ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

トマトの季節だぜ!

2021-07-31 15:00:58 | 暮らし

  暑いっ!連日の30℃超え、そろそろ勘弁してくれぇ、って叫んだところで、まだ7月!だから。うへっ、あと1カ月は続くってことだぜ。

 人間様はもうほぼお手上げ状態だが、この灼熱にほくそ笑んでいるのがトマトだ。生食用も加工用も、一気に色づき始めてきた。連日切れ目なく続く収穫、毎食欠かすことなく食べちゃいるけど、日に数個じゃとても追っつかない。そろそろ加工して保するしかないぜ。

 トマトの加工って言ったら、ケチャップとジュースだよな。去年大量に食ったジュース、この炎暑で売れっ子の人気者だ。

 夏前に開けた瓶が続けて変質していたので、なんか尻込みしてしばらく飲まずにいたが、この暑さじゃたまらない、勿体ない!冷蔵庫で冷たく冷やして、ぐぐっと一気飲み、

ふへぇっ、生き返るぅ!美味いねぇ、やっぱ、トマトジュースは夏の切り札だ。朝起きて1杯、仕事から上がって来て1杯、昼寝の後に1杯、1日1本は軽く飲み尽くす。なんだ、これならもっと早くから飲んでりゃ良かった。と、後悔するも、その分、まだたっぷり残っているわけだから、まっ、いいか。

 二三日収穫が続けば、家中トマトが溢れる。台所にも。

 土間には取って来たトマトが。

 幸い加工用も生食用も皮の固い品種なので、すぐ痛んでぐずぐずになることはない。1週間くらいは十分ほったらかしできる。その間、溜めに溜めて、10キロ単位で煮て行く。そろそろ1回目、掛からなくちゃならない時期だが、この暑さの中で煮る作業となると、ちょっと気合いが必要だ。結局、傷んで、コバエとか飛び交い始めないと、取り掛かれないんだろうな。

 来年の、心地よく一杯!のど越し本生!思って今年も作らなくっちゃな。

 

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雷さんと追っかけっこで薪材運び!

2021-07-30 14:39:51 | 暮らし

 なんとなぁ、その時間帯だけ雨降りだってよ。それも、雷鳴って大荒れみたいだ。河川支障木の薪材は配布、大当たりだぜ。そうだ、去年も土砂降りの中、軽トラ何度か走らせたっけな。しかも、途中パンク!なんて超特等の当たりくじだった。この時期の午後、雷雨は付き物なんだけど、頼む!なんとか2時間外れてくれないか。

 2時から3時が割り当て時間、軽トラ2台限定だ。せめて1台目分だけでも降りだす前に運んじまいたいと、15分早く鬼面川河川敷の薪材集積場に到着。受付でチェックを受け、過積載に対してきついダメだしもらって、いざ、薪置き場へ。今回は久しぶりに神さんも同行だ。さほど力があるわけじゃないが、重く太い材など、二人で抱えた方が楽なのは間違いない。適当な材木を選ぶのにも、2つの目より4っつの目、素早く選択できるのは大きい。なんたって、雷雨の到来に追われてるから。

 今年の薪材はどうだ?なんか、古い捨て置きしてあったものが中心みたいだぜ。去年の残り物か?それに、すでに何日か搬出が続いた後なので、なおさら残り物感が強い。太過ぎるものや、節のあるもの、枝分かれしたもの、細いもの、中には腐りかかったものまである。コーンで囲った区画には、今年切り出したらしい良材がたっぷり積まれているが、こちらは8月末からの配布分らしい。まずは在庫一斉処分!って感じだな。

 まっ、いいさ、貰えるだけだってありがたい。なんせ、今年は、リンゴ3反部分にナラの上質な薪が8立米すでに割ってぎっちりと積み上げてあるんでね、余裕さ、余裕。欲張って大量に積んでパンク、なんてバカはする必要がない。

 同じ時間帯に指定されてる人が6人ほど、それぞれ自分なりの選別基準で薪材を積み込んでいる。今回は、細めのものを多めに集める人が多いようだ。きっと、割るのが面倒なんだろう。そんなんじゃすぐに燃え切ってしまうのにな、なんて、余計なお世話だ。積み方も慣れてないなぁ。もっと太さ、長さ揃えて丁寧に荷台に並べれば、1.5倍は乗せられるのに、なぁんてことも勝手な思惑。わざわざトラックで出向いて、自家の燃料を調達しようってだけで、大したもんなんだぜ。ほら、きれいなワゴン車で乗り付けてる人だっている。車内、汚れちまうだろうに。と、またまた出過ぎた心配。

