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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

元気を上げる!元気をもらう!『夢芝居』公演

2009-08-29 18:09:36 | 地域文化

 演歌ショー『夢芝居』公演の初日!会場は飯豊旅館『がまの湯』。お客さんは川西町犬川地区老人クラブ連合会ご一行様。早朝から雨、でも、心配は無用!置農演劇部の公演は必ず晴れるから!!ほんとうかい?これほんとのほんと!だって、子どもミュージカルで天気が悪かったのって、3年間30回以上やっていて、昨冬の和田小学校公演だけなんだから。信じられない話だ。けど、ほんと。で、今日も当然のこと、集合の8時半には雨があがった、どころか、お日様ぎらぎら。おいおい、走るのにちょっと暑過ぎだって!正直者ケンタローの「ええーっ!10周」の一言で、12周に増えてしまったランニングも照りつける太陽の下、チクショー、なんだって余計なこと言うなや、って部員も思い、僕も思った。仕方ないんだよ、売り言葉に買い言葉って奴。  9時から一時間きっかりリハーサルやって、老人会が花壇コンクールの表彰式してる間に、メイクと着付け。なんだって結局は慣れだね、40分そこそこですべて完了、スタンバイだった。ただ、メイクの方は、まだまだ。これもやっばり何度もやって慣れてもらわなくちゃ。  会長さんからの紹介の後、いよいよ幕開け!最初のステージは『津軽海峡冬景色』の演歌舞踊だ。イントロ流れて、おおーっとざわめき。いいよー、いい、いい。この曲は1年生中心、まっ、前座って意味合いもあっから。でも、それが初々しくってよかったみたい。だいたい高校生に完成された踊りなんて望んでないもの、若さとひたむきさで精一杯踊れば、お年寄りの心を打つんだよ。なんたって、暖かいからね、お年寄りは。  

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次の舞台はコント。一週間前の保護者感謝デーで披露したときは、まるっきり受けなかったんで、心配だったんだけど、これが結構馬鹿受けだった。今日まで追い込みかけたこともあったし、禿頭やらなんやら小道具間に合ったこともあったけど、何より、最初の笑いで、役者が気持ちよく乗りに乗ったことが大きかったね。声も通りやすい会場だったし。嘘つき爺さんが、閻魔様に見込まれて陪審員に任命されるコント。地獄に引きづり込まれるってオチも、お年寄りに死ってどうなの?なんて危惧は、さっぱり無用、大爆笑だった。 さて、予想外の反応だったのが、野郎どもが踊った『柔』。ええーっ、どうして?ってほどの喝采だった。声はかかるし、拍手は止まないし。これってお婆さん多かったせいか?そりゃないよな。上手いってわけじゃもちろんないし。男前ってわけじゃさらさらないし。かっこいいのか?うーん、わからない。次回まで判断を保留しよう。 前回、好評だったコント『やりこめ詐欺』は、婆さんと詐欺師の手下とのやりとり、役者は頑張ってたけど、ちよっとたるんだな。もっと、面白くできるはず。詐欺師どもが元気な婆さんにやりこめられる後半は、当然ながら、大受けだった。このコント、オチが三回もあるんだけど、1回目2回目は成功。最後はくどかったかな。反応鈍かった。これは、台本に問題あんのかもしれない。要するにオチ、オチ、オチと回り回って決着、ってやりすぎなのかもしれない。でも、これも判断保留。次回に回そう。 絶対盛り上がるって思ってた『夢芝居』の舞踊、意外と静かだったなぁ。振り袖に着飾った娘三人、うっとりと見ほれてくれてたのかもしれない。たしかに、この舞台できゃーきゃー大騒ぎになったら、それの方が怖いよね。で、最後の『お祭りマンボ』!これは、狙い的中!うふふふ、やったぜ!すぐに手拍子がきて、声もかかって、まさにフィナーレ。狭い舞台で20数人が踊り回るってんだから、若さの爆発ってとこだ。老人会の皆さん、みんな心から喜んでくれていた。涙抑えながら、見てくれていた。終演時の客だしでは、手を握って激励の言葉をかけてくれた。公演が終わって宴会場に移ったお年寄り、感動の言葉が絶えなかったって、旅館の女将さんからお聞きした。よかった、お年寄りに若さを伝える、元気を上げるって演歌ショー『夢芝居』の目的、確実に達成されたと思う。 でも、もっと元気をもらったのは、部員たちなんだよ。だって、舞台で声かけてもらったり、踊りの間奏で拍手がわき上がったり、生徒たちには思ってもみない経験だもの。それって、アイドルとかスターの光景でしょ。そんな中心に自分がいる。これ、感動しないわけがない。元気にならないわけがない。 ということで、「元気を上げた!元気をもらった夢芝居」。これからも、受けます!やります!演じます!この気持ちよさ、これがまさに舞台に立つってことなんだよ。

