ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

良くも悪くも、雪国!

2018-12-31 10:40:07 | 暮らし

 降ったぜぇ、第一級の寒波襲来!って、本当にやってきやがった。一昨日までそちこちに地肌見せてた畑も一面雪に覆われて、今朝は朝から雪掃きだ。やれやれ、これから3か月、雪国暮らしが始まるってわけだぜ。まっ、ここまで1か月、冬らしい冬もなく楽させてもらったから、ここは素直に真将軍到来に、ははぁぁぁぁ!と、ひれ伏すしかないな。

 この年末は舞台プランの引き受け仕事でぎりぎりまで頭を悩ませていたり、我が家のお歳暮、餅つきとシュトーレン作りに追われたり、どうにかすべて済ませたのが30日。慌てて年賀状書き終えて、今朝は起き抜けから、郵便局までウォーキング。例年のことだ。ジムは年末年始休業、外はつるっつるで走れない。と、なりゃ、機会見つけて歩け、歩け、ってことだ。

 明け方前から除雪車頑張ってくれたから、幹線道路はきれいに掃き清められている。歩きやすい、なんて思ったら大間違い。うっすらと覆った新雪の下はつるっつるの鏡氷!一歩、足の踏み方を間違えれば、ものの見事に驚天動地、あっという間に道路に叩きつけられた。いかん、いかん。凍結した雪道の歩き方をすっかり忘れていた。

 雪道の歩き方①、歩幅は小さく!そう、ちょこちょこ歩きね。その②、重心は常に足の真上に!偉そうにそっくり返って歩けば即っくり転倒。その③、足裏全体で着地。ウオーキングの原則、かかと着地はこの際忘れよう。その④、着いた送り足を蹴っちゃならない。足は上に持ち上げて前に出す。その⑤、歩く部分は見た目に騙されない。きれいに払われ新雪で薄化粧した肌こそ鬼門、人間の女と同じ?そ、そんな失礼な除雪道路に例えるなんて。除雪の境界ぎりぎり雪が残っているぼはぼはの部分か、除雪車のタイヤのわだちを選んで歩く。除雪車はチェーンを巻いているで、雪面の氷がギザギザに彫られているので滑りにくい。

 なぁんて、一つ一つ思い出しながら歩みを進めるも、危うく転倒しそうになること、なんと10回!うち1回は見事すっころんだから、転倒率1割まぁまぁかって、右肩しこたま打ったから、こりゃきっと後に尾を引くぞ。やれやれ雪国くらしはなぁ。

 なんてため息つくばかりじゃない。ちょっと横道に入り込んでみれば、この美しさ。雪と風がコラボした見事な造形美だ!

 昨夜、強い吹き降りだったからなぁ。寒い日の雪は屋根からなかなか落ちない。だから、

 民話昔話か童話のような光景があちこちに散らばる。こんな美しい景色を見せられると、雪、いいんじゃない!って、ついついうそぶいてしまう。

 1時間ぴったりかけて、年賀状出しウオーキングは終了。4.4キロのトレーニング。ちょっと足りんが、まぁ、大晦日だし、いいか。と玄関前にたどり着き、うわっ!雪がぁぁぁぁぁ!、屋根の雪が落ちてるぅぅぅぅ!除雪だよ、雪掃きだ。やれやれ、やっぱ、雪国だ。

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キャッシュレス時代だってぇ?へん、遅れるもんかよ、ジジイだって!

2018-12-30 09:15:15 | 世の中へ

 キャッシュレス、キャッシュレスって騒がしいねぇ、世の中じゃ。政府なんかもちゃっちゃか進めたいと、あの手この手の差し出がましさだ。なんだってぇ?上がる消費税分、キャッシュレス決済なら、還付だってぇぇぇ?おっと、消費税アップだって決まっちゃいねえんだぜ。既成事実を積み上げて既定にしちまう、って汚ねえやり方が、ここでもだ。

 ってことは重々承知、だが、買い物のたびに溜まって行く小銭にゃやっぱり往生するぜ。できるだけ、在庫を減らしたいと、出かける前にゃ、小銭入れからがさっと引っ掴んで出掛けるんだが、2か所、3か所で買い物すりゃ、たちまち、持って出た倍もの小銭を押っ付けられてる始末。こりゃやっぱ、なんとかしねえと。