 神さんも何度か来ているので、仕事ぶりは無駄がない。まず、1段目には二人でようやく抱えあげられる太いものを並べ、その上に直径20センチ程度のもの、さらに3段目には細目の材で間を埋める。こうやって積むと、たくさん積めるし、走行中落ちにくい。過積載を注意されないぎりぎりのところで我慢して、ロープを掛ける。もちろん、締まってほどけ難い輸送結び。これ、出来る人、少ないよね、薪ストーブ愛好家にゃ。ちょっぴり優越感。わずか10数分で積み込み完了。慌てず急いで我が家まで25分。下ろし方も二人なので5分ほどで終わり、慌てて折り返しだ。

 ほらほら、雷始まったぜ。雨粒もポツリ。うわっ、近づいてきてるぜ。もう、選んでなんていられない。適当に目星をつけちゃ、じゃんじゃか積んで、なんとか本降り前に2回目の積み込み完了。過積載チェックもパス。我が家に戻り、下ろすのだが、午前中の重労働もあって、力入らず、注意力もすっ飛んじまった。それでも無理やり持ち上げて下ろしたら、小指を挟まれた。うわっ、またヒビが入ったか?ええい、ももいいはぁ、そのまま落としちまえ。どうせ、すぐにチェーンソーで刻むんだ。ごろごろしてたって問題ないさ。

 軽トラ2台、積む時には大した量じゃないと思ったが、こうやって、下ろしてみると、結構な量だぜ。幸せ、幸せ!8月末からは自由に搬出が可能になる。よしっ、そこも頑張ろう。薪、積めば積むほど、安心感、満足感が広がるんだよな。生存の保証ってことなんだろうな。

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穂が出た!

2021-07-29 12:07:19 | 米つくり

 自然は正直だよなぁ!ヒトメボレ、例年通り、7月末に穂が出始めた。この調子で出穂が続いて、8月10日には出そろうだろう。中干し(穂が育つ前に田の水を一時抜く作業)をしない我が家の田んぼは、次々と茎が成熟し、だらだらと出穂が続く。無理に揃える必要はないよ、これが自然の姿なんだから。

 イモチはほとんど見られない。株間除草でイネの中に分け入った時には、たまにイモチの斑点が見られる葉もあったが、広がっている気配はまったくない。不安におののきつつ見回った去年の出穂期とは大いに違う。眺めるたびに、イネの生命力に感動する毎日だ。気持ちが落ち込んでいる時など、わざわざ田んぼを見て、元気をもらっている。イネの鋭くすきっと伸びあがった葉先は自然の勢いそのものだ。

 天候に恵まれた、ってことはたしかに大きい。でも、どうもそれだけではないようだ。苗が丈夫に育ったってことが大きいんじゃないかな。去年の苗作りは散々だったもの。苗土に加えたボカシが未熟な上に量が多過ぎた。幼少期に肥満にして過保護に育てた子ども、ってところかな。成長に従い、体力のなさ、病気に対する抵抗力の不足が際立ってしまった。そんなところじゃないかと思う。

 堆肥置き場になって、最後まで堆肥たっぷりになった場所でも、イモチは見られない。しかも、そこのイネは茎数も多く、背丈も抜きんでている。堆肥撒きすぎも必ずしもイモチには直結しないってことだ。かえって、地力不足の部分は、イネもか弱く茎数も少ないので、周囲一面雑草の絨毯になっちまってる。こういう場所にはもっと堆肥を入れて、土を肥やす必要があるだろうな。

 そう、来年の課題は、ただ満遍なく堆肥散布するのでなく、地力の低いところに重点的に播くってことがだ。もちろん、ボカシは丁寧に発酵させて、苗土には適量を守る。もう40年も米つくりしてるっていうのに、未だにこんな初歩的な学びで納得してるって、ほんと、成長しないよなぁ。まっ、その都度、何かしら新しい挑戦をしているせいではあるんだけどな。

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今年の参考本は『ボケ日和』

2021-07-28 16:43:09 | 本と雑誌

 今年も頼まれた認知症サポートコント、テーマは何にしようかな?まずは、参考に本など読んで。

 おお!絶賛販売中のこれ、『ボケ日和』著:長谷川嘉哉、刊:かんき出版、いいんじゃないか?読み易そうだし。神さんお気に入りの梅沢富美男が夫婦で帯コメント書いてるし。何より、ブックデザインが長閑でいい。

 著者は老人医療、中でも認知症患者の医療や介護にかかわるお医者さんだ。病院でどしっと座って「どうしました?」って診断するばかりの専門医じゃない。介護施設の運営にも関わり、訪問診療で末期患者の看取りまで行っている。まっ、認知症なんでもござれのオールマイティドクターだ。もちろん、講演会にも引っ張りだこ、そんじょそこらのお笑い芸人より笑いを取ってるって、凄い鼻息だぜ。

 たしかになぁ、認知症の人たちの行状って、どこか笑いを誘うものな、ネタにゃ困らないわけだ。そう、だから、菜の花座もコントを頼まれている。おっと、当人や家族にとっちゃ深刻な病状を、笑っていいのか?日々地獄の七転八倒の苦しみを笑い飛ばすなんて不謹慎な!

 著者の立ち位置はそこなんだよ。患者も介護者も笑って過ごそうよ、ってところを一番の拠り所にしているんだ。おおらかな気持ちでボケに付き合っていきましょうや、それが一番ですよ、人間だれしもいつかは死ぬんだし、って考え方だ。

 そのためには、まずは介護する側が苦しまない、これが大切だ。とことんまで責任を背負い込んだりしないで、できるなら複数で世話をする。利用できるサービスは躊躇せずできるだけ使う。中でも、デイサービスは、介護する人も患者も得るものが大きいよ。

 本の構成は4っつの章からなっている。「ちょっと変な春」【認知症予備軍】、「かなり不安な夏」【初期・軽度】、「困惑の秋」【中期・中等度】、「決断の冬」【末期・重度】。この章分けといい、そのタイトルといい、見事なもんじゃないか。語り口も軽妙洒脱なんだけどね。症状の進み具合と介護する人の気持ちが的確に表現されている。

 それぞれの章で、その期の症状と対応の仕方が述べられていて、とても参考になる。って言うか、安心する。第1章では、認知症の1歩手前、早期認知障害の話しで、この時期、症状の進み方をゆるやかにするには、運動とコミュニケーション、そして薬物療法だって。そうか、すぐ切れる高齢者、脳の反応を穏やかにする薬ってのもあるんだ。

  第2章でためになるのは、いつでも患者に合わせる必要はない、場合によっては怒りをぶつけることも大切、これは介護側の精神衛生。反対に、質問で患者を試すようなのはダメってあたりだ。時刻を聞くとしても、今何時だと思ってるの?って、詰問するんじゃなく、4時過ぎたよね、と、いった具合に、聞く側から情報を提供して答えさせる、これをリアリティオリエンテーションって言うそうだ。これ、実行せずにずいぶん患者にとげとげしく当たってる家族、介護士、見ること多いよな。

 困惑の秋での救いは、つらい時期も2年で終わるって、これは大きな福音だよな。それと、風呂嫌ったり、寝なかったしても心配ないってところかな。あと、異常性欲亢進は薬物で押さえる、なんてことも役に立つ。一番重要なのは、施設を積極的に利用するってこと。

 いよいよ、終末、看取りのアドバイス。グループホームか特養か。入院か自宅で看取るか。どういう場合にどれを選ぶのが適切なのか、わかりやすく情報提供してくれている。ここは、認知症かどうか関係なく役立つ知識だ。忘れずに、って言うよりこの本をなくすことなく、人生最後の参考書として身近に置いておきたいところだな。

 うーん、なんか、身につまされて一気読みしてしまったぜ。夫婦ともどもボケ便りの季節じゃあるしな。死に支度だって、考えておかにゃならん。コントのネタもいただけたし、先々の杖ももらえたし、思いがけずいい勉強ができたってもんだぜ。

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テレビ、見るものがないっ!

