ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

大晦日、歩き納め

2014-12-31 12:28:17 | ランニング
 歩いてきた、雪の中。3kmを30分。目標は9分/kmだっけど、ざくざくの雪道を早足で歩くってかなり大変!車の轍はぐじょぐじょだし、懲りて真ん中歩けば、これまた深雪で容易でない。車に、はね飛ばされるのが嫌で、畑の農道選んで大失敗だ。11分/kmがやっと、変に力かかってアキレス腱痛めそうになったり。懲りたので帰りは車の通りの多い町道を歩いた。水たまりあったって、はね飛ばされたって、こっちの方がはるかに楽で目標ペースを達成した。

 なんだってこの大晦日の忙しい時にウォーキング?いや、忙しくないから。やることないから、一人年越しは。歩いて体調整えて、夜は気持ちよく飲もう、なんて魂胆はさらさらない。明日の準備。明日の川西町元日マラソンに備えての最後の調整だ。

 まず、降りしきる雪の中を経験してみたかった。ざくざくやふかふかの雪道の感触をつかんでおきたかった。だったら走ったら?そう、そうしようかとちらっと思った。でも、レースの前日は余分な負荷は掛けない。直ったばかりのふくらはぎ肉離れ、悪化させたらどうすんの。

 レース直前は早足のウォーキング。これ、ランスマ(NHKBSランニング情報番組)カリスマ講師の金さんのお教え。疲れをためず、故障の危険をおかさず、適度な負荷で翌日につなげる。この調整法を実践してみたってことだ。

 前回初フルマラソンは、本番5日前に38km走るなんて無茶やってしまった所為で、ラスト大バテの両足痙攣、ひどい目にあったから、今回は疲れをためないことを第一に考えた。それとこの寒さもあるしね、筋肉ガチガチだから、そっとお手柔らかに準備しなくちゃ。

 と言っても、レースはたかだか5kmなんで、それほど心配する必要はない。まっ、せいぜい30分弱の勝負だから。走ることより、ゴール後の寒さとか着替えとかの方がよっぽど気になる。なんせ、集合の場所と時間はわかっていても、コースもアップ会場も控え場所も連絡がない。まして、除雪の状態がどうなのか?お世話になってる川西町なので、気持ちよく大会を盛り上げたいとは思うけど、ちょっと手抜きすぎるかな。まっ、大会なんて見なさずに、元日走ろう会くらいのノリでちょうど良いのかもしれない。そういえば、大会終了後、賞品がもれなく?当たる抽選会があるんだって、これもう絶対お祭りだよね。

 てことはくれぐれも怪我などせずに、競ったりせずに、楽しく走り初めしなさいってことだ。このブログもウォーキングで書き納め、ランニングで書き初め、ってことになりそう。それだけランに入れ込んだ1年だったし、来年になるだろうってことだ。

 それにしても明日は吹雪だって。楽しめるか?吹雪の中のランニング?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やることないから、大根でも煮ようか

2014-12-30 10:26:01 | 暮らし
 あんなにうきうきと年末休暇に入ったのに、早くも行き詰まりで退屈でやることない。農業関係の支払いはすべて済ませたし、除雪も終わった。ジムも年末年始のお休み、かといってこの雪道じゃ外は走る気になれない。だったらコント台本書くとか次回作品の構想練るとか、あるにはあるんだけど、まっ、年始の休みもあるしと、もひとつ気乗りしない。時間が有り余るほどあるって状況は、その真ん中に突っ立ってみると、以外にも途方にくれてしまうものなんだなぁ。

 友人からおもしろい話しを聞いた。年寄りにはキョウイクとキョウヨウが大切だって話し。わかるかなぁキョウイクとキョウヨウ。キョウイクは「今日行く」キョウヨウは「今日用」、そうそう、今日行くところがあって、今日用があるってことが重要だってこと。仕事やらなんやらに追い回されていた現役時代にはピンと来ないだろうが、年取って膨大な自由時間に包囲されてみると、なるほどなぁ、ほんとその通りって感じる。

 幸い僕の場合、演劇ってもんがあるから、行くところもあればやることもあって、この圧倒的な空白感とはほぼ無縁で過ごしている。でも、四日前から始まった年末・年始の稽古中断期間には参った。昨日あたりまでは、溜まりに溜まった本を何冊も手にしつつ、ひっひっひ、どれから読むか、なんて幸せな独り言つぶやいてたりしたんだけど、その新鮮な知識欲も早くも萎えて、今年はテレビの名画も「ホビット」なんかでつまんねえや、おっと、夜はボクシング、村田、八重樫、井上の三連戦、これで3時間はつぶせるぜ、と、ずぶずふ暇つぶし、時間過ごしの退嬰の中に引きずり込まれつつある。なんかあるか?楽しく時間つぶせること。だったら外に出る、金使うからNG。ネットで遊ぶ、結局買い物サイトにたどり着いて金使うから不可。ゲームぅぅぅ?この歳で、そりゃないでしょ。

 となると食うことだよ。夕飯のおかずに美味いもの作ってやろうじゃないか。てったって、雪の中食材買いに行くなんてあり得ない。我が家にあるもので納得の一品を!見ればストーブの赤々と燃える炎、やっぱ、ここは煮物じゃな。うんざりするほどあるジャガイモは一昨日サラダを作ったから、今度はまずまず豊作だった大根をなんとかしよう。鰹節と昆布でしっかり出汁をとってことこと煮込む。仕上げには買い置きしておいたがんもどきを入れて、大根とがんもの煮物!よしこれだ。てことで、



 うーん、なかなかいいぞ、冬の風物詩。豊かな暮らし。さて、お味の方は?



 あっ、やべ!醤油入れすぎた!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微生物様の御利益です

2014-12-28 10:10:27 | 農業
 心配だった。いくら万能の微生物様でも、この寒さじゃ働き、期待できないんじゃないか。水が足りなくて雪でごまかしたりしたから、寒さとお怒りでお眠りになったままなんじゃないか。米ぬかと油かすを積んで仕込んだぼかし肥、春までに発酵終わらないと、米作りに大ブレーキとなる。前にも書いたが、米作りは苗半作って言って、苗作りで秋の実りの半分は決まってしまう。それくらい苗は大事だ。今年、天候に恵まれながら豊作にたどり着けなかったのも、苗を焼いてしまって種のまき直しをしたりして頑丈で自信満々の苗が作れなかったからだ。このぼかし肥の出来不出来は来年の米の豊凶に直接つながているってことなんだ。

 恐る恐るぼかしを積んだ鶏小屋の中を覗く。鶏は昨年、いたちにやられ全滅したので今は無住のがらんどう空間だ。金網だけの周囲から吹き込んだ雪で、床は一面真っ白。だが、おっと、ぼかしの上は雪がない!ってことは、・・・期待できるよぉ。覆ったビニールをはぐると、湯気が立ち上り発酵のほのかな香りが一気に辺りにひろがった。表面は、かび?それとも放線菌?



 まっ、放線菌もかびの一種だから、気にしない。それより、この極寒の環境でここまで見事に増殖してるってことが凄い!まさしく微生物様の偉大なお力と崇めないわけにはいかない。固まりをほぐして手に取ってみると、中までびっしりと糸状菌が覆っている。



 これならいい。二週間でこれなら、手間を惜しまず切り返しを繰り返していけば、2月頃には十分に発酵の済んだ最上ぼかしが完成することだろう。スコップで大雑把に上下を切り返してから、手で丁寧にもみほぐす。この作業を怠ると、固まりはぎゅっーと凝縮して、かちんこちんの石のような状態になってしまう。そうなると苗箱用には使えない。だから面倒でも丁寧に細かくほぐしていく。手を突っ込むと温かい。外気温は氷点下だっていうのに、温泉に手を差し入れたような心地よさだ。



 改めて、微生物の驚異的な生命力に感動した。ものみな凍てつくこの寒さの中で、ひたすらもくもくと増殖しつづけるこの逞しさ!その分解力!この素晴らしいお力に人間はどれだけ助けられていることだろう。農業では、土を肥やし作物を育み、森林など生態系では有機質の分解作用で永続的な自然環境を保ち続け、そして、食の分野では多彩な発酵食品として、僕らの暮らしと健康を支えてくれる。そう、隣りのいろり部屋=保存庫では、キムチ。乳酸菌の働きでじんわりじんわりと味が調い栄養価がますます高まっている。



 と言うことで、あだやおろそかにしてはなりませんぞ!微生物様の御利益を!!