 と、なると、やっぱ、キャッシュレスか?使い過ぎって恐れはたしかにあるが、自給自足が原則の我が家じゃ、少ない購入品の大部分は生活クラブ生協、まっ、外で買い物たって、農業資材かコンビニのちょい買いくらい、気付けばローン、返済地獄!に堕ちることもねえだろう。それに、スマホも買い替えて、スマホ気分も一心したことだし、使わねえって手はないってことさ。

 まず、賑やかなQRコード決済ってのを試してみる。ペイペイの100億円還元!ってのには思い悩んでるうちに、セールが終了しちまったし、ネットショッピングはアマゾンと楽天の常連さんだから、ここは楽天ペイにしよう。ファミマとローソン、稽古の帰りなんか、口さみしくてスイーツやら中華饅やら買ったりするから、このアプリ一つ入れときゃいいだろう。

 楽天ペイ初体験は、柄にもなくドキドキしたりして、もう、バカ臭!楽天ペイで、ってスマホ画面差し出したら、コンビニのお姉さんてきぱきとバーコード読み取って処理してくれた。おおーっ、早くもスマホ画面に支払い代金とポイント表示されてる!って当ったり前っだ、て言うの。よしよし、小銭じゃらじゃら数えんでいいのはいいなぁ。後ろに客並ばれて、早くしろよジイサンのイライラ光線を背中に浴びせられるが一番嫌だったんだ。人の迷惑になることはしない!これ、素朴な人生訓の一つにしてる身なんでね。

 一度、キャッシュレスへとハンドル切ったら、そうか、たまに行く買い物って言やぁ、ヨークだよなぁ、高畠店もできたことだし。それとセブンも寄ることある。ここらをキャッシュレスで利用するとなると、nanacoカードか。楽天と連携してないってのが癪だけど、まっ、使うんだから持っててもいいか。で、新たにセブンカードてのも手に入れた。

 こっちはクレジットカード付、オートチャージャー機能も可能、ってなんのこっちゃい?nanacoってのは時々現金をチャージしておいて買い物ではカードでOK、ってプレペイド型なんだが、このセブンカードのオートチャージャーってやつは、あらかじめ設定した残高を割り込むと、銀行口座から自動で降り込まれるってシステムなんだ。なるほど、これなら、カード内の手持ちを気遣うことなく買い物できるってわけだ、便利、便利!?っておい、歯止めなくなるってことじゃないか!口座に金が無くなれば、今度は自動で借金生活突入ってことだぜ。おお、恐っ!

 まっ、そこはよーくとセーブ、どっちもセブンカード利用可、なんて駄洒落かましつつ、なんか現金なしの支払いって、ちょっぴりセレブになった気分、って完全にアホ!慣れてないのは、店舗の方も同じ、さすがにヨークやセブンはシステムが行き届いててカードかざすだけで完了だったが、米袋買ったダイユーエイトのおばちゃんなんか、勘違いして、nanacoでなくただのクレジットカード扱いで決算処理しちまった。ええーっ!ポイント付かねぇじゃん!

 って、恐ろしい、完全にセブン&アイに取り込まれてんじゃねえか!なるほどなぁ、こうやって顧客を囲い込んで着々と儲けを広げて行くわけだ。もとも、こちとらのような年金ジジイの購買力なんて屁にもならないけどな。

 奴ら、よくよく人間心理を研究してるんだぜ。各々方、油断召されるな、きゃっらの手練手管に騙されて、地獄を見ちゃならねえぜ!

 

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ありゃ、警察表彰だって?!

2018-12-29 09:56:36 | 菜の花座

 米沢警察署から呼び出し?ど、どうして?悪いことしてないぞ。飲酒運転だってしてないし、万引きだって劇の中の話しだ。旧悪、露見したか?そ、それは・・・

 なぁんて、ウソウソ!表彰してくれんだってさ。

 お目に停まったのは、認知症サポート講座のためのコント。町福祉課の声がかりで、町内すべての小中高校の生徒たちの前で演じてきた。そう、もう3年もやり通して来た。うん、たしかに偉い!立派だ、って、手前褒めしてどうする!いやいや、出前公演をし続けてきた役者たちへの拍手だ。最初の年なんか、20か所にもなったからなぁ。それも、定期公演やコント大会の合間を縫っての出前舞台、大変だったと思う。こっちは、台本2本書いて、後はすべてお任せ。役者たちで相談しながら、時折先発メンバーを変えては稽古を繰り返し、依頼のあったすべての個所で要望に応えて来た。

