ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

だめかも?でも植えてみようタマネギ

2017-10-31 09:09:14 | 農業

 これまでどうも上手く作れていない野菜、少なくなっちゃいるんだが、その最大の難敵がタマネギ!今年こそ、種播いて、ぶっとく逞しく育った苗を植えるんだ!って意気込んで始めた初秋。

 堆肥がたっぷり必要だって聞いたから、堆肥を積んであった跡地耕して種播いたり、ネコのおしっこ場にならぬよう鳥除けキラキラテープを張ったり、ネズミの侵入を防ぐために木酢液撒いたり、周囲を板で囲ったり、鼠穴踏んずけたり、考えられる手だてはしつくした。もちろん、追肥だって抜かりなし、間引きも手抜きせず。

 なのに、やっぱりひょろり苗が大半だ。これならば、なんて合格苗はほんの数本、あとは鉛筆の芯!程度の華奢なものばかり。ああ、もう、これまで注いだ至上の愛はどうなっちゃったのよ!こんなの移植したって雪の下で消えるよ。たとえ長い冬をしのぎ切ったとしても、できるタマネギはピンポン玉だ。あぁ~!

 どうせダメってわかっちゃいても、そこはやっぱり育てた苗、我が子可愛や、ってやつでね、畑準備して植え替えをした。1畝70本程度が3畝、まっ、このうちなんとか生き延びるのは2畝か?タマネギにまで育ち切るのは10数本、トホホの見通しだ。

 去年、DIY店で騙されて買った貧弱苗の方がよっほどまし、とは思いつつも、掘り上げたばかりの根っこの新鮮な白さを見ていると、この根の元気さが力になるんだよ、きっと!なんて、やっぱり我が子は愛おしい。さすがに楊枝ほどのものは捨てて、合計250本ほど丁寧に移植した。

 タマネギ移植に欠かせない黒ビニールマルチ、悩んだけど、やっぱり止めた。マルチのビニールって完全に使い捨てだからなぁ、ここはやっぱりサスティナブルにこだわって。

 堆肥の跡地てのは間違いだったかもしれんなぁ。ネズミが多いわりに肥料気は少なかったみたいだ。来年は、そこんとこ改善して、再度、再再度、再再再・・・挑戦だな。なんて、植えた苗にゃまるっきり見通しないみたいじゃないか。いかん、何ができるってわけじゃないが、せめて声援だけは送り続けないと。頑張れひょろ苗!

 

 

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マラソン秋シーズン、飯坂フルで仕上げ!のつもりなんだが・・・

2017-10-30 08:44:46 | ランニング

 大会が近づくたんび嘆き節、みっともねえよなぁ。

 忙しい時期だもの、トレーニングできないのは織り込み済みのはずだろが、軟弱者めが!

 米作りの最後の詰め、稲刈り、杭掛け、架け替え、脱穀ときつい作業が目白押し、合間に薪つくり、その上に菜の花座公演が3つも!走ってる暇なんてあるかよ。まっ、1~2週間おきに出るレースが事前トレーニング、9月の高畠、10月は南陽、米沢と連戦で、中3週で、いよいよ、シーズン仕上げの飯坂フル。

 想定内って言やぁ、その通りなんだが、ジムにさえ行けないなんて、考えもしなかった。雨の合間を盗むように、脱穀は進めてるいるが、まだ、大きい田が1枚残ってる。県外公演の準備はあるし、シニア6期生公演も本番まで1か月。その稽古と並行して、コントも書かなくちゃならない。フルなんて走れるのかい?

 11月5日の飯坂茂庭っ湖マラソンは、初めてフルを走った大会。きつくて、つらくて、痛くて、散々のレースだった。5時間くらい切れるだろ、なんて、甘い、甘い!エイドステーションまで、あと少し、もうちょっと頑張れって給水、エイドに励まされてなんとか走り通せた。ラスト8キロなんて足が攣って道端でしばし座り込む有様。その後も走るというよりそろりそろりと歩いて、なんとかゴールした因縁の大会なんだ。

 だから、今回はリベンジ!地元の長井フルマラソン、あっ、そうそう、来年はあのタンザニアの超人・イカンガーが走るみたいだぞ、マラソンの長井、一気にブレイクスルーだな、を取り止めて、こちらにエントリーした。なのに、さっぱり自信がない。走り込み不足は春の霞ケ浦フルと同じだが、今の時期、農作業と薪割りの疲れが溜まりに溜まって、肉体的疲労はピーク。朝など、腰が固まって起き上がれない有様なんだ。この節々の痛みと蓄積疲労が練習不足に加わる。

 それと、もう一つ、先週も今週も日曜は台風襲来の土砂降り。なんか、雨とか風とか寒さとか、天候も非情に邪魔だてしてきそうにも感じるんだ。

 さらに、その上、前日土曜日に菜の花座の稽古が入った。って、入れたの僕なんだけど、夜10時まで稽古して、帰って11時近く、それから一呑みして、寝るのは1時か、睡眠不足で体調も最悪ってことも付け加わる。

 なんか、もう、我慢大会の趣だな。果てして完走なるや否や?ああ、あの10キロ過ぎの急坂が恐ろしい!

