ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

新曲!新衣装!!

2012-04-29 21:08:49 | アート・文化
 ようやく、ようやく、ようやく出来た!新しい踊りの衣装。今年の新レパートリー『北の漁場』用の法被だ。

 かかったんだよ、時間。僕としては、そんな難しい要求した気はないんだが、衣装班にはかなりの難題だったようだ。同じデザインでLL,L,M,Sとサイズ違いを計17着。うーん、やっぱり大変か?

 各サイズの型紙を作ってそれを元に大量生産を目指したんだが、かえってこんがらがってしまったようだ。生地がつるつるぎしぎしで縫いにくかったこともある。衿や袖に縁取りをするてのも、なかなか高難度だったようだ。目標は先週の万世園公演でのお披露目だったんだが、結局間に合わず、今日のかがやきの丘公演でようやく舞台に上がることになった。

 舞台映えするようにと派手な布地、きらびやかな質感を選んだ。デザイナーの僕から見て、最高ってわけには行かなかったが、まずまず及第点かな。気に入らなかったのは、歌のイメージと食い違ってたってことと、これまで地味モードで通してきたお祭りダンスが一挙にイメチェンしてしまったってことかな。自分で変えてて、自分で戸惑ってるって馬鹿な話し。

 型紙制作って方法も、最初の型紙作りに難があり、全体に小さめになってしまって、これまた反省しきり。男ものなんて、前が合わさらなかったもの。でも、まず、演歌やお祭りのド派手なイメージに合う衣装にはなった。

 今日は『北の漁場』が踊れる7人だけにしぼったけど、次回からは他の曲でも使用して華やかなステージにしていこう。でも、こうやって新しい法被が出来てみると、こんどはズボンの方もなんとかしたい!って気持ちがむらむらとわき上がってくるんだなぁ。頭の中で予算の算段したりして、おっとまたまた衣装さんを泣かせてしまうか。そう、今日も公演後学校に戻って、すぐに子どもミュージカルの衣装作りだったんだから。


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紅大豆本舗、今年は「寄っとこえプロジェクト」

2012-04-27 22:30:16 | 地域文化
 去年は、地区の一人暮らしのお年寄りにお弁当を届けた。好評だったなぁ。みんなとても喜んでくれた。手作りのお弁当食べながら、高校生とおしゃべり、お婆ちゃんたちには心沸き立つ体験だったようだ。ただ、いかんせん対象が限定されちまった。結局9人のお年寄りだけだったから。

 そこで今年は一気にたくさんのお年寄りと交流しちゃおう!ってことで、「寄っとこえプロジェク」を企画した。町の施設に爺ちゃん、婆ちゃんに集まってもらって、高校生が作った紅大豆料理を食べながらおしゃべりしようっていう試みだ。お年寄りの定員は30人、これに紅大豆本舗の2,3年生と生活班の生徒、さらにボランティアも含め高校生も30人、総勢60人でわいわい楽しく昼食タイムを持とうって計画だ。

 先日、町の健康福祉課に出掛けて協力をお願いしてきた。担当の方によれば、このところ認知症が増加傾向にあり、その予防のためにもぜひお年寄りを外に連れ出したいってことで、紅大豆本舗の計画には大賛成、全面的な協力を約束してくださった。

 月に一度5月から7月まで三回の実施を予定している。第一回は5月27日(日)生きがい交流館(小松駅東側)が会場だ。地域に配布するチラシもできた。後は料理だな。

 そうそう、米織観光センターでのマドローム★紅ダリの販売、順調だ。今日も納品してきたけど、すでに売り切れ状態だった。5月4日には、紅大豆本舗の生徒たちが店頭で販売する。販売目標は300個!どうだろう?いけるかなぁ。



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部活だって競争社会

2012-04-22 17:57:19 | 教育
 新年度2回目の演歌ショー公演だ。これで三年目だろうか、米沢市特別養護施設「万世園」の観桜祭にお招きいただいた。新入生5人も今日から公演に参加したので、今年の演歌ショー初日って言ってもいいだろう。

