ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

走り納めだ!10キロだぁぁぁ!

2019-12-31 10:09:47 | ランニング

 年末年始、ジムは休業。そう、それでいいんだ、暮れや正月くらいみんなゆっくり休もうぜ。コンビニだって、デパートだって、幸楽苑だって。

 だいたい、いつでも何でも手に入る、ってのがおかしいのさ。人間、メリハリつけなくっちゃ。なけりゃないで我慢、あったらありがたく利用する、それが洞窟で隠れ住んでたご先祖様からの知恵ってもんだぜ。おおっ!なんと石器時代に飛んじまった。いいなぁ、この突拍子のなさは、来年もこの囚われないユニークさで行きたいもんだぜ。

 ジムの営業終了日、これが今年の走り納めかな。短い距離とは言え、この1週間走り続けたし、昨夜はZUMBAだったから、ここらは疲労回復の日、まっ、5~6キロ、軽く流して走り納めとするか、ってマシーンに乗った。

 ゆったりジョギングペースで走ってたら、お隣に時折レースで見かけるお兄さん、いや、おじさん。一気にスピード上げて、キロ6分ちょいのペースで走り始めた。なに?6分ペース?それジョギングじゃん、なんて言うなよ。ここら田舎のジムじゃけっこうハイスピードなんだから。だいたい、ジジイの俺よりハードにランニングしてるやつなんて数えるほどしかいないんだから。多分、フルマラソン経験者も数人、いるかどうか?

 で、隣りで煽られる?と、やたら燃えて来るのが、悪い癖なんだぜ。そうかい、そっちがそれなら、こっちも負けちゃいられねえぜ、ってトレーニングは競争じゃないってぇの。どんどんペース上げて、6分/キロに。 どうだい?これで。まっ、短い時間で止めるつもりだ、もっと上げてもいいか、なんて、調子に乗って5分45秒/キロにスピードアップ、うーん、ちと辛い。おい、お隣さん、そろそろ終わりにしねえか?などと横目で見るも、速度緩める気配さらさらなし。

 ほらほら、ジイサンに負けてんだぜ、もう諦めてペースダウンしろよ!どんだけ走るつもりだよ。こっちは、予定のと6キロ過ぎたから。そっちがマシーン下りなきゃ止められんじゃないか。やせ我慢をかましつつお付き合いすることさらに数キロ。うーん、まだ懲りんのか、なら、5分30秒でどうだ。と、精一杯見え張ってスピードアップ!

 ようやく、お隣さんも観念したのか、マシーンの速度を落とした。いや、それほとんど考え過ぎだから。こっちのことなんて絶対意識してないから。

 まぁいい、勝ち負けは気持ちの問題、はぁぁ?気が付けば距離も9キロ超えた。だったら、10キロ走っちまおうぜ、切れのいいとこでさ。お隣さん退却?の後も走り続けて残り500メートル!よしっ、5分ペースで〆るぞぉぉぉぉ!と、一気に加速、目出度く?10キロを完走した。今年も無事走り納め、おめでとうさん、お手を拝借!よぉぉぉぉ、・・・

 こんな風に、自分勝手に妄想立ち上げて、その物語の中で走る、これも一つの手なんだよ。現実と向き合ってばかりじゃ辛いばっかだからな。そう、これって、人生の歩き方そのもの、ってことだぜ!

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ありきたりの感想だが、舞台はやっぱり役者とセリフ!

2019-12-30 09:38:14 | 劇評

 『魔界転生』を見た。ったって、テレビ放映されたものだ。舞台本番は1年前、そんなのやってたことも知らなかった。3時間以上もの舞台中継、民放BSでよくやっなぁ!って思ったら、日テレ65周年記念事業だってよ。祝賀企画、金に糸目はつけねえぜ、ってわけか。まっ、いいさ、映画とか音楽じゃなく、演劇取り上げてくれたってだけで嬉しいね。1年遅れだって、放映感謝!だぜ。

 山田風太郎のこのとてつもない世界、どう描くのか?これはそそられるぜ。脚本:マキノノゾミ、演出:堤幸彦、で、ホールは当然明治座!そうだろ、そうだろ。で、主役の柳生十兵衛には上川隆也、夜中までかかったって、見通さにゃ。ほら、録画したのを10時過ぎたころから見始めたんでね。そう、民放の映画やドラマはやたらCM入るから、そいつらぶっ飛ばせる録画に限るんだ。