 

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自前で干し柿、やっと!

2017-10-29 09:03:23 | 食べ物

 干し柿、好きなんだなぁ。あの濃厚な甘み、表面は硬くても中はとろっとした舌ざわり、それとのあの艶やか鮮やかな果肉!果物だけどお菓子、干菓子だけど生もの、ドライフルーツの中じゃ至高の存在だぜ。

 市販のあんぽ柿みたいな外側も柔らか中もジューシィってわけにゃいかんけど、自家製の黒ずんで歯ごたえしっかりってやつも悪くない。て、言うか、自家製じゃそれしかできない。ケーキやら和菓子やら、甘いもの溢れかえって、素朴な干し柿は分が悪い。でも、砂糖のお世話にならず、甘味からすべて自前って凄いじゃないか。

 いつか自分で育てた柿の木に実をならせて、皮剥いて、日に干して、完全自前の干し柿作りたいって熱望してたんだよねぇ。そりゃ、これまだって、続けてきてよ、干し柿作り。でも、材料は近くの家から分けてもらったもの、それ加工するだけだもの、有難みもイマイチってとこだった。何度か苗植えて、庭先柿の木を目指したんだが、なぜか成木にまで育てられなかった。土が合わんのだろう、なんて思い込んで、諦め気分だったが、人生最後の挑戦、て、大げさ!てことで、7,8年前、ブルーベリー畑の一角に植えてみたんだ。

 剪定の方法も分からず、時に放任、時に切り過ぎ、ど素人の手で散々に痛めつけられた柿の木だったが、雪囲いだけは忘れず手だてしてやったせいか、今年、ついに実を着けた。いやぁぁぁ、桃栗3年、柿8年って本当なんだぜぇ!

 ずいぶん沢山の実が着いたけど、木もまだ小さいことだし、初生りでもあるし、大胆に選果して一枝数個に限定した。なのに、実ってみればコンテナ半分もの収穫、いやぁ嬉しいねぇ、幸せだねぇ。

 皮剥きは神さんのお手の物、へたを残してひもに差込み吊るし柿に仕上げた。外は生憎の雨模様、仕方ない、お日様顔を出すまで、ストーブ前で予備乾燥。数日後、ようやくの晴天に軒先柿すだれになった。

 今回干した数は44個。まだ、木にはけっこう残っているので、それはもうちょい熟してからさわし柿にしよう。

 いい苗木を植えたからなのか、日当たり良好、土壌最適のせいなのか、早めの選果が効果的だったのか、実はどれもかなり大振り。これなら、中のトロトロ部分も多く、美味しい干し柿に仕上がることだろう。

 あとは、吹き込む雨に気を付けて濡らさぬこと、カビを防ぐこと、かな。

 

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やべぇ、やべぇ、役者やらされるとこだった!

2017-10-28 09:05:56 | 菜の花座

 やっべぇぞ!菜の花座、緊急事態発生だぁ!

 代表が手術入院のため、一時役者から退却!あっ、ご心配なく、手術は前半戦無事終了、経過も良好だから。

 問題は、舞台の方だぜ。『ニャン婆と時之助』、三種町公演も川西中学校芸術鑑賞も出られないわけだから。さあ、弱った、どうする代役?ゴンジイという年寄ネコの役、端役じゃあっても、ネコと人間の馴れ初めを語ったり、化け猫スピネルの過去を引き出したり、なかなか大切な役どころ。劇的でコミカルな登場シーンもあれば、ダンスも踊る。当然、代表の持ち味を生かした当て書きだ。セリフの量もけっこう多い。

 誰いる?菜の花座でこの舞台に出てなくて、シニアで男性で、って言うと、Kさん、それと、舞台監督のTと、俺。Tには舞台進行まとめてもらわにゃならんし、引っこ抜くわけにゃいかない、それにダンス苦手だし。残るは、・・・・

 Kさん今も仕事現役続行中だしなぁ、セリフを入れるのも苦労する方だし、ダンスも苦手、と言うより、ぎこちない。初の県外公演と平日の中学校公演、引き受けるにゃハードル高過ぎだよ。9月公演じゃ急遽音響を手伝ってもらったが、ピンチヒッターだったから、劇の流れも上っ面をなぞった程度にしかわかっていないはずだ。交代期間に1か月近くあるものの、彼としちゃ相当重い決断だ。まっ、断るよなぁ、普通なら。

 と、なると、俺かい?

 久しぶり役者再デビューかい?なんとしたって公演成功させにゃならんわけだからな、座長としちゃ逃げられんだろ。それに、流れはつかんでるし、セリフも自分で書いたものだし、ダンスも踊れるし、エヘヘ、代役の条件はそろってる。よっしゃ、腹は決まった!Kさんに断られたら、俺がやる。

 と、なると、代表が作ったゴンジイのイメージどう変える。やる以上はもっと面白くしなけりゃいけねえぞ。いつだて、詰まらない、ええ恰好しいが鼻に付く、ってこき下ろしてたんだから、ここは座員たちにも実力見せつけてやらにゃいかん。どんな役作りするか、セリフの口調はどうする?姿勢や動き方は?ダンスはどう踊る?と、あれこれと考えた。

 でも、まずはKさんの返答待ち。団員がやるのが一番なわけだしな。

 決断を迫られたKさん、さすがに即答はできなかったが、二晩熟慮の後、ゴンジイを演じることを承諾してくれた。重い決断だったろうな。でも、良かった!助かった!彼が頑張ってくれれば、また一味違う舞台に仕上がるはずだ。これから1か月、全員でバックアップすることを約束した。

 それから2週間、Kさんを中心の稽古が続いている。かなりの悪戦苦闘ぶりだ。まだ、彼のゴンジイは浮かび上がってこない。でも、きっと大丈夫!見た目の生真面目さを裏切るコミカルな味を秘めている人だから。それと、何より責任感が強い。

 残り2週間、いよいよ全員そろっての集中稽古が始まる。

 

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待ってたぜ、秋晴れ!さぁ、脱穀だぁ!

2017-10-27 10:09:06 | 農業

 やっと、ようやく、やって来てくれた秋晴れ、久しぶりだよなぁ、どこで道草食ってたんだい。秋なんだからさぁ、すかっと晴れ渡った青空、もっともっと欲しいじゃないか。なのに、台風なんか割り込まれちまって、もう、頑張れ秋晴れ!負けるな大陸性高気圧!

 となれば、待ちに待った稲こき作業だ。秋晴れの露払い深ぁぁい霧も10時には晴れた。今日の目標は、お隣さんの田と我が家のコシヒカリ2枚、コシヒカリすべてを終わらせる。機械さえ順調なら、まずは楽々1日仕事ってとこかな。

 なんて、上手くは運ばず、案の定、結束部分の不調で手こずる。1束目は上手く藁束を丸ってくれるんだが、すぐにひもがだらだらと出てきてそいつが絡まり、結束不能。うむ?ひもの通し方が違っているのか?何度か試してみてやっと正解にたどり着いた。何といっても年に一度の経験だから、思い出すのに時間がかかるんだ。でも、正しくひもが通せれば、後は順調、1時間ちょいで、2aの田んぼ2枚を脱穀し終えた。

 さて、問題は家の前の大きな田。4日前の台風の雨がたまって、未だそちこちに水たまり!うへっ、泥田の中で稲こきかよ!こんなの初めてだ。水持ちの良い田てのは稲の生育にゃ向いてても、作業となると、こりゃトホホだな。なんせ、足踏ん張るとくるぶしまでめり込むんだから。

 写真じゃよくわからないが、杭の回りは水たまりなんだ。

 どうにかこうにか乾いた稲束、絶対落とすわけにゃいかない。米が濡れれば、保存中にカビにやられちまうし、藁だって、持って行ってくれる畜産農家に申し訳ない。いつもなら、スピード重視、落としたって気にせず、ちゃっちゃかこいでいくのだが、今日ばかりは丁寧に稲束が滑り落ちぬことが最優先!焦る気持ちを抑えて、抑えて、作業を続けた。

 いっぱいになった米袋も地面に直には置けない。結束されて放り出された藁束の上にそっと横たえる。下敷きの藁は濡れるが、背に腹は代えられぬ。

 掛けてある稲束も上の方はかなり湿っぽい。台風の雨、かなりだったんだぁ!ビニール掛けときゃよかった!って今頃気付いても遅いって。ゆとりがあれば、あと数日日にさらして乾燥を待ちたいところだが、ハーベスタは共同利用者から明日明後日の予約が入ってる。それに何より、明日は神さんがいなくなる。ちっとばっか湿ってたってやるしかない。

 足元の水たまりを気にしつつ、ぬかるみに足を取られつの仕事、相当手こずるかと心配したが、機械の機嫌も良かったし、何よりこの爽やかな秋の日差しに応援してもらって、夕方、暗くなる前にはすべての作業が完了した。

 さて、残ったヒトメボレと満月モチと黒米、またまた、天気予報とにらめっこしながら、数少ない秋晴れを狙うしかない。やれやれ、天候の遅れに悩まされた米作りだったぜ。

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