田植え終わって、ハウスのプールに残るのは、地元小学校向けのモチ米10枚、コシヒカリ20枚。
今日が学校田植えだってことで、取りに来てくれた。
子どもたちの米作り体験を指導するAさん、若いのに立派!学校田を耕して代掻きして水抜いて線引いて、あとは植えるだけってところまで、数人の青年たちで取り仕切ってる。
なっ、農業には、こういう社会的効果もあるんだぜ。コメは食うだけにあらず!学びもたくさんあるってことね。
イネの苗がすべて出払って、
さぁ、育苗ハウスは、トマト・メロンハウスに衣替えだ。
プールのに使用のビニールや紗幕を片付けて、堆肥を撒く。
今回使う堆肥は、ベコ屋さんが田んぼの端に落としてくれたやつ。田んぼにたっぷり撒いてもまだ大量に余って残っていたもの。このまんま畔の上に置いておくわけにもいかねえよなぁ、これ畑やハウスに使い切るしかないぜ。
その距離100m、一輪車を押して10回ほど往復、ハウス前面にまんべんなく播き終えた。
次はボカシとランカル(卵の殻を砕いて焼いた資材)を散布。ボカシはともかく、ランカルは粉末も含まれるので、折からの強風にあおられてハウス内充満状態、まいった。

おっと、ミネラルの給源(力素)ってのも播いておこう。トマト、メロンが健康にそだつためと、味の濃い実を作るためだ。これをざっと播いて、管理機で耕耘する。

丁寧に2度耕耘、神さん、横のビニール仕舞うためにしわ伸ばすって、びっちり下ろしちまったせいで、もう、サウナで押し相撲状態!?我慢、我慢、もう一息!で耕し終えた。

きれいなもんだぜ!
ここに、トマトとメロンを植える。どちらも乾いた土壌がお好みの野菜だ。もう20年以上?作っているが連作障害って出ないんだよなぁ。堆肥たっぷり入れたり、トマトとメロンを前半分、奥半分と入れ替えてるからかな、まっ、農作業の常識ってのも、あてにならないってことだ。特に、有機農業だとね。
ここまでが俺の担当、あとは神さんが植え方する。
今年もここまで来れた、作業の一つ一つに感慨しきりだぜ。