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

爺さんたちがオタ芸ダンスなんてどうだろう?

2014-12-26 09:35:23 | 演劇
 なんかないか?突拍子もない出し物。ともかく楽しく大笑いできる舞台にしたい。なんたって、真っ冬ど真ん中の公演だからね、幸せに初笑いしてもらわなくっちゃ。

 いつだってそうなんだけど、どっかに新しい工夫仕込みたいって思っている。あっ、これ前にやってたね、とか、なんかマンネリじゃね、なんて言われたくない。人が普通思いつかないような仕掛けをなんとしてでも考え出したいと思って、すかすかのアイディア脳絞りあげているわけだ。

 今回『夢金らぷそでぃ』の場合、そのとっておきの一つが爺さんたちのオタ芸ダンス。ご当地アイドルメンバーの一人に入れあげて、熱烈応援を続けてきたって設定だ。アイドルを囲む状況見てると、今もうすでにおっさんオタクが多いみたいだから、後20年もしたら爺さんオタクも大量に出現するに違いない。だから、時代の先取り!なんて自惚れたいんだけど、どうかな。

 爺のオタ芸ダンスなんてキモイ?そう、そこがキモだ、なんておじさんギャグを一発かまして、見ようによっては気色悪い。でも、爺さんたちが動かぬ体をぎくしゃく言わせながら、必死でアップテンポにしがみついて姿、なんかほほえましくも滑稽に見えるんじゃないか。当然、リズムを外す、動きはついていけない。ダンスとしての完成度ゼロ!って言うよりマイナス!でも、バナナの皮で滑って転ぶ姿を笑うなんて意地悪さが人間の本性なんだから、爺さんたちの悪戦苦闘も笑いを引き出すことだろう、てのがこちらの計算だ。爺さんがアイドルに熱を上げるって設定のばかばかしさも笑いのつぼをちょっぴりくすぐるんじゃないか。

 さて、昨夜はその最初の稽古。Moraからダウンロードしたご当地アイドルの曲に合わせて三人の爺さんが踊ってみた。



 腕の振る方向が違ってるしぃぃ!腰つきどこかへっぴり腰!だから、いい!笑える!



 ここには写っていないが、劇団の若手が手本として前や横で踊ってるんだ。もちろん振りを考えたのも彼女たち。尻込みする爺さんたちを置き去りに自分たちがノリまくっていた。今はこんな無様な格好だけど、本番はきっと見違えるようなプレイを披露してくれるに違いない。菜の花座爺トリオもやるとなったらやる人たちだから。お楽しみに!

 おっと、これがメインの話しじゃぁないからね、なぁんだそれだけ?なんて早とちりはご容赦ご容赦。まだまだ仕組んだ仕掛けは盛りだくさん!仕込んだギャグも大山盛り!深い雪をかき分け踏み分け来てもらっても損はさせない大特売だ。まっその分テーマはたわいない、おっといけねえ、それを言っちゃあお仕舞えだぁぁぁ。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身勝手リハビリ、どうなることか?

2014-12-24 09:19:35 | ランニング
 10日前に、またまたやっちまった。左足のふくらはぎ肉離れ。まっ、ちっょと足引きずるくらいで大したことないんだけど、なんせ大会1週間後に迫ってるから焦る。えっ、この真冬にマラソン?そう。この雪に埋もれた中を走る?そう。しかも、1週間後って、もしかして元旦?そう!