 ともかく、魔界だからねぇ、転生だから、めったやたらと首飛ぶは、天草四郎は宙を舞うは、魂は燃え上がるは、秘法の技は繰り出される。時代背景も、島原の乱やら由比正雪の慶安の変と、血染めのおどろおどろしい史実を下敷きにしている。この説明もせにゃならん。魔物となって蘇るのは、満腔に恨みを充満させた英雄たちだ。3万6千人の信徒、籠城者とともに虐殺された天草四郎、仕官の夢叶わず逝った宮本武蔵、息子十兵衛との角逐を抱える柳生宗矩、大阪城とともに炎上した淀君、さらには荒木又右エ門やら田宮坊太郎など、腕は立ち、術数にたける者たちだ。

 さあ、どうするの?首飛ばしたり、真っ二つに切り裂いたり、転生や消滅を。

 ざくっと言っちまえば、映像の駆使!何枚もの紗幕を吊って、それを下ろしちゃ動画を投影それを頻繁に繰り返して至難のシーンを表現していた。例えば、打ち首じゃ、まず、紗幕奥で役者が首をはねられる。そこは奥に照明が当たっているので、すべて見える。首が飛ぶ直前に奥の照明は消え、前からプロジェクターで事前に作っておいたアニメ動画を重ねる。ほぉら、首切られて宙に飛ぶじゃないか。なるほどなぁ!すべてはこのパターン。それを光と音を組み合わせて、壮絶に描いていた。人間、あるいは魔物が宙を飛ぶのは、言わずとしれたワイヤーアクション!もう、これなんか驚きはないが。

 演出としちゃ、めちゃくちゃな原作、脚本をどう舞台に実現するかで頭をこね回した挙句のスペクタクルシーン、うん、なんとか難題を乗り切ったね、ってところかな。はっきり言って、映像を舞台で活用するのって、もうすでにいろんな作品で駆使されてるからね、そうか、それで解決ね、って程度以上に出ない。

 種明かしされた手品、何度も見るやついないからね。飽きちまったか、って言うと、それが、夜中1時すぎるまでお付き合いしちまった。それは、やっぱり役者とセリフの力だった。淀殿の狂気をお品(物語では秀頼の妻となった九州の土豪の娘、二人の子供が四郎時貞って荒唐無稽な設定だが、魔界あり転生ありなんだから、この程度の脚色は許す)が諭し、天上に帰ることを説得するシーンとか、四郎の無念に思いを馳せつつ打ち破る十兵衛の苦悩とか、坊太郎と柳生門弟との友情とか、後半、続々と演じられる対決果し合いと切り合いの末の和解、どれも見ごたえのあるものだった。幾つもの対決果し合いの場面を一つ一つ印象深く感動的に書き分け、演じ分けさせていた。セリフといい、動きといい、表現といい、すべてがかみ合った見ごたえあるシーンの連続で息をのんだ。

 それと、決闘シーンや乱闘シーンの殺陣、これもあの狭い舞台の中で見事と言える立ち回りで目を見張った。うーん、よっぽど稽古したんだろうな、さすが、プロだぜ。歌舞伎じゃ御馴染みのとんぼ切りなんかもふんだんにあったし、由比正雪の一味が、天空から布をつたって降りて来るシーンなんて、シルクドソレイユ的な遊びがあって、つい、おおっ!いいじゃないか。ミッションインポッシブルにもこんなのあった気がする、なんてね。

 決闘シーンのシリアスで重厚な作りとは別に、コミカルな役作りやセリフや動きのギャグもふんだんに取り込んでいて、最初は、やり過ぎだぁ!ほら、滑ってやがんの!なんてちゃちゃ入れながら見ていたが、いつの間にか、演出と役者の巧みさに引きこまれていた。ここもやっぱり、セリフと役者の力、それを後押しする演出のアイディア、なんだよな。

 舞台の空間てやつは、どう工夫を重ねても、その限定性から逃れられない。すべては見られているし、爆発やら猛火なんてまがい物でしか扱えない。生身の人間を画面のモンタージュでサポートするなんて、映画やテレビならごく初歩的な技術もまず不可能だ。真新しい最新技術で観客の度肝抜く、なんてのは、やはり難しいのさ。

 と、なると、やっぱりセリフだよ。役者の肉体だよ。そこがなんたって、一番の力の源だ。と、すると、外連味ある手練手管にゃ手も足を出ない、アマチュアだって勝負できる?ってことじゃないか。そう、心打つセリフを書こうぜ!観客引き寄せる表現磨こうぜ!

 と、わかっちゃいても、火花とかワイヤーアクションとかやってみたいよなぁ!

