ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

見目より栄養!我が家の雑煮

2016-01-03 09:41:04 | 暮らし

 お正月三が日、最終日、今日まではお正月ネタで。おせち、年賀状、とくれば残るは、雑煮。

 地域により、家庭により、いろんなバリエーションがあるようだ。大晦日には、「英国人が見たおせち」だかってアニメやっていて、10種類以上のおせちを紹介していた。四国の香川だかの餡包み餅を入れた雑煮は有名だけど、それが和三盆糖の生産と関わってるなんて、へえーの新知識もいただけた。ニュータイプお勧め雑煮じゃ、豚しゃぶ雑煮なんてのもあって、なるほど、雑煮も工夫してどんどん我が家流を生み出していけばいいんだ、と大いに納得した。

 そうなんだ、基本は餅が入った汁物、これだ。餅が切り餅だろうが、丸餅だろうが、味噌で仕立てようが、澄ましにしようが、年の初めに日本人のルーツ餅を大切にいただけばそれでいい。一年の食の確保と健康の維持を願いつつ。

 で、我が家流だが、正月を彩る一品、なんて上品さとは縁もゆかりもない。テレビで紹介された雑煮の数々が、とても品良く彩りも鮮やかに盛りつけられていたのとは正反対。我が家の場合、ひたすら栄養重視の素材の組み合わせとなっている。出しは昆布と鰹節でとるが、そこに鶏肉も加え、味醂、塩、醤油で整えるのでかなりの濃厚味だ。餅以外に入るのは、里芋、大根、ニンジン、ゴボウ、それに青菜、仕上げにはゆずの天盛り。

 どうだい、汁さえ見えないほどの野菜オンパレードだろ。冬場、しかも正月、どうしたって野菜不足になりがちだ。それを補うって意識が高じ、高じて、こんな野菜鍋のようなものになった。鶏肉が入って、根菜がたっぷりに青菜も、実にバランスいいと思わないか。今日なんか餅を2つに減らしたから、ほとんど野菜を食ってるようなものだ。栄養重視が生み出した関東流雑煮の亜流だけど、野菜から出る旨味の存在も大きい。これだけの野菜を煮込めば、味だってまろやかで豊かなものになる。さらに、白菜とかネギとか油揚げとか卵とか入れたいところなのだが、そこまで行くと、これはもう雑煮の範疇を脱してしまいそうなので、辛うじて堪えている。

 年末、楽しんで作ったおせちも、元旦の朝から毎食食べ続けて、残り少なになってきて、今夜限りか。なんか名残惜しいような、そろそろ食い飽きたような気分で正月料理も終わりだ。昼間っから酒浸りの暮らしもこれにてお終い、さっ、明日からは献立に思い悩みつつ、台本書きの準備作業に入ろう。

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