Sunday Song Book #1147

2014年10月05日 | Sunday Song Book

2014年10月05日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. DOWNTOWN / SUGAR BABE '75
2. DON & DEWEY / IT'S A BEAUTIFUL DAY "MARRYING MAIDEN" '70
3. CALL ME / CHRIS MONTEZ '66
4. IF YOU EVER LEAVE ME / JACK JONES '68
5. MOVE OVER, DARLING / DORIS DAY '63
6. HE'S GONE TO ANOTHER / YOUNG LADIES '70
7. 群青の炎 / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
新年度に入り最初の放送。この番組はもともと「サタデー・ソングブック」として1992年10月3日に初放送。この10月で満22年を迎えることになった。いよいよ23年目に突入する。マニアック・ツアーは先週の木曜日が島根県民会館、昨日は倉敷。うまくやってるはずだと達郎さん。いよいよ明後日7日(火)、明々後日8日(水)にフェスティバルホールで千秋楽を迎えることになる。10日(金)に名古屋ボトムラインのスケジュールが入ってきたが、それはおまけみたいなもの。本チャン29本にライヴハウス1本で30本。来年はもっと増やしてやりたいと思います、と達郎さん。

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
全国ツアー「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」がスタート。全国14都市全29公演。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・棚からひとつかみ
ツアーのラストが長旅となり番組は前倒しで収録している。御嶽山の噴火についても前倒しなので今週は何もコメントできないそうだ。新年度なので今週は「棚つか」。

・DOWNTOWN
リスナーから1992年の番組スタート時に達郎さんが最初にかけた曲へリクエスト。最初の二年は土曜日の午後の放送だったので歌詞に"土曜日の夜は"と出てくるシュガーベイブの1975年の「DOWNTOWN」。

・DON & DEWEY
イッツ・ア・ビューティフル・デイはサンフランシスコのいわゆるサイケデリックERAの有名なバンド。彼らの1970年のセカンド・アルバム『MARRYING MAIDEN』の1曲目「DON & DEWEY」。インスト曲だが演奏力のあるバンドなのでみんな上手くて安心して聴けると達郎さん。

・CALL ME
イギリスのエース・レーベルはソングライターのコンピレーションを精力的に出しているが、このたび、トニー・ハッチの作品のコンピレーションが出た。その中からクリス・モンテスの1966年、全米22位の「CALL ME」。何も知らないで聴くと女の人かと思うが、クリス・モンテスは立派な男性。もともとはリッチー・バレンスのフォロワーとしてロカビリーを歌っていたが、トニー・リプーマの手により、いわゆるミドル・オブ・ザ・ロードのイージー・リスニング・シンガーに見事変身して、日本でも大変に人気がある人。トニー・ハッチの『COLOR MY WORLD: THE SONGS OF TONY HATCH』のライナーにはいろいろなことが書いてあるそうだ。

・IF YOU EVER LEAVE ME
『COLOR MY WORLD: THE SONGS OF TONY HATCH』からもう1曲。1968年のジャック・ジョーンズのレコーディングで「IF YOU EVER LEAVE ME」。もともとジャッキー・トレント、トニー・ハッチの奥さんが1966年にシングル・カットして、その2年後にジャック・ジョーンズがアメリカで出した。「こうしたジャック・ジョーンズのような一世代前のシンガーが新しい若い世代の作家の歌を歌うととってもいい感じになります」と達郎さん。

・MOVE OVER, DARLING
ソニー・ミュージック・ダイレクトという通販のサイトからドリス・デイの5枚組のボックスが出た。達郎さんは今、愛聴しているという。'60年代の中期に息子のテリー・メルチャーがプロデュースした作品の中から1963年の映画『女房は生きていた』の主題歌で「MOVE OVER, DARLING」。ドリス・デイはアメリカでは女優としてのほうが知られていた。テリー・メルチャーが作曲にも関わり、アレンジはジャック・ニッチェ。映画『女房は生きていた』は最初、マリリン・モンロー主演で制作されたが制作中止になり、そのショックでマリリンはオーバー・ドーズのため急死。翌年にリメイクしてタイトルも『MOVE OVER, DARLING』と変わったが、邦題はそのまま『女房は生きていた』。ジャック・ニッチェの作曲、編曲、プロデュースした作品がイギリスのエースからコンピレーションで出ている。現在第3集まで出ているが、そのVOL.1にもドリス・デイの作品が入ってる。

・曲書き
ツアーは残すところフェスティバルホール公演のみになったが、曲書きの仕事が入ってきたという。曲書きの仕事が終わったら、もうまりやさんのライヴのリハーサル。番組はその間、当分「棚つか」と「リクエスト」が続くことになりそうだとか。

・竹内まりやのニュー・アルバム『TRAD』
まりやさんのニュー・アルバム『TRAD』が9月10日に発売された。オリコン初登場1位に続いて2週目も連続して1位。

・souvenir 2014 LIVE
まりやさんの33年ぶりとなる全国ツアーが決定した。全国6都市9公演のアリーナ・ツアー。イープラスでのチケットの受付は6日午後11時59分で終了する。

11月23日(土)、24日(日) 広島県 広島グリーンアリーナ
11月29日(土) 宮城県 ゼビオアリーナ仙台
12月4日(木) 北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
12月9日(火) 福岡県 マリンメッセ福岡
12月13日(土)、14日(日) 大阪府 大阪城ホール
12月20日(土)、21日(日) 東京都 日本武道館

・ニュー・アルバム『TRAD』アナログ盤とアルバム『VARIETY』30th Anniversary Edition
まりやさんのニュー・アルバム『TRAD』のアナログ盤が11月19日に発売されることになった。二枚組仕様の重量盤。まりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』30th Anniversary Editionも11月19日に発売。最新デジタル・リマスタリングを施して、ボーナス・トラックが付く。アナログ盤は二枚組仕様の重量盤でボーナス・トラックの収録はない。こちらはCDとアナログ盤を同日に発売する予定だったが、アナログ盤は少し発売が遅れることになった。また追って番組で告知する予定だとか。

竹内まりや情報についてはスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・「クリスマス・イブ」2014 VERSION
今年も「クリスマス・イブ」が発売されることになった。11月19日発売。11月22日から全国公開がはじまる映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の音楽監修を達郎さんが担当しているが、原作の中村航さんの小説「デビクロくんの恋と魔法」は「クリスマス・イブ」をモチーフにしているので、「クリスマス・イブ」のシングルが2014年期間限定ヴァージョンとして発売することになったそうだ。映画の中でまりやさんの「CHRISTMAS SONG」と達郎さんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」のメドレーがエンディング・テーマに使われることから、今年だけ「クリスマス・イブ」のシングルにメドレーを足したかたちで発売される。詳しくはワーナーの山下達郎スペシュル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・MIRACLE デビクロくんの恋と魔法
11月22日から全国公開がはじまる映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の音楽監修を達郎さんが担当している。中村航さんの小説「デビクロくんの恋と魔法」をもとに作られた作品で、この小説が「クリスマス・イブ」をモチーフに作られたものなので達郎さんのところにオファーがきたそうだ。監督は犬堂一心さん、主演は相葉雅紀さん、榮倉奈々さん、ハン・ヒュジュさん、生田斗真さん。
http://miracle-movie.com

・ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ
9月11日にボブ・クルーが亡くなった。特集したいところだが作品数が多くて資料のチェックができず、「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」。「棚つか」なのでメガ・レアとかそういうのはやらないそうだ。

・ジグソー・パズル
7月23日発売の『BIG WAVE 30th Anniversary Edition』は8月4日付けのオリコン・ウィークリー・チャートで3位という結果。ヒット御礼のジグソー・パズルをワーナーのサイトでプレゼントしていたが、番組でも抽選で10名にプレゼント。225ピースの『BIG WAVE』のジャケットのジグソー・パズル。締め切りは10月中頃。

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・テレキャス
リスナーから「達郎さんはテレキャスを使ってらっしゃいますが理由を教えてください」というお便り。
「テレキャスターがいちばん簡単なんです。つまみが一個、トーンが一個。でもトーンはフルテンで、つまみもフルテンじゃなきゃ使いません。マイクがふたつでセンター、ブリッジ側、ネック側。この三つのセレクションしかないので、もう本当に楽。ギブソンのギターなんてトーン絞れば絞ったそういう音色になりますが。とっても音色作りが難しい。テレキャスはシンプル明瞭。だから使ってます。テレキャス一筋40周年」と達郎さん。

・HE'S GONE TO ANOTHER
スイート・ソウルもの。達郎さんが欲しくてずーっと探してたシングルをようやく手に入れることができたとか。ヤング・レディーズというニュージャージーの女性ヴォーカル・グループの1970年の作品で「HE'S GONE TO ANOTHER」。作曲・プロデュースは達郎さんの大好きなジョージ・カー。

・群青の炎
秋口になったので1998年のアルバム『COZY』から「群青の炎」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月12日は、「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント (2)
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