ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

あまりの暑さに作業中断!

2018-06-30 10:04:18 | 農業

 暑いぃぃぃ!梅雨ぶっ飛ばして真夏に突入じゃぁ!山形市じゃ37度超え、全国一の最高気温、記録したってよ。そんな焼け付く暑熱の中、畑仕事だぜぇ。

 大豆の補植、待ってたんだこの時を。暑さが必要なんてこたぁさらさらない。日差しだって、隠れてくれてた方がどんだけ幸せか。雨だよ、雨。待ちに待った雨、たっぷりお湿り、お恵みくださったのさ。これなら、苗を植え替えてもしっかり根付く。補植用苗の育ち具合もぴったりだし、さっさと捕植を済ませて畝間の中耕除草をしなくっちゃならない。場所によっちゃ、強固なイネ科雑草が勢力を一気に拡大しつつある。しかも、夕方からは雷雨!ってこれ最高のシチュエーションじゃないか。一晩でしっかり根付くぞ、きっと。

 まず、畑中に張り巡らした鳥除けのぴらぴらアルミテープの回収だ。テープをイボ竹支柱からほどいて支柱を集める。テープは来年も使いたいから、スコッチウィスキーの化粧缶に巻き付けて行く。いろいろ試行錯誤した結果、今年は、斬新なアイディアで勝負。何本ものテープを次々にぐるぐる巻きにして、二つにまとめた。うん、この方法、悪くない。

 さて、いよいよ捕植だ。どの畝から始めるか?そりゃ決まってる。一番欠株の多い小豆からだ。酷いものを後回しすると、うんざりして最後はいい加減になる。まずは、条件の悪いところから始めて、後半楽になるように、これ仕事の進め方の鉄則ね。株間を除草しながら、発芽していない個所に植穴を掘っていく。いやぁ、あるわ、あるわ、これでもかっ!てくらい欠けている。小豆餡をよく食べるようになったので、今年は1列増やして4列、でも、その最後の列なんか半分も発芽していない。

 植穴にやる水は、横を流れる田んぼの用水から如雨露で汲み上げる。わずか10メートル弱の距離なのに、重い!疲れる!穴に1か所1か所水を注ぎ入れる。おっ、水が消えて行く?!ネズミ穴だ。そうか、ネズミが種を食っちまったんだ、そりゃ芽、出ないわけだよ。それにしてもこんなにやられるなんて初めてだ。極度の乾燥の所為か、冬の大量積雪が理由か。別に播いておいた補植用苗じゃ全然足りない。1列犠牲にして3列を生かすか。とも思ったが、1か所2本とか3本出ているところから間引いて、それも植え替えに利用、ようやく、補植完了。

 四つん這いとごろか、膝まついての植え替え作業、頭に背に照り付ける灼熱。昼にはまだ早いが、もうこれ以上は無理。フルマラソンのラスト1キロのように疲労困憊して家まで歩いた。

 食欲なきも、ともかく食べよ、ってことで、手間最小のソーメンを流し込み、ぐでっと座り込んだまま。これ休憩なんてもんじゃない。ノックアウトされたままのカウントダウン。立つ気力を振る起こすのに1時間かかった。

 次の黒大豆、これはもっとひどい。小豆同様、きちんと発芽したものも移植して、それでも足りず、結局、奥の2メートルほどは4列すべて放棄した。補植用を植え替えるだけなら、こんなにも疲れることはない。1か所で掘って、それをプラ箱に入れて、畝間を引きずりながら植えていけばいい。それが植え替え可能な株を探しちゃ掘って、植穴に運ぶ、この繰り返し!これがますます体力と気力奪った。欠株少なく楽になるはずの青豆も茶豆も、負けず劣らずの欠株ぞろい。ああ、もうダメ!この2列で止めよ!と思いつつも、なんとか雷雨の来る前にすべて終わらせようぜ、と自ら尻を叩きに叩いた。

 残るは黄色の普通の大豆のみ。でも、8列もあるんだぜ、どうする?もう、暑さの中で頭朦朧!体消耗!ヤバいぞ、倒れるぞ!だが、やらねばならぬ作業は目白押しだし。よしっ、最後までやり遂げたら、クリームたっぷりの高級ケーキがご褒美だ!なんて人参ぶら下げて取っかかってみたが、結局、穴を掘ったところで、完全にギブアップ。これ以上続けたら熱射病と疲労で倒れる!水分持ってこなかったのが致命傷だ。田んぼの用水、頭からかぶりたいと心底願う状態になって、諦めた。残りは、明日。

 ああ、これで田んぼの草も、勢いますことだろうな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

編集室ドアがお出迎え!?

