ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

菜の花座公演『悪人なおもて』へラストスパート!

2024-06-17 08:49:49 | 菜の花座
いよいよ、あと1週間!

いつものことだが、本番あっという間やって来る。
まだ仕上がってないよぉ!
まだ、せりふ入ってないよぉ!?えっ、ウソだろ??

って、誰だって不安に思うよな。せっかく、コメディ役者誕生!と、目一杯セリフも登場シーンも増やしてやったのにぃ、

おい、チャンスなんだぞ、しっかり掴め!

って、ことで、綱渡り、ちょくちょく落下の通しだった。が、まぁ、なんとか渡り終えたかな。

あんまりだぁ、これじゃ舞台開けられない!って声が轟然と湧き上がって、明日から本番まで毎日稽古することになった。
って、言っても仕込みもあるし、道具の積み込みも組まれてるし、ゆとりはまったく保証外だ。
あとは、役者の自覚あるのみ、って、演出の責任は?

いや、俺は、挿入の音楽拾ってきたし、後は、書き足したラストシーンの動きを完成させるだけだ、って違う、違う、まだまだ動きもセリフ回しもぎこちないんだ、これだってとことん手を入れ、口を挟んで直して行かんとな。

で、場転の時に流す音楽なんだが、なんと!

Darty Dozen Brass  Band 



ニューオーリンズ生まれのファンキーでソウルフルなブラスミュージックだ。1977年から活動継続中!って、もはや、ジジイバンドだな。
が、これがとてもいい。コミカルな味わいに乾いた情感があのニューオーリンズバンドのリズムに乗って歩きまわる。

もう直感だぜ、これ思い出した時は、やったぁ、解決だぁ!って踊り上がった、が、団員の評判は、

なに?これ。チンドン屋のアメリカ版?
こんな演奏、この芝居に合うの?

ってほとんど無視!

いいさ、いいさ、絶対はまちゃうんだからね、って、音楽挿入を強行。

ほら見ろ、この作品『悪人なおもて』の場転にぴったりじゃないか!
って納得してんの俺だけか?

いや、大丈夫、信じなさいよ、俺の音楽センスをさ。前回作品のK-POPだって意表を突いたが、使って見ればはまってただろ。
作品の持ち味、雰囲気に音を合わせるのにゃ自信あるのさ。それも、在り来たりのマッチング狙わないところが、凄い!ってなに手前褒めしてんだよ。

誰も感心してくれないからね、団員は。

でも、自分じゃ、こういう何気ないところのきらりとセンス、大切だと思ってんだよな。

まっ、眉に唾しながら幕間を楽しんでくれよ。
って、違うだろ、楽しむのは芝居の方だちゅうの。






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菜の花座公演『悪人なおもて』まで1カ月!

2024-05-25 09:13:56 | 菜の花座
田植え、田植え、田植えに全集中!
で、忘れてた?いや、忘れちゃいない。
ただ、ただ、・・なんだ?

ちょっと、気持ちに距離があったかなぁ、菜の花座6月公演『悪人なおもて』。もちろん、稽古には欠かさず行ってるんだが。
なぁんて、いつまでぐうたら決め込んでるんだよ!

なんと本番まで1カ月!うひゃぁ、大変だぁぁぁ!

チラシ・ポスターもできたし、チケットももらった。いいよ、デザイン。



制作方面は着々、動いてくれてる。



問題は演出?!

いや、そこもそんなに焦りはないのさ。なんたって、軽い作品だし、日ごろより1時間近く短いし、お芝居的には、難しいところはそんなにない。今の菜の花座の役者たちなら、一聞いて、八くらいは自前でやってくれる内容なんで、難易度は低い。

