蜷川実花展と「辺境・近境」香櫨園の続き

2009年11月14日 | アート
11月8日(日) 晴れ。

西宮市大谷記念美術館で開催されている
「蜷川実花展 - 地上の花、天上の色 - 」を見に行きました。
http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
http://www.asahi.com/ninagawamika/

行き帰りはMDで9月に放送された忌野清志郎特集を聴きながらでした。
何か予感みたいなものがあったのかもしれないですね。
2005年に撮影された清志郎のポートレイトがありました。
原色の派手なチェックのジャケットにメイクアップした清志郎。
「あぁ今日は呼ばれたのかなぁ」と思い、来てよかったと思いました。

美術館の庭園を散策。
岡本太郎の「午後の日」。



西宮市大谷記念美術館の最寄の駅は阪神香櫨園。
せっかく香櫨園まで来たのだから西宮砲台を見に行きました。



夙川オアシスロード。
2年前の夏にもここに来ました。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/295625057cc38f18cebac08998e319a0

あのときは、

村上春樹・文、安西水丸・絵の『ランゲルハンス島の午後』に収録された
「ランゲルハンス島の午後」の舞台となった古い橋は見つけられなかった。

と書きましたが、見当をつけた古い橋で正解だったようです。
『辺境・近境 写真篇』の写真を検証した結果同じものだと判明しました。

村上春樹は『辺境・近境 写真篇』の中で、
「近々とり壊されるという話を聞いた」
と書いていましたので僕はもうないのだと思っていたんですね。



村上春樹の短編「ランゲルハンス島の午後」に出てくる橋。
『辺境・近境』から10年ほど経ちますが残ってました。
おもしろいものですね。『辺境・近境』では
「甲子園球場は僕が子供だった頃とほとんど同じだ」と書いてありましたが、
ここ数年のリニューアル工事で見違えるように変わってますものね。

御前浜公園より芦屋市浜風町方面を臨む。



西宮砲台。



ここは2年前には来てません。
村上春樹は『辺境・近境 写真篇』の中で、

御前浜公園(旧香櫨園)の旧西宮砲台跡。
昔は「公園」ではなくて「海水浴場」だった。
小学校の頃はよくここに泳ぎに行った。

と書いてます。

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2 コメント

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メッセージ (存在する音楽)
2009-11-14 22:02:22
忌野氏の話のようなことってありますね。

今回読んでいて、村上春樹のどいさんのblogを思い出していました。昨日台湾で「1Q84」が中国語に翻訳されて販売され、予約が史上最高の4万部、20万部初版印刷するというニュースをやっていました。
まだ読んでないですが、ニュースの直後の話だったのでコメントさせて頂きました。
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Unknown (どい)
2009-11-14 23:04:19
☆存在する音楽さん
コメントありがとうございます。
今、僕は教授の『音楽は自由にする』を読んでます。
脚注で後藤次利さんを紹介してますが
奥さんが河合その子だったと知り驚いてるところです(笑)。
読み終わったらまた村上春樹を再読したいなぁと
考えております。
そうそう『1Q84』はBOOK3が来年夏発売されるようですよ。
返信する

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