 警察にしてみりゃ、認知症者の徘徊に振り回される毎日だから、多くの人に認知症への理解を深めてもらえる講座は、地獄で仏、はオーバーだが、心からありがたかったんだろう。キャストに地元駐在さんも取り込んで、一緒に演じてもらったてのも、愛される警察目指す上で好印象だったかもな。実は、そっちが受賞の理由だったりして。

 授賞式には、中心になって演じ、スケジュールをすべて取り仕切ったTさんに出てもらった。彼女としてもやり切った感あったんだろう、精一杯めかしこんで式に臨んでくれた。その後、川西町役場に出向いて、町長への報告。

 関わった出演者も駆けつけて、大勢で苦労話や得た手応えなどをお伝えした。

 みんなの笑顔にやり切った満足感と報われた喜びがあふれているな。地域に飛び込み、地域に愛される菜の花座、これからも、積極的にお役立ち公演を引き受けていきますよ。

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冬だけ読書人!

2018-12-28 08:56:29 | 暮らし

 知人がフェイスブックで呼び掛けてる、「あなたが今年一番心惹かれた本を教えてください。」だって。

 で、つらつら考えてみたんだが、さっぱり思い当たらない。心動かされた本、なんてあったか?まっ、大して読んじゃいないってこともあるが、机の上にはそこそこ読了済みの本が積まれている。ざっと見渡してみて、思い当たった。これ、ほとんど台本書きの資料として読んだものじゃないか。そりゃ、感動はしないわさ、なんか使える題材ないかって聞き込みデカの目で見回したものなんだから。

 それでも、たしかに、新しい発見がないわけじゃなかった。大正モダンをすっ飛んでた本荘幽蘭って女を知ったこととか、吉原から足抜けした遊女の書いた手記とか、魔女の宅急便とか、これおおらかなナンセンス本だって気付いたり、それなりに読書体験は豊かだった。でもなぁ、感動とか考えされられた、てのはないんだよなぁ。

 それでもなんかあんだろ?って記憶の糸をたぐり寄せてみたら、あった、あった、2冊もあった。

 一冊は、中西礼の『長崎ぶらぶら節』。古っ!たしかに古い。平成11年初刷りだもの。アマゾンの古本屋で買ったのか?って?違うね、フレンドリープラザ遅筆堂で毎冬恒例の、「もってけ!ただだぜ、10冊以内!」(もちろん、そんな名前じゃない)って古本コーナーからかっさらって来た本なんだ。冬ごもりの読書月間はこの時もらった本で大いに楽しませてもらった。音曲に秀でた芸者の一代記、地域と時代をしっかり踏みしめてグイグイと引きずり込んでくれた。

 もう一冊は、カズオイシグロの『忘れられた巨人』。これは正規の値段で買った。10冊に1冊くらいはこういうこともある。どうしてこの本を読もうと思ったのか、そこがも一つ思い出せないのだが、新聞の読書欄で引っ掛かったのかもしれない。カズオイシグロは代表作と言われる『わたしを忘れないで』があまりに馬鹿々々しくて、臓器提供用人体の話しなら、おいらの書いた台本『Motherless Child』の方がましだぜ、なんて不遜な思いを抱いていたので、へん!ってそっぽ向いていたんだが、ノーベル文学賞もらうほどの人だもの、あるいはもっと素晴らしいもの書いてるのかもしれない、っ手に取ってみたってことだった。中世騎士の遍歴物語だが、随所に今の時代に通ずる深い卓見があり、ストーリーも手に汗握るサスペンスものに成っていて、これはもう一気読みだった。詳しくは、このブログに別稿があるので読んで欲しい。

 と、感動の名著2冊を思いついて、さらにその共通項にも思い至った。どっちも冬の間に読んでたんだよ。そうか、そういうことなんだ。自分の勝手気ままに本を手に取る、なんてこと、冬の1,2か月しかできないってそんな知的に貧しい暮らしを続けているってことなんだぜ。まったく、もう!2月になりゃ新しい台本書きが始まるし、書き上げた頃からは農作業も本格化してくる。もちろん、舞台の稽古にも出掛けにゃならん。公演と公演の合間、役者たちは休養期間も、こちとら次回作に呻いているってわけだ。台本準備・執筆、稽古・公演、台本準備・執筆、稽古・公演、これ繰り返して、気付けばもうクリスマス!ってその間、農作業やら薪割りなど暮らしのあれこれ。教養身に付かなかったわけだぜ。書く台本に深みがないわけだぜ。この忙しさじゃ。

 でも、そいつが、自分で選んだ生き方なんだ。本よりパン作り!読書より農作業!思索より薪割り!勉強不足の分、暮らしを楽しむあの手この手は身につけられた。そう、言い聞かせてつつ、さっ、数少ない読書の機会・1月を大切にしようぜ。

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鬼なんか笑わせろ!菜の花座、2019年はこれだっ!

2018-12-27 10:17:42 | 菜の花座

 ええーっ、今から来年の公演の話しぃぃぃ?早いんじゃない?

 いいや、先走りでも勇み足でもない。次年度の計画なんて前の年からすでに決まっているんだぜ。だってそうだろ、ホール押さえる必要あるもの。こっちの事情も伝え、他団体の予定など配慮しながら、プラザの話し合って、公演日時を決定する。ついつい忘れて申し込みが遅れたりすると、ほら、去年みたいに12月24日クリスマスイブしか空いてなかったり、何年か前のように1月中旬、冬真っただ中で公演したりって、団員からのブーイングの嵐に耐えにゃならんのさ。おっと、お客さんも、大変だ。そうそう、今年も、この冬一番の寒さでホール内の温度上がらず、不満爆発だったし。

 さて、その2019年計画だ。シニア演劇学校もなくなったし、シニア演劇全国大会への参加も取り止めたから、ゆったりゆとりのスケジュールになったぜ。

 まず、冬場1月2月はしっかり休養、3月から始動して6月16日(日)に春公演。もう春じゃないか。念願の3か月半の稽古期間を保証したからな、文句あっか?!秋の公演は11月24日(日)。昨年まではシニア演劇学校の本公演が入っていた日程にすべり込めた、よっしゃ!これまた、盆明けから稽古開始でほぼ3が月半、いずれもじっくり取り組むことを主眼としての日取り設定だぜ。『ガード下★魔女は踊る』が2か月半と短すぎる仕上げで苦しんだからね、もう同じ無理、無茶、無謀はできない。12月、雪の到来にビビりつつの本番てのも、こりごりだしな。

 で、爆笑コント大会をどこに入れるか?こっちは高校演劇部の年間スケジュールとの兼ね合いが最重要、未来の演劇人育てなくっちゃな。彼らの定期公演や地区、県大会を避けて決めるとなると、思い切って夏真っ最中、8月4日(日)ということにした。夏休み中だ?そんな部活に夏休みなんてあるか!おっと、以前のブラック体質でちまった、いかん。ここなら、菜の花座メンバーも春公演後、しばし休養の後、コント練習に集中できる、なっ、いろいろ考えてるだろ。

 どうせ決定してるなら、公演の時にチラシ入れようぜ。まっ、半年後まで覚えてる観客は少ないだろうが、頭の片隅ににゃ残るんじゃないか?「そうか、菜の花座は年に2回、春と秋なんだな。」ってね。さらに、刻印を鮮明にするために、どちらの公演も、演目を事前告知することにした。

 春は、歌とダンスのコミカルステージで中世ものを。えっ!中世?!秋は、『女たちの満州』『予兆 女たちの昭和序奏』をシリーズとして引き継いで、『女たちの昭和』シリーズ第3作を作ることに決めた。いいのか?今から、そんなかっちり型枠はめちまって。なんかアイディアあんのか?ない!そんなものは全くない。すべて直観だ。初めから題材とか時代を決めちまうのは、たしかに、不自由だよ。だが、進む道がくっきり見えてりゃ、その道筋をたどるしかないわけで、砂漠の中で路頭に迷って行きくれるってことはない。まっ、笑点なんかのお題頂戴ものだって考えりゃいいのさ。これと決めた道の先に何があるのか、恐ろしくもあり、楽しみでもある、そういうことだぜ。

 菜の花座も、定期公演には常に300を超すお客さんに来ていただけるようになってきた。次に向けて、準備怠りなしですよ、ってところを見知っておいてもらうことも大切なことなんだよ。ホームページもフェイスブックも少しずつ浸透しつつある。さらに、活字世代のファンには菜の花座通信(仮題)も発行、発送することにして、その態勢も整えた。もっともっとん観客と密着し、愛される演劇集団になって行かなくっちゃ、ってことだよ。

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