ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

勘弁してよ、『地獄が呼んでいる』Netflix

2021-12-31 11:20:16 | 映画

  がっかりした、ってわざわざ書くのはなぁ。気に入ってる人、夢中になった人、感激してる人、たくさんいるようだから、わざわざくさして喧嘩売る必要ないんじゃねえか?友人からも、とても良かった!って大絶賛、フル推奨された作品なんだぜ。

 昨夜見終わって、やっぱダメだ!って幻滅してから、どこがどうダメなんだ?何が気に入らないんだ?って考え続けてる。勧めてくれた友人に感想伝えるとしても、それなりの理由付けは礼儀だろう。物語作る上での戒めにもなるんじゃないか。いや、それ以上に、このもやもやを抱え込んだまま、Netflix の俺元年を閉じたくない!ああ、もう、『ペーパーハウス』で最高の気分で新年に向かえると思ってたのにぃ。

 吐き出しちまうしかないぜ、つまらんものはつまらん!駄作は駄作!って。『地獄が呼んでいる』、これがベスト1になったって???

 まず、こういう超常現象もの、オカルト的にして若干ホラー、これ全部苦手、ってこっちの問題もある。が、その扱いがねぇ、なんとも雑!なんだぜ。

 天使?の地獄行き通告、それを雪男みたいな魔物が残虐に実践して行く。まず、こんなこと起これば、警察が動くだろうし、世の中その不可解の解明に大騒ぎするはずなのに、さっさと既定の事実として、ただ恐れるばかり、それを利用した新興宗教に利用されて行く、って、リアルさぶっ飛ばしだろ、あんまりだろ。

 その天罰思想に迎合した「矢じり」と呼ばれるリンチ集団もほぼ野放し、警察に殴り込み掛けても、警察やられっぱなし?って、はぁぁぁぁ??教団に歯向かった親子を追跡するのに、警察も力貸すぅ?なにぃぃ?完全に治安機関も掌握しちまってるってこと?

 予告虐殺の場面、テレビ中継はありだろうけど、特別席設けて新興宗教教団のパトロンたちが見学する、これって、イカゲームのパクリ、ダメバージョンじゃねえの?みんな仮面被ってるし。野次馬に囲まれて、テレビのカメラも回ってるのに、平気で特等席に座って試演見学って!

 世の中全体が、神の予告殺人に引き寄せられて、それに歯向かうのはごく少数の被害者の係累グループ。このソドって集団も規模やら実力やらすごく曖昧で、最後は女性弁護士崩れが一人戦ってる。どうしたのよ、仲間は?

 その戦いもおよそあか抜けないって言うか、ダサい、上にやたら長いししつこい。以前、地元で低予算映画の撮影があったんだが、そのちゃちな決闘シーンを思い出しちまったぜ。

 せめてなぁ、教団幹部の服装どうにかしろよ!作業着ジャンバーはないだろ。それと議長(2代目)も含め幹部たちの低劣なこと!そこらのオッサン、オバハンの集まりだ。国を牛耳り、人々を意のままに扱うほどの組織なら、それなりの厳かさが欲しいぞ。

 画質を粗くしたり、懐中電灯当てたような照明で撮ったり、場面に薄汚れた場末の建物使ったり、役者のメイクも汚し加減にしたり、すべて、描く世界のどん詰まりを表現しようとしたんだろうが、ストーリーや伏線やキャラの適当さをみせつけられると、それも、不快感に繋がってしまった。

 2つの段落、ほぼ独立の話しになってるんだが、その構造もなぁ。前編でリンチ殺人をしてしまった娘とその父親とのその後についても知らんぷり。半殺しにあった女性弁護士が、戦いのヒーローになってるって、その途中の端折り方!

 そうだ、登場人物のキャラクターもしょぼい、悪役もヒロイン。ちょい、ぞくっとしたのは、初代の議長くらいかな。

 なんてことを夜中、寝床で、夢の中で、考え続けてきたのさ。

 で、結論は二つ。

 超常現象のオカルト、ホラーもののは好かん!ってことと、物語は、中心のアイディアに依存しきっちゃならん、ってことだ。いろんな視点に立って、その設定を見つめ直すこと、丁寧に線を張り巡らして重層的な世界を築き上げないと。ウソはまことに立ち上がって来ない。そう、『ペーパーハウス』みたいにち密にな。

 ああ、今年もあと一夜を残すだけ、何見るか?う~ん、これは重大な賭けだぞ。

 

 

 

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除雪暮らしが始まった!