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ほい、忘れてた!公民館雪囲い。

2019-12-29 10:03:34 | 地域文化

 薪もたっぷり仕込んだし、雪囲いも家回りぐるり終わった。

 除雪機も軒下でスタンバイ!さっ、いつでも来やがれ、大雪、ドカ雪、猛吹雪!

 って、意気込み気合いも拍子抜け、穏やか長閑な日が続いてるよ。まっ、文句言う筋はまったくないんだが。

 のんびり優雅に窓からの景色眺めてて、はたと気づいた。公民館、雪囲いしてねぇじゃん!

 すっかり忘れてたぜ。館長さん、不幸あったからなぁ、公民館役員に声掛けすんの忘れてたんだろう。俺の落ち度ってわけじゃないが、副館長だからなぁ、ここは館長さんの補佐ってことで、いっちょやっちまうか。わざわざ呼び出したんじゃ差し出がましいしな、なぁに、大した手間じゃない。一人でささっと済ませちまおう。

 以前は太い丸太立てて、そこに長く重いそっぺ、丸太の縁を削いだもの、渡して横木として固定、これを各窓ごとにやっていたから、朝仕事としちゃそこそこやりでのある作業だった。が、今は、窓の両横桟に打ち込んだ金具に専用の市販横板を落とし込むだけなので、至極簡単、技も力もほぼ必要ない。雪の積もりそうな窓を優先でがっちり板囲いすればよい。

 気付いたのが11時過ぎ、即座に決断、作業雨具に着替えて飛び出した。窓のサイズに合わせて横板を配るのにちょい頭を使っただけ、あとは、1枚、1枚落とし込んで行くだけ。きれいに裁断された横木で足りずにそっべも混ざっていたので、そいつははめ込むのにちょっと苦心したが、ぐるりとすべて囲いをし終えた。もっとも、屋根が切妻なので、妻側には一切不要、そこも楽だった。最後に外置きのプロパンボンベに覆いをして完了、昼飯前だぜぇ。

 よかった、よかった。雪降る前、正月前、気付いてよかった!終わせて本当、よかった!

 と、満足気に眺めていたら、雪!久しぶり積雪!なんと、タイミングの良いことじゃないか!

 なんだかんだ思うにまかせぬ1年だったが、この最後のドンピシャで気持ちよく、年を越せるってもんだぜ。えっ、こんなことでか?そう、人間なんてたわいないもんなんだ。って、おれだけか?

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味噌餅、今年は成功だぜ!

2019-12-28 13:26:53 | クッキング

 実はなぁ、去年の味噌餅、大失敗だったんだ。果敢な初挑戦!は惨めを通り越して悲惨な結果に終わった。

 どれほどの悲劇だったか?って、半分以上食べられず、廃棄っ!なんて、とても世間様にはお知らせできなかった。

 原因は何か?一つは、ネットレシピのいい加減さ!餅に対して味噌と砂糖の量がめちゃめちゃ多過ぎ!誰だ、責任者出て来い!ってくらいに違ってた。

 それと、も一つ、これは、手前の勘違い、初心者のミス。すり合わせた味噌と砂糖を入れるタイミングを間違えたんだ。餅米蒸し上がってすぐに入れりゃいいものを、ある程度捏ねてまとまってからか、なんて適当に判断して丸まりかかった餅に流し込んだからねぇ、いや、困った、全然中に入っていかない。ヤ、ヤバッ!砂糖味噌の中で餅、空回りして遊んでるよ。ど、どうする?へらと包丁で餅に切り込み入れて、そこへ無理やり注入!だ、ダメだッ!異物なんぞ受け入れんぞ、と餅のやつ、頑なに味噌をはじき出してくる。機械回してたんじゃ無理、餅を別のボールに取り出し手捏ね、頼む!混ざってくれ、味噌と仲良くなってくれ!異文化共生が今の流行りだぜ、いつまで餅の純白にこだわるんだ。純血主義反対!味噌と混交、新時代の幕開けだから、なぁ、おい。互いに排除しあう味噌と餅、騙し騙し一つにして、再度餅つき機に。なんとか、回ることは回って、どうにか味噌餅らしい体裁にたどり着いた。やれやれ。

 が、ここからがさらなる難関!待てど暮らせど固まらぬ。3日待ち、4日待ち、ついには1週間待ったが、ねっとりでろりと柔らかいまま。水分多過ぎたのと、執念深くこね回し過ぎたので、つながりがぶち切れになっちまったのだろう。それでもいつかは・・・と淡い期待に待ち暮らしたが、ついにカビが出現!敢え無く降参・お手上げとなっちまった。

 この苦ぁぁぁい経験、繰り返してなるもんかい!レシピを吟味、さらに蒸し上がると同時の混合を実践し、捏ねスイッチを入れた。

 が、今度は餅米の粒々がなかなか潰れない。いつまでたっても色付きおこわ状態!相変わらずの仲の悪さだ。冷えた味噌入れて米の温度が下がっちまったのかもしれんと、蓋をして、さらに回し続けることなんと1時間!その間、何度もへらで合いの手を入れて、混ぜ合わせてやるものの、知らんぷり、ああ、今回も失敗か?

