Sunday Song Book #1511

2021年09月26日 | Sunday Song Book

2021年09月26日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 風の回廊 / 山下達郎 '85
2. EARTH ANGEL / THE VOGUES "MEMORIES" '69
3. STAY WITH ME / THE FUTURES '73
4. HOW CAN YOU (LIVE WITHOUT LOVE) / JEAN TERRELL "I HAD TO FALL IN LOVE" '78
5. WE GOT TO GET OUR THING TOGETHER / SOUL CHILDREN "FINDERS KEEPERS" '76
6. FINGERPAINT / ART GARFUNKEL "WATERMARK" '77
7. THIS WILL BE OUR YEAR / THE ZOMBIES "ODESSEY & ORACLE" '69
8. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているという。先週、話していた締め切りはたぶん終わっているはず。引き続きアルバムのレコーディング。そろそろトラックに拍車をかけて、あとは詞、詞、詞(「考えない」と呟き)。

・棚からひとつかみ+リクエスト
先週に引き続いて「棚からひとつかみ+リクエスト」。楽しく明るめに。

・風の回廊
季節柄「風の回廊」にリクエストが集まっているそうだ。「風の回廊」は1986年のアルバム『POCKET MUSIC』に入ってるシングル。
リスナーから2020リマスター盤の曲目解説、「風の回廊」のミックスについて説明してほしい旨のお便り。
ミックス・ダウンはマルチ・トラックに入ってる音をミックスしてやっているが、そのときトラックの空きがなく、ギターを足したいけれど、それが録音できないので、弾きながらミックス・ダウンしたので、マルチ・トラックにはその音が入ってない。後から足したギターの音はリミックスができない。当時のギターの音が残ってないので、もう一度ギターを録り直すしかなく、音が違うから当時のミックスは再現不可能になったそうだ。

・シアターライヴに関する質問
「プラスティック・ラブ」で土岐英史さんがサックスの口元を首を傾げながら確認していて、横の伊藤広規さんに何やら呟いているように思われるというリスナーからのお便り。
「あれ、ただカッコつけてるだけです。ハイ。マウスピースいじってですね、それで間奏になるとおもむろに、グッとやって、ビーって、あれちゃんとですね、演出してるんです(笑)。ふふ。かわいい。ふふふ。すごい魅せる。そうだよ、土岐のオヤジの特集しなけりゃなんない。忘れてた。レコーディング、すいません、話が長くなりました」と達郎さん。

・EARTH ANGEL
ヴォーグスは'60年代に活躍した4人組の白人ヴォーカル・グループ。達郎さんの好きなヴォーカル・グループで、この季節はヴォーグスを聴きたい気分なんだとか。1969年のアルバム『MEMORIES』からのシングル・カット「EARTH ANGEL」は全米42位。アーニー・フリーマンの素晴らしいオーケストレーション。ザ・ペンギンズの1955年のドゥー・ワップの大ヒット・ソングのカヴァー。

・STAY WITH ME
フィラデルフィアのヴォーカル・グループ、ザ・フィーチャーズの「STAY WITH ME」。達郎さんが若い頃に買ったボロボロのシングルで、最近かなりコンディションのいいのが見つかって買い直したそうだ。この曲はシングル・オンリーで、しかもB面。「LOVE IS HERE」がA面で1973年のチャート47位。でも達郎さんは「STAY WITH ME」のほうが好きなんだという。ギャンブル&ハフのプロデュースと作曲。

・HOW CAN YOU (LIVE WITHOUT LOVE)
リクエストは「グレイ&ハンクスが書いた曲で今までかけてない曲」。ジーン・テレルの1978年のアルバム『I HAD TO FALL IN LOVE』に入ってる「HOW CAN YOU (LIVE WITHOUT LOVE)」。ジーン・テレルはダイアナ・ロスがシュープリームスを辞めたときに代わりに加入した人。その後、ソロになった。
曲をかけ終えて。「ドラムのジェームス・ギャドソン、素晴らしい」と達郎さん。

・WE GOT TO GET OUR THING TOGETHER
ソウル・チルドレンの1976年の『FINDERS KEEPERS』に入ってる「WE GOT TO GET OUR THING TOGETHER」。

・山下達郎 サンデー・ソングブック 1500回記念トーク&ライヴ supported by Rakuten Card
10月で29周年を迎えるサンデー・ソングブック。7月に到達した1500回を記念してトーク&ライヴ・イベントを行う。12月3日(金)に半蔵門のTOKYO FMホールで、山下達郎、伊藤広規、難波弘之の3人ライヴの予定。今週10月1日(金)から応募がスタートして10月29日まで。応募はリクエストと同じハガキと番組のウェブサイトで受付。番組のウェブサイトにバナーが貼ってあるので、その受付フォームから応募するとのこと。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・おやすみロージー(アカペラ・ヴァージョン)
リスナーからシアター・ライヴの開演前に流れていた「おやすみロージー」が無伴奏のアカペラ・ヴァージョンだったが、昨年番組でオンエアした「おうちアカペラ」の音源ですか? という質問。
ライヴ用に作ったアカペラ・ヴァージョンというのがあって、ライヴでは演奏ではなくてアカペラでやっている。シアター・ライヴの配信前にかかった「おやすみロージー」はレコードになったヴォーカルをそのまま入れてあるものだとか。『JOY』に入ってる「おやすみロージー」はライヴでの歌をカラオケに乗せた変則的なもの。スタジオ録音の歌はなく、それを今も使ってるとのこと。

・FINGERPAINT
以前、ジム・ウェッブの特集のときにかかったアート・ガーファンクルの「FINGERPAINT」にリクエスト。当初は1977年のアルバム『WATERMARK』に入っていたが、「WHAT A WONDERFUL WORLD」がヒットしたのでアルバムに収録されることになり、1曲外されたのがジム・ウェッブの作品の「FINGERPAINT」だった。いちばん最初に発売されたオランダ盤の『WATERMARK』にだけ入っている。
曲をかけ終えて。久しぶりに聴いてみると、この曲は3オクターヴぐらいあるので「すさまじい音域。難しい曲だ」と達郎さん。

・THIS WILL BE OUR YEAR
ゾンビーズの1969年のアルバム『ODESSEY & ORACLE』に入ってる「THIS WILL BE OUR YEAR」。

・ターナーの汽罐車
季節柄なので「ターナーの汽罐車」。再発されたばかりの『ARTISAN』に収録されているシングル。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2021年10月03日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp
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