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コメント (4)
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装置でピンチ

2009-08-27 21:32:42 | 演劇

 おいおい、本番まであと3週間だってのに、いいのかい?まだ装置半分もできてないよ。しかも、本読みだってまともにできてないっていうか、台本一度読んだだけって、これかなりのピンチだ。

 いやいや、決して部員たちさぼってるってわけじゃない。以前に比べたら数段真剣に黙々と作業に取り組んでいる。ムダにおしゃべりしてたり、無意味な作業に時間つぶしてる奴なんて誰もいない。で、もう、作業にかかってかれこれ3週間!!

 考えられる理由は、仕事が丁寧になったってことが一番。装置にしても衣装にしても、かなりきっちりとした仕上がりだ。パネルの絵も実に雰囲気がある。寸法の狂いもないようだ。人形の衣装なんて、そのまま普段来て歩いたって、おかしくない。いや、おかしいか。まっ、こっちの要求も年々高度になってきてるんだけどね。

 例えば、今年の目玉はキャスター付きで移動可能なパネル。しかも、片面は町の風景、裏側は宿屋の食堂って凝り方だから、これは確かに大変なんだ。パネルは6尺×8尺、その両サイドに柱が付く。これが4枚。ってことは、裏表で8枚分のパネルを塗りつぶさなくっちゃなんない。柱も各パネル2本で計8本。と、まあ、どだい無理な要求の上に、今年は、演歌ショーを同時進行したってとんでもなさがある。だって、あさって公演だよ!だから、明日はそのリハーサルしなきゃなんない。それはそれで楽しいんだけど、大会の舞台考えると、ざわざわとしてくるね。

 ただ、救いは、定期公演でやった『LOST SEVEN』の配役ふまえてキャスティングしてあるってことかな。ほとんどが、前にやった感じの役になってる。演じられる世界もオーバーラップする部分が大きい。だから、多分、始めればせりふも動きもすぐにこなれてくるんじゃないか?甘いかな?あと、場数踏んでる強みってことかな。このメンバーになってすでに15回も公演経験してるわけなんで、これがきっと生きる!って信じよう!信じよう!!

 とは言っても、絶対的に時間が不足だ。日曜はまる1日、来週は連日夜9時までの特別練習を組むことにした。装置や衣装で得点にはならないから。、やるのは芝居でファッションショーじゃないからね。それにしても、ここまで力入れて作った装置、衣装が、ちゃちな抽象舞台より低い評価!なんてことが高校演劇の世界じゃままあるから、うんざりなんだけどね。

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ミシンが来た!!

2009-08-24 21:19:11 | 演劇

 「きゃー!」「すっごーい!」「どれどれ」「ありがとうございまーーーーす、先生」「早くぅぅぅぅ」演劇部にミシンが来た瞬間、衣装班は歓喜に狂った!欲しかったんだねえ、いつでも自由に使える自分たちのミシンが。これまでずっと、被服室で家庭科のミシンを肩身狭い思いしながら借りて作業してたんで、たった一台とはいえ、演劇部所有のミシン!ほんと嬉しかったみたい。

 さっそく、箱から出してみる。やけに軽いんだけど、ほんとに入ってんだろうね?おもちゃだったりして???って心配するのも無理ないだ。だって、送料込み4000円ちょっとなんだもの。もちろん中古品。アマゾンマーケットブレースで見つけた。西日本ミシンとかって、まるで聞いたことのない会社のものなんだけど、いろいろ調べてみると、ジャガーミシンのタイ工場生産品みたいなんだ、これが。新品で買うとアマゾン価格で8250円。それでも安い。

