Sunday Songbook Playlist

2007年07月02日 | Sunday Song Book

<07月01日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
バラ色の人生(Opening 20sec)/山下達郎 TBS系「ブロードキャスター」テーマ '07
DRIVING GUITARS/THE VENTURES "TWIST PARTY" '61
ALL ABOUT THE PAPER/THE DELLS "I TOUCHED A DREAM" '80
TIE A YELLOW RIBBON ROUND THE OLE OAK TREE/TONY ORLAND & DAWN '73
SUSPICIONS/BETTYE LAVETTE "TELL ME A LIE" '80
ON THE ROAD AGAIN/THE MEMPHIS JUG BAND '28
ON THE ROAD AGAIN/THE LOVIN' SPOONFUL "DO YOU BELIEVE IN MAGIC" '65
十字路/山下達郎 "POCKET MUSIC" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週から短いオフのタツローさん。来週あたりから仕事が再開する予定。志村けんさんの芝居『志村魂』を見てきたそうだ。

・竹内まりやニュー・シングル「チャンスの前髪
今週7月5日(木)午後10時からTBS系ではじまるドラマ『肩ごしの恋人』の主題歌。8月8日発売予定。

・バラ色の人生
毎週土曜日夜10:00~11:20に放送されているTBS系「ブロードキャスター」のテーマ・ソングは、先月まで竹内まりやの「君住む街角」だったが、7月7日の新シーズンからはタツローさんの「バラ色の人生」に変わる。
「なぜかシャンソン。[バラ色の人生]LA VIE EN ROSEてやつですが、これを是非ともやってほしいとオーダーが来ましてですね。こういういわゆるベタなスタンダード・ナンバーですと、ストリングス、バックにオーケストラでやっても仕方がない。アカペラで行こう。ひとりアカペラ、ドゥーワップ仕立で今回もやりました」とタツローさん。
今日は20秒のオープニング・テーマをかけた。フル・サイズはまだマスタリングしてないそうだ。数週間したらフルサイズをオンエア予定。

・DRIVING GUITARS
フランスの「マジック」というレーベルからヴェンチャーズの1961年の『TWIST WITH VENTURES』1962年の『TWIST PARTY』が2in1で出た。

・ALL ABOUT THE PAPER
デルスはシカゴを代表する黒人ヴォーカル・グループ。'80年代初頭のシャイサウンド・レーベルから出た『I TOUCHED A DREAM』と『WHATEVER TURNS YOU ON』が2in1で出た。イギリスのエース・レーベルのサブ・レーベル「サウスバウンド」からCD化された。1980年の『I TOUCHED A DREAM』は名盤として知られている。
「バラードもいいんですけども、アップ・テンポも。マーヴィン・ジュニアのしゃがれ声がたまらない」とタツローさん。
「ALL ABOUT THE PAPER」の作曲はロスト・ジェネレーションのロウエル・サイモン。 プロデュースド・バイ・カール・デイヴィスとユージン・レコード。アレンジはこの頃のシカゴの名アレンジャー、ソニー・サンダース。

・TIE A YELLOW RIBBON ROUND THE OLE OAK TREE
ハンク・メドレス、享年68歳。米ミュージシャン。AP通信によると18日、肺がんのためニューヨーク、マンハッタンの自宅で死去。ドゥーワップ・グループ、トーケンズで活躍。アフリカに伝わる曲を元にした「ライオンは寝ている」が'61年に大ヒット。女性グループ、シフォンズのプロデュースでも成功を収めた。最近はNGOでミュージシャンが著作権使用料を確保する手助けをしていた。-新聞の死亡記事より
「あんまり正確な新聞記事じゃありませんですね。ハンク・メドレスといえばトーケンズですか(苦笑)。トーケンズといえば[ライオンは寝ている]というね。あんまりアレですね...まぁしようがないですね。最大ヒットですから」とタツローさん。
ハンク・メドレスがアメリカのショー・ビジネスで最も成功したのはプロデューサーとしてだった。デイヴ・アペルという人と組んで「メドレス=アペル」というプロデューサー・チームを作り、フランキー・ヴァリ、メリサ・マンチェスター、'80年代に入ってもデヴィッド・ヨハンセンとか、いろいろな人のプロデュースで成功を収めた。中でもとりわけ大成功したのはトニー・オーランドという、ニューヨーカーで昔から仲間のシンガーでだった。'60年代にもたくさんヒット曲があるが、トニー・オーランドが'70年代に入って結成したドーンというグループの「幸せの黄色いリボン(TIE A YELLOW RIBBON ROUND THE OLE OAK TREE)」が1973年のソング・オブ・ジ・イヤー、最も売れたレコードになった。この曲を元にして山田洋次監督が『幸せの黄色いハンカチ』という映画を撮り、日本でもこの曲が知られることになった。

・SUSPICIONS
リスナーからのリクエスト。ベティ・ラベットはタツローさんが好きな黒人女性シンガー。「SUSPICIONS」はエディ・ラビッドのカヴァー。エディ・ラビッドのヴァージョンは全米カントリー・チャートNO.1の大ヒット曲となった。プロデュースド・バイ・スティーブ・バッキンガム。アルバム『TELL ME A LIE』収録曲。『TELL ME A LIE』は隠れた名盤だが未CD化。

・ON THE ROAD AGAIN
ジャグ・バンドを代表するメンフィス・ジャグ・バンドの2001年に出たベスト・アルバムから。タツローさんが自主制作で出したアルバムにもメンフィス・ジャグ・バンドの曲を収録した。
'60年代のニューヨークでフォーク・リバイバル運動が起こり、ジャグ・バンド・ミュージックが復興する。マリア・マルダーがいたジム・クウェスキン・ジャグ・バンドが代表的なところ。ロックンロール・エイジで最もジャグ・バンドにこだわったのがニューヨーク出身の4人組、ジョン・セバスチャンが率いるラヴィン・スプーンフル。彼らのファースト・アルバム『DO YOU BELIEVE IN MAGIC』に「ON THE ROAD AGAIN」が収められている。

・JERRY RAGOVOY(ジェリー・ラゴヴォイ)特集
来週からはソングライター、ジェリー・ラゴヴォイの特集を2週間。

・十字路
リスナーからのリクエスト。雨の歌。1986年のアルバム『POCKET MUSIC』に収録されている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月08日・15日は、
ソング・ライター「JERRY RAGOVOY(ジェリー・ラゴヴォイ)特集」

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