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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

田植えより補植が大変?!

2025-05-28 09:55:22 | 米つくり
田植え終わって、やれやれ。
終わったぁぁぁ!感に浸るのもその日限り、
翌日から、田植え以上の試練、補植が始まった!

補植ぅぅぅ?そんなもんちゃちゃとだろ、って、フツウはな。
我が家の田植えは違うのよ。
田植えよりよっぽど大変なんだ。

補植用苗を腰に括りつけた籠に満タン詰め込んで、田んぼを歩く。絶え間なく欠株があるから、常に中腰、左手に持った苗を空いた箇所に植え付け続ける。

腰に来るぜぇぇぇ!
腕もぱんぱん、スクワットの態勢保つ腿もピクピク!首も疲れる、肩も凝る。
籠に入れた苗なんてすぐになくなる。その度、ぬかる田んぼをこき渡り、畔に戻って苗の補給。籠一杯になれば、気合いを入れて田んぼに戻る。

昨日、今日、目一杯取り組んで、1反3畝の田んぼ、なんとか終われるところまで来た。明日はその残りをし終えたら、家の前の1反部にかかる。多分ここも2日掛かるだろうな。

何なのよ、機械で植えたんじゃねえの?
機械の調子悪かったか?

いんや、田植え機は快調だった。ミスは一回、苗箱が引っかかったのに気づかず10mほど進んじまっただけ。田んぼも雨降り後で柔らかく、苗が刺さらずに田面に寝そべるなんてこともなかった。
それなのに、欠株だらけ!



発芽がねえ、悪かったのよ。順調に目が出たポットはすくすく青々育って、惚れ惚れする苗に育ったが、目が出なかったポットがそこら中に。
その不発芽ポットが欠株になるわけ。

今年の失敗の原因は、芽出し温度が不足したことだと思うな。芽がちょぴっと顔出す鳩胸状態が理想って言われてんだが、一部しかそこまで達してなかったのに、加温器(芽出し器)から上げてしまった。しかも、種蒔き後も低温続き、さらにボカシも未熟気味だったから、ポット内で腐ってしまったんだろう。

と、反省は来春に生かすとして、明日も続く、苦行労働!
あと2日、がんばっぺ!



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くず米って呼ぶな!

2025-05-27 09:40:35 | 米つくり
「ず米って呼ぶな!」って、野党議員からクレームがあって、
小泉進次郎、殊勝にも「先生のご指摘は納得感があると思います」って答弁、



この国会論戦、どう聞いたらいいんだい?

コメ不足なんだ、くず米だって食わなくっちゃ!って与野党示し合わせた節約の勧めか?
呼び名変えてくず米をフツーのお米に昇格させよう、なんて小手先の詐欺手法止めて、真っ当なコメがみんなに届くような政策考えろってのよ。

そのうち、サツマイモのことも、デンプン系補助主食!なんてそれっぽい名称にして奨励するようになるんじゃねえの。

と、政治家の無策にケチつけてみたが、彼奴等が議論してるくず米って、斑点米とか砕けとか、規格外品のことらしくて、その程度なら、ごはんで上等、安い価格で流通させるのも悪かないよ。
ただ、精米の度合いをきつくしなきゃならんから、高度精白米とかそそるような名前つけて売るってことさ。
貧乏人は麦ならぬ、くず米食え、はまずいだろ、なんて意気るなって、
世界は間違いなく飢饉の時代に向かってるんだからさ。

我が家じゃ、くず米上等!今日も精米したところだから、ほら、一見、コメと普通のコメとかわりないだろ?



いや、近寄ってじっと目を凝らしちゃダメよ。
白濁米も多いし、粒も削りに削られて丸くなってる。まっ、吟醸酒用の精米歩合50%と思えばいいのさ。

なんだ自前で栽培してるのにくず米食うのか?ってか。
だって、もったいないだろ。強力精米で十分食用可能なんだから。以前なら鶏にやってたんだが、今じゃ家畜はゼロ、捨てるわけにいかんなら、人間が食うしかないさ、ありがたくね。

で、真っ当な米は、息子たちや親戚、知人に送る。

そんなバカな!って反応もあるけど、もったいない精神を重視する、って心決めれば、惨めさとはまったく無縁だぜ。
今日のくず米、いや、高度精白米はモチ米も混ざっていたせいか、もっちり柔らかでなかなかの味わいだった。
来月もまだ残ってるし、その次は、塩水選で弾いたクズのクズも試してみようかと思ってるね。

ただし、政治家は農家のもったいない精神を頼りにしたり、消費者の仕方ない精神にただ乗りしたらダメだからな。


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ふぇ~、田植え終わったぜ!