 川西町恒例元旦マラソン。元日早々雪の中を走る。なにも元旦から走らなくたっていいのに。だれもがそういう。大晦日除夜の鐘聞くまで飲んで、走れんのか?僕も不安だ。でも、どうせ来年も走り続ける一年になるだろうから、走り初めは元朝がいいんじゃないか。飲み初めで一年始めるよりははるかに健全だ。

 距離は5kmと、あっという間に終わってしまうたわいないものだけど、走る以上はベスト、と言わないまでも、力は出し切りたい。自分のベストペース5分10秒/kmとまではいかなくとも、せめて5分30秒程度では走りたい。なのに、故障!

 痛めた時は、ひたすら我慢、知ってはいるけどこれができない。軽症なので、2~3日で張りは残っても痛みは引く。いや、引いたと思いこむ。引いたと信じたい。で、そろそろと10km走った。これでまず失敗。慣らすつもりだったけど、やっぱり無理かかって激痛再発。

 今度こそ!しばらく完全休養して、今度はジムでウォーキングから足馴らし。これはいい。凝り固まっていた患部のストレッチにもなったようで順調に回復、と思っていたら、この大雪。重たい雪をスノーダンプで押しに押す。力が入るのは腕と、ふくらはぎ!張ってきた!あぁ、やばそう。でもまあ、回復基調にあるのだから、大丈夫これくらい。とジムに出かけた。

 珍しく混んでる。ランニングマシーンもほぼ満員。どうにか空いてるマシーン、隣を見ると、良いペースで走ってるよ、若いあんちゃん。ちょっと上手くないんでないか?颯爽ととばしている隣で、のったらのったらウォーキング?できるのか?そんなこと。ぜったい図に乗って走るよ、僕の性格だと。

 案の定、ウォームアップのジョギングを軽く済ませた後、一気にスピードアップ。あんちゃん、どうだい、爺もやるだろう。ってバカだよね。ランニングマシーンで競り合ってどうすんの。まっ、このスピードが目標のペースでもあったから、そろそろ全快して本番同様に走れないと、なんて言い訳して走り続けること3km。うむ?ふくらはぎ、張ってる?なんか、重い。ときどき体重のかかり具合でチクリと違和感か走る。止めた方がいいんじゃないか?このまま行ってまた痛めたら、今度こそ、本番、ウォーキング参加になるぞ、と、迷った瞬間。あっ!痛っ!あぁ、やっちまったよ。

 どうしてこう堪え性が足りないんだろう?って言うより、ジムのランニングマシーンでさえ競争しちまうこの根性の卑しさ!まったく団塊世代なんだから。この歳になってつくづく思う。僕らの世代、ずーっと競い合って生きてきたんだってね。負けるもんか、諦めるもんか、常に周囲と比べてる、上か下か。勝ちか負けか。世代の問題じゃないかも知れない。僕って人間のパーソナリティてことなんかなぁ。もっとおおらかに、心静かに過ごせないものか。穏やかにゆったりと他人を見ることができないものなのか。人はそれぞれ、個性いろいろ、能力様々って頭じゃわかっているんだけど、つい熱中してくると、負けてらんね!って思っちまうわけだ。時には、比較できないものまで比べてたりして、我ながら浅ましい。5分20秒で走りたい、って目標だって、あわよくば60歳以上の部で上位に入りたいって下心あっからなんだ。もう、まったく!!

 いい加減にしろよ、年相応に悟って柔和になれよって、己を叱りつけながらも、きっとこの性分は墓場まで引きずって行くんだろうな、と諦めもある。だとすれば、せいぜい、競って争って自分を高めたらいいじゃないかって開き直ってしまう気持ちも一方であるんだ。そう、なんとかここまで、ちょっとはユニークな活動作れてきたのも、その原動力には、負けるもんかい!ってめくらめっぽうの競争心があったに違いないんだから。やれやれ、老後と言えども、心穏やかな日々とは縁遠いことだなぁ。

 てことで、今日はそろりそろりと自己流リハビリ続けよう。ゆったりウォーキングしてるおじさんの隣のマシーン見つけよう。そう、ゆっくりじっくり傷ついた筋肉を癒そう。だってここで直せなかった、本番、競り合えないからねぇ。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする