Sunday Song Book #1364

2018年12月02日 | Sunday Song Book

2018年12月02日プレイリスト
「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎
2. WALK LIKE A MAN / THE FOUR SEASONS '63
3. GOTTA PULL MYSELF TOGETHER / THE NOLANS '80
4. A LITTLE PIECE OF LEATHER / DONNIE ELBERT '73
5. SHARE MY LOVE / MAGNUM FORCE '82
6. SKIING IN THE SNOW / THE BEACH GIRLS '65
7. ジャマイカ・ラブ / 西岡恭蔵 "ろっかばいまいべいびい" '75
8. RIDE ON TIME / 松崎しげる "たいせつなもの" '18
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■内容の一部を抜粋
・近況
「12月ですよ、もう。早いものでございます。あっという間に2018年、変な年でありました。災害が多くてですね。それでもどんどんどんどん日が経ってまいります。だいぶ冷え込んでまいりましたが。でもそれでも例年より暖かいですかね。そんな感じがしますけれども。割と寒暖の差といいましょうか、そういう感じでございます。風邪流行っております。インフルエンザ流行っておりますので、みなさん、くれぐれもお大事に」と達郎さん。ニュー・アルバムのための曲書きをそろそろはじめるという。ツアーのあいだの半年、仕事場の掃除をしてないので紙袋が山のようになっているそうだ。とりあえずピアノの上をきれいにしないと曲が作れないので片付けているとか。

・年忘れリクエスト大会
12月はオンエア日が5回あるので今週から3週間は「年忘れリクエスト大会」。

・クリスマス・イブ
1983年に発表して35年。今年も12月になって「クリスマス・イブ」がながれる季節になった。今年の「クリスマス・イブ」のスペシャル・パッケージは映画『未来のミライ』とコラボしている。細田守監督のディレクションのもと、(作画監督の青山浩行氏により)描き下ろされたくんちゃんとミライちゃんのイラスト。

・WALK LIKE A MAN
ザ・フォー・シーズンズは1963年に全米NO.1の3連発があった。その3曲めの「WALK LIKE A MAN」。邦題は「恋のハリキリ・ボーイ」。

・GOTTA PULL MYSELF TOGETHER
ノーランズはアイルランド出身の女性4人組。いわゆるアイドル・グループ。ノーランズのプロデューサー、ベン・フィンドンはビリー・オーシャンとパートナーを組んでたくさんのヒットを出した。達郎さんはビリー・オーシャンのファンなのでノーランズのレコードも集めていたという。1980年の「GOTTA PULL MYSELF TOGETHER」、邦題は「恋のハッピー・デート」。全米、UKチャート9位。
曲をかけ終えて。ノーランズは姉妹グループで当時できたばかりのエピック・ソニーが強力プッシュしてオリコンで1位を獲っている。この曲の前の「DANCING SISTER」に続いて連続1位。この「恋のハッピー・デート」は石野真子さんがカヴァーしている。当時の洋楽と邦楽のクロスオーバーの典型的な一曲。

・A LITTLE PIECE OF LEATHER
ドニ―・エルバートはニューオリンズ出身でニューヨーク育ちの男性黒人シンガー。一聴すると子どものような声でそれが特徴。1973年の「A LITTLE PIECE OF LEATHER」。

・前倒し収録
リスナーから「ツアーの間、サンソンの前倒し収録は最大で何本録りましたか?」という質問。
「2本しか録りませんよ。あっ2本以上録りません。くたびれますからですね。それが3週間前なんかになると悲惨な感じになってくるんです」と達郎さん。

・印象に残ってる新春放談
リスナーから「今までの大瀧詠一さんとの新春放談でいちばん印象に残ってるお話は何でしたか?」という質問。
「そんなこと聞いてどうするんでしょうね。あのー新曲だと言ってカウントだけで終わったときがありましてですね(1994年1月8日?)。それがいちばんショックでしたね。この野郎って感じ(笑)。へへへへ。向こうはしてやったりってニヤニヤしてましたが」と達郎さん。

・曲中の想定外音
リスナーから「アルバム『JOY』の「GET BACK IN LOVE」のピアノのイントロ中のパキッという音は何でしょう?」という質問。
「あれたぶんね、クラッカーだと思います。お客があのときクラッカー鳴らしたんですよね。たぶんクラッカーの音だと思ってます。もっと調べろと言いましてもめんどくさい(笑)。そういうことにしましょ」と達郎さん。

・SHARE MY LOVE
9月30日に番組でオンエアしたウインディ・シティからシカゴ・ソウルのリクエストが増えてるそうだ。マグナム・フォースはシカゴのファンク・バンド。ヴォーカル・インストゥルメンタルの大所帯のバンド。1982年のアルバム『SHARE MY LOVE』のタイトル曲で「SHARE MY LOVE」。
曲をかけ終えて。1970年代から1980年代にかけてナイト・クラブとかディスコで生演奏する大所帯バンドの全盛期だった。その中からコモドアーズ、クール&ザ・ギャング、ミッドナイト・スター、アトランティック・スターなどたくさんのグループが出てきたとか。それがヒップホップのDJカルチャーに押されて、人件費がかかるので予算のかからないヒップホップ・カルチャーに移って行って生バンドはだんだん滅びていったという歴史的過程があるそうだ。