2018-06-29 08:39:16 | 菜の花座

 本番に向けて着々、って言いたいんだが、相変わらずの悪戦苦闘だ。1か月前ってことで始まった土曜日稽古、出てきたのは大幅遅刻も含め、わずかに4人。何できるって言うんだい!なんて切れたりしないぜ。4人だって役者がいればできることはある。

 偶然このメンバー、みんなダンスや日本舞踊シーンを引き受けてる人らだった。よしっ、それじゃ、そいつ片っ端から、仕上げて行こうじゃないか。今までは役者にお任せで来た。それも悪かぁなかったんだが、もっと面白くなる、もっとかっこよくなる、演出のダメだし入れながら、手直しだ。ダンスなんて、できもしないくせに、もちろん、日本舞踊なんて完全な門外漢のくせに、ああだこうだ注文付けて磨いた。よくやるよ。

 かと思えば、その次の稽古。たったの2ページに稽古のすべてを使い切った。ああ、もう!さすがにこの日は、怒りを抑えるの苦労した。大丈夫か?舞台は。って心配になるが、確実に進んでいる部分だって多い。それが装置や道具の製作だ。

 あれっ、稽古場の玄関が古風な洒落たドアに変わってるじゃないか。へえ、役場もやるもんだ、金ないのとの違うんかい。近づいてみれば、なんと、舞台用の作り物だった。なんと、本物そっくりじゃないか。それにしても、こんな大きなものよく作ったし、運んできたもんだ。道具屋さんの執念だな。役者たちに実際に通って感触を感じ取っておいて欲しいからって、わざわざ持って来てくれたんだ。

 玄関前じゃ他団体の邪魔になるからと、屋内に持ち込んで、それぞれ通り初め。

 なるほど良くできてるわ。スィングドアは、手前にも奥にも開く構造。閉めればぴたりと納まる。腰から上は曇りガラスの飾り窓、へえ、手が込んでるねぇ、とよく見たら、工事用の段プレートが張ってあった。これなら割れることないし、安くていいや。

 中央奥の階段も、着物じゃ段差があり過ぎるだろう、と、2段から3段に、これもプラザの備品を使わず手作りしてくれることになった。舞台や役者の動きを十分に理解している道具屋さんだけに、台本の書き込みを超えて、はるかに優れたものに成りつつある。しかも、そんな手の込んだ仕事を、一人黙々と進めてくれているかだから、こんなにありがたいことはない。小道具類の凝りようも尋常じゃないのだが、それはまた別の機会に紹介しよう。

 舞台を成り立たせるもの達は着実に仕上がりつつある。あとは、役者だな。セリフ覚えに精一杯、なんてところをさっさと抜け出して、シーン全体を登場人物として生き通して欲しいもんだよな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田んぼの不思議!

2018-06-28 09:43:53 | 農業

 おおっ、久しぶりの雨だぜ。ざんざか降ってる。毎晩雨乞い続けてきた甲斐あったってもんだ。なに?ただ、酒飲んでぐだぐだ言ってただけだろ、って?うん、まぁ、そうとも言える。何はともあれ、これでパッサパサの畑もしっとり潤い肌を取り戻すだろう。こちとらの体の方も連日の除草作業でお疲れモード、本日久々の休養日か?なんて、心安らいでいたら、ありゃ、止んじまったよ、おいおい。半端はよくないぞ、降るならどばっととことん降ってくれ。

 なぁに、気まぐれ雨だ、すぐまた降り出すさ、って、なんだよ、降らねえのかよ?そいつはないぜ。黒々と湿り気たっぷりって言ったって、5センチも掘れば乾ききった老化角質が顔を覗かせるに違いないんだ、こんくらいのお湿りじゃ。だいち、休めないじゃないか。もう。