手抜き?ってことじゃない。詰まらない?わけでもない。

オーソドックスな作りだからってことだ。内容はもちろん、面白い。ここは言っておかなくっちゃね。

裏金・脱税・盗人議員・政治家たちの赤裸々な実態を、これでもか!としゃべり倒してある。昨日も新しいギャグ?「世耕のドンペリ」をセリフに追加した。

こんなに追及されてるのに、次々とやらかしてくれるから、ネタは増えるばかりだぜ。あんまり役者を泣かせるな、って。あっ、俺が追加しなきゃいいのか。

汚い政治、醜い政権党の緩み弛み切った実態を大いにあざ笑ってやろうじゃないか、それがこの舞台『悪人なおもて』だ。

悪事に熱中する輩が地獄に落ちるなら、善人面して世の中牛耳る者共も一蓮托生だ!不埒な政治家ども、まとめて業火に焼かれろ!って、ことよ。

ただ、火炎地獄で悶え苦しむところまで描き切れなかったのが、致命的欠点なんで大いに残念なんだけどな。
そこはいつか続編でも書くとして、まずは、大いに嘲ってやろうじゃないの。


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だろうな、安部から100万円!

2024-05-10 09:27:30 | 菜の花座
地方紙、スクープだぜ。
<安倍氏、2013年参院選で候補者に現金100万円 「裏金」か 収支報告書に記載なし(中国新聞デジタル)>
執念深く調べたもんだ、お見事!



内閣官房費からか、あるいはパー券その他の裏金か、どっちにしも、金で票集め、人集めしてたってことで、まっ、所詮は安倍はこんな男だったし、自民党はこんな政党なんだってことよ。

菅が安倍政権の官房長官時代に手にした内閣官房費、86億6千万円のうちかなりの額が、こんな使い方されてたんだろう。選挙の応援に入るたびに100万とかぽんと渡して来る、これが常道だったって身内の証言もでてきた。

ともかく、内緒で使える金の流入ルートは多々あって、今問題になってるパー券キックバック裏金ばかりじゃなく、官房機密費とか、政策活動費なんてのもあるから、闇金の資金源は潤沢なんだ。
そのくせ、海外視察とかだって身銭は切らないしみったれぶりだしな。

金にゃめっぽう汚いない奴らが自民党政治家、その守銭奴ぶりを大いに笑い嘲ってやろうってのが、菜の花座の6月公演『悪人なおもて』だ。
安倍晋三が残した政治資金、昭恵未亡人が返却せずにため込んでるだろ、あれと同様の闇金の奪い合いをストーリーの核にしてるんだ。あっ、もちろん、選挙時の応援裏金も河井メモ「総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100」 ってあれな、ともども登場する。

最初に書いた第一校じゃ、女のための女だけのガールズバーを作るって提案でいがみ合う女たちが一つにまとまる結末にしんだが、
ひんなの全然悪人じゃないじゃん!菜の花座的ハッピーエンドだねぇ、って不満も吹き出て来て、ええい、最後まで醜く金の奪い合いに徹してやれ、ってことで、短い解決編、いや、まるっきり解決しない、を書き加えた。

と言っても、本物たちに比べれば、あくどさも他愛無いものなんだけど、まっ、菜の花座としちゃ画期的な、登場人物すべて悪人!って作品ができることになる。

お客さんにゃ、笑ってもらいながら、ヤジ飛ばしてもらえるような舞台になれば面白いと思ってる。

れいわ新選組の増税ダメデモじゃないが、
「裏金議員は、逮捕だ!」
「御用だ、御用だ!」
ノリで政治をおちゃらかしたいもんだよぜ。



コメント (2)
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政治家のダメさを笑いのめす!

2024-04-12 09:40:34 | 菜の花座
菜の花座新作、『悪人なおもて』!そうさ、稽古に入ってる。
東京公演から帰って4日目には稽古開始、ってことはもちろん、台本も完成!凄い、よくやった!って褒めてやれよ。



忙しさに振り回される中で書いたからねぇ、そりゃ浅いさ、薄いさ、たわいないさ、気楽な娯楽作品だ。

中身は政治のパロディ、徹底的に政治家とそれを取り巻く人たちを笑いのめしてみた。ここ数年内に起きた不祥事はほぼ網羅したつもりだ。
もちろん、ダンサー口移しチップ懇親会も緊縛プレー二次会も書いたし、エッフェル姉さんネタやそれのおまけみたいな赤ベンツ不倫や幽霊秘書も出て来る。
槍玉にあげたのは自民党ばっかじゃないぜ。中条きよしの「うそ」だって見逃すもんかい。

金にまつわる疑惑、中でも目玉のエピソード、裏金ガッポもしつこく出て来るが、メインは内閣官房機密費86億8000万円の使い道だ。当然、選挙の隠し玉として威力を発揮しただろうが、その一部が政治家の事務所に現ナマとして隠されていたってお話しだ。

その秘密の資金に群がる人たち!
そう、この作品の次なる特徴は、登場人物がすべて悪人だってことなんだなぁ。法律違反なんて平気の平左、汚れた金を奪い合う。唯一の善人?はパワハラ被害者の政治家お抱え運転手のみ、やれやれのお粗末。

救いようがないっちゃ、その通りで、それをいかに笑いつつ、楽しんでもらうか?ここが作者の腕の見せどころってことにだよな。

第一稿じゃ、ついつい弱気になって、登場する女たちで、女による女のための女だけのパブを実現しよう!なんて気勢を上げるシーンで幕を下ろそうかって思ったんだが、
それじゃ全員悪人の看板に偽りありだよな、なんせ、タイトルが『悪人なおもて』だから。盛り上がって乾杯してダンスで盛り上がったあと、醜い金の奪い合いが始まるってショッキングな幕切れを準備することにした。って、あっ、ネタバレしてるしぃ!

まっ、いいさ、その他にも仕掛けはふんだん、お楽しみにゃ事欠かないからさ。

ほら、台本の表紙、なんで忍びの者がイラストされてるの?

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月並みですが、東京公演大成功!

2024-04-01 10:25:08 | 菜の花座
2日で3回の公演、躓くことなく、滑ることなく、飛ばすことはちょっとあったが、金返せ!時間無駄にした!など不満をぶつけられることもなく、最後までやり通せたぜ。



緊張で固いながらも気迫で乗り切った初回、慣れでややテンション不足の2回目、を乗り越えて、最後はもうすべて出し切っての上出来舞台だった。お客さんの反応の良さにも助けられたし、仕込んだ?サクラも巧みに笑いをリードしてくれたからね。




評判もなかなかのものだった。





終演時の会場出口路上でのお客さんとの交流は果て知らず延々続き、邪魔だって!通行の妨げと、不安に思うほどだった。感動の気持ちを伝えたくて立ち去りがたい、あるいは一緒に写真を撮りたいというお客さんも多く、30分近く客だしが続いた。ご通行の皆様、ごめんなさい!

事前のポスター掲示依頼の際、手厳しいお言葉をいただいた近所の商店主さんにも大絶賛と差し入れチョコレートさらには寸志までいただけた、って、そうとう気に入ってもらえたんだな。

舞台を見た館主さん、退館時には、来年も来なよ、毎年来るといいよ、って心強い応援ももらえた。

ただ、審査員に関しては、生真面目一方の堅物なんだって。終始渋い表情で舞台睨みつけてたからなぁ、あっ、こりゃダメだ、駄洒落やギャグに寄り道する菜の花座、論外だろうな、と諦めはついた。
まっ、そこは人それぞれ、好みいろいろだから、仕方のないことさ。

田舎の細々弱小劇団が、2日3回の東京進出公演を、ほぼ完売、満席でやり遂げたってことが大きいさ。7割入れば願ったりだって踏んでたからね。

団員が伝手を頼りに集めたお客さんが主体じゃあったが、東京川西会とか米沢有為会とか、フレンドリープラザの諸事業の関りで来てくれた方も多かった。改めて、お取次ぎいただいた方々に感謝だな。

SNSやチラシなんか見て来てくれた人も少なくはあってもいたってことも元気になるなぁ。

今回の公演が菜の花座への興味関心を高められたのは間違いない。ただ、それも小さな範囲じゃあったし、狙いとした都会の若い人たちや日ごろ演劇に接する人たちへのアプローチは実現できなかった。

と、なると、数を重ねるっきゃないだろ!って、ことはまた行くってことか?

ええーっ!




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