雨、多いよねえ、一日おきで降ってる。
しかも、晴れ間が少なく、気温も低い、と、どうなるか?田んぼが乾かない。
で、作業遅れてんだ、って近所のカッチャンが言ってた。
ええー、そんなにぃ?って、ちょい眉に唾して聞いてたんだが、
うわっ、トラクター進まねぇ!回転できねえぞ!
田んぼの粗起こしでこんなん、初めてだぜ。
昨日は午前中雨降りで、午後には上がったから、耕耘入るか!?って逸る気持ちを押さえての今日の作業。
朝から晴天、日差しも強く、暑いくらい。よしよし、トラクタ日和、せっかく肥料も堆肥も播き終えたんだ、さっさと耕しちまおうぜ。
キャベツやレタスの植え付け控えてるしな。
春先充電してもらったバッテリー、今年はえらく調子いい、一発始動の連続で、こりゃやる気出るなぁ、で我が家前の田んぼに直行。
いざ、耕耘、ずんずん動き始めた、と思ったら、うわっ、重い。ロータリーが深くはまり込んで、もがいてる。
こ、これは、ロータリーを少し持ち上げて浅めに耕耘するしかない。が、我が家の年寄り全農、ロータリーを望みの位置で止まってくれんのよ。
左手でハンドル握、右手はロータリーのギアを握って微妙に調節しながら走るしかない。
ちょっと油断すれば、回転刃が深堀りしてはまり込み、エンジンは苦しがって悲鳴を上げる。
それでも直進はまだしもなんだ。
片側動輪を止めて回転させるんだが、おっと、止まったタイヤが土を深くえぐる。ここにはまり込むと、ハンドル切っても曲がらない!
止せ、助けてくれ、カーブ切りたいんだってば。まっすぐ行った畦に乗り上げるぅ!ええいっ、バックだ、後ろに下げても一度前進、回転!何度も切り返しして、やっとこ進路を望む方向に向けられた。

勝手に動く、言うこと聞かないトラクターに弄ばれながら、

なんとか、田んぼ1枚耕耘終わったぜ、ふぇぇ、やれやれ、いつもの倍も手間取った。
途中、深かったり、浅かったりしてるから、こりゃ代掻きが苦労するぞ。
いやいや、田植え機だって、悲鳴上げるぜ。
まったくなぁ、異常気象ってのは、暑いばかりじゃない、もう、例年通り!ってのが通用しないってことなんだぜ。