Sunday Song Book #1160

2015年01月04日 | Sunday Song Book

2015年01月04日プレイリスト
「新春リクエスト大会」
1. HAPPY HAPPY GREETING / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
2. WILD NIGHT / VAN MORRISON "TUPELO HONEY" '71
3. 5-10-15-20 (25-30 YEARS OF LOVE) / THE PRESIDENTS '70
4. SPECIAL OCCASION / DOROTHY MOORE "ONCE MOORE WITH FEELING" '78
5. WINTER HAS ME IN ITS GRIP / DON McLEAN "HOMELESS BROTHER" '74
6. I GOT THE FEEIN' / JAMES BROWN '68
7. TIME IS ON MY SIDE / KAI WINDING '63
8. 純愛ラプソディー / 竹内まりや '94
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■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんのツアーは12月21日に日本武道館で千秋楽を迎えたが、その数日後にインフルエンザに罹ったという達郎さん。熱は収まったが意外とくどくて咳が突発的にまだ出ているという。少し鼻声気味なんだとか。番組は前倒しで収録していて夫婦放談の二三日後に録ってるそうだ。一週間ほどお酒を断ってるけれど、年明けになって治ってきた頃には、お正月なので飲んでしまうかもと達郎さん。

・新春リクエスト大会
昨年はいろいろとツアーやプロモーションで忙しかったが、久し振りに洋楽のオールディーズのプログラムに戻り、今週と来週の二週間は「新春リクエスト大会」。

・HAPPY HAPPY GREETING
お正月なので「HAPPY HAPPY GREETING」にリクエストが来ているとか。

・WILD NIGHT
ヴァン・モリソンの1971年のアルバム『TUPELO HONEY』からのシングル・カット「WILD NIGHT」。全米28位。

・掛け声
兵庫県の超常連のリスナーから「文楽も歌舞伎のように掛け声があるのですか? 達郎さんは掛け声をかけたりしますか?」という質問。
文楽の場合は浄瑠璃がかりの太夫さんに掛け声をかけるが、達郎さんは恥ずかしくてしないそうだ。

・5-10-15-20 (25-30 YEARS OF LOVE)
プレジデンツはワシントンD.C.出身の黒人3人組のヴォーカル・グループ。後にアナコスティアとして有名になる。プレジデンツ名義のただ一枚のアルバムはヴァン・マッコイのプロデュースで名盤として知られている。2011年にはじめてCD化されたが、もう手に入らない状態になっている。「でも、しょうがないですね。日本だけですからね、CDなんて」と達郎さん。1970年、全米ソウル・チャート5位、全米チャート11位に上がったプレジデンツの代表作「5-10-15-20 (25-30 YEARS OF LOVE)」。

・SPECIAL OCCASION
リクエストは「達郎さんがいちばん好きなサム・ディーズの曲をかけてください」。サム・ディーズはソングライター、シンガー、プロデューサー。サム・ディーズと聞いてパッと思いついたのがドロシー・ムーア。ドロシー・ムーアの1978年のアルバム『ONCE MOORE WITH FEELING』を昨年末、日本のULTRA-VYBEが世界初CD化。名盤で素晴らしい曲が粒ぞろい。このアルバムからのシングル・カットで全米チャート30位まで上がった「SPECIAL OCCASION」はサム・ディーズの作詞作曲。

・WINTER HAS ME IN ITS GRIP
ドン・マクリーンの1974年のアルバム『HOMELESS BROTHER』の一曲目に収められている「WINTER HAS ME IN ITS GRIP」。

・I GOT THE FEEIN'
リスナーから「ソウルのコンピレーションにジェームス・ブラウンの曲が入ってないのはなぜですか。また、番組でも特集以外でかかった記憶がないのですが、何かわけがあるのですか。正月一曲目で達郎さんお勧めのJ.B.の曲をリクエストします」というお便り。
ジェームス・ブラウンは権利関係について厳しくてコンピレーションの要請には応じないものと思われるとか。今はオリジナル・シングルのCD化がかなり充実したかたちで出ているし、ジェームス・ブラウンを聴こうと思えばチャンスはいくらでもある。達郎さんは人生でいちばん歌がうまいと思う人がジェームス・ブラウンなので、ジェームス・ブラウンをはじめるときりがないし、思い入れがありすぎるのでかけられないのかもしれないそうだ。ジェームス・ブラウンで一曲選べと言われたら「I GOT THE FEEIN'」。1968年、全米R&Bチャート1位、全米チャート6位。

・TIME IS ON MY SIDE
リスナーからのリクエストは「TIME IS ON MY SIDE」で、達郎さんのお勧めのバージョンをとのこと。「TIME IS ON MY SIDE」はそんなに多く取り上げられていない。ローリング・ストーンズとアーマ・トーマスのバージョンが最も有名。「TIME IS ON MY SIDE」はジェリー・ラガヴォイがペンネームのノーマン・ミードで書いてる曲で、いちばん最初に世に出たのはニューヨークのトロンボーン奏者、カイ・ウィンディング。1963年のアルバム用に曲を依頼されてシングル・カットにもなった。トロンボーンのインストゥルメンタルでフックのところはシシー・ヒューストンとディオンヌ・ワーウィックとディーディー・ワーウィックがコーラスをしていると言われている。この曲をアーマ・トーマスがカバーしたいということでインストゥルメンタルのところに歌詞を足して今日(こんにち)の「TIME IS ON MY SIDE」になり、それをストーンズがまたカバーして世界的に有名になった。今回はカイ・ウィンディングのオリジナル・バージョン。

・純愛ラプソディー
マニアック・ツアーの感想を送ってきた人と、育児でまりやさんのツアーに行けなかった嫁さんのためにというリスナーのリクエストで「純愛ラプソディー」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年01月11日は、引き続き「新春リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
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