ジョージ・ハリスンの訃報を知ったのは、矢野顕子の「さとがえるコンサート2001」を観た後、帰宅してメールをチェックした時だった。その死を伝えるメルマガの号外を受け取ったのだ。
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静かなるビートル逝く
ビートルズの元メンバー、ジョージ・ハリソンが11月29日の午後1時30分(日本時間の30日午前6時30分)、ロサンゼルスの友人宅で喉頭がんのため亡くなった。58歳だった。
ハリスンは'97年に首の腫瘍の手術を受けて以来、数回にわたってがんの治療を受けてきた。今年初めには片方の肺にできた腫瘍を摘出しており、5月と6月にはスイスの病院で脳腫瘍の治療を受けている。その際、経過は良好との声明が発表されたが、11月初めにはニューヨークの病院に再び入院。その後、英大衆紙によって放射線療法の失敗が報じられ、余命は1週間足らずだろうという悲観的な見方が出ていた。
ハリソンは妻Olivia Harrisonと息子のDhaniが見守るなか、息を引き取ったという。息子Dhaniとの共作で、元スクィーズのピアニスト、ジュールス・ホランドのために書かれた曲“Horse To The Water”がハリソンの遺作となった。“Horse To The Water”はホランドの新作『Small World Big Band』に収録され、11月19日に英国発売されている。
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ジョージが脳腫瘍の治療を行い、衰弱しているというニュースを聞いていたので、覚悟はしていたものの、やはり信じられない気持ちで一杯だった。ジョージのCD『All Things Must Pass』に収録された「Apple Scruffs」というフォークロック・ナンバーを聴いた。