 渋々ながら、Qホー持って田んぼに向かう。たしかになぁ、ここが頑張りところだからなぁ、一日だってずるけるわけにゃいかないだ。さぼれば、その分雑草の奴ら、我が物顔でのさばって来る。取らないの?なら大手を振ってはびこってやるぜ、って傲岸な嘯きが聞こえてくる。

 田に入る。ヒルムシロの大群落は駆逐したので、よっぽど楽なのだが、道路沿いのこの辺りもなぜか雑草天国だ。コナギやオモダカ、ヒルムシロ、さらにはつんつんホタルイめらが、イネの回りを取り巻いて、集団いじめを仕掛けている。汚い!見苦しい!除草の手間も半端ない、あっ、また使っちゃった!大迫頑張れ!ポーランド戦。

 どうにかこの雑草どもをなぎ倒し、削り落して、イネ株を救出。ここまで痛めつけられっと、イネの方もなよなよと弱り果てている。すまんなぁ、いつもののことながら、手助けが遅れて。

 10メートルも進むと、ここはまた、なんという美しさだ、雑草なんてまるでない。艶やかな畝間土がとろりと広がっている。

 除草なんて、要らぬお世話、とばかりにひそやかにに佇んでいる。どうして、こうも違うの?同じ田んぼなんだぜ。さっきの苦闘はなんなの?こんな状態が田んぼ全面だったら、どんなに幸せなことか!イネだって自信満々分げつの腕をはばはばと広げてる。ここは絶対、実入りいいよな。

 どうしてここだけかくも清々しいのか、考えてみる。元々、雑草が少ない、除草も行き届く、種が落ちない、さらに少なくなる、・・・・。って、正のスパイラルが上手く働いているってことだろう。が、それだけか?どうも、土の様子が違っているのだ。トロトロ土。まるで濃いめのお汁粉のような滑らかさ。ホーで引っ掻いても、何の抵抗もない。以前、自然農法の実践者から教わったこと、トロトロ土が雑草を防ぐ、って話しを思い出した。そうか、こういう状態になるってことなんだ。こうなりゃ、除草剤なんか撒かなくたって、除草に苦戦しなくたって、楽々無農薬の栽培が可能だ。

 問題は、このトロトロ田をどう広げて行くかってことだな。幸い、年々、その領域は増えつつある、気がする。ってことは、20年かかってここまで来た。さらに20年頑張れば、田んぼすべてがトロトロ田になるってこと。って、おいおい、そんな、90歳だぜ、そのころにゃ。そこまで頑張れってか?!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反響はどうだ?あずま~る!

2018-06-27 09:16:53 | 菜の花座

 地域情報誌あずま~るの各戸配布効いてるねぇ。いろんな人から、見たよって声かけられる。隣組のおばさんなど、「表紙の写真とっていいからとってあんの」ってわざわざ取り出して見せてくれた。そう、たしかにいい写真だ。もう一度載せる価値ありだよな。

 有名になったねぇ、とか、凄いですねぇ座長だなんて、と別の隣組さん数人からも。ジムZUMBA仲間、ただ一緒に踊ってるだけだけど、のお姐さん方からも声を掛けられた。冗談8割、通行人で出してもらいたいとかって、興味津々がありありだ。これきっかけに公演チケット売れればと、次週チラシ上げるから、なんて約束した。まっ、その場限りの乗り気だろうけどね。

 記事の末尾に菜の花座の連絡先も載せてもらったので、こちらの方も評判は上々だ、と言いたいところだが、かかってきた電話は、微妙!「婆ちゃんの着物もらってもらえないか?」って。うーん、着物、いろんな所からいただいて、すでに在庫過剰なんだよなぁ。それもほとんどが丈が短いんだ、ほら、昔の女性たちのものだから。

 丈のあるものならいただきましょう、って、菜の花座もずいぶん強腰になったもんだ。いやいや、着られない着物、いくらあったって困るだけなんだから。古着屋さんやるわけにもいかんし。

