ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

里芋腐った!甘藷もかびた!

2018-01-31 10:09:29 | 食べ物

 いやぁぁ、迂闊だったねぇ、ドジだったねぇ!芋なんて、放っておいても持つもんだって思ってたぜ。いやいや、寒さは別だ、そりゃわかってるから、部屋に取り込んでこごえたり、凍り付いたりしないように手厚くおもてなししてたんだ。

 さ、そろそろスイートポテトでも作ろうかい、って袋の中のサツマイモ取り出してみて、驚いた!そこら中、白くカビ!あっちゃぁぁぁ!やっちまったぜぇ、せっかく作ったってえのに。一昨年苗を枯らしたからって、昨年は苗植え後、毎日水やりして、珍しくつる返しなんかもしたりして、ようやっと収穫までたどり着いたってえのに。ほとんど食べないですべて廃棄かよ!そりゃないぜ。里芋の方は、上出来の芋は秋田三種町に送ったから、残ったのは子芋と親芋。ちっとは慰めもつこうってもんだが、わずか2度芋煮をしただけで、あとは腐っちまった、あ~ぁ。

 芋ってこんなに寒さに弱いもんだったんだ。こりゃ今年はよくよく考えて作らにゃなぁ。

 そんじゃ、カボチャなんてもっとダメだろな、だいたい冬至カボチャで食べきるものみたいだし、厳しい寒のさ中、生き延びてるわけないじゃないか。部屋の中に避寒してあるとは言っても窓際だものな、多分、零下にも襲われてることだろうから。

 寒さで腐ること見越して、ここまでばかばか人に上げまくってきたんだが、大豊作だったお陰で、まだコンテナの中に5,6個転がっている。一部銭ぱげみたいに白くカビが浮き出してるやつ、これは早生だし、だめだろ、当然。でも、晩生のグレーカボチャ、こんなん植えた記憶ないけど、とオレンジカボチャの合いの子は、表面もしっかりしていて、まだ頑張ってるみたいだぞ。よしっ、それじゃこのでかいやつ、いっちょ使いきってやろうじゃないか。

 半割にすると、ほれほれほれ、生き生きとした肌、見せてくれたじゃないか。大丈夫だぜ!

 よしよし、よく生き延びた!小さく切って蒸し器で蒸す。皮を剝いてマッシャーでつぶし、

卵、バター、砂糖の泡立てたものに加える。最後にラム酒漬けレーズンと、とっておき自家製ドライブルーベリーをしこたま入れて、かき混ぜ、スプーンで紙カップに入れて、

 180度のオーブン、ってことだけど、適当、30分以上焼く、これも適当。

 ほぉぉぉれ、焼き上がった。これで数週間分のおやつ、完成だ。

 残った半分は、同じくマッシュして、カボチャコロッケに、これまた、4食分の総菜ができた。無駄にせず使い切れた時の満足感ったらないねぇ!収穫までの苦労が報われたって感じだし、それ以上に作物への義務が果たせたって気がして、美味しさ以上の充足感だ。

 まだ残り数個はあるカボチャ、こいつら、どうやって命、全うさせてやろうか?プディングか?クッキーか?カボチャの煮つけもいいなぁ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の映画で書いてます!

2018-01-30 09:16:39 | 映画

 おいおい、また時代遅れの映画かよ?たまには、新作見ろよ!って言われたって、自宅でビデオ!の魅力にゃ敵わねえさ。わざわざ出かけることないし、ただで見られるし、何より、ウィスキーちびちびやりながらくつろげるんだから。詰まらなきゃさっさと消して、NEWS23に回したって、いいんだし。ほら、映画館だと、上映途中、暗い中出て来るなんて、かなりの勇気がいるだろ、見続ける気力も失せたのに、ただ行きがかり上、最後までじっとしてる苛立ち辛さ、それもない。気楽なもんだぜ。

 隠れた名作、もちろん自分にとってってことだが、にぶち当たることも少なくない。昨夜も大当たりだったぜぇぃ!