 コントの新作『狙いは婆さん』もやったし、難航していた『北の漁場』もどうやら舞台に上げることができた。と言っても、コントはセリフがつかえて立ち往生が何度か、2ページ近く飛んだりして散々だったし、『北の漁場』もとうとう衣装が間に合わず、これまでのお祭り衣装の前掛けで踊った。年々ダンスも演歌舞踊も、難易度の高いものになってきて、部員たちの必死さをもってしても、なかなか追いつけない事態になっている。

 これまでは、演歌ショーくらい上手い下手問わず上級生は前、と年功序列を採用してきたが、ダンスのレベルが上がって来るとそうもいかなくなってきた。演歌ショーの知名度も上がって、お呼ばれの機会も格段に増えてきたし、高校生の若さで勝負、なんて甘えちゃいられなくなってもいる。3年生が男3人、女1人と偏ってるってこともあって、学年順だとどうにも見場が悪いってこともある。

 そこで、今年からは一気にオーディション制に踏み切った。出来てもできなくても全員出演、なんてお情けは振り捨てて、踊れる者、ダンスになっている者、を選んで舞台に立たせることにした。さらに、並び順もプレーリーダーに任せず、僕が決めることにした。身長の大小や笑顔や華のあるなしなんかも選抜基準に入れて位置を決めた。センターに誰が入るか、前列は誰か、そこまで意識させて今日の公演を行った。

 こんなあからさまな競争主義が、高校演劇部にふさわしいものなのかどうか、僕にも疑問や不安がないわけじゃない。ダンスの序列が部内の秩序を乱したりしないだろうか?落ちた部員がやる気を失ったりしないだろうか?選ばれたことで自惚れたり仲間や先輩を馬鹿にしたりしないだろうか?人間の多様な価値を見る目を失うことにならないだろうか?

 さて、結果はどうか?初めてセンターをもらった子はいつも以上の輝きを示してくれた。選抜されたメンバーも外された者への気遣いから、精一杯踊っていた。公演を終わった後の反省では、落選した男たちが激しく再起を誓っていた。この競争、どうやら質の上昇に向けて好結果を生み出せそうな予感がする。

 ただ、競争一辺倒で3年間を乗り切れるものではない。一人一人の個性や技倆を見いだし育て、いろんな方面で輝く舞台を用意して上げるってことが顧問の気配りかつ、指導力ってことになるのだろう。


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もう始まった!菜の花座第26回公演稽古

2012-04-12 23:35:16 | 地域文化
 3月末に打ち上げたと思ったら、もう新しい舞台の稽古だよ。やるもんだ、菜の花座!

 1回休んで、12月公演から再開って意見もあったけど、前回が遅れた結果の玉突き状態なわけだから、2回やって元に戻る、だから、きちんとやろうって正論が多数を占めた。だから、次回はいつも通り7月の第2日曜、つまり8日、そしてその次が12月のやはり第2日曜ってことに決まった。しかも、1月にはこの間の『カフェバンバ』の再演も行うっておいおいどうしゃちっゃたのよ、菜の花座、その張り切りようは。

 最近、元気になってきたんだよね、菜の花座。熱心に稽古に来る若い人たちが増えたってことが原因だ。若者に背中押されるように中年以上のメンバーもやる気を再燃させてきつつある。メンバーがそろってきているので、適当にしか参加できなかった人たちに頼る必要がなくなった。みんなやりたくて来る人たちばかりになった。これが元気の実態だ。そのあらわれが、『カフェバンバ』打ち上げ全員参加!だった。その勢いに乗っかって、今日はさっそく次回公演の初稽古だったってこと。

 今回の作品は『お勝手の姫』作:小川未玲。10年以上前に「せりふの時代」に載っていたのを読んで、何度かやりたいと思ってはその都度断念してきた作品だ。できなかった理由はただ一つ、お勝手の姫の適役がいなかったことだ。いや、今回だって、菜の花座にはいない。40,50代の女優、アマチュア演劇ではどこでも手薄な年代だ。

 結局、迷った末に客演で乗り切ることにした。川西町演劇研究会の春川さんだ。年齢もさることながら、彼女のどこか思い詰めたような緊張感が、この役に最適だと思ったからだ。前回、古川さんを客演にお招きして、菜の花座に大きなインパクトを与えてもらったことも、今回の決断に効いている。外から人を迎えるってのは、団員にとってもとてもよい刺激になる。来てくれる人は、みんな熱心だから、うかうかしていられないんだ。新しい演技に触れて、発見も多々あるし。

 だから、今日もキャスト一人を除いて、全員が出席、ますまずの滑り出しとなった。まずは通して読んだだけだが、最後まで読み通すことができた。終わった後、一人一人に読みについて役の勘所を確認することもできた。こんな良い稽古が続けられれば、この舞台きっと素晴らしい出来になることだろう。

 乞う!ご期待だな。

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さぶちゃん登場!『北の漁場』

2012-04-08 20:03:09 | アート・文化
 ダンスはExileの『Rising Sun』を仕込んだ。演歌ショーも新レパートリーを取り込まなくちゃ。4年目ともなると、いつまで同じもんやってんの?なんて手厳しいつっこみをいただきかねないからね。そう、結構演歌ショーのお客さん、リピーター多いんだ。9月の敬老の日は今年も米沢田沢コミュニティセンターの敬老会だし、町内の老人介護施設からもだいたいお呼びがかかっている。年寄りだからって馬鹿にしちゃいけないんだよ。

 コントの新作『狙いは婆さん』入れたし、さて、踊りの方も、ってことで、美香次さんに出稽古をお願いした。曲は『北の漁場』だ。よっ!さぶちゃん!ついに登場だよ。さぶちゃんやらないの?って心待ち、なんかしてないか、まっ、僕の気持ちとしてはようやく大御所ご登壇ってところだ。

 ベストアルバム聞きながら、迷ったんだよ、いろいろと。「与作」とか「函館の女」とか「北の大地」とか「兄弟仁義」とか。で、決めたのは『北の漁場』。いいよねぇ、さぶちゃんの男気があのこぶしにのって押し寄せて来る。歌詞も、男の世界そのもの。それになんたって曲がいい。決定!でも、とどめはね、漁師の歌だってことなんだ。それも北の漁師。

 そう、壊滅的な被害を被った三陸の漁師たちを密かに元気つけたいって思って選んだんだ。今年の演歌ショーでは、昨年の大海作品『漂流』のオープニング『海:豊穣』とこの『北の大地』をセットで踊りたいと思っている。見る人たちとともに、三陸復興への祈りをこめつつね。

 できれば、三陸の人たちの前でも踊りたいところだが、それはまあ、無理!ってもんだ。おっと、そうだ。8月に町で夏祭りを復活するって町長かなり気負って言ってたっけ。そこにできれば大槌の民俗芸能の人たち呼びたいって言ってたから、その人たちには見てもらえるかな。できれば、ビデオとか撮ってもらって、大槌の漁師たちに見てもらえたら、めっけもんだよな。

 ってことで、『北の漁場』稽古した。難しい!扇使いが格段に難易度を増した。それに手ぬぐいまで使う。どうも、マチャアキさんと言い、美香次さんと言い、部員のこと買いかぶってんじゃないか?そんなに進化しちゃいないって。部員たち、ここでもまた難行苦行。一部にはもう諦めちまう奴も出てきた。そう、疲れがピークなんだよ、踊り詰めだから。でも、そこで投げ出さないのが置農演劇部!翌日にはレッスンビデオ見ながら、精一杯おさらいをしていた。この曲のお披露目は、新入生の部活動見学かな?本番は、今度の日曜、高畠町デイサービスセンター『とこしえ』さんでだ。気張れ!部員たちよ!


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