 もう一つの問い合わせは、公民館から公演の依頼。ありがたい、と言いたいところだが、こちも、ちっとばっかし微妙。公民館って言っても、数十戸で成り立つ集落公民館、観客数は10名前後?手品も含めて60分って要望、どうするよ?地域のお役には立ちたいけれど、団員だって仕事はあるしねぇ。

 情報が広がって劇団の知名度は上がったものの、果たしてお客さんの増加とかに結び付くかどうか。人間、知ることと、動くこととは別物だからね。まっ、知ってもらっただけでもありがたいって感謝しなくっちゃ。いや、あずま~る見て、ホールに行ってみようかって人だっているはずだから、それ、信じよう。

 って、控えめに納得していたら、思いがけず、入団申し込みの電話があった。それも2件もだ。ありがたい!って手放しで喜びたいところだが、これもまたまた微妙。いやいや、そんな、ご高齢だからって、男性だからって、失礼でしょ、傲慢ってもんでしょ、微妙だなんて。大したもんじゃないか、70歳超えて、演劇にチャレンジしたいなんて。貴重だぜ、その心意気。どんな人でも大歓迎!夜の稽古に通える方ならだれだって、その意欲に寄り添いますよ。そうだよ、手薄な男性陣じゃないか。これでさらに作品の幅が広がるってもんだぜ。

 こんな電話、もっともっと来ないもんかねぇ。できれば、若手がいい、なんて言わないからさぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あれもこれも、あっちもこっちも。追い回される日々が始まった!

2018-06-26 10:16:40 | 農業

 今日の仕事は、田んぼのQホー除草の6日目か。いつもより早めに始めたので、草もまだ比較的少なくまずまずの捗りだ。3時間も精出せば、家の前の田は終わるだろう。おっと、そうだ、ハウストマトの水止めてこなくっちゃ。朝から出しっぱなしだぜ。

 なら、ついでだ、トマトの脇芽摘みと支柱への誘引もやっちまおうか。トマト、暑くなって生き生きしてきた。ぐんぐん伸びる、実も着ける。脇芽の方はもっと元気だ。いや、奔放って言っていい。放ったらかしておけば、めったやたらと側枝を伸ばして妖怪トマトの森になっちまう。野性的なんだよなぁ、トマトって。枝や葉から出る樹液も強烈だし。

 おお、そうだ!ブルーベリーの収穫もさんなねぞ。今年の初摘みだ。

 これから1か月近く、朝仕事は毎日、ブルーベリーの収穫だぁ。このところの晴天続き、水やりしながら摘んで行こう。まだまだ続くカラカラ天気、水やりの手間省くため簡単なスプリンクラーでも設置すっか、とも考えたが、園地全体に水撒くと、周囲の雑草まで息吹き返すよなぁ、せっかくぱさぱさ土で抑えられてるのに、わざわざ雑草応援するこたぁない。ってことで、水やりは、ホースを引っ張って1本1本根元に潅水。実を摘み取りながら、ホースをあっちやり、こっちやり。

 滲みだす汗で早くもじっとり。照り付ける炎熱に、体ぐったり、心げんなり。ちょちょいのつもりで出た畑、気付けば2時間近くが経っていた。ああ、もう!田んぼの除草、どうすんだよ!。

 農作業は適期作業が何より大切。時期を逃せば、後々途方もない苦役が待っている。もちろん、収穫にもいたく響く。今この時期だから、Qホーで、ちゃっちゃかと株間の草を掻き取って行けるが、1週間遅れれば、力任せに引っ掻かないことにゃ草は動じなくなる。そうなれば、掛かる時間はまず数倍、労力なんか数層倍。まず途中放棄で草だらけになんのは見えた話しだ。

 明日、明後日にゃ、ようやく出そろった大豆の補植作業も待ってるし、カボチャの周囲も耕運機で除草してワラ敷き。それが終われば、今度は大豆の中耕除草と、流行りのラーメン屋状態で仕事が行列作ってる。次から次と追い掛けてくる必須作業。

 考えない!ぐだぐだ思い悩んだところで、疲れるだけ。いや、考える!どんな順序で取り組めばいいのか冷静な判断が重要だ。仕事の好き嫌い、苦楽に流されちゃならない。あくまで適期、あくまで効率的に!これっきゃないぜ、この追われる日々を切り抜けるには。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする