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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

てへっ、花かごなんて貰っちゃった!

2025-06-03 10:07:45 | 菜の花座
祝賀会なんて、面倒だよなぁ、付き合わされる人たちも迷惑だろうし。
県民芸術祭の優秀賞?う~ん、わざわざお祝いするほどのものか?って、大きく出やがって、嬉しいくせに。

まぁな、長く、26年も続けて来た劇団活動とか、その間55回の本公演とか、合い間にはコント大会とか、出張公演とか、もろもろ合算すりゃ、ここらで、よくやった!って、拍手したっていいのかな。

『蒼き森の館』って作品、かなり良い出来だって、自画自賛したくなる程度には満足行くものじゃあったし、役者さんたちの演技や舞台装置なんかも受賞理由に上げられてたことでもあるし、記念すべき舞台じゃあるよな。

って、ことで、極力、いつもの打ち上げのまんまで、最小限の来賓お呼びして、飾らず奢らず菜の花座歴代団員の同窓会ってことで開催だな。

打ち上げ同様とは言っても、舞台はねた後の高揚感はないわけだし、お客様もいるとすれば、受賞作品のダイジェストビデオの上映と簡単なパンフくらいは作るか。

2時間超の舞台を削りに削って、よし、出来た!と喜んだら40分超えてて、最初からやり直し、どうにかこうにか10分に縮めた。パンフはチラシの裏表や舞台写真、公演パンフや台本からの切り取りで、手軽に仕上げた。

さて、祝賀会本番。

硬いなぁ、俺、挨拶とか下手だし、来賓には心地よい言葉もらったけど、なんたって、ビデオの内容がなぁ、生贄として米軍将校の性的相手に差し出された女の話しだから、暗いよなぁ、これは。

でも、参加者18人の自己紹介となると、徐々に場がほぐれ始めた。菜の花座の一人一人の思いを込めた自己紹介、それぞれ趣向をこらし、話術を駆使して語る言葉の数々、しかも、酒飲み料理をつまみながらも、無駄話することなく耳を傾ける雰囲気、菜の花座の伝統なんだよ。各自が菜の花座や演劇との掛け替えのない関わりを伝えて、これがとても良かった。
何といっても、団員それぞれの大切な思いが詰まっているからね。

酒も適度に入って、いよいよお待ちかねの出し物登場。
最初は新しく入団したGさんのギター弾き語り『サバの女王』、熱演!一時期ギター片手に演奏して回っただけのことはある玄人はだしの演奏、一気に盛り上がった。



続いてAさんの三線かき鳴らしての沖縄民謡、うーん、聞かせるねぇ、演奏はやとちる場面もあったが、太く張りのある歌声は惹きつけるものがあった。拍手喝采、大盛況でアンコールまで披露してくれた。



そして、とりとなれば、菜の花座の名取Hさんの『夢芝居』!まさに、劇団にも、この場にもピッタリの妖艶な舞踊を披露してくれた。



彼らも自慢だろうが、俺としてもこういう芸の持ち主と一緒に仕事できることに感謝だな。
もちろん、他の無芸?失礼!な人たちも自分たちの多くのものを掛けて菜の花座、そしてその舞台に情熱を傾けてくれた。こういう素晴らしい関係を築き上げられたってことが、何よりの祝賀だよな。

で、お開きの直前にゃねサプライズで花かごなんて貰っちまって、いや、もう恥ずかしいから止めてくれ。こういうの苦手だから。と照れたり拗ねたりしながら、全員記念の写真に納まった。



ってことで、やっぱりやって良かったってことだぜ。


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菜の花座、県民芸術祭優秀賞!

2025-05-30 11:42:33 | 菜の花座
まいったねぇ、田植え前日に授賞式だってよ。
忙しいんだ、田んぼの水抜いたり、苗箱をプールから引き上げて水気切って、品種ごと、用途ごと仕分けして、・・・

まっ、せっかくくれるってんだから、ありがたく頂きにあがらんとな。と、心を鎮めつつ、朝仕事を済ませて山形直行。
ええーっ、駐車場満車!うわっ、どこに止めたらいいんだよ?えーと、えーと、この辺りで駐車場は?グルグル走り回って、周囲一周、おっ、空車の表示出てる、やったね、やりましたね、歩かないで済む。


2階のホールに駆けあがったら、ありゃもう始まるところだ、俺が最後でうけ付けの人、気揉んでたみたい、すまん。

菜の花座からの参加は花形女優、舞台監督、中堅売り出し中と俺の4人。俳優二人はきりっと正装で決めてる、に対してジジイ二人は、ジーパンに菜の花座ジャンバー、年取るとこれだ!うぜえんだよ。

面倒くせぇ、って言うか、礼服以外に正装衣装なんて持ってねえし。

受賞の壇上に上がるのは、当然、花形女優だぜ、受賞作でも主役として渾身の演技を見せてくれたしな。



そう、30年前の自分と早変わり、なんて荒業もやってのけてくれた。彼女しかない、壇上は華やかに!