2021-12-30 11:14:57 | 暮らし

 雪国の人からは、そんなんだれでもだべ、いちいち書くな!って怒られるよな、きっと。

 でも、書きたいんだ、知ってもらいたいんだぜ、この雪と格闘を!

 思いは同じ、フェースブックにゃ、続々雪だより、除雪苦労話が上がってきてる。そうさ、みんな、うんざりしてるから、この苦労、せめて吐き出して、ちょっとばっかしの気晴らしがしたいのさ。

 1週間前に突如やってきた寒気団、なによ、この季節に超一級!って。フツー、12月の雪は、どかっと降っても数日で天気回復、暖かい日差しに溶けて、振り出しに戻る、ってのが常套なのに、図々しく居座ったまま1週間も。昼間も氷点下の厳しい寒さが続いた。

 さすが、お天気様も飽きたのか、昨日今日はほそぼそと日差しも覗いてる。

 それ行け!除雪だ、って、毎日やってるさ、午前中の1時間半。玄関前から道路までの錠口、って漢字あてるらしいんだがどうも常口の方が相応しいよな、と、車庫前のスペースの雪を掃く。

 積雪20センチ以内なら、スノーダンプで道路沿いまで押して、雪の壁を作りってからやおら除雪機出動。道路反対側の田んぼに吹き飛ばす。これ、ガソリンの節約と運動不足解消のためだ。さすがに40センチ積もった一昨日は、すべて除雪機のお世話になった。

 で、これで済むと思ったら大間違い。屋根の雪が落ちて来るんだぜぇ!

 母屋も小屋も屋根の傾斜をきつくしてあるから、雪下ろしは不要、それはいいんだが、その分、降った雪はすべて軒先に落ちて溜まる。こいつらぶっ飛ばさないことにゃ玄関にもたどり着けない。車も出せない。家が埋もれる。

 昨日の暖気で、玄関前は落ちた。雨どいも折れてぶら下がってる。

 曲が家のL字の屈曲部に玄関なんか作っちまってるから、そこは雪崩の巣になってるのさ。この先どんどん積み重なるから、落ちた傍から山を削る。

 小屋の方、落ちてくれよ、除雪機スタンバイ、やる気満々なんだから。なのに、しつこく屋根にへばりついてる。寒さが続くと積もった雪の粘着力?が増して、軒先にまで曲がり込んでくるんだ。頼むぜ、いつ落ちるかヒヤヒヤだからさ。

 母屋の北側は、もう勝手に積もってくれ!状態。春まで知るもんかい。

 で、上を見上げると煙突にこんな長閑な光景もあって、

 なんだかんだ、雪のある暮らし、嫌いじゃないんだよな。

 おっ、雨だぜぇぇぇ!この気まぐれ、そう、これが師走の雪の常道ってってもんだぜ!

 

 

 

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自家製パンがお歳暮

2021-12-29 11:24:24 | 食べ物

 えっ!なに、これお歳暮?薄っぺらいんたけどぉ。

 なんとぉぉぉ、カタログギフト!!

 こういう時代になったんだぁ!たしかにねぇ、もらっても嬉しくないもの、困るものってあるからなぁ。さすがに最近は少なくなったけど、インスタントのコーヒーセットとか、化学調味料の詰め合わせとか、待ってくれ、それ、使わないし、上げられないから。多様化よ、多様化、暮らしぶりもその人の暮らしも嗜好も。誰もが喜ぶ、なんて、まず見つからないよな。

 だから、カタログギフト。まっ、あちら様も苦心惨憺、こう来たんだろう。有名店のビーフシチューとかソーセージ詰め合わせとか、どんどんスルーして、珍しいところで、フカひれラーメンセットなんてのもらった。

 で、我が家のお返しは、自家製シュトーレンとごはんパンの詰め合わせ。好き嫌いは言っこなしだぜ。気に食わなくても、かかった手間暇を味わってもらおうじゃないか。専門店と比べちゃダメだ。ここしかない、二つとないってところとか、ごはんパンてあたりが持ち味だ。そうさ、シュトーレンもごはん入り、まっ、形がぶざまってのもお愛嬌ってことで。

 シュトーレンについちゃ3日前に書いた。今日はパンの日、シナモンロールの日。

 2か月ほど前「晴れときどきファーム」で教わったシナモンロール、何度か作ってきたんだけど、どうも、最初の美味しさに戻れない。まっ、生地の状態にもよるからなぁ、って半ば慰め、半ば諦めてきたんだが、年末歳暮と来ちゃぁ、よっしゃ、もう一工夫したろうか。ったって、ちょっと手を加えただけだけど。

 まず、カルダモンだけど、生地に入れるとどうもクセ強いから、シナモンフィリングに入れることにした。アーモンドプードル、シュトーレンのために1キロも買って、これ余ったから、これも入れる。溶かしバターもたっぷり。そうだっ!ウィスキーなんてどうだろう。シナモンとスコッチ、相性いいんじゃねえか?

 フィリングはたっぷり準備、広げた生地の全面にまんべんなく塗って、端から巻く。ここだよ、どうしても巻きが緩くなる。焼いたときに渦巻に隙間ができちまうんだよ。フィリング多いと、これがなかなか難しい。まっ、いいさ、美味けりゃいいんだ。

 あと一工夫は、焼き上がりにフォンダン掛けてみよう、と思ったら、シュトーレンに降り掛け過ぎて粉糖、使い切っちまってた。仕方ねぇ、また、バターシュガーアイシングだ。よしっ、これにもウィスキー入れちまおうぜ。

 うん、今回は美味しくできた。ただ、無理して天板に12個並べたからお隣さんとくっついてしまった。それとやっぱりベタっと広がってふっくらこんもりと行かなかった。巻きなんだよなぁ、問題は。それと、生地も薄く展して、シナモンの渦を幾重にもしつつ太巻きにならないよう作るてのも大切な技だな。まっ、カップ型を使うって方法もあるし、これが無難かな。

シナモンロールとレーズンクルミクーペ、それと食パン、そしてシュトーレン。どうだ、これだけ入れりゃ、カタログギフトに十分太刀打ちできんじゃねえか?

 

 

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あぁ、『ペーパーハウス』見終わっちゃった!

2021-12-28 12:03:15 | 映画

  とうとう見終わっちまったよ、『ペーパーハウス』!重症じゃないけど、ペーパーハウスロスに陥ってるな。この先、よほどの作品でないと、途中キャンセルになりそうだぜ。1カ月以上も没頭してきたからな、もはや、強盗メンバーたちは身内、の感覚だぜ。この先、ちょっぴりネタバレあり、要注意!

 ラスト近くに教授の甥が登場して来たから、さらにシーズン6への布石か?と思ったら、最後の最後に驚きの仕事ぶりで締めくくった。

 それにしても、見せ場の多い、見事な作品だった。人物も個性的で魅力たっぷりだったし、絡みややりとりも様々胸に迫るものばかりだったが、印象的な映像が随所にあった。トーキョーが、警察の手を逃れて仲間が閉じこもる銀行に突入するシーン、背後からの銃撃をものともせずバイクで正面階段駆け上がって行く。いやぁ、カッコよかったねぇ!あれは絶対、映画史に残るぜ。ナイロビの葬送も良かった。亡くなった仲間の棺を人質の警備員に担がせて、厳かに送り出す。それって、まさか!だったし、その様子を中空からの俯瞰で撮ったのも、政治家とか王族の弔いのようで厳粛な雰囲気を醸し出していた。ナイロビの切ない過去や淡い願いを、事前に丁寧に描いていたから、なおのこと涙を誘った。強盗の死に涙する、ってなんだよ!凄いぜ。

 上空からの描写では幾つも名場面を生み出していたが、教授が投降するシーンも息詰まる緊張感と、事破れた者の言いようのない激情の嵐がぐっと詰め込まれていて胸を打った。

 にしても、まさか、教授を含め全員が捕縛されるとは思わなかった。物語の流れから言って、この強盗は成功するものって信じて疑わなかったからね。でも、期待は裏切らない、それがペーパーハウスだぜ。九死に一生、絶対絶命からの脱出!まっ、ちょっとこじつけぽい感じはしたけど、いいよ、ここまで、楽しませてくれたんだ、少しばかりのいかさまにゃ目をつぶる。最後までスカッとさせてもらってありがとう、だな。

 素晴らしいエンターテインメントてのは、虚実の合間を描き切るんじゃなくて、虚を矢継ぎ早に織りなして、まったく別の世界を生き切らせてくれる、ってものなんだな。生半可の情緒、お涙頂戴なんかに頼り切っちゃいけない。それはそれとして必要だが、的確に印象的にスポット的に描いてすぐに次のエピソードにつなぐ、この展開の素早さが今のエンタメには必須なんだと思う。

 1エピソード50分程度の中に、必ず3っつの異なるストーリーが併進する。しかも、どれもが、緊張感を孕んだものだ。この異空間、時には異時間の描写を行きつ戻りつすることで見る者の興味を引っ張りまわして行く。これが、すべてのエピソードで実現できたってことに驚く。1カ月以上もの長い間、もっいいか、とか、飽きたな、とか、別のもの見たい、とか一切感じなかった。夜10時ともなれば、ペーパーハウスの仲間たちが待っているワクワク感、これだぜ。

 そうなんだ、こうやって、勝手に引き回して欲しい!一瞬たりとも、タルイなぁなんて感じさせないスピード感、斬新さ、驚き。選り取り見取り、有り余るコンテンツの中から、選ぶとすれば、もはやこの疾走感なくして選択の対象にはならんだろうな。

 ペーパーハウスについては、まだまだ書きたいことがある。例えば、ラストの謎のメッセージ。「レジスタンスの者たち続け」これは意味深長だぜぇ!これについては、多分、次回。

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知らない、ことが不幸の元凶!『閔妃暗殺』

2021-12-27 14:14:05 | 世の中へ

 従軍慰安婦とか、朝鮮人強制労働問題とか、声上げると大波小波、雨あられの悪意で叩かれるよね。そんなもんなかったって人たちもいろんな認識あるんだろうけど、よく見るのは、当時の朝鮮は国家としての体をなしておらず、日本の庇護を進んで受け入れたって歴史認識なんだよな。時には、感謝してるんだ、なぁんて、そんなことあるか?独立奪われて感謝とかって。これかなり怪しいぜって、これまでずっと疑問符三つ、眉唾4度ほどで疑ってきた。

 だったら、日本が朝鮮を併合したころの歴史覗いてみりゃいいんじゃないか、って思いつつもなぜか中国との軋轢、満州での横暴には目は向いても、朝鮮には意識が至らなかった。ほぼ空白のまま放置してきた。もちろん、高校の歴史でも教わらない。別に避けてるつもりはないんだが、無意識のうちに遠ざかっていたのかも知れないな。なんとなく苦手?とか、ちょっと近寄らんでおくか、みたいな。おそらく、俺の中にある差別意識の微妙な発動なんだろう。

 いかん、そんなこっちゃいかんぞ!韓ドラを見ろ、こんな優れたコンテンツを生み出す人たちの生活や意識に目を背けてるなんて、そのこと自体、差別主義者の間接擁護じゃねえか?朝鮮飛び越えて日清戦争、満州事変、日中戦争ってあり得ないから。まずは知ることだぜ。

 宇都宮健児さんのツイート見たら、最近読んで面白かった本『閔妃暗殺』角田房子、ってあった。ええーっ、角田さんって、軍人のことばかり?書いてるよなぁ、『甘粕大尉』なんか読んでとても面白かったけど、軸がちょっと軍人哀歌?って方に偏ってんじゃないか?なんて無知の思い込みで避けてたんだが、宇都宮さんの推奨とあれば、間違いないぜ、よっしゃ注文!

 30年も前の出版、新刊本なんてあるわけない。古本も出品は少なく、届いたのは染みだらけ、ところどころ折り込みあり、一山いくらの古本だった。うへっ、このばっちさ!触らず読めないか?なんて無理だよな。まず開こう、そのうち慣れる。

 閔妃てのは朝鮮王朝のお妃様で、明治時代の中頃、日本人の手によって暗殺されたてのは何度か読んでいた。が、その背景とか当時の朝鮮の有様なんかはほとんど頭に入ってないよな。まぁ、のんびり構えていて近代化に後れを取り右往左往してたんだろうな、そこを日本の強引な侵略の餌食にされたんだろう、程度の適当な認識だった。

 いやいや、どうしてどうして。日本が黒船来航で大騒ぎする前から、朝鮮はロシアの圧力をどう受け流すか、四苦八苦してたんだ。陸続きのロシア、それも凍らない港を極東にどうしても欲しいロシア、その南下を阻止したいイギリス、ドイツ、日本の幕末よりよっぽど切羽詰まってたんだ。

 同じように守旧派と開国派が鎬を削っていたが、日本のように尊王攘夷派がするりと、ってそんな簡単じゃなかったが、開国近代化に乗り換えていけなかった。強い儒教の伝統とか、王族内の主導権争いが足かせになった、残念だったよな。

 それでも改革派の若手は、何度も蜂起を繰り返し、政治の刷新を試みた。日本を頼りにしたクーデターの計画もあったのに、時の日本政府は空手形を与えておきながら、いざとなったら彼らを裏切ったりもした。

 当初、朝鮮の近代化を支援すると義憤に燃えていた国民感情も、いつの間にか、朝鮮は日本の経済領分だぜぇって見做すようになり、英露独、清国との勢力争い、負けちゃイランねぇぜと、精いっぱいちょっかい出して、翻弄される朝鮮。朝鮮における諸権利の奪い合いから始まった日清戦争に辛くも勝利。日本は過大な要求を朝鮮に突きつけるが、三国の干渉で屈辱の撤退。くそっ、今に見ておれ!その後ロシアとのつながりを強める朝鮮王朝に、ダメダメ、権益が奪われると焦燥感に駆られた日本人の一部過激な連中が、王を裏で操る才女閔妃を邪魔者は葬るのみと亡き者にした。

 その暗殺の首謀者はなんと公使三浦梧楼!その意を受けた激派浪人、似非志士、軍の一部、警察なども動員し、王宮に押し入り虐殺した。名目は守旧派の長老大院君の懇願によりってことだが、なぁに無理やり担ぎ出してのクーデターだった。

 あり得ねぇよなぁ、在外公使館がその地のお妃暗殺して政権を捻じ曲げるなんて、当時だって、国際的不法、人としても非道な行いだ。政府もある程度気づいていて、止めなかったてのも質悪いよ。事件後捕らえられ、朝鮮でなく日本で!裁判にかけられた40数人の実行犯たちは、全員無罪放免、国民からは英雄扱いの拍手喝采、その後、ほとんどがそれぞれの道で栄達した、って、なんか安倍忖度官僚のその後を彷彿とさせるな。

 事件後圧力を強めた日本により、次々に不平等条約が押し付けられ、ついには併合の了承に進まざるを得なかった。が、人々の不満や反発はとどめようもなく、農民義兵の抵抗運動とか、侍衛軍の蜂起とか、3.1独立運動、6.10独立万歳運動など執拗に戦いが繰り広げられたんだ。1908年(明治41年)1年間の日本軍との交戦1976件、交戦義兵数82676人。

 全~然、違うじゃないの、何が朝鮮の人々は日本の支配を喜んで受け入れた、だよ。どうして、そんなデタラメ信じてんだよ。って、そりゃ教わらないからな。知ろうとしないからな。こんなめちゃくちゃな悪業、非道を働いた民族を許せないって思って当然だよ。日本と韓国、あるいは北朝鮮との不和、その根底にあるのは、歴史をなかったものにし続ける日本への不信感だろう。それってあまりに当然、至ってもっとも。

 まずは知ることだぜ、て、関連の本をアマゾンで注文しようと思ったが、待てよ、今注文したら、年末、年始の配達になるよな、それ、宅配や流通センターの人たちの負担大きくする。ここはぐっと堪えて、年明け落ち着いてからクリックしよう。

 また、一つ、学習分野が増えちまったけど、ここも避けて通れないぜ!

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