 苛立ち絶望の一歩手前で、そうか、上下引っくり返したらどんなもんだろ?攪拌羽根の力が上にまで届いていないのかもしれん。機械、いったん中断、べたつく餅を取り出し、逆さにして、投入、スイッチオン!

 お、おおっ!まとまりだしたぜ。なんと、機嫌直してくれたぞ。つながり出来てまとまって来た段階でクルミ投入、さらに混ぜ込んで、粒は残っていそうだが、これ以上捏ねて、ぶち切れさせちゃ元も子もないから、終了。

 出来たぜぇぇぇぇ!味噌餅!

 なんと、手間と心配かけさせやがって。黒ゴマ多かったので色は悪いが、味は甘み抑えめ、味噌の香りたっぷりで、上々の出来だ。良かった、良かった!これで、お歳暮4点セット、新米、白餅、味噌餅、シュトーレンの完成だぜぇぇぇぇ!

 

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みみっちい国になっちまったもんだなぁ!

2019-12-27 09:48:12 | 世の中へ

 出たなぁ、出た出た、IR疑獄!なっ、絶対出ると思ってたぜ。根が博打だものな。

 それにしても300万円って、小せぇなぁ。こんなはした金もらって、ちゃらちゃらいい気になってたのかい。いや、今顔を覗かせてるのはほんの一部、これからぞろぞろ大物、大金、腐れ沼のメタンガスで浮きあがって来んのかもしれないな。なんせ、IRに関しちゃアメリカのカジノ企業が本命だって言うしな。ごそっとおこぼれ頂戴してる奴らだっているかもな。

 だいたい、カジノそのものが、おこぼれ頂戴の仕組みなんだものな。世界の大金持ち呼んで、どかどか金落としてもらおうってんだから。で、その利益を、IRリゾートのカジノ以外の事業に使えば、貧乏な国民だって楽しめるだろう。みみっちい発想だぜ。ほらほら、昔のお茶屋遊びで、お大尽様のばらまく金に群がる芸者、幇間の類、ってことだぜ。随分馬鹿にした話しじゃねえか。

 海外からの観光客が増えるってのは悪いこっちゃない。日本の良さってもんが、世界の人たち惹きつけてるわけだからな。京都・奈良もいい。浅草もいい。美しい田園風景や美味しい農水産物もいい。日本人がそれなりに大切にしてきたものをリスペクトしてくれてるわけだからな。

 だけど、カジノは違うだろ。どうせ日本の伝統を言うんだったら、博打場だろ。サイコロ丁半、諸肌脱ぎのツボ振り若衆、いや、片肌脱いで、姐さんのツボでもいい。どぶろくでも飲みながら目血走らせて。おっと、これは反社をよいしょすることになっちまうな。やっぱ、ここは、勤勉第一の日本、自然と共生の日本、人情豊かな日本を売りにしたいもんだぜ。

 お金持ちのおこぼれいただこう、って発想、みすぼらしいよな。そのみみっちさ、みすぼらしさに支配者どもが気付いていないってとこが、一番、反日だろう。その元凶たどれば、悪名高きトリクルダウンだ。企業や金持ち潤えば、そのおこぼれが、貧しき者らに滴り落ちて来る、こんなこと、恥ずかしげもなく吹聴してきた政府・支配階級だから、カジノの金持ち礼賛だって、なんの疑問もないわけだ。

 そんな御託信じて、大口開けて、待ってた貧民にも責任はあるがな。上から下まで、貧しく、みみっちくなったもんだぜ、この国は。

 そう言えば、昨夜、タイの市場で物売りする芸人?タレント?ってのをやってたが、なんと、チョコバナナの春雨揚げが2本で158円!高けぇぇぇぇ!でも、それでも完売だってよ。日本と変わらない!タイだぜ、物価超格安だからって押しかけてた国だぜ。今や、ほとんど同じレベル!

 ってことだよ。日本はどんどん貧乏国に近づきつつあるってことだ。だから金持ちの腰巾着で、じゃなくて、貧しくたって誇りをもって生きようじゃねえか、ってことだぜ。

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