2025-05-26 10:02:30 | 米つくり
今年の田植え、障害物多すぎ!

まず、年齢だろ、いつまで続けられるんだジジイ?問題。
次にごはん会議のため、種蒔き時期、1週間押しの難題。
さらに、発芽不良&ネズミ害の苦難。
その上、前日に県民芸術祭受賞祝賀会出席の苦役?
しかも、当日絶対雨予報の絶望!
ここまで重なったら、絶対絶命崖っぷちだろ。

天気はどうだ?
準備に手抜かりないか?
体は持つか?
なにより、1日ですべて終われるのか?
大きい田のうち1枚は明日に延ばした方がいいんじゃない?

不安と切迫感に苛まれつつ、いよいよ田植え開始!
おっ、現役大学生が助っ人!
助かるぜ、ジジイババアに小作人のオジサン、オバサン、若手の参入は大歓迎だ。
が、田植え、とりわけ手植えてのはなぁ、経験がモノ言うのよ。
いやいや、居てくれるだけで元気でるさ、ありがとう。



新たな人手もありがたかったが、なんと天気が予想外の回復!午後、ぱらっと来た以外、曇り空、助かった。
前夜の雨でせっかく水抜いた田んぼ、水溜まってるんじゃないかと心配したが、それほどの降りじゃなく、適度なお湿りで手植えにも機械植えにも最適環境になった、ついてるねぇ、小作人さん。



田植え機械の扱いも上達、今さら?って言うな!
田が重くて動きが取れないなんて危機も巧妙にすり抜けて、午前中に小さい田1枚と1反3畝の田を終われた。

昼食もさっさと済ませて、それぞれ手植えと機械植えに熱中、3時過ぎにはすべて終了できた。



やったぜ、今年も収穫に向けて大きなハードルをクリアできた。
天気次第じゃあるが、苗も緑が落ちず丈も高く仕上がったので、こっちの体力さえ持てば、つまり除草を続けられれば、豊かな実りを迎えられるだろう。

必死で飛び回り、夢中で機械にしがみついてせいで、写真撮る暇もゆとりもなし、線引き名人Nさんの画像をお借りした、ってくらい集中して作業に没頭したってことよ。

で、明日から補植が待ってる!うっ。


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頑張った!田植え直前

2025-05-23 16:28:39 | 米つくり
4日後だ、田植え。
ゆとりだぜ、って言いたいところだが、
前日に県民芸術祭の授賞式が入っちまてるんでね、辛い、辛い!
よっぽど準備整えておかんことにゃ、1日で終わらせられない。

小作人さんたちも、貴重な休日を利用して駆けつけてくれるんだし、息子も手伝いに来るっことだし、みんな、気持ちよく田植え済ませられるように、あれもこれもやっておかなくっちゃ。

小作人さんたちの田んぼ2枚はすでに代掻き済ませ、水を湛えた状態でスタンバイしてる。残り、地元のお仲間お二人の田と我が家の大小それぞれ2枚の田、これの代掻きと畔波シート張り、今日明日でできるかなぁ?

大きな田、2枚の代掻きは、昨日の雨の中で強行しておいた、これはよかった。ただし、その夜の菜の花座の稽古、きつかったけど。
その2枚の畔波シートを差し込む作業、これはなんとしても今日中だ。

予報を見れば、午後から雷?だって。そりゃ怖いぜ、よしっ、朝飯食ったらさっそく作業開始だ。

小作人さんが持て余し気味に使ってた、新兵器畔波押し込み器、使いこなしてやろうじゃないの。

田んぼの四隅とか、畔塗り機械が通れなかった箇所は、これは従来通り掘って手のひらに全体重かけて押し込むしかないだろう。
畔塗り終わってる長い畔なら、押し込み器、力発揮るんじゃねえか、って前日から脳内シミュレーション繰り返して、どうだ、この方法なら?

まずシートの端を押し込むだろ、次に巻いてあるシートをえいやっと転がして広げてしまう。畔に沿うように田に入れたら、ところどころ、軽く押して畔を背に寄り掛かるように置く。

さぁ、新兵器の出番だぜ!

押し込み器をシートの上部に当て、力を込めて差し込む。おぅ!さくっと入ったじゃないか。



いちい膝をついて手で押し込む必要ないぞ。



これは楽だ。以前なら、40cmごとに押し込み、いざって次の40cm、さらにいざって・・・と膝まついた姿勢でぐるっと1周、160mを進まなけりゃならず、田1枚半日仕事だったんだ。これが1枚、2時間弱済んだ。すげぇ!

いやいや、2時間弱てのは、暑さのせいなんだ。
多分、30度超え!?
陽ざしは完全に真夏!!
ドライ仕様で水分補給不要の俺だが、とても、とても!

熱中症崖っぷち!
何度も水場に向かい、木陰でアイスを舐めて、家に戻って梅ジュースを飲みして、ぶっ倒れるのを防ぎつつの作業だったからな。

午前に1枚、午後に1枚、なんとかやり通せたぜ。
ビールは冷やしておいたし、もう4時近い、ここらでジジイの勤務時間は終了!と行きたいところだが、堰の水利用の我が家2枚+調整田1枚とIさんとTさんの田んぼ、代掻きしちまわないと。

体も頭もふらふらの状態だが、弱くなって来た陽射と夕風に助けられて、丁寧に代掻き。一番下のTさんの田には水が届かず、止む無し明日だ。

家に戻って、へたり込む。脱水症状一歩手前、すぐにもビールを流し込みたいところだが、待て、苗に水やりしなけりゃならんぞ。7枚の育苗プールを満水にし、活着しかけのサツマイモ苗と播いたいばかりのニンジンに水をやり、
ええーい、我慢できねえ!
ビール片手に水やり作業だ。

なんとかやり終えて、よく頑張った一日!まるで田植え本番なみの働きぶりだった。

あっ、どうしよう、神さん風邪で倒れてんだった。夕飯作りかぁ・・・


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小作人さん、一足お先に波板張り!

2025-05-20 09:50:06 | 米つくり
田植えは1週間先だから、代掻きとかまだ早いんだけど、
勤めあるからねぇ、小作人さんたち。
日曜でないとできない、そりゃそうだ。
だったら、ご都合に合わせようじゃないの。

幸い、道路挟んで右側2枚が彼らの手作り田んぼ、まずそちら側だけ水入れて代掻きしておこう、って昨日夕方、雨の合い間を盗んでちゃちゃっと終わらせた。

さて、翌日曜、仙台から1人、米沢から2人、朝からご苦労さん。

前日メールで作業段取りは連絡しておいたが、やっぱり実地にやって見せないとな。
道具一式、草刈り機1、スコップ2、トンボ1、畔波シート8本、それと秘密兵器、波板差し器?を軽トラに積み込んで、田んぼにいざ!

Nさんは草刈り担当、なんかとても気に入ってんだよな、腰が痛いってこともあるようだけど、お任せして、我が家の担当分以外もきれいに刈り払ってもらった。夢中になって、隣の田んぼの持ち主の耕作放棄地まで草刈りして、大いに感謝されたりして。



米沢からのお二人は、まず、スコップで四隅の堀上げ、トラクターの刃が入らない部分もしっかり田んぼにしてもらおう。



その前に、新兵器の試行!波板1メートル分を一気に差し込む優れものか?アイディア倒れの半端もんか?

うーん、微妙。畔波シート差しに慣れない人には、便利な道具だろうけど、この作業数十年のベテランからすると、手作業の方が速いかな?
今年はトラクターで畔ぎりぎりまで耕耘しておいたから、膝まづいての作業が嫌でなければ、古風な手差しがいいんだけどなぁ。まっ、お任せだな。
工夫しながら、最適解を見付けてもらおう。

一通り、実地での説明を終えて、こっちは自分の田んぼの畔草刈りに。

そろそろ終わった頃だろな、って、戻って見たら、あらら、まだ大きめの田1枚の途中?
見るに、新兵器にとらわれ過ぎてるみたいだ。シートを広げるのにも苦労してる。なんだ、一巻だぁーと広げてしまってやればいいのに!

そうかそうか、手慣れた者には当然の段取りでも、慣れない人たちにゃ、躓きどころなんだ。
田んぼもずぼずぼ歩き過ぎで、それじゃせっかく均した田面に足跡の穴ぼこがたくさんできちまう。これも、経験してみてわかることだよな。

残った小さい田の畔半分手伝って、俺流を見知ってもらった。
ま、膝つきつきつついざるように作業することをよしとするかどうか、そこはそれぞれの判断だ。

午後も続けて、さらに芥すくいとか、草刈りもさらに徹底してやって行くてっことだから、お任せしよう。

3時過ぎに終了の報告が来た。フェースブックに上がった写真の美しいこと!



やるべき仕事し終えて、達成感に溢れるコメントにゃ、今年はいいコメが取れそうだっ!って、おいおい、さすがにまだ早いだろ、その楽観は!

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