そう言えば、1週間前、猛暑続きだった。打って変わって、この涼しさ、しのぎ易さ。田んぼもそろそろ出穂始まる頃だし、2か月近くに及んだ苦行の除草も、もうお終い。重い重い株間除草機を丹念に押し切ったし、今年は草にも優勢勝ちか。除草が済めば、後はのんびり薪作り・・・
なぁんてね、甘かったぁぁぁぁ!
ブルーベリーの収穫やら、大豆の中耕除草やら、里芋の追肥、藁マルチやら、いい気になって、畑仕事にかまけていたら、おいおい、イネの株元、草だらけじゃないか!
7月の末って言ったら、イネの草丈もグイグイ伸びで、田んぼ全面を覆うから、下草なんてあっても成長しない、はずだったのに。生がってるよ、コナギ!びっしり、生き生き!このまま放っておいたら、イネ刈り大変だぞ。
ヒトメボレの田んぼじゃ畝間、株間お構いなしに、ホタルイとオモダカ。こっちは、藻のとウキクサの大発生で、株間除草機が1回しか押せなかったからなぁ。
それにしも、この時期の雑草繁茂、一番の原因は、イネの生育遅れだ。早生のヒトメボレなんか、もう穂が出始めていい時期なのに、まだまだ、素振りも見せない。草丈も低いし、茎数も少ない。だから、株元にも日が当たり、雑草ますます元気溌剌ってことなんだ。他の人の田んぼも同じ、ってことは、やっぱり春からの低温が響いてるってことだ。
やれやれ、やっぱ、Qホー持って田んぼを漕ぎまわらにゃいかんか。
雑草を一搔き、一搔き、削り取りながら気づいたこと。あらっ、いもち病出てる。ちょっと、早すぎるって。これもまた低温、多湿の所為だな。葉っぱの病斑見てると、早く梅雨明けて、カーッと強い夏の太陽で、いもち病菌を焼き殺して欲しいって思う、が、灼熱の太陽の下で、このQホー除草はやりきれんなぁ。
イネの生育が悪いところほど雑草がはびこるってこともわかる。これっ、苗が悪かったのか、田植え機の不調が原因か、はたまた堆肥とボカシの振り方に問題があったのか?様々考えてみるが、心当たりなし。あっ、もちろん、雑草の勢いに圧倒されてイネがいじけてるっこともある。
などと、田んぼに入れば、外から見てたんじゃわからないイネの姿が見えて来る。あっ、いいことも含めてね。それが、せめてもの慰めってことかな。俺、こうやって田に入って、イネと対話してるもの、これ貴重なことだって思うぜ。いや、思わなきゃやってられないよ。
さっ、今日も、田植え長くつ穿いて、Qホー持って、入るゾ、入るゾ!草の密生に。