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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

頼むイノシシ、あと1カ月!

2025-08-24 09:47:55 | 米つくり
ダメだろな、木酢液の臭いなんが、退散しっこねえよな。
念のため、2日続けて撒いてみたけど、全然効目なし。さらに傍若無人ぶりが目に余るほどになってきた。

それも黒米、奥の1枚で我慢するでもなく、手前のもう1枚にも侵入し始めた。これは、なんとか、これ以上の狼藉に阻止線を張らにゃならんぞ。
少なくとも、お隣のIさんの田には入らぬように手立てせにゃ。

ネット2枚と空いてる鉄ポール数本を持ち出して、侵入口を中心に防御線を張り巡らした。
頼む、イノシシ、これ以上、悪さするな、水浴びしたけりゃ手前に調整池があるじゃないか、そこなら専用沐浴場に貸し出すから、自由に使ってもらって差し支えないから。

翌朝、どうだ、防御ネットの威力は?
おう、よしよし、警戒して田んぼにゃ入らなかったな、そう、それが野生動物ってもんだ、危うきに近寄らず!

気を良くして、道路の反対側を見てみると、
あっちゃぁぁぁ、小作人さんたちの上の田、ど真ん中に丸くはしゃぎ回った痕が!

ぐるりを見て回って、こいつぁ、別の個体じゃねえか、反対側の水路伝いにやってきた奴らしいぜ。

かぁっ、ここもまたネット張りかよ!このクソ暑いなかで!!

仕方ねぇ、収穫時期終わって無事お役目果たしてくれたトウモロコシ畑のネットを外して、それを田んぼに移動、堰の小川に沿って50メートル、張り終えた。灼熱の太陽の下での作業、いい加減にしてくれよ、イノシシ。



なっ、頼む、ここまでにしてくれ、いたずらは。
これ以上遊ぶな!



あと1か月で稲刈り終わる。それまで堪えてくれ、なっ、お願いだイノシシ。お互い妥協ってもんが必要だろう。棲み分けの仁義ってものがあるだろ。
これまでじっとしてくれてたじゃないか。
その時の気持ちで、稲刈りまでの1カ月、自重してくれぇぇぇぇ!

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反省早くも!今年の稲作

2025-08-19 10:00:01 | 米つくり
早ぁやく出て来い、水口の出穂!
字余り!しかも、意味不明。

8割方出穂が済んで、残るは水口で冷水責めにあってるイネたちだけって話し。
見回るたんび、早ぁやく出て来い、って声掛けてるわけさ。



まっ、冷やっこい井戸水毎晩浴びせられてりゃ、いじけて育ちも悪くなるってもんだけどさ、2枚ある井戸水田んぼで様子がずいぶん違うのが悩みの種、ってぇか、不思議だぜ、理由ずっと考え続けてんのよ。



違いって言ったら、一枚は堆肥の置き場近くで肥料気多め、に対して、片方は置き場の反対側でどうしても散布が不十分、つまり堆肥の入り方の違いかなぁ、ってのが今のところの結論。

そう言えば、初期、中期の生育が悪く雑草との競争で痛い目にあった場所も、堆肥の投入少なかったかも?

ここ数年、イモチにやられることも多くて、堆肥や肥料は控え目にしてたんだが、今年は、夏前半の猛暑の影響か、今のところイモチの気配、まるでなし!堆肥下ろした部分の窒素過多で真っ青なイネにもまったく病斑が見られない。

堰の水を使う田んぼでは、堆肥控え目の小作人さんたちの田は、葉の色薄く、茎数も少なく、草丈も低い。たしかに、イモチの心配は不要だけど、取れねえよなぁ、この姿じゃ。

一方、同じ流れの俺ん家のコシヒカリ、ヤバッ堆肥入れ過ぎたか?ってほど播いてしまった田なんだが、これが、やたら立派なお姿なのよ。同じ苗で、同じ日の田植え、この違い。うーん、これは・・・



そう言えば、病気だけじゃなくて、害虫の発生も少なくなってる。泥負い虫は出なくなって久しいが、イネ水ゾウムシもいないし、カメムシの害もない。
これも酷暑のせいなのか?

暑さで音を上げるのは、人間様ばかりじゃないってことかな。生物こぞって、生存の危機に直面ってこと?!

