ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

シニア劇団始まるよぉぉぉ!

2012-01-31 23:16:41 | シニア演劇
 ぶち上げてから、何年たったかな。ついに置賜でシニア劇団が発足することになった。川西町フレンドリープラザ演劇学校のシニア部門ってことでスタートする。

 思いがけない急展開だった。いつかはねぇってくらいには考えてはいたものの、まさか今年から始めることになるなんて。

 1月半ば、東北学生音楽祭の実行委員会に出た折のこと。館長の阿部さんから、話しを持ちかけられた。町長にも町民からそんな要望が出たってことで、ここらでどう?って。プラザとしても中断している演劇学校を再開したいって思惑もあって、この提案になったらしい。

 いやぁぁぁ、ちょっと今年は、・・・・・紅大豆本舗やらなんやら、どうも忙しくなりそうな予感もあって、その場では尻込みしてしまったが、考えてみると、声上げてからもう4年、僕もそろそろ、現役あと何年?って歳でもある。今回の菜の花座公演が『カフェバンバ』、婆ちゃんたちが活躍する芝居だってこともなんかの縁て言えなくもない。思い立ったが吉日ってことわざもあることだし、みんなが尻押ししてくれる今、スタートすべきだなって思ったんだ。

 ということで、生徒募集スタートする。

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 今回は、これまで演劇とは距離を置いていた人たちを掘り起こそうというこで、これまでの演劇学校卒業生は対象から外れてもらった。ずぶの素人だけで立ち上げてみたかったからね。問題は果たしてどれだけ人が集まるかってこと。うーん、予測不能!順調にいきそうな気もするし、難航しそうな気もする。ま、募集が始まってみないとね。

 2月5日(日)の『十一ぴきのネコ』の公演でチラシをまく。これがスタートになる。果たしてどんな反応が返ってくるか楽しみだ。置賜はもちろん県内でも多分初めての試みなので、評判にはなると思う。プラザ演劇学校開校時の盛り上がりが生まれたたら最高だけどね。

 ともかく、地方では、年寄りパワーが鍵だ。否応なく高齢化は進むわけだし、熟年層がどんだけ元気になれるか、どんだけ地域を生き生きさせられるかにかかっていると思う。演劇なんてその点、最高の道具立てだ。体は使う、脳みそは酷使する、声は張り上げる、顔のしわなんて見る間に伸びちまうさ。音楽や舞踊もいい。でも、演劇はそれら多様な芸能を一気に包み込む懐の広さを持っている。

 元気なシニアの皆さんとの出会い、いろんなことが生まれそうで、いろんなことが始まりそうで、わくわくどきどき、プラザ演劇学校シニア部門はじまるよぉぉぉぉ!




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校内公演:照明仕込み

2012-01-28 22:07:40 | 教育
 校内公演の照明仕込みを行った。照明ったって1kwのライトを3台、フロントとセンターピンに使うだけのことで、たいしたこっちゃない。でも、演出さんにとっちゃ重大事、ああだこうだ、イメージに合わせた照明作りを行った。

 電気工事の関係で停電1時間、仕込みに使える時間は、わずか1時間半しかないなかでの色作りだった。二人の演出さんは、脳内速度100㌔くらいのスピードで頑張っていた。

 なんせこの公演、20人の部員が2チームに分かれて二つの芝居を作る。ほとんどがキャストになる。ってことはスタッフはゼロ。だから、照明や音響は別のチームが担当する。自分たちの舞台を仕上げながら他のチームのスタッフをこなす。なかなかハードなシステムだ。

 でも、これが部員たちを大いに成長させる。昨日は1年生だけで舞台の仕込みの大半を仕上げたし、今日は、演出の指示のもと、照明が仕上がった。僕たち顧問は最小限のアドバイスをするだけ、ほぼ自分たちで照明、音響の準備を成し遂げた。うーん、一歩成長!

 明日は、仕込んだ照明を確認したあと、二つの公演のゲネプロだ。演技はもちろん拙いが、この盛り上がってきたやる気がなんとか鑑賞に堪える舞台になっていくことだろう。

 そう、部員たちの成長を感じられること、これが僕たちのエネルギーってことなんだよね。

 今日もyoutubeアップした。ご覧ください。

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YouTube: たべものは感謝のこころ.mpg





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真冬だって稽古は続く『カフェバンバ』

2012-01-26 23:37:30 | 地域文化
 冬の稽古は厳しい!10時に終わって外に出れば、さっそく車の雪かき。掘り出すように雪を払って冷え切った車の中へ。それからさらに40分、ようやく家にたどり着く。でもそこからが一苦労。今日など積雪が少なかったからすぐに車庫に入れたが、道ばたに車を止めて除雪なんてこともしばしばだ。この間なんか亀になってしまったからね。夜中の亀救出作戦は心にも体にも本当に良くない。

 そんな苦闘を強いられつつも、稽古の方は順調に進んでいる。まっ、一部、台本もらいに来ただけでその後さっぱりって人もいるにはいるが。冬場は意外と予定が少なく稽古に足が運べるってことなのかもしれない。特にお忙しい若手にはその傾向が強いようだ。客演にベテランを迎えていることも大きい。なんせ、毎回、いの一番駆けつけてくれているので、菜の花座団員も気を抜けないのだ。やはり、外からの風ってのは大切だね。

 さて、ポスターとチラシが完成した。表はほぼ、僕の作品。裏はNの制作だ。いつもとは趣向を異にして、明るくお洒落な感じに仕上がった。

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 このチラシをどんどん撒いて、観客動員記録を塗り変えるつもりだ。なんたって、今回は得意の婆ちゃんものだから。これまで演劇と縁が薄かった熟年層をしっかりと掘り起こそうと思う。シニア劇団の設立、なんて話しも、おっとこれについては近々公表!お楽しみに、あるので、かなり評判を呼ぶんじゃないかと思う。そう、もう13年もやってんだもの、そろそろ公演打つたび赤字っていう悪習は終わりにしようじゃないか。
 てことで、前売り1000円!安いもんだ。ぜったい面白いからね、見に来ておごやいな!!