 アメリカ映画『ピッチパーフェクト』監督:ジェイソン・ムーア。アカペラの魅力満載の映画だ。

 落ち目の女声アカペラサークルを、閉じこもり気味の新入生がその音楽的才能を生かして見事、全米大学アカペラ選手権で優勝に導くまでの友情青春物語だ。ストーリーとしちゃ、ほぼ定番、人付き合いの悪い女の子と頑なに伝統を守ろうとする上級生、ぶつかりながらも、絆を深めていくってもの。その間に、出ぶっちょやレズビアンや声がやたら小さい中国人留学生?とか、個性的な新入りが混じって、エピソードを広げている。

 何がいい、ってそりゃアカペラの歌の数々だよ。それと、ダンスや演出の自由でカッコイイこと!

 この作品、2013年の制作、上映なんだが、アメリカじゃ大ヒット、その後、続編も出てそちらも大いに好評らしい。でも、日本での配給は、2年後、それほど評判にならなかったのかな?

 それ、わかるよ。日本じゃアカペラって超マイナーだもの。ネットで調べてみたって、はぁぁぁぁ?聞いたことないけど、ってグループの名前しか上がってない。だいたい、合唱自体、影薄いもの。教会音楽やアフリカンアメリカンのハーモニーの伝統、日本にないからねぇ。今を時めくアイドルだって、大人数で歌っちゃいるが、基本、メロディーだもの。

 それと、合唱って言ったら、クラシック、美しい?が難しい、これが日本人の平均的認識なんじゃないかな。ロックやソウルミュージックを合唱で、なんて考えてもみないものなぁ。それも踊りながらだぜ!

 映画だと、それほど大きいとも思えない地方大学だが、なんと、アカペラサークル4つもあって、大学の選手権も地区予選、準決勝、そして、決勝はリンカーンセンターだって!根付いてるよなぁ、文化になってるよなぁ!

 次から次と出て来る音楽、ダンス、どれもこれもカッコよくて、涙にくれつつ立ちすくんでしまった。そう、1時間40分、立ち見しちまったんだよ、自分の部屋だっていうのに、バカだ!

 ラストシーンなんて、巻き戻し、って言わないかビデオじゃ、2度見しちまった。さらに、サントラが出てるはずだって、気付いて、アマゾンミュージック探したら、あったあった!これも全曲お気に入りに追加、夜中、1時半までかかって聞き直してた。

 いいものと出会えた!幸せな一晩を過ごせた!次は続編『ピッチパーフェクト2』だ、うーん、楽しみ、楽しみ!

 ただ、心地よい夜は、ついつい浮かれて酒が進むんだよなぁ、そこが問題かなぁ。今日もちょっと二日酔い気味!

 予告編、見たい人のために、https://www.youtube.com/watch?v=scsGvFKJesY

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素材と出会えば、書けるんだよ!

2018-01-29 09:29:17 | 演劇

 出会いなんだよ、台本書きは。これだっ!って素材にぶち当たりさえすりゃ、ぐんぐんイメージが広がり、登場人物の姿形や性格も浮き上がってきて、ストーリーも繋がって行くんだ。

 一昨年の『女たちの満州』だって、満蒙開拓団青年向けの花嫁学校ってもん知らなけりゃ書けなかった。その前の『お遍路颪』じゃあ、秩父困民党を陰で支えた女たちの生きざまを目にした、ったって本で読んだんだが、ことで仕上がった野外劇だった。良き素材との遭遇、それが本の出来を左右する。舞台の面白さを決定する!

 そう、そいつぁ、小説だって同じこと。なんかいい題材ないもんかい?って最初に手にした『明治乙女物語』、小説だったんだ。まったく、帯にゃ松本清張賞受賞って書いてあんのにな、なんてドジな話だ、評論の類だって思い込んでた。まさか、他人様書いた小説をネタに台本書くわけにゃいかんよ、仕方ない、これはこれで楽しませてもらいやしょう。あんまり期待もせずに、寝転がって読み始めたんだが、おっと、どっこい!こいつぁ、出会えて幸せな小説だった。