・「クリスマス・イブ」(2018 クリスマス・スペシャル・パッケージ)
今年も「クリスマス・イブ」のスペシャル・パッケージが発売される。「クリスマス・イブ」(2018 クリスマス・スペシャル・パッケージ)は12月11日(火)から12月25日(火)までの限定商品で、今回は映画『未来のミライ』でコラボした細田守監督のディレクションのもと、(作画監督の青山浩行氏により)描き下ろされたイラスト。三方背ボックス仕様。パッケージにはボックスと同じイラストのクリスマスカードも封入されている。CDの内容は現在流通している30th Anniversary Editionと同じ。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・イングリッシュ・ヴァージョン
リスナーから「クリスマス・イブのイングリッシュ・ヴァージョンが最初にリリースされたのは2000年のマキシ・シングルでしたが、2003年にリミックス・ヴァージョンが発表されました。クレジットに2003 NEW REMIXと表記されていたのが、2014年の30周年記念盤にはその表記がありません。30周年記念盤のイングリッシュ・ヴァージョンは2003 NEW REMIXなのでしょうか?」という質問。
「そうです。なんのこっちゃない。30th Anniversary Editionでアコースティック・ライヴが入ったこれですけれども。マスタリングに関してはこのヴァージョンが最終形だと思ってください。これ以上はできません。今やったとしてもオリジナル・マスターが劣化してますのでこれ以上の抜けのものはできませんので。アナログ・マスターの場合にはなるべく若い時期でデジタルにトランスファーする必要がありますので。今から1983年のオリジナル・マスターをアナデジしたところで、全然当時の抜けには敵いません。ですのでアナログ化というのも危ないですからね。気を付けてくださいね。当時のアナログ盤と同じものがアナログで再現できませんので。それはなぜかと言いますとオリジナルのアナログ・マスターがハイ落ちしているというそういう事情があります。ですので1980年代ぐらいの音楽でしたら1980年代にきちっとデジタル・トランスファーされてるマスターを使わないと駄目です。今からやってアナログ化って、やっぱアナログは音違うってアレなんで。お気を付けください」と達郎さん。

・souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~
「souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~」は11月23日から12月7日まで全国34ヶ所で期間限定ロードーショー。一部の上映館で追加上映が決まってきているし、この先、拡大上映というかたちで広がっていくそうだ。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com

・竹内まりやRCA時代のリマスター盤
まりやさんのRCAのカタログが毎月一枚というスケジュールでデジタル・リマスター盤が発売される。11月21日にデビュー・アルバム『BEGINNING』が出て、今月は12月26日にセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』が発売される。ボーナス・トラックはライヴ・ヴァージョンが3曲と「ドリーム・オブ・ユー」のシングル・ヴァージョンを収録。年明けて1月23日にサード・アルバム『LOVE SONGS』が発売になる。

・SKIING IN THE SNOW
リクエストは「達郎さん、お気に入りのスキー・ソング」。1965年にボブ・クリューのレーベル、ダイノ・ヴォイスから発売されたザ・ビーチ・ガールズの「SKIING IN THE SNOW」。ガール・グループだが変名。サンディ・リンザーとデニー・ランデルが作曲プロデュース。アレンジはチャーリー・カレロ。ボブ・クリュー・プロダクションのレギュラー・メンバー。

・1980年5月1日中野サンプラザ
超常連のリスナーから「失礼な質問で申し訳ないのですが、RIDE ON TIMEの発売日の1980年5月1日の中野サンプラザは満員だったのでしょうか?」という質問。
「満席です。はい。だいじょうぶです(笑)。ご心配なく。5月1、2、3と三日やりました。東京はもうソールドアウトであります。地方はなかなか辛かったですけど、そっから3年ぐらいで前売りでソールドアウトするように、おかげさまでなりました。ファンのみなさまのご支援のおかげです。今もおかげさまで全国50本やっております」と達郎さん。

・ジャマイカ・ラブ
西岡恭蔵さんの1975年のサード・アルバム『ろっかばいまいべいびい』から「ジャマイカ・ラブ」。達郎さんは西岡恭蔵さんのセッションにも参加したことがあるとか。「余談ですけれどこれのディレクターをやっているのが末永博嗣といいまして。私のライヴの総合プロデューサーでございます。36年一緒にやっております(笑)」と達郎さん。

・RIDE ON TIME
松崎しげるさんが今年9月にリリースしたカヴァーのアルバム『たいせつなもの』から「RIDE ON TIME」。「このRIDE ON TIMEが素晴らしかった」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
ps://wmg.jp/mariya/">https://wmg.jp/mariya/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年12月09日は、引き続き「年忘れリクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp

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