ひでぇ暑さ、盆前に一段落してくれたから、人間も作物も一段落、ナスやキュウリなんてウハウハ状態、毎日たくさんの実を付けてる。

イネもそうだし、野菜も同じ、照り返し厳しい季節を欠かさず水やりとかでなんとか乗り切れたことで、今の健やかさってことだ。

って意味では頑張ったご褒美もらってる今年、ってことになるのかな。
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気分日替わり、田んぼしだい?

2025-07-21 09:48:04 | 米つくり
今日は一日、気分すっきり!
疲れちゃいるが、ジム行って走ってくるか、って、なによ、昨日は目一杯落ち込んで、ふて寝寸前だったのに。

理由?そりゃ単純、田んぼの除草がすんなり楽々だったから。

7月半ばを過ぎて、出穂まではあと10日弱、
頑張るんだ、株間の草、今しか取る機会はないぞ。
堰の水利用の小さな田、3枚はなんとか済ませた。残るは家の前と源さんの田、1反部と1反3畝。Qホー使って、株間を掻き取って行く。



家の前は、ご近所さんと井戸が共用、交代で2日に1度しか水を入れられない。Qホー作業は、水がたっぷりないと土を掻いてしまい、やたら力が必要になって、はかいかない。
ってことだから、2日に一度の草刈りとなる。
それじゃ合間の日は、源さんの田だな、ってことで、代わる代わる、二つの田に入いることにしている。

この2枚の田、雑草の具合が大違いなんだ。
同じように田を整え、ほぼ同じ日に同じ苗を植え付けたのに、この違いはどうしたことだ!
家の前は、畝間がすきすき、そこにコナギがびっしり!なんど掻き取っても、すぐに新しい葉が顔を出す。



一方、源さんの田は、株間は覆われ雑草見えず、きれいなもんなんだぜ。


まるっきり別時期の田んぼみたいだろ。

お日様大好きのコナギとかの株間雑草は、イネに覆われてしまえば、生育の勢いは急速に落ちる。だから、背丈が伸びるオモダカなんかだけ刈ればいい。
オモダカはイネから顔を出し、我が物顔で白い花咲かすので、世間体?は悪いが、数も少なくイネの生育を邪魔建てするほどじゃない。
そこが、びっしり族生するコナギとは違う。
稲刈りの時、機械に挟まって邪魔をするのもコナギだ。
なんとか、イネが大きく育って田面を覆うまで、コナギとの戦いを続けざるを得ない。

って、ことで、今日の上機嫌の理由がわかったろ。源さんの田の除草の日だったのさ。って、ことは、明日は憂鬱な日、悪態突きつつコナギをこそぎ取るうんざり作業の日てことになる。

遅々として進まず疲れはたまる。半日集中しても、わずかに片道1回、数日前に終わった部分にゃすでに草だらけ!
もう、いい加減にしろ!って、苛立つわけだから、機嫌なんていいわけがない。

それにしても、こんな育ち具合が違ってしまったのは何故だ?
雑草の種の多さじゃ、源さんの田の方が酷かったんだ、数年前までは。逆に生育は家の前の方が優等生だった。
考えられる理由は堆肥の入れ方か?
イネは地力で取る!なんてカッコつけて堆肥の投入を減らしたのが原因だったか?

やれやれ、毎年違うイネの姿に振り回されて40年、どこまで行っても正解にゃたどり着けんなぁ。それが米作りってもんなんだろうな。
違うか、俺がへまなだけか!



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夏バテかも?

2025-07-18 10:20:40 | 米つくり
さっさとブログ上げて、田んぼ除草に出ろよ!

わかってる、わかってるって、出穂まであと10日、ここが最後の踏ん張りところだ。穂が出始めたら、潔く諦めて、後はイネの雑草抑える力に任せる。

まぁ、ここまで1カ月半、除草機押し3回、それと半ば並行してQホー除草を続けること、すでに2週間以上、例年並みにはきれいに?なっちゃいるんだ。この程度の草なら、イネが負けることはない。

稲刈り機も頑張って乗り切ってくれるだろう、って、そこが大事。

今日の予定は家の前の田んぼ、Qホー除草。長い柄の特殊草刈り鎌で株間の雑草を削り取って行くんで、それほどの重労働ではない。炎天下!ってことを除けば。



姿勢と動作が不自然なんだよ。へんに中腰、やたらと腕伸ばし、これがきつい!肩と腰と上腕に疲れがたまる。首筋も固まり、頭への血流も滞りがち。
ここに灼熱の太陽が降り注ぎ、体全体が煮詰まって行く。

山間地なので夜は気温が下がるから、安眠は保証されているのだが、それでも、起き抜けから数時間は頭も体もぼぉっとして何もかもやる気が起きない。

夏バテ?なんだろうな。

以前なら、気合い入れて跳び出せた暑さなのに、なんだ、この優柔不断は!
休養、休養と誘いかけて来る悪魔の囁きは!

せめて日陰で薪切りでも?
それ、優先事項か?田んぼ除草が最重要だろう。

あと10日!頑張り通せば、今年の米つくりを一段落するぞ。
さぁ、だらだらと、仕方なく、惰性の延長で、田に出よう。

グダグダとこぼした愚痴を力にさ。
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Qホー除草始めた!

2025-07-03 09:55:49 | 米つくり
無農薬の米作り、なんて簡単に言うなよな。
ジャンボタニシになんかに助けてもらえないんだからね、参政党さん。

いろいろ試して来たのさ、仲間たちも。

アイガモ農法だろ、鯉の放流だろ、米ぬか散布だろ、墨汁流しだろ、紙マルチ、なんとか手間かけずに除草できないもんかって、あれもこれもやって見たのさ。

俺もアイガモはやって見た。

宣伝されてるように上手くは行かない。アイガモの奴、こっちの思い通りにゃ働いてくれんのさ。一部にばっかり集まったり、驚くとイネまで荒らしたり、果てはカラスの襲撃!放った幼鳥の半分以上も犠牲になったり、やれやれ。
田から上げる時の泥田での追っかけっこも、うんざりだったし、カモの後処理も気乗りしなかった。

これぞ新手法とか、カモにお任せなんてせずに、手前の食べる分くらい、骨身を惜しまず作ろうぜ、って改心して、えっさえっさと除草機を押し専念することにしたのが15年くらい前かな。



以前は広い田でも、仲間が助っ人に来てくれて手植えしてたから、除草機は縦と横に何度も押して、なんとか草を押さえていたんだが、
こっちも年取り、仲間も遠ざかり、こりゃ機械で田植えしかねえな、お古の田植え機譲ってもらったことだし。

機械植えは楽だよ、やたら疲れる旧式の押し歩き型だって1反部、2時間もあれば済むからな。

ただ、問題は除草なんだ!

畝間はいいさ、除草機押せばなんとか雑草は抑えられるから。除草機入らぬ株間はどうする?

昔の人たちは、当たり前に四つん這いで草を取っていた、偉い!それやったこともあった、が、1カ月近く田を這いずり回るなんて、ムリ、ムリ、ムリィ!

株間専用!をうたう新兵器も買い入れてみたが、やたら重いし大して効果はないし、手間はかかるしで、敢え無く却下!

なんかないもんか?

で、見つけた新兵器が、Qホー!



おぉ、なんか宇宙からの贈り物か?!

なぁに、柄の長い草刈り鎌さ。ただし、刃の部分が細い鋼鉄で楕円の輪っかになってる。この刃をイネの株間に入れて、株間雑草を掻き取る、って仕掛け、単純!

これなら立ったままで厄介な株間の草を取りされるわけだが、
考えてみてくれ、株間ってどんだけある?畑のスイートコーンと違うんだからな。仮に株間20cm、そんな広くないけど、として1列50mとすると、250か所の株間だよ。それが何列あると思う?
なっ、容易じゃないだろ。

しかも、一度掻き取ったら、それで収穫まで草生えない、なんてことないわけだから、田1枚終わるのに3~4日、それを次々田を移動しながら続けるって、これ、もう7月は除草が拷問みたいなもんなんだ。立ってはいるが、やや中腰、肩や腕も偏った動きが続き疲労も蓄積。

これが穂が出るまでの7月いっぱい続くんだ。

なっ、安全食志向の消費者の皆さん、気軽く無農薬とか無化学肥料とか、言っちゃダメなんだぜ。金積まれたってお断り、それがほとんどの農家の本心なんだ。

ってことだからさ、金にあかせて安全な米求めるんじゃなくて、農家の苦労もしっかり理解して、つながりを求めて欲しいってことさ。
金だけでできる重労働じゃないんだからさ。


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