 明治の中頃、鹿鳴館華やかなりしころ、いや、軽薄な欧化主義が世間から大顰蹙を浴びて、幕を下ろす直前ころのお話しだ。主人公は、そのころちょうど高等師範に格上げされたばかりの女子師範学校の生徒。そこに関わる混血の車引き、それと当時の文部大臣森有礼だ。森は、女子教育を国つくりの大切な柱と考え、この格上げを指導した。出来立ての高等女子師範の校長は、会津藩士ながら西南戦争で功をなした軍人の山川浩、寮監はその姉の山川二葉、大山巌陸軍大臣の妻となった大山捨松はその妹、もちろん、会津鶴ヶ城攻防戦を戦った人たちだ。

 ストーリーも思いがけなく転がるって飽きさせないし、サスペンス感も満載、スリリングなクライマックスもしっかり準備されている。そこここで語られる国家と個人や、使い捨てられる女たちについての議論も地に足がついていて聞かせるものが多い。お勧めの1冊だ。

 が、ここで言いたいのは、この本の成功の鍵は、良い素材と出会えたねぇ、ってことだ。

 まず、高等女子師範、今のお茶の水女子大学かな、格上げ当初の数年間は、制服も洋装でダンスなど西欧の教養も教科として取り入れられていた。このわずか数年の自由な気風を、作者はしっかりつかんだ。鹿鳴館での取ってつけたような舞踏会は世間から非難の嵐を浴び、自由民権激派からはテロの予告をつきつけられる始末。天長節の祝賀パーティと言うのに、ご婦人方は尻込みばかりで女性が足りない。そこで、目を付けられたのが、女高師の生徒たち!ほらほら、なんと美味しい話に出っくわしたもんじゃないか。こりゃ話しはどうにでも転がるよ。

 さらに、鹿鳴館テロを狙うのが自由民権派の車引きたち?!そうなんだ、車引きにゃ不平士族の成れの果てとかもいたし、当時鉄道馬車の開通で仕事を奪われつつあるって不満も抱えていたから、過激化した人たちもいた、これは史実。しかも、爆裂弾犯人の一人は、羅紗緬、外国人相手の娼婦、を母に持ち、唐人お吉に育てられた混血の青年、どうだい、ここまで材料揃えば、わくわくするような豪華なディナー出来て当然だろ。

 唐人お吉についても巧みに物語に取り込まれている。幕府の命により無理やり米国公使ハリスの愛妾とされ、その後世間から疎まれて酒に溺れ物乞いに身を押落したあと、失意のうちに投身自殺した。

 出来立てで自由な気概に溢れた女高師、その溌剌とした女学生、条約改正のための鹿鳴館舞踏会、それを狙う自由民権派の車引き、それに羅紗緬の母と唐人お吉だ。どれもこれも、それ一つで魅力溢れる題材だ。こんな美味な素材と巡り会えた、いや、探し当てたことが、この小説の一番の決め手なんだってことだ。もちろん、それら歴史的事実を勝手に切り刻んだり、ごてごて味付けしたり、腐らせたりすることなく、それぞれの持ち味を生かし切った調理の技も光っているわけだけど。

 うーん、やられたなぁ!いいもの読ませてもらったなぁ!そうか、良い素材だよな、よしっ、きらきら輝く原石、見つけてやるぞ!って気張ってみたけど、残された時間はわずかに10日、これ、厳しいかも。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リスペクト!朝日!Nスぺ『赤報隊事件』

2018-01-28 09:55:48 | テレビ

 重いドラマだったぜ。意見が違って、その内容を反日と判定すれば、殺人さえ厭わぬ卑劣漢、その犯人追跡の軌跡だ。

 冒頭、犠牲になった小尻記者の人柄を偲ぶ言葉、常に人々に寄り添う記事を書きたいと願って来た、って。わかるよ、それ。盛岡支局時代、医療用放射性廃棄物処理施設建設反対運動の取材、電話とか代表への聞き取りとかじゃなく、反対運動、ちっぽけなものだったが、の仲間内の会合にも足を運んで、最後までじっくり話を聞いていた姿、思い出した。

 突き刺さった銃弾が、散弾となって体内に飛び散ったんだ!