 こうまで安いと買ったはいいけど、使い物にならず、ってことだって考えないわけにいかない。だから、悩んだんだ、いろいろと、何日も、ぐじぐじと。アマゾンですべてのミシン見て、楽天市場ぐるぐる回って、価格コムに当たって。で、だいたい廉価品ミシンについては、ほぼ全商品をチェックしたね。メーカー品だと、最安値製品は1万数千円。中には2000円台なんてのもあるけど、これはレビューが最悪、ってことで、この西日本ミシンの8250円はなかなか微妙な線だった。でも、この中古品見つからなかったら、買ったかどうか?だって、8250円ぱーっってかなりきついでしょ。でも、4000円ちょぼちょぼなら、まあ、ダメでもいいか、飲み会の代行一回止めれば済む話だ、って、なんちゅう納得のし方だ!

 「わぁー」「きゃー」「めんごーい!」「足踏みペダル付いてんじゃない」「すっごーい」「ボビンもついてる」って当たり前じゃないの。さっそく、衣装チーフのマユが、セットして試運転。「うん?縫えない?」まさか!?やっぱり?!ほら、マニュアル見て、「あっ、糸、こうかけんじゃない」「あっ、そうか」速度が速いとかコメントあったけど、「縫えます!」「きれいじゃない」「すごい!すごい!」「違う縫い方してみて!」「うわー」「きゃー」「ひぇ」「はぇ」「ほぇ」・・・・

 感激のあまり、衣装班全員で、ミシンを抱きしめていた。そうか、そうか、そんなに嬉しいんだ!僕はまた、こんな安物買って、とかって白い目で斜め下から、ちっともわかってないんだから!光線を浴びせられのかってどきどきしてたんだ。よかった!ほんと、よかった!!こんなことなら、今年いっぱい飲み会はウーロン茶で我慢したっていいぞ!

 同時に楽天ショップで買った250円の足袋もそこそご使えそうなものだったし、今日は、ネットの威力様々の日だった。でも、この安さ、タイとか、東南アジアの若い娘たちの低賃金で成り立ってるってことも、明日はきちっと教えてやらなくちゃね。アジアのお姉さんたち、日本の高校生が大切に使うからね。

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夏休み読書週間最終報告

2009-08-23 20:32:48 | 本と雑誌

 いよいよ後1日、夏休みも終わりだよ、どうする?学校始まる!演劇部本格化!菜の花座始まる!ああ、もう!!まっ、始まっちまえば、すぐそのモードに入れるんだけどね、なんでも最初の1日ってとっても嫌なもんだよ、ね、わかるでしょ。

 だから、貴重な読書週間も明日で終わり、最後の報告をしておこう。まず、ぜひ書いておかなくちゃならないのが『差別と日本人』野中広務・辛淑玉共著。そう、話題の本だ。自民党元幹事長と朝鮮人差別を鋭く告発する在日二世との対決、えっ?なに?どうして?うかつだったけど、野中さんって被差別の出身者だったんだ。

 ちょっと恥ずかしい話だけど、新書本読んで涙流したってのは、初の体験かもしれない。最後の章、差別と戦うことで、家族が苦況に追い込まれていった苦悩を語り合う二人の言葉、重い、とっても重い。僕なんかには想像もつかない世界を生きてきたんだ、この二人は、って圧倒された。もちろん、その前の章にもその苦闘の歴史は事細かに語られていて、それはまるで、日本における差別、朝鮮人差別、外国人差別、ハンセン病患者差別に対する戦いの網羅的紹介になっている。知らなかった!こんなことがあったんだの連続だった。この部分は、辛さんが、ポイントごとに太字で手短にまとめてくれていて、とてもわかりやすい。つくづく、日本人は、というか、人間は差別と離れ難いものなんだと暗い気持ちになる。

 親身に面倒を見てきた後輩から差別の言葉を聞かされ政治の世界を志した野中広務。不思議な人だ。一方で確実に筋が通っていることはわかる。でも、それは時に複雑にゆがむ。例えば国旗国歌法案とか、石原慎太郎に対する評価とか。そんな揺らぎをぶれとして、非難する向きもあるようだけど、僕は、それこそ、一人の人間の足跡そのものじゃないかって感じた。人間、そうそう、一つの筋書きで生き通すなんてできないことなんだ。

 次は、『武士道セブンティーン』誉田哲也、いきなりかよ?!ってとこね。あっ、そう、僕も一時期竹刀を振ってた時があるんで、引きずられて一気に読み通した。まっね最後jで一気読みできたので、面白かったんだろうね、って後味が残らないのが、いい?かな?