授賞式終わって懇親会、鶴岡から、高校演劇顧問仲間のI先生率いる若手演劇集団来てた。久しぶり、二人とも退職後も地域で活動続けてて、偉い、偉い!お互い褒め合った。賞状もらうよほどうれしいさ。

100名ほどの参会者だが、華道やら絵画やら書道やら多岐にわたるグループの方たち、これは外から眺めるだけ、いやぁ、川西同様、芸文は年寄りの社交場だなぁ、ってのが感想だった。

めちゃくちゃまずい会食弁当無理やり飲み込みながら、やれやれ、受賞はありがたいが、式典と壇上とか表舞台てのは、不向きだぜ、俺は。

高齢者多いせいか?宴会は1時間でお開き、おぅ、それはいい、助かった。

さっさと帰って、明日の田植えの準備しなくっちゃ。

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芝居のオタダンス取り入れたら、なんと!

2025-05-15 08:25:29 | 菜の花座
菜の花座6月公演は『あぁ!ふるさと神扉☆喜怒哀楽☆』、
名前からしてたわいないよな。

そうさ、決めたんだ、年二回の公演のうち、初夏公演は馬鹿々々しくも、にぎにぎしくも、コミカル一直線!



サブタイトルからして、
「マジ?ほんと?なんて聞きっこなしよ
   笑えば神扉は全解放!」

降って湧いたる「ふるさと納税」の大チャンス、
返礼品の開発に目の色変える村役場職員たち!ってことだから、
ま、気楽に居眠り半分見てもらおうって舞台だ。

と、なるとどう笑いを取るか?干からびつつある俺の頭を揺すりに揺すって、昭和のギャグやら、昭和歌謡、なんてのばっかりでは芸がない。
せめて、ダンスは今風にyoasobiの『アイドル』。
だったら、当然バックはオタクダンス!
若けぇの、中年、お年寄りの3人組で踊ってもらうことにした。

まっ、出来る範囲、無理せず気楽な振り付けしてよ、って頼んだ相手が間違ってた。
彼、とことん、こだわる頑固者だったんだぁ!

以前の芝居じゃ、三線の弾き語りなんて役組み入れたら、なんと、沖縄まで習いに行っちまった男だった。

しかも、徹底的に調べる学究派、聞けば、論理構成はできた、だってよ、はぁぁぁ?

その論理構成とかを実地に演じるために劇団の若手ダンス名人?に教えを乞うってことで、初お目見えの稽古が、これ。




なるほど、論理構成の意味がわかった。
振りにいちいち名称が付いていて、さらに、それをどうつなげるかもセオリー?があるってことなんだ。
<OAD6回→ニーハイオーハイ→OAD4回→ソイヤ(4突き)これを繰り返す。 >
なんてネットにもちゃんとあるじゃないか!(ヲタ芸基本構成)
オタ芸も正しくはヲタ芸、なんだぁ。

いやなんか、激しいぞ、全身全霊で推しを応援すぜぇぇぇ!って気迫がこもってる。



さすがこだわりのオタ芸チーム!
あっ、お年寄りは早くも別メニュー決定。

ステージ前で踊るダンサーより注目浴びそうだぞ。

他にも舞踊の名取さんには黒田節を踊ってもらうことにしてるし、
今回もサービス精神満載の舞台になるぜ。

しけた世の中、怒りも沸騰しきって意気消沈、せめてもの菜の花座、肩の荷下ろして、お気楽な時間、楽しんでもらおうじゃないか。

とは言っても、なにかと口出ししたいお年頃、田舎の女の恨みつらみ!も盛り込んでるんで、よろしく。
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台本書き、突入!

2025-03-19 10:02:11 | 菜の花座
あと、2週間!
書けるのか、そんな短時間で?
って、書かにゃいかんのだよ、団員待ってるから。楽しみにしてるから。本当?

行けるぞ!これで、って偉大なる天の恵み、悪魔の囁き?燦然たる閃きが降りてきていない状態、これで始めるって、かなりヤバイ。韓ドラのせめて爪の垢並のストーリーを紡ぎたいって、無謀な願望、無理な野心、引きずってるから、ダメなんだ!

所詮は俺、才能なし、行動なし、知識なし、今ある思い付きのストックで、なんとかやっつけるしかないって、諦めて、ともかく、突入だぜ。

6月公演はシリアス方面まるでなし、ただただ馬鹿々々しく、面白い舞台を作る、それがコンセプトなんで、大まかに設定決まったら、あとは行き当たりばったり、ギャグやナンセンスがひょこんと飛び出してくるのに任せる、それしかない。



とは言っても、笑いとの取れるシチュエーションとか、キャラの設定とか、ストーリーのハチャメチャさとか、そこそこ目途を付けておかにゃならん、ってことで、まず、

登場人物の解説を、これまでになく丁寧に書き始めた。生い立ち、立場、人間関係、目標、癖、特技、・・・なんか、笑いとつながりを最優先に、キャラ決めしてみた。

これ書ければ、後は、行き当たりばったり、アイディアも浮かんでくるはずさ、これまで通りなら。
が、

今は今、以前は以前、浮かばぁぁぁん、何も出て来ない!どん突き、行き詰りって、大いにあり得るぞ、脳は老化曲線まっしぐらだから。

まだ2週間あるじゃん、って、3月後半期、台本に没頭しちゃいられないんだぜ。
味噌の仕込みはある、種もみの塩水選もある、雪解け具合によっちゃ、野菜の種蒔きだって待っている。
それと、令和の百姓一揆!東京でデモ、これは行かねばならん。

うーん、これはうかうかしておれんぞ。ブログなんて見限って、ジムトレなんて後回しにして、台本書きにかじりつけ!
なんて、全力集中したからって、頭はパニック、無回転、さっぱり進みゃしないんだ。

まっ、いつも通りの、ぐうたら、ぼちぼちページを埋めていくしかないんだけどな。
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県芸術祭優秀賞受賞!副賞が欲しい?

2025-03-01 09:53:26 | 菜の花座
なに、はしたないこと言ってんの、褒めてもらっただけでありがたく思えって。
菜の花座の昨年11月公演『蒼き森の館』、山形県県民芸術祭で優秀賞受賞!

そうねぇ、いい作品だったって思うよ、っていつだって素晴らしい出来だって自画自賛してんだけど。



米軍将校による性加害って題材、沖縄の女性たちのどこまでも続く悲惨な現実も少しクローズアップさせられたし、あっちこっちで性暴力の話しが絶えない今だから、時代に刺さる部分はあったと思う。



それと、村人の同調圧力と部外者排除の辛い側面にも暗い光を当てたから、ここらは、県民芸術祭の好みじゃないかもしれない。



って、自分たちの未熟さ棚上げして何言ってんの!って話し。

貰えるもんなら、大賞が欲しかった!って、図々しい、けど、本音だから。
金と銀は違う、優勝と2位じゃ雲泥の差ってよく言われるとおりさ。

副賞がねぇ、大違いなのさ。

えっ、賞金とか出んのか?
いやいや出ないだろそんなもん。世間の注目!ってやつ、メディアで紹介っての。大賞だったら、大きく取り上げてもらえるだろ、芝居の内容も劇団のことも。

それそれ、それ欲しかったのさ。菜の花座の存在知ってもらえれば、地域での認知度高まるじゃないか。ここまで菜の花座、コアなお馴染みさんは掴んじゃいるが、世間じゃ、へぇ、川西町に劇団あったんだ、とか、知ってる人でも、あぁあの素人田舎劇団まだやってるんだ、程度に軽く流されてるから。

大賞とって大々的?に報道してもらえれば、地域での関心も高まるし、観客も増えるだろうって心から願ってたのさ。

も一つの欲しかった受賞効果は、この知らせを聞いて、新たに団員が集まらないか、って願望。これが大きい。紹介記事の中に、強力団員募集中!っての入れてもらいたかった。

団員の平均年齢、軽る~く還暦超え?で、ぽろぽろとリタイアが出始めてるし、結婚、子育て離脱中の女性たちが戻ってくるにゃまだしばらくかかりそうだし。
なんとか、これを機に、新鮮な役者の血と汗で舞台を元気に弾けさせたいって、これ痛感!

なっ、だから、副賞、欲しいんだよ、って、
このブログ見て、菜の花座、入ってもいいかも?
なんてもの好きいないだろうしな。

コメント (4)
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