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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

模型もいろいろ

2007-11-14 | Beta Montecarlo

またまたご無沙汰です!
毎日製作は続けてますが、細かい作業は手間がかかる割に目に見えて進んだように思えなくて更新できませんでした。

サイド・ウインドウは透明プラ板を切り出して貼りこみましたが、リアウインドウは複雑な形なので、キットパーツをそのまま使用。
ボディーには再度クリアーを吹きました。
K氏より「ウインドウ貼り付け後のクリアーはヤバイ」と助言を頂きましたが、時すでに遅し吹いちゃった後でした。
例によってホコリ付いちゃいましたが、研ぎ出しとかすると泥沼確実なので放置です。あと、経年変化でヤバイことになるかも知れませんが、まあ気にしない というか、もはやこのまま進める以外に選択肢はないですね。

しかし…こんなちっちゃい模型作るのに、何ヶ月かかってんだ?
こんだけモタモタ作っても、キットもウデもあれなんで、完成度なんてタカが知れてるのに。


これは、エブロのダイキャスト・ミニカー
かなり前に発売されたもので、希少なものでもないのでヤフオクとかだと3千円以下でも買えますね。
しかし出来はいいです。塗装はキレイだし内装、窓枠などのディティールも見事。
当然、窓貼りも完璧!
もし43キットから同じポルシェを作っても、このミニカーよりも完成度が高いものを作れる自信がありません。
ダイキャスト・ミニカーの分野ではエブロとミニチャンプスの出来がダントツに良いと思いますが、塗装の質に関してはエブロのほうが上ではないでしょうかね?
これだけの出来で、大抵の43キットの半分ぐらいの価格で買えるなんて、キット製作の趣味は廃れる筈ですよねえ…


こちらは同じくエブロのザナヴィZ(スーパーGT06)
マーキングの印刷は精密だし、メッキ塗装や細部のディティールも良く出来てる。
さすがに、クリアーコートしてないのでマーキング部分やシルバー部分にツヤがありませんが、なかなかの出来ですね。
価格は3千円ちょっと。

1万円~2万円もするレジンモデル完成品ならともかく、ダイキャストならレジンキットの半分以下の価格で買えちゃうのですからねえ。しかも、それでレジン完成品に負けないクォリティーが実現しつつあるのだ。

こうやって見ると、もはやロードカーをわざわざキットから作るのは、よほどの腕前があるか物好きだけですね、マーキングの多いレーシングカーは研ぎ出しが出来る分、手作りに生き残る余地があるかも。
F1マシンなどだと、足回りの複雑さや素材の使い方で、まだキットから作るほうが勝っている部分が多いでしょうか。

43モデルカーは、もともとダイキャスト・ミニカーのコレクションが基本になってますので、ダイキャスト・ミニカーが高品質になり車種も豊富になればキット製作が廃れてくるのは必然なんですが、私はどうしても完成品を買い集める趣味には興味が持てません。

しかし、レベルの低い完成品を貴重な時間とお金をかけて作るより、安く買って眺めて楽しみ、余った時間で別の趣味を楽しむ、というのも、もしかしたら正しい選択なのかも知れない、そんな風に考えてしまう事もあるのも事実なんです。



ところで、バンダイのSC430。


お風呂に入っていただき、すっきりスケルトン・ボディーになってますw

このボディー、全体がメッキ塗装されてまして一日漬けておいても剥がれませんでした。2日でどうにか剥がれましたが、どうしても落ちないところはナイフで削り落としました。硬い透明ボディーなので削りやすかった。

塗装状態だと文句つけまくりのキットでしたが、こうやって塗装を剥がすと俄然楽しくなってきます!この素材感が良いのだ。
デカールもないし塗装の技術も拙いけれど、この素材を完成まで持っていけるのか?不可能かも知れないけれど、実現するかも知れない…キット作りというのは、ある意味で冒険なんですね。

そう、私は根本的に完成品を求めてるのでなく、モノを作る過程を求めているのです。
このワクワク感が楽しいうちは、安くて高品質な完成品と高くてトホホなキットという矛盾を感じつつも、作る事を止められないんでしょうねえ…




 写真:エレール1/43 ランチア・ベータ・モンテカルロ・ターボ LM81
    エブロ1/43 ポルシェ・カレラRS 1973
    エブロ1/43 ニッサン・Z スーパーGT06
    バンダイ1/43 トヨタ・レクサスSC430 スーパーGT07