2021-07-27 10:24:44 | 世の中へ

 オリンピック始まって、テレビをつけない時間が続いてる。だってそうだろ、どこもかしこもオリンピック!だもの。NHKなんてBSプレミアム以外、3っつのチャンネルでオリンピック番組だぜ。日テレも、今日は一日オリンピック三昧?だってよ。競技の中継ばかりじゃない。ニュースも大半はオリンピック関連だし、ワイドショーなんてほぼオリンピックショーになっちまってる。もう、消しておくしかないぜ、テレビ。

 おいおい、そんなにオリンピック見たい人ばかりいるのかよ?世の中、オリンピック以外に出来事生じてないのかよ?ここまで行くと、思想統制、世論誘導だぜ。どこ見ても、どこにチャンネル回しても、日本、日本!ナショナルに直結すると一気に一丸になっちまう、これが怖いし、とても嫌なんだよ。ほんとにみんな、こんなオリンピック漬けを望んでるのかどうか?メディアは早急にアンケート調査するべきだよ。

  ツイッターなんかじゃ、「テレビ見るものない!どうする?」なんてつぶやきが溢れてる。なぁに、若い奴らはゲームしてるか、ユーチューブだぜ、なんて書き込みもあって、なるほど!あるいは、この際、Neflixやアマゾンプライムで映画見るのもいいんじゃない、なんて提言もあって、そうそう、それだぜ対処法は。

 オリンピック番組なんて見るもんかい!って、断ち物したから、一つ、解禁するのもいいかな。

 『愛の不時着』を見る!

 ええー、なんで拒否してたのぉ?韓国ドラマだから?なんてこと全然ない。『ヴィンチェンツォ』でその面白さは十分に知ってるからね。ただの偏屈よ、ここらで言うそんぴん野郎なのさ。人がいい、いいって言うと、ふん見るもんかい!ってヘソ曲げる。評判が高けりゃ、ますます顔背ける、ほんと、嫌な性格だよ。良く言えば、大勢に順応しないってことだけどさ。

 で、『愛の不時着』。はまった!ものの見事にはまった!

 すでにいろんな人が大絶賛してるから、今さら、後追いのよいしょをする気はない。近くて遠い国、韓国と北朝鮮、そのギャップを題材に取ったってところで成功へ一歩。さらに、遅れた北を、進んでる南があざ笑う、なんてありきたりの優越感から離れてることも気持ちいい。が、何と言っても、主役のセリの小生意気な可愛らしさと頑固一徹の訳あり大尉ジョンヒョクの誠実な男ぶりがいい、なんて月並み言っててどうする。

 物語の面白さ!ってことだろうな。まぁ、無理やり過ぎだろ、とか、その手は常道、とか、マンガチックだろその人物設定、その演技大袈裟!とか、落ち着いて振り返れば、けっこうご都合主義なんだけど、そんなこといちいちあげつらっていても仕方ない。それより、巧みな展開と笑いとスリルと、そして、思いがけない純愛に身を任せてりゃいいんだ。脱北の密航船の船倉で危機切り抜けるために口づけ、抱擁!なんて展開、もう唖然だよな。そう、物語ってのはそういうものなんだ。なるほど、こういうキャラをばら撒くと面白くなるのか!とか、ハラハラドキドキの勧善懲悪ものは強いよなぁ、とか、でも、悪人が魅力的なのが韓ドラだぜ、なんて、一人ツッコミつつ楽しんでいる。あっ、このギャグ使える!なんて実用性もあったりしてね。

 そう、第2話だかに出て来た、セリが大した用もないのに、ジョンヒョクの執務室に電話をかけまくる、って、あれ。早速、使わせてもらった。認知症サポートコントにね。携帯を預けられた父親が、出先の娘にわけわからぬ電話をかけ続けて、迷惑がられるって設定。これ頂いたお陰で、コント上手く仕上がりそうだぜ。『愛の不時着』さまさまだな。

 って、なんの話しをしてんだよ。オリンピックでテレビなしの生活をいかに豊かなものにするか、って話題だった。もしまだの人いたら、これを機会に、動画配信やってみたらどうだ?と、Netflix、アマプラの回し者になったところで、終わりにしよう。

 くれぐれも、みんな一緒、国民一丸、メダル万歳、に取り込まれないようにな。

 

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