Sunday Song Book #1336

2018年05月20日 | Sunday Song Book

2018年05月20日プレイリスト
「ギブソン・ギターで、棚からひとつかみ Part 2」
1. 台風ドライブ / 村田和人 (松浦善博) "ひとかけらの夏" '83
2. GOOD GOLLY MISS MOLLY / CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL (JOHN FOGERTY) "BAYOU COUNTRY" '69
3. WHAT IS HIP? / TOWER OF POWER (BRUCE CONTE) "TOWER OF POWER" '73
4. JESSICA / THE ALLMAN BROTHERS BAND (DICKY BETTS) "BROTHERS & SISTERS" '73
5. I WOKE UP THIS MORNING / TEN YEARS AFTER (ALVIN LEE) '69
6. 世界は僕等の手の中 / ブルー・ハーツ (真島昌利) "THE BLUE HEARTS" '87
7. さすらい / 奥田民生 "股旅" '98
8. CLIMAX / クールス・ロカビリー・クラブ (ジェームス藤木) "NEW YORK CITY, N.Y." '79
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているという。いよいツアーのリハーサルがはじまるので、その準備で譜面のチェックなどを行っているとか。リハーサルは来週から2,3週間の予定。

・ギブソン・ギターで、棚からひとつかみ Part 2
ギターの大手メーカーであるギブソンが経営破綻になりかかっている。ギブソンはこれまでに何度かそういうことがあったので驚くに値しないし、たぶんギブソンのブランドがなくなることもない、と達郎さん。日本のオンキヨーとかティアック、オランダのオーディオ会社など買い漁っていたという。先週に引き続いて「ギブソン・ギターで、棚からひとつかみ Part 2」。今週はギブソン使いの素晴らしいソロと日本のギブソン使いをピックアップ。

・台風ドライブ
達郎さんが全曲プロデュースした村田和人さんのアルバム『ひとかけらの夏』から「台風ドライブ」。ソロを弾いている松浦善博さんはもともとは神戸のサザン・ロック・バンド、アイドルワイルド・サウスのギタリストで、ツイストやアン・ルイスなどいろいろな人のセッションに参加。'90年代はA&Rに転身し、大江千里さんなどを手掛けた。今は神戸に帰って自分の活動をしている。

・GOOD GOLLY MISS MOLLY
今回の「ギブソン・ギターで、棚からひとつかみ」では有名どころでも、ほとんど全部ギブソンのギターを使ってる人しか選んでないそうだ。エリック・クラブトンやジミー・ペイジ、レッド・ツェッペリンがかからないのは、いろんなメーカーのギターを使ってるから選曲しなかったという。クリアデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのジョン・フォガティは初期の頃はひたすらレスポールを弾いていた。レスポール使いの中ではとりわけきれいな音を出していたとか。「GOOD GOLLY MISS MOLLY」は1967年のアルバム『BAYOU COUNTRY』に収録されている。

・WHAT IS HIP?
リード・ギターだけではなく、サイド・ギター、いわゆるバッキングでもギブソン使いはたくさんいる。タワー・オブ・パワーのブルース・コンテはいつもゴールドトップのレスポールを使っている。1973年のアルバム『TOWER OF POWER』から「WHAT IS HIP?」。

・JESSICA
オールマン・ブラザーズ・バンドのリッキー・ベッツはデュアン・オールマンが亡くなった後にオールマン・ブラザーズ・バンドを引き継いだ。彼が中心になっていた頃、1973年のアルバム『BROTHERS & SISTERS』に入ってる「JESSICA」。リッキー・ベッツ自身のペンになる曲。

・I WOKE UP THIS MORNING
テン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リーは赤い335を弾いて日本では一世を風靡した。1969年のアルバム『SSSSH』からのシングル・カットされた「I WOKE UP THIS MORNING」は日本でヒットしたが、日本だけのヒットなんだとか。邦題は「夜明けのない朝」。

・PERFORMANCE 2018
今年も6月23日から全国ホール・ツアーがはじまる。全国24都市49公演。8月1日、大阪のフェスティバルホール公演までのチケット一般発売が終わり、来週からツアーのリハーサルがはじまるそうだ。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・細田守監督最新作『未来のミライ』
『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、そして『バケモノの子』に続く細田守監督最新作『未来のミライ』が7月20日に公開される。この度、このアニメ『未来のミライ』のオープニング・テーマとラストのエンディング・テーマ(主題歌)を達郎さんが書下ろした。2009年の『サマーウォーズ』以来、2度目のタッグとなり、9年ぶりのコラボ。この2曲はシングルとして7月11日に発売予定。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎スペシャル・サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・世界は僕等の手の中
達郎さんの好きなブルー・ハーツ。ギタリストの真島昌利さんはデビュー当時からずっとレスポールを使っている。1987年のアルバム『THE BLUE HEARTS』から「世界は僕等の手の中」。

・さすらい
奥田民生さんの1998年のアルバム『股旅』からシングル・カットの「さすらい」。奥田民生さんのレスポールはすごくいいやつなのだとか。

RCサクセションの「GIBSON(CHABO'S BLUES)」にはたくさんのリクエストが届いてるそうだ。今回は時間が足りず「スイマセン、次の機会にかけます」と達郎さん。

・CLIMAX
クールス・ロカビリー・クラブでほとんどの曲を書いてるリード・ギターのジェームス藤木さん。赤い335を使っている。達郎さんの大好きなギタリスト。達郎さんがプロデュースした1979年のニューヨーク・レコーディングのアルバム『NEW YORK CITY, N.Y.』からのシングル・カット「CLIMAX」。ちなみにこの曲のブラス・アレンジをしているのはジェフ・レイトンはジャニス・イアンの「17歳の頃」のアレンジをしているギタリスト。キーボードは難波弘之さん。

・今後の予定
来週は「フェンダー・ギターで、棚からひとつかみ」。そのあいだにツアーの準備をするそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年05月27日は、「フェンダー・ギターで、棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする