Sunday Song Book #1258

2016年11月20日 | Sunday Song Book

2016年11月20日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. JUNGLE SWING / 山下達郎 "オーパス" '93
2. JUST WANT TO BE WITH YOU / LIFESTYLE "LIFESTYLE" '77
3. LOOK-KA PY PY / THE METERS '70
4. THE ECHO / THE EPSILONS '69
5. YOUR TURN TO CRY / THE DAVE CLARK FIVE '65
6. WHERE ARE YOU NOW (MY LOVE) / JACKIE TRENT '65
7. STARDUST / SPANKY & OUR GANG "LIKE TO GET TO KNOW YOU" '68
8. YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW / 山下達郎 "ON THE STREET CORNER 2" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
「わたくし、ちょっと曲が難航しておりましてですね(笑)、ほとんど家出てないんですよ先週。ウォーキングちょっとやったぐらいですね(笑)。人の顔見てないといいましょうか。なかなか大変でございます」と達郎さん。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週も先週に引き続いて「棚からひとつかみ」。リクエストが目に見えて増えてきて、このままいくと一人ではチェックしきれないような状態。なので少しリクエストに応えて「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・JUNGLE SWING
「JUNGLE SWING」にリクエストが集まってるという。1993年のシングル。

・JUST WANT TO BE WITH YOU
ニューヨークの5人組の黒人ヴォーカル・グループ、ライフスタイル。1977年のアルバム『LIFESTYLE』の一曲目に入ってる「JUST WANT TO BE WITH YOU」。レコード棚の中段の棚をずらしたときにこぼれてしまい行方不明になっていたが、全然別の棚から出てきたレコード。うれしくて思わずオンエア。

・LOOK-KA PY PY
ニューオリンズを代表するグループ、ミーターズ。当初は4人組のインストゥルメンタル・グループとしてスタート。その後、ヴォーカルもやるようになった。ライノが初期のジョシー・レーベルからワーナーまですべて網羅した2枚組のコンプリート・ベストをリリースしたそうだ。その中から達郎さんの好きな1970年初頭のヒット「LOOK-KA PY PY」。R&Bチャート11位、全米56位。CDをチェックしたら頭のヴォーカルが入ってない、頭がドラムのカウントで入ってる別テイクだった。「これライノにしては珍しいミスですね。なのでちゃんとしたやつをかけます(笑)。ふふふ。ですから今回のミーターズよりも昔出てるコンプリート・ベストの方がいいです(笑)。ふふふ。ワーナーの今日は営業妨害をしてしまいました(笑)」と達郎さん。
曲をかけ終えて。
「僕が大瀧詠一さんと初めて知り合ったときに、もう大瀧さんミーターズに狂っておりました。この辺から『NIAGARA MOON』のコンセプトが出てきます。「FUSSA STRUT」とかあのへんの感じがよく出ておりますね。死ぬほど聴かされました(笑)。今回のコンプリート・ベストは音はドロップしてるし、頭の音は違うし、ライノどうしちゃったんだ。これリアル・ゴーンですね、リアル・ゴーン、ライノなんだ。どちらも優秀なレーベルなのに珍しいことがあるものですが。大体CDは最近、駆け込み寺のように最後の断末魔のリリース・ラッシュがありますが、昔のテープですのでだいぶ劣化してきてます。ですので最新リマスターといっても'90年に発売されたCDより音がいいのかというと、それはひじょうに疑問なものも多いので、よくお気をつけください。'80年代の終わりから'90年代の中頃までがいちばんいいんじゃないかというですね。特に'60年代、'70年代のソースはテープがヘタってきてますので。そのぐらいのほうがいいかなという感じがいたします。これ話しはじめると長いので(笑)、すいません」と達郎さん。

・THE ECHO
達郎さんが最近買ったシングル。ザ・エプシロンズはR&Bのヴォーカル・グループ。フィラデルフィアのグループ。'60年代から'70年代にかけて何枚かシングルを出した後、トーク・オブ・ザ・タウンという名前に変わり、メンバーのジーン・マクファデンとジョン・ホワイトヘッドがマクファデン&ホワイトヘッドというデュオになってヒットを飛ばした。スタックス・レーベルからフィラデルフィア・サウンドが出てるという珍しい1969年のシングル「THE ECHO」。アレンジはボビー・マーティン。

・「恋の山手線」の次が「自動車ショー歌」
先々週の「汽車で棚からひとつかみ」の中でオンエアした小林旭さんの「恋の山手線」。番組の中で「自動車ショー歌」の続編と紹介したが、リスナーから「恋の山手線」はコロムビア時代の1964年3月発売で「自動車ショー歌」はクラウン移籍直後の10月発売だというお便りが届いたそうだ。調べたら本当にそうだった。「自動車ショー歌」が大ヒットしたのでコロムビアが「恋の山手線」をプッシュしたんじゃないかと達郎さん。当時、達郎さんは小6で「自動車ショー歌」の後に「恋の山手線」を聴いた記憶があり、今までずっと「自動車ショー歌」が先に出たと思っていたとか。

・YOUR TURN TO CRY
デイヴ・クラーク・ファイブの「YOUR TURN TO CRY」にリクエスト。1965年のシングル「COME HOME」のB面。アルバム『WEEKEND IN LONDON』に収録。曲をかけ終えて「マイク・スミス最高」と達郎さん。

・WHERE ARE YOU NOW (MY LOVE)
リスナーからのリクエスト。ジャッキー・トレントはイギリスのシンガーでトニー・ハッチの奥さん。ハッチ / トレントで幾多の名曲を生み出した。彼女のデビュー・ヒットで1965年、全英1位の「WHERE ARE YOU NOW (MY LOVE)」。アルバムに入ってないノット・オン・アルバムで今日はパイ・レーベルのアンソロジーに入ってるシングル・ヴァージョン。ハッチ / トレントの作品。

・STARDUST
達郎さんの好きなスパンキー&アワ・ギャングの1枚め、2枚め、3枚めが再発された。1968年のセカンド・アルバム『LIKE TO GET TO KNOW YOU』から「STARDUST」。ホーギー・カーマイケルの作品でスパンキー&アワ・ギャングのヴァージョンは素晴らしいコーラスで散りばめられている。もともとスパンキー&アワ・ギャングはポップ・グループではなくて、どちらかというとオールド・タイムなヴォーカル・グループ。ステージなどはマンハッタン・トランスファーのような感じなんだとか。この2枚めが本来の彼らの姿に近い。今でも達郎さんはこのセカンド・アルバムを聴くと練馬の実家のお菓子屋の二階の三畳間で聴いてたのを思い出すという。死ぬほど聴いたのでこのアルバムを聴くと高校一年の朝の感じを思い出すのだそうだ。

・YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW
札幌市のリスナーから結婚する姪のためにとリクエスト。「最近、誕生日の代読メッセージがご無沙汰になっておりますけれど(笑)、ちょっと、あの、わーっとなっておりますので(笑)、また復帰できるような心の余裕ができましたら。姪御さんおめでとうございます。お幸せに」と達郎さん。1986年の『ON THE STREET CORNER 2』から「YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2016年11月27日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp

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