 最後まで息継ぎすることもできなかった、って、それ死ぬだろ、突っ込みはともかく、そう言いたいほど緊迫感溢れるドラマだった。事件後30年にわたって、ひたすら犯人追及だけを目指した特命取材班、その記者の執念の日々を追っている。記事は書くな、ただ、ひたすら犯人を追え、この使命が、記者にとってどれほどの重圧だったか!ほぼ、人生のすべてをかけたわけだから。

 印象に残るシーンは幾つもある。殺害の瞬間はもちろん、その直後、支局内の混乱や、記者の安全か新聞社のゆるぎない姿勢かをめぐる対立とか、現場の血塗られたソファを保存するよう支局長に迫るところとか、犯人とおぼしき者を追跡するシーンとか、取材の行き詰まりに班内で起こった言い争いとか、・・・・

 でも、一番衝撃を受けたのは、実行犯と目された右翼の大物との対決シーンだった。取材に応じる条件として、記者の住所を明らかにすることを求める相手。記者は安全な場所にいる、こちらは身一つ、世に晒している、話が聞きたければ、同じ立場に立て、との主張だ。これは、恐い。記者当人はともかく、家族に危害を加えられる可能性が出て来る。しばしのためらいの後、住所を書いて手渡す二人の記者!この覚悟のほど。言論を暴圧する者に対しては、ここまでの覚悟がいる、ということなのか!どうだ、できるか、俺?

 対等の立ち位置に立って、激論が戦わされる。目的が正しければ暴力も肯定される、それを行う者は優しき人だ、との主張に対して、記者は、小尻記者の仲睦まじい家族写真を示し、残された奥さんや子供を前しても、記者殺害は正しいと言い切れるのか、と迫る。言葉につまる相手。絞り出す言葉、「できないかも知れぬ」わずかに広がる安堵心。

 だが、今時、半日とか愛国を叫ぶ人たちにこの個々人の生への、家族の存在への眼差しがあるだろうか?名も顔も隠し、一方的な罵倒を繰り返す者たち、平気で嘘をねつ造する人たち。そんな者たちの間では、今も赤報隊は救国の英雄なんだってことを、ドラマの最初のニュース映像で知った。これも、ショック受けたシーンだった。

 言葉として、残ったもの、言論テロに対するもっとも有効な対処策は、いささかも動じることなく旗を掲げ続けることだ!との言葉。それが何より大切だ。昭和初期、血盟団や若手将校による暗殺実行によって言葉を閉ざして行った政治家や言論人、それが戦争になだれ込む勢いを助勢した。30年をかけて犯人を追い続けた記者、それを支持し続けた新聞社としての矜持、事件後も主張をかえることなく旗を掲げ続ける朝日新聞、リスペクトだな、絶対に戦中の朝日に戻るな!

 そして、この記者魂を熱い心を抱えつつ表現しきったNHKスペシャルのキャスト、スタッフにもだ!今晩のドキュメンタリー編、楽しみにしてるぜ!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そうだ、これが冬だ!これが豪雪だ!

2018-01-27 09:02:44 | 暮らし

 しばし寒の中休み、緩んだ気持ちのまま、突如、厳冬真っただ中にぶち込まれたぁ!今日で4日目、どかどか降ってるわけじゃないが、さらさらと落ち続け、時折吹雪、しかも、気温は昼間でも零下5度!融けない、減らない、積もるばかりの雪の山!

 夜7時半からのZUMBAレッスン、出かけてはみたものの、途中、吹きつのる地吹雪に視界とことん不良、超ノロノロ運転なのに路肩の雪の壁に突入すること数度、ジムへの道程1/5にて止む無く引返した。いやぁぁぁ、お恐ねかったぁ!だめだぁ、年寄りゃ引っ込んでろってこんだ!

 ストーブの前で蹲って、猫抱いて、じっと冬ごもり、と行きたいところだが、窓の景色は雪の壁!軒に届くのも時間の問題、寒かろうが吹雪いていようが、雪かきするっきゃないぜ。するとすれば優先順位はどこからだ?