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置農食育ミュージカル2012は『あーだこーだと魔女ナンダ』だと思う

2012-01-24 15:19:12 | 演劇
 ようやく書き始めた。今年の食育ミュージカル。さすがに6本目となると、きつい!ほとんどネタは出尽くしてるからね。食べもののこと、食事のこと、もったいないのこと、農業のこと、すべて手がけた。あと、何が残っているって言うんだ?

 いいや、実はあるんだよ、それが。何かって言うと、微生物の話しなんだな。体の中の細菌の話し、農業を支える土壌微生物の世界。これまでまったく触れなかった部分だ。そう、これは本当に大切な話しだ。この地球という環境が、曲がりなりにも循環し、持続しているのも、この微少生物のお陰だってこと、知ってる人なら絶対否定はしない。

 この大切な微生物の活躍があっちでもこっちでも妨害され始めている、ってとこに現代文明の一つの病理がある、なんて偉そうに言いきっちまうけど、多分、それは真実だと思う。

 ただ、難しいだろう!細菌のミュージカルって!!困難だろう!腸内細菌の話しって!!どうやって創るの?土壌微生物の着ぐるみって?

 講演とか、お勉強なら、スライド映したり、イラスト見せたりしながらできるだろうけど、生の舞台だよ。ミュージカルだよ。子どもたちに見てもらうんだよ。楽しくなくちゃいけない。面白くなくちゃいけない。華やかな舞台でなくちゃいけない。わかりやすくなくちゃいけない。共感できなくちゃいけない。・・・・この、いけないいけないの壁にぐるりと囲まれて、微生物の子どもミュージカルなんてできるわけねーだろ!って身内の声と闘い続けているってわけなんだ。

 そして、なんとか、なんとか、なんとか、書き始めるところまで来たってこと。タイトルは『あーだこーだと魔女ナンダ』!

 そう、魔女に登場願った。魔法の力でこの難題を一気に解決してもらおうって算段だ。さてさて、どんな手練手管で微生物の世界をミュージカルの舞台に繰り広げてくれるか、書き上げてみなくちゃわからない。創り終わってみなくちゃ何とも言えない。でも、創るしかない。みんな期待してくれてるから。もうすでに2軒も予約入ってるから。

というこで、じゃまた、台本書きに戻るとしよう。

 おっと、そうそう、またまたまたまた、『どんでん森は、どっきどき』アップしたからぜひ見て欲しい。

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YouTube: 悲歌:エレジー.mpg






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校内公演2012:『ぼくんち』&『超正義の人』

2012-01-22 21:08:07 | 教育

 今年も校内公演の季節になった。真冬のまっただ中、米坂線が運休するかもしれない豪雪の中、スキー授業の合間を縫って、今年も校内公演だ。

 今回も二作品:『ぼくんち』作:廣井直子、『超正義の人』作:大垣やすしを上演する。1,2年生20人を2チームに分けての公演だ。校内公演についてはほぼ全面的に生徒に任せる。演出は立候補した部員の中から話し合いで決め、チームメンバーは二人の演出が話し合って決める。演技指導はもちろん、装置の設計・製作、ポスター作り、すべて生徒たちの手で行う。日頃の舞台作りが顧問主導な中で、この公演だけは部員たちがのぴのびと創造の翼を広げることができる。また、いわゆる高校演劇的な作品を演じるただ一度の機会でもある。

 だから、生徒たちは燃える。少ない人数で、パネルを作り、役を工夫し、照明を設計し、音響をセッティングする。そうそう、音響や照明は、上演チーム以外のメンバーが担当する。こんな公演をわずか1ヶ月程度の短い期間で仕上げていく。自分たちで作ることで意欲は限りなく高まるということなのだ。改めて、部員たちの創意をくみ取ることの大切さを実感する。

 とは言っても、やはり任せきりにはできない。ユニークな演出や思いがけないアドリブなどもあって、唸る部分もあることはあるし、精一杯仕上げていると感心するところ大なのだが、役作りで、も一つパンチが足りなかったり、セリフの意味を取り違えしていたり、大切なシーンをとらえきれなかったり、様々ある。なので、途中何度か、見せてもらいながら、ダメだしとちょっとした演出の手助けをする。ただ、やりすぎると意欲を削ぐことになるから、必要最小限にとどめるように注意する。

 昨日は2チームの通しを見てダメだしをし、今日は僕が『超正義の人』の、顧問Nが『ぼくんち』の演出口出しを行った。言い出せばきりがないので、ただ一つのシーンだけ、直しを入れた。あとは、それを見て演出とメンバーでじっくり作り上げてもらおう。僕の方は、約束の30分を20分ほど超過して終了。顧問Nの方は、歯がゆかったのか、2時間近く演技指導をしていた。これで、明日からは一段アップしたところで稽古が進むことと思う。

 校内公演は2月3日(金)16:30~。会場は本校視聴覚室だ。一般公開もしているので、興味のある人はご一報ください。演技はともかく、気合いと熱意だけはつたわる舞台になると思う。

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 さて、またまた食育子どもミュージカル2011『どんでん森は、どっきどき』から歌をアップしたのでご覧いただきたい。

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YouTube: どんでん森は癒しの森.mpg

 

 

 

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