ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

体内年齢49歳維持!

2016-11-30 09:25:24 | トレーニング

 実年齢69歳を超えた。フェイスブックを通じお祝いのメッセージを寄せてくれた人たち、返信しないでごめん。当人はちっとも目出度いと思ってないもんだから。この世に生を受けた喜びとかってあんまりないんだよなぁ。誕生日、ああ、また、仕事ができる年数が減った、死への秒読み刻々、って感じの方が強くってね。まっ、根がへそ曲がりだから。そうだ、シニア演劇学校の生徒の皆さんからいただいた、はずのバースデーケーキも、照明の仕込み作業のてんてこ舞いの中で、すっかり忘れてしまった。どうなってんだろ、あのケーキ?なんとも人の誠意を無にする男だよ、俺は。

 だから、減らない年齢の方には大いに喜びを感じてる。そう、体内年齢。最近の体重計だと必ず表示されるよね、体重や体脂肪率やBMIなんかの後に。あれが、今日も49歳を保っている。

 この数値、いいじゃなぁぁい、嬉しいねぇぇぇ、自慢したくなっちまうよねぇ。実年齢より20も若い体だってんだから。なんか、俺ってこれからなんじゃないの?なんてニンマリしたりして。

 でも、何なんだ、体内年齢ってどうやって算出してるんだ?調べてみたら、各体重計メーカーが蓄積したデータを元に計算式を作っているってことなんだが、要するに筋肉量と基礎代謝量が問題らしい。筋肉量が多く、基礎代謝が高い人ほど体内年齢が低くなるってことだそうだ。基礎代謝量は年齢とともに低下するけど、筋肉が多いと高く保つことができるって仕組みだ。

 なるほどね、だったらわかる。走ってるからねぇ。筋力衰えてないからねぇ。フルマラソン走った後なんか、目で見ても太ももの筋肉増えてるのがわかるくらいだもの。このまま走り続ければ、49歳はともかく、実年齢をはるかに下回る体年齢を保持できるってことだ。

 でも、49歳以下にはならないのか?これ、多分、体重計に年齢データ入れてるからなんだろう。70近くなって30代の体、なんて、欲張るんじゃねえよ、ってメーカーの担当者の声が聞こえる気がする。

 ただ、この体内年齢は、肉体の老若しか対象にしてないんだよ。頭脳の方はあずかり知らぬってこと。うーん、ここも知りたいところなんだけどなぁ。頭脳年齢とか、思考若さ判定とか、できないもんかねぇ。これって、今問題の高齢者の運転免許返納にも科学的根拠を与えることになると思うんだ。シニア演劇なんか関わってると、頭脳の方も実年齢とは大きく隔たってる可能性は大いにあるってことがよおくわかる。70歳超えたら一括して取り上げろ!なんて暴論を抑えるためにも、頭脳年齢判定法、開発して欲しいもんだ。

 と、同時に、体も頭脳も若さを保つためのレシピの開発、こっちもぜひぜひお願いしたいもんだ。ロコモアとかアミノエールなんて、サプリじゃなくってさ、もっと実践的方法をさ。

 

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白から赤へ

2016-11-29 09:35:06 | 暮らし

 よく頑張ってくれた。朝の食卓は君のお陰でちょっぴり豊かになったよ。多分、栄養面でも貢献してくれたことだろう。とうとう、最後の一株になった小カブ君、糠味噌床から取り出して、お別れの食卓だ。

 この秋の小カブは上々の出来だった。春作は虫食いがひどくてね、葉っぱばかりか、カブそのものも穴だらけ、散々だったもの。自ずと、糠漬け王者の座はキュウリに占め続けられた、まっ、仕方ない、糠漬けはキュウリにゃ敵わない。

 きっとまた、虫にやられるだろうな、少しでいいか、と種まきは畝の半分に抑えた。それが見事な生長、結局、実ったカブ、一つとして無駄にすることなく食卓に上がった。凄い!育った作物、すべて食べ尽したなんて。この秋の健康の何割かはこの元気で美味しいカブに支えられたと思う。ありがとう。

 で、後を継ぐのはぁ、赤カブだよ。こちらも満足の行く育ち具合だ。糠漬けには向かない。やっぱり甘酢漬けだ。まずは、1kg漬けることにする。

 たっぷりの砂糖と酢、それに塩を少々。今年は唐辛子もアクセント付けに入れて漬け込んだ。ネットのレシピを見ると、一晩塩漬けしてから、甘酢に漬けこむ方法が大半だけど、そんな面倒なことしてられないよ。葉を切り落としよーく洗ったら、一口大に切って容器に入れ、用意した調味液を注ぎ込み、重石をする、ただ、それだけ。いたって簡単。

 何事も、続けるためには、単純でなくちゃ。これで、2日目くらいから食べ始められ、1か月近く持つ。でも、どんどん食うから、だいたい2週間で食べ終わるかな。そう、こっちは白と違って、畝1列作ったから、どんどん食べにゃいかんのよ。幸い、収穫した後も萎れることなく長期保存が可能なので、一冬、食卓を彩ってくれる。ただし、漬け込みを面倒くさがらねばね。

 これだけ大量に畑にあるから、今年は、あちこちお裾分けも考えにゃならんかなぁ。ただ、容器がなぁ、瓶詰じゃ経費かかるし、真空包装機とかあれば、手軽にパックして送ったりできるんだけど。カブだけ送るってやり方もあるかぁ。あっ、もし欲しい人、一言ご連絡を、漬物でも素材でも差し上げますよ、取りに来てくれさえすればね。

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臭っ!冬支度も楽じゃない

2016-11-28 18:25:22 | 暮らし

 追われてますよ。迫られてますよ。いつ雪が降るか?こればっかりは予測がつかない。去年みたいな除雪機出動、たったの1回!なんて神様の贈り物の冬ならいいんだけど、数年前のように、まだ11月だぜ、積もるわけあんめっち!と誰もがたか括ってたら、あれあれそのまま根雪、そりゃないだろ!なんて年もあるから、油断できない。早いとこ冬支度済ませないと。

 優先順位をつけて、まずは、うーん、ブルーベリーの雪囲いか。うわっ!枝、伸び放題。剪定してからにするか、なんて悠長なこと言ってんなよ。まだまだお後がつかえてんだから。でも、せめて根っこを寒さから守るため籾殻堆肥を株回りに敷くくらいはやっておこう。僕の担当になって、今回で2回目。たった1回でも回を重ねれば、人間利口になる。今年は、木一本につき長く太い杭を2本立てて、それの上部を縄で結わき、その支柱に寄りかかるように板を立てかけてぐるっと結束した。よしよし、これでいい。かなり時間短縮がはかれた。途中、雪が散らついたりもしたけど、暗くなる前には終了。良かった。

 翌日は、便所の汲み取り。つい見て見ぬふりをしたくなるんだよ。でもなぁ、雪に閉ざされた頃、便槽があふれたりしたら、これ悲惨を通り越した悪臭につき緊急避難!てことにもなりかねない。尻込みする怠惰な己を鞭打って、やる!今日こそやる。

 まずは材料の米ぬかと籾殻を集めに行く。コイン精米所2か所回ってみたが、きれいにさらわれていて獲物なし。仕方ない、家にある分だけで済まそう。籾殻は大規模専業農家菊地さんの裏から断り入れて頂戴し、いよいよ、汲み取り&籾殻糞尿堆肥作りの開始。

 汲み取り口の蓋を取ってみる。おっ、意外と少ないぞ。やっぱなぁ、一人だからなぁ、それと出かける時間も多いから。これなら、一冬持つかも、いかん、いかん。その甘え、糞尿地獄へ一直線!心地よい冬ごもりはすっきり便所から。

 籾殻ぶちまけ、米ぬかを混ぜ、平らにしたら、肥え柄杓で汲みだした糞尿をまいて行く。臭いはそんなひどくはない。良い臭いじゃもちろんないが。満遍なくまき散らしたら、また籾殻、そして米ぬか。この繰り返しを3回。やれやれ、あと少し。と、一瞬の気のゆるみ。柄杓を縁の鉄支柱にぶっつけた。あっ、な、な、中身がぁぁぁぁ!ぶち当たった反動で飛び散った糞尿が、片半身を襲う。うわっ!か、顔も直撃!肩も腕も足も!体にこびり付いてみると、これがやたらと臭い。もう、一瞬たりと耐えられぬほどに臭い。洋服の上からでも、どんどん浸透していく錯覚にとらわれ、パニック。でも、ここで止めるわけにはいかぬ!ありとある忍耐心、自制心を総動員して、作業を続けた。

 汲み取り終わり、ビニールで覆いをし、用具を洗って、一目散、風呂場へ直行!おっと待った!このまま汚物まみれの服で上がるわけにはいかない。外の洗い場で、汚れをざっと落とし、土間で飛沫を浴びた衣類を脱ぎ捨て、ようやくシャワーの下に。頭から湯をジャバジャバ浴びせかけ、石鹼でごじごしやっても、どうも、臭いが消えない。そうか、脱ぎ捨てた作業着の所為か。結局、来ていたものすべて洗濯。

 あぁあ、午後は家の雪囲いの予定だったけど、もうこんなケチがついたんじゃ、止め。またまた、明日伸ばしだよ。

 

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突っ走れ!旅役者 菜の花座次回公演『流れ旅 匂うは紅』

2016-11-27 10:42:48 | 演劇

 シニア演劇学校公演『生前葬につき』が終われば、今度は菜の花座だ。残された日数はわずかに1か月!なんちゅう無茶するんだい、なんて泣き言っちゃいられない。もう走り出してるんだ、最後まで突っ走るしかない。

 今回のポスター、これまでとまた一味違う。宣伝美術のあすむ君、いろいろと模索中のようだ。『生前葬につき』ほどのインパクトはないが、新しい表現を生み出したいって、のたうつ姿が垣間見えるようだ。プラザの写真と手書きの芝居小屋とを左右に配した図柄、彼としては、プラザは今の時代の芝居小屋だって主張したかったんだろうな。もちろん、僕の思いも同じだ。だから、舞台となる小屋の名称を満天古座なんてしたくらいたから。古座、つまりプラザ、なんか強引だけど。

 台本が渡って1か月、昨晩は、本読みの録音だった。お馴染み、セリフ暗記用のCD作成のためだ。これがあれば、車運転中とか仕事しながらでも、セリフおぼえを進めることがでぎる。これまでに、さらっと通して1回、じっくりダメ出ししながら1回半ほど読んでいる。さすがに、2回ダメ出し読みをした部分は、けっこうな程度に仕上がっている。シニア演劇学校の場合と大いに違う。当たり前か。

 途中、とちったり、噛んだりすれば、そのセリフから録り直し、何度も何度も繰り返しながら音取り終えて1時間半。ここに、踊りが4曲、舞踊入り劇中劇が入るから、休憩入れてほぼ2時間の舞台になりそうだ。いいことろだね。1000円も出してもらうんだもの、見ものたっぷり、お楽しみふんだんってことでこのくらいのボリュームは無くちゃ。

 そう、今回の『流れ旅 匂うが紅』もシニアの『生前葬につき』と同様、いろんな色物がどっさり盛り込んである。殺陣やら、日本舞踊やら、大衆演劇やら。しかも、地元の舞踊社中とのコラボレーション。すでに、踊りは師匠の所に伺って稽古をつけていただいている。殺陣も居合いの先生から指導を受けた。ともかく、役者が自分で動いて、自分たちで仕上げる部分が存分にある。演出の指示待ちではとても立ち行かない。一応、その点、発破は掛けたが、役者たちも自覚していて、衣装や小道具など積極的に準備している。今までの菜の花座とは違った活気が漲ってきている。

 難しい挑戦舞台だからこそ、生まれる緊張感、意欲、この芝居がまた一歩、菜の花座を前に進めてくれる予感、するなぁ。

 

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これでお終い!『生前葬につき』

2016-11-26 09:12:26 | シニア演劇

 またかよ!って言われるかもな。もう、お終い、これで最後だから。

 まだアンケートを読んでないので、成功とか、上出来とか言ってしまっていいか、ためらう部分はあるんだけど、まあ、カーテンコールダンスも満場の手拍子で応援してもらえたし、挨拶後の拍手も温かかったこと思えば、ほぼお客さんのあらかたは満足してもらえたのかな。平均年齢68歳、事務局Gを除けば、全員が演劇初体験、それだけだってかなり高いハードルなのに、たった8人で正味1時間40分の大長編、これ途方もないことだよ。まっ、そんじょそこらのシニア劇団じゃあり得ない冒険だろうね。

 そんな挑戦を見事やり通したわけだから、役者たちの頑張りは凄い。セリフの量だって半端じゃないのに、さらに、ダンスによさこいに白浪に歌だもの。必死の努力、横で見ていても十分にわかった。その精一杯の熱意が客席に伝わったのは間違いない。

 でも、作者や演出にもちょっぴり目を向けてもらうなら、適者適役がはまったってところも褒めてもらいたいな。なんだ、自画自賛ってことかよ。まあ、そうだ。

 生前葬を望む主人公銀之助役のKさんの年齢はもちろん85歳、これまで、これだと思えば何にでも突き進んできた人、まさに、適役。義妹のOさんは見かけも話し方も良家の奥様そのもの。女中さんのSさん、いかにも陰で仕切ってる姿が浮かび上がる。葬儀社アルバイトで弱小劇団座長の舞染さんをテンション高く演じてくれたFさん、軽やかな身ごなしと表現力の豊かさは持ち前のもの、お手の物。銀之助と舞染の間で右往左往する葬儀社正社員香田役のWさん、7月頃のエチュード稽古でも、本音と建て前を使い分ける女性をコミカルに演じていたことから、こんな人物設定にした。これは大正解。笑いのうちの3〰4割りは彼女が掻っ攫っていた。そして、お抱え看護師の薬師、美人できりりとしたAさんにぴったり。それだけじゃもったいないから、銀之助の陰では姐御風な口調になるなんてへんてこんな設定にしてみた。表向きのしっかり看護師はご当人の持ち味通り上手く行くはず、問題は姐御風だ、と思っていたら、なんと、極看の方はうまくできるのに、正統派看護師は本番直前まで嘘っぽかった。この点くらいかな、作・演出の思惑外れは。

 やっぱりねぇ、自分の持ってるもので勝負できれば、役者も本領発揮ってことなんだよ。そこんとこ上手く書けたし、上手く演出できた。ここらあたり、大いに満足してるね、僕としちゃ。

 そんじゃ、役者は自分を出せただけってことなのか、って問われれば、それはまったく違う。役と当人はやっぱり別物だ。ただ、役にふさわしいような傾向を持ち合わせているってだけだ。それも、当人はよく気づいていない。稽古は、夢中で自分の中を探り、役に向いた自分を引っ張り出し固定する作業だったと言える。それはやはり大変な仕事なのだ、努力なのだ、初めて舞台に上がった者にとっは。その努力をとことん突き詰め、とうとう自分の中に役を見いだせたから、この芝居は面白く生き生きとしたものになったってことなんだ。

 まず、当て書きされたセリフから始まり、段々と本人とはずれた人物を演じるようになっていく。それがアマチュア役者の役者修行ってものなんだ。さぁて、次は、どんな役になるのかなぁ?

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