 さらにコミックで『野田ともうします』柘植文、ってまたまた!実は身近にこの野田さんに似た女性がいて、僕も不思議に惹かれていた(だれかなぁ?ふふふふふ!)ので、ついつい新聞の書評欄に乗せられて読んでみた。KYを逞しく長閑に生きる女、いいねぇ。でも、野田さん、期待したほど、時代からずれてなかったので、ちょっと残念だったけど、まあ、楽しめた。彼女のように、自分の感覚、自分の趣味、自分の美意識、自分の生き方を飾らず素直に貫けるってとってもいい、って、みんなちょっと、馬鹿にしつつ野田さんをうらやんでいるんだろうな。

 そして、最後はメイクの本。タイトルは?もう、ここにないので忘れた。そう、顧問Nに渡しちまったんだ、勉強してね、って。読んだら、メイク担当のアイに渡してねって。舞台のたんび、生徒から、メイクこれでいいですか?って聞かれて、うーん、なんか違う、それじゃだめ、なんとかしろよ、と言っても、どすりゃいいのか、アドバイスできなくてうずうずしてたんで、ここは、一つ勉強ね、って読んでみた。で、わかったか?わかったこともあった。ファンデーションは一色じゃダメとか、リップは自分の唇にこだわってちゃダメとかね。でも、やっぱり、メイクはしてみないとね。わからない。じゃあ、やってみる?それはないよ。だからってこの本読んだのがムダだったとは思わない。それは、メイク一つで顔はがらっと変わるってこと、改めて確認させてもらったから。あと、照明の本は読みかけのまま、専門学校に進もうとしているタカヒロ行きだな。こっちで知ったことは、バック明かりが基本の一つだってこと。知らなかったぁぁぁぁ。

 ということで、ついに、読書週間はおしまいです。

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保護者感謝デー

2009-08-22 21:52:53 | 教育

 明日は保護者感謝デー。そう!お世話になってるからねー、年に一度くらい、ありがとう!って部員ともども感謝申し上げなくちゃ。

 置農演劇部の場合、保護者の負担てのは並じゃない。上?いや、特上だろうね。だって、まず、土日の送り迎え。長井だ、米沢だ、赤湯だって、置賜中、所かまわず送迎をお願いしてるから。さらに、帰りが遅いことだって、ちょくちょくだ。特別稽古だ、リハーサルだ、観劇だってね。月に一度は、いや二度も三度も夜の十時近くになってお迎えだもの、親はたまったもんじゃないと思う。

 お金のことだってある。極力ムダな出費はしないように心がけてはいる。例えば、演劇部揃いのTシャツとか、ジャージとかは絶対作らないしね。観劇研修では、値切りに値切って半額程度で見せてもらうようにしている。それでも、月一くらいに観劇があるとね、やはり保護者にとっては厳しいと思う。これからは大会だし、県大会、東北大会と進めば、ますます大きな負担をお願いしなくちゃならない。おっと、東京町田公演もあったっけ。

 だから!本当にお世話になってます!!ありがとうございます!感謝申し上げます!ってことを明日はお伝えしたいと思っている。

 で、何やるかってことなんだけど、まず、新作演歌ショー『夢芝居』を見てもらおうと思う。まだどこでも演じてない作品だからね、新鮮なところをまずは見てもらおう。部員たちも着物着て、嬉しそうだからね。そんな生き生き踊ってる姿みてもらうのが、一番の感謝を表すことになるんじゃないだろうか。

 で、その後は、焼き肉パーティで親子交流。まあ、こっちの方は、保護者にお世話になるっきゃないんだけど。部員たちには、しっかり手伝えよ、とは言ったけどね。夏の終わり、一緒に鉄板を囲むってのも悪くないよね。

 長いようで、もう残り1日となった夏休み、精一杯スタミナつけて、保護者の皆さんにも気持ちを新たにしてもらって、いよいよ地区大会に突入だぁぁぁ!

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