 ヤ、ヤバい!旧鶏小屋、屋根の北東部分、こんもりと山になってるぜ。南側は50センチ程度なのに、1メートルはゆうに超す。西南の強風が絶えず吹きつのって、ここにたまっちまったんだ。手作り、手抜きのおんぼろ小屋、しかも、築20年を超している。雪の重みでつぶれちまうかもしれない!

 降りやまぬ雪の中、除雪機出動!えっ?エンジン、かかんねえぞ!セルは回るがエンジンの方はうんともすんとも。こりゃ機械屋さんか?でも、この低温、油が回り切れないのかもしれん、なれば、とっておき、ヘアードライヤーの登場だ。ワイヤーの凍結、バッテリーの起動力不足、ドライヤーはなかなかお役立ちアイテムなんだぜ。家に戻ってドライヤー持ち出し、さぁ、熱風攻撃で、おっと、その前に念のため、も一度エンジンキーを回してみる。な、なんだよ、簡単にかかんじゃねえか、無駄足踏ませやがって。そうか、キーを始動の位置に入れたままだったから、多分、電流が流れたんだろう、うん、そういうことか、また、一つ利口になった。

 除雪車で強固に固められた道路の雪の側壁を、進んでは戻り、戻っては前へと、10センチ単位で吹き飛ばし崩しつつ、畑に侵入。よしっ、ここからは新雪だから、ばんばかぶっ飛ばし行けるぞ、と、思った途端、ぐらっ、機械が右へ大きく傾いた。左キャタピラは前回踏んだ固雪、右は新雪のふかふか雪に、そのせいで、この傾き!こ、こ、これがやっかいなんだぜ。倒しちまったら、非力のジジイ一人じゃ起き上がらせない。なんとか、バックさせて態勢を整えようとするが、傾いた機械は後退もままならぬ。右キャタピラのみ、勝手に柔らかな雪の中に埋もれていく、動かせば動かすほど、どんどん深く穴を掘って行く。こ、こ、これもまずい、極めてまずい!下手すりゃ行きも戻りもできなくなっちまう。機械の腹下に雪が固まりゃ、自動車の亀状態と同じ、両キャタピラ空回り、にっちもさっちも行かなくなる。

 そうだ、思い出した、埋まりそうな右側に雪を掻き寄せて足場を堅固にしてやりゃいいんだ!両の手じゃ機械の運転操作を続けつつ、右足で周囲から必死で雪を掻き寄せる。なんか、サッカーでボールの奪い合いしてるみたいだ、なんて、お気楽に考えてんじゃねえよ。ほ、ほら、もっともっと、埋まっちまう。足、踏まれるぞ!ふー、どうにか、脱出、機械の姿勢を正すことに成功!

 こんな悪戦苦闘を続けつつ、10メートル先の鶏小屋にようやく到達!

 小屋の周囲はすでに何度か掃いているので、行きつ戻りつして、屋根の雪が落ちるスペースを作って行く。途中、雪に埋もれていた稲杭をオーガが引っかけて、オーガのピンが飛び、凍えてる手で新しいボルトとナットに交換!雪降る前に倒れてんの気付いてたんだから、そん時取り除いときゃ、こんな手間かけずに済んだのに、ぶつぶつぶつ・・・・一手間惜しむおめえの怠慢のお陰だよ、自業自得の自己責任。

 1時間近くかけて、ようやく周囲を回り終えた。後は、この屋根にうず高く積もった雪を掻き落とし、そいつをぶっ飛ばせばお終い!スコップ持ち出し、下から突いてみる。おおーっ、そのままどどんと落ちてきたら埋まっちまうぜ、おっかなびっくり突いてみるが、なんのなんの、低温でぎっしり積もった雪はまるで落ちない。大きくせり出した雪庇部分を落とすのが精いっぱい。まっ、あとは、気温が緩んで自然と落ちるのを待つか、こっちの屋根の傾斜はきついから、すぐ落ちるだろ。作業開始からすでに2時間、体も芯から冷え切って、指の先など寒さでしびれ切ったまま。ここまで、ここまで!

 心配した神さんが、様子を見にきたのをしおに氷点下の除雪作業を強制終了した。

 やれやれ、明日は、家の周りか!

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする