱憤をぶちまけるシーン、2種類の酒、哀し酒と怒り酒、この怒り酒のがぶ飲みが観客の笑いスイッチをオンにした。

そりゃ、このシーンが受けるはずだとは思っていたさ、田舎の女たちのやりきれなさが一気に爆発するわけだから。幾つも伏線も張り巡らしてあったしね。でも、怒り酒を飲み始めとると同時に笑いの渦、二人がついに酔いが回ってぶっ倒れるシーンでの爆笑とともに拍手喝采!あっ、写真撮ってない!

こうやって客席が暖まってくれるとあとはやり易い。哀し酒と怒り酒の飲みっぷりから、詐欺師の正体がばれるところも二人の飲みっぷりの巧みさも相まって、




わざとっぽいストーリーもすんなりと受け入れもらえた。

ラストまで走り切って、 


ちよっとアンコールの拍手も起きそう?になったりとして、
恒例のカーテンコールダンスも手拍子も客席全体に広がって、役者たちの力演を称える暖かい声援となった。

さぁ、この予期せぬ反応の展開をどう考えるか?次回公演まで、いや、この先ずっと追及していかにゃならんだろうな。

って、ことでまずは目出度く終演!

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またまたまた!ゲネ終わらず

2025-06-29 07:46:30 | 菜の花座
今日ですよ、菜の花座公演『あぁ!ふるさと神扉☆喜怒哀楽♡』。



やっぱり、って、言うか、いつものことって言うか、前日ゲネは最後の2シーン残ってしまった。
今日の午前中に持ち越しだ。

やっぱり仕込みを1日減らしたことが響いたな。
装置の建て込みで舞台監督さんが、色作りで照明さんが頑張ってくれたけど、ゲネ前の合わせリハーサルに手間取ってしまった。

けっこう場転も多いし、ものの出捌けもちょくちょくで、これ、菜の花座の苦手分野だからなぁ。
割り切ってぱっぱとやる人より慎重派が多いせいだな。

8割がたまで行ったゲネは、まあまあだったかな。
笑いのシーンは受けるだろうなって感じられたし、ダンスシーンの仕上がりが思ってた以上だった。オタクダンスのバックダンサーもペンライト技が光ってた、あっ、当然か、メインダンサーも魅力的だった。

これまでの各自の持ち味生かしつつ、新たな境地を見出した役者も少なくない。

失敗さえしなけりゃ相当楽しみの多い舞台になりそうだ。

さっ、まだ間に合うよ、お近くのみなさん。

川西町フレンドリープラザで1時開場、1時半開演だ!
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出稼ぎ役者、今年もやって来た!

2025-06-27 09:49:56 | 菜の花座
本番まで1週間を切った。
休みなしのぶっ通し追い込み稽古に入ったぜぇ。

菜の花座6月公演『あぁ!ふるさと神扉☆喜怒哀楽♡』

今年は、仕込みを土曜日1日で済ますことにしたので、金曜も稽古できる、なんか余裕?
なわけないだろ!
まだセリフが入ってない奴もいるんだぜ、トホホ。
ダンスや舞踊もあって、そちらも演者任せ、大丈夫だよな?

が、そこは菜の花座、稽古場は笑い沸騰、賑やか和やか!
そりゃそうでしょ、やって来ました出稼ぎ役者、エンターテイナーHの登場だもの。

登場は一場でもいい、セリフも一つでいい、何が何でも舞台に立ちたいからって、京都から駆けつけた1週間限定の出稼ぎだ。
いやいや、稼ぎなんてできっこない、ギャラなんて出ないから。足もアゴもすべて自前、1週間、米沢にホテルを取って稽古に通う。

なんだ、なんだ?この熱意、この執着!
菜の花座に寄せるこの執念!?

打ち上げが楽しみで通ってくるんだろ?なんてツッコミもものともせず、仕事も家族もかなぐり捨てての旅舞台だ。

一緒に稽古できるのは、たったの1週間!この短い時間で合わせて仕上げにゃならん、当てる配役もシーンも限られる。
前回は、館に居ついた屋敷霊の折伏を任され法印様というかなりトリッキーな役、出番はせいぜい5~6分だったが、取りつかれたような騒々しさでコミカルな時間を作り出してくれた。



今回は、超超超の大金持ち、ふるさと納税の大のお得意様という役どころ、金に飽かせて地域の名産、特産を漁りあるく、ついでにその地のいい女にもちょっかい出して、というぴったり?のはまり役。

普段の暮らしそのまま?やり易いに違いなく??セリフはバッチリ、衣装も事前に打ち合わせ済み、地酒を味わうシーンなど、毎夜の経験がじわりとにじみ出て、ほぼ、ダメだしはなしの仕上がりだ。
地元役者たち、煽られる、煽られる。

京都からのお土産5色のシガールとともに、彼のやる気と爆笑力が作品を一気に仕上げに押し上げてくれるに違いない。

また、美味い打ち上げ酒が飲めるぜ!
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