Sunday Song Book #1316

2017年12月31日 | Sunday Song Book

2017年12月31日プレイリスト
「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス" '11
2. プラスティック・ラヴ / 竹内まりや "ヴァラエティ" "エクスプレッションズ" '84
3. YOUR EYES / 山下達郎 "フォー・ユー" "オーパス" '82
4. IF I FELL / 竹内まりや with BOX "未発表音源"
5. SOMETHING STUPID / 竹内まりや with 大瀧詠一 "ロングタイム・フェイバリッツ" '03
6. WE'VE ONLY JUST BEGUN / アン・ルイス "チーク III" '85
7. 人生の扉 / 竹内まりや "デニム" "エクスプレッションズ" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
「サンデー・ソングブック、珍しく大晦日の放送でございます。今年は一月一日もサンソンやりまして験のいい年つうか(笑)、まぁ験担ぎでございますが」と達郎さん。

・年忘れ夫婦放談
先週はクリスマスイブの放送で「サンデー・ソングブック 25周年記念 アコースティック・ライブ」。一週飛んだが今週は毎年年末恒例の竹内まりやさんをゲストに迎え「年忘れ夫婦放談」PART.2。まりやさんは一年が早かったと話す。特に五十代以降すごく早いという気がしてるそうだ。「やれきれてないままどんどん次の年になっちゃうみたいな」とまりやさん。達郎さんは四十前にこの番組をはじめたが今年25周年を迎えた。番組収録の前にTOKYO FMから(社長直々に)記念品をもらったという。「50年目指して」というような言葉が添えられていたとか。そのとき達郎さんは89歳。「やれるかもよ。ふふふ」とまりやさん。

・希望という名の光
カロリーメイトのテレビCMに「希望という名の光」が使われているのでリクエストが集まっている。
http://www.otsuka.co.jp/cmt/cm.php

・プラスティック・ラヴ
まりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』収録の「プラスティック・ラヴ」。YouTubeに「プラスティック・ラヴ」がアップロードされていて外国からのコメントが多くついているそうだ。「向こうで出してるんです。なんか誰かがアップしたんです。なんかよくわかりませんが。グローヴァル化ですかね」と達郎さん。

・来年の目標
リスナーから「来年の目標を教えてください」という質問。
達郎さんはニュー・アルバムのリリース。先々週の夫婦放談で曲書きしていた楽曲は先方からOKが出たとか。「また次の2曲目書かなきゃならない」と達郎さん。まりやさんも曲書きがあるそうだ。

・細野晴臣さんと対談
達郎さんは細野晴臣さんと対談をしたそうだ。対談するのははじめてのことで、細野さんは「70歳になって時間がないんだ」と話していたという。ライヴ嫌いだったが「ライヴも楽しくなってきた」と前向きな発言をしていたとか。「その刺激を受けました。はい」と達郎さん。

・気持ちがへこんだときの対処方法
リスナーから「気持ちがへこんだときの対処方法を教えてください」という質問。
時間が解決するしかないけれど寝ることです、と達郎さん。寝ると気持ちが解決するけれど時間的に寝られないときは歩く、とまりやさん。そういうときの癒やしの音楽が何種類かあってそれで救われる。達郎さんの場合はカーティス・メイフィールドのアルバム『THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY』、まりやさんはフォー・フレッシュメンやアニタ・カー・シンガーズに癒やされるそうだ。

・YOUR EYES
達郎さんの1982年のアルバム『FOR YOU』から「YOUR EYES」。まりやさんは英語の歌詞がアラン・オディから送られてきたときのことを覚えてるそうだ。カセットに「こういうふうに歌ったら」というデモが入っていて、最後の"I LOVE YOU, I LOVE YOU"っていうのもアランのデモのままなんだとか。

・お正月の過ごし方
リスナーから「お正月の過ごし方を教えてください」という質問。
だいたい家でおせちを食べて過ごすことが多いそうだ。達郎さんのお母様から伝授されたオリジナルのお雑煮を必ず食べるという。今年は曲書きがあるから達郎さんはお正月気分ではないとか。

・お風呂のお湯の熱さ
リスナーから「お風呂のお湯の熱さ」についての質問。
達郎さんは腰湯だからぬるめの温度で30分。肩まで浸かると達郎さんのお湯の温度では寒く感じるとまりやさん。

・タミコ
リスナーから、山下家の犬の名前について誰が「タミコ」とつけたのか、という質問。
質問したリスナーの奥さんが「タミコ」と同じ名前で、奥さんは出かけるのが好きだとか。タミコは出かけるのが嫌い。散歩も行きたがらない。名前は娘さんが「タミコ」と付けたそうだ。ブルドックらしくない名前にしたかったので和風の名前を付けたという。「あんまり意味はなかったよね」とまりやさん。

・IF I FELL
まりやさんのクラブ活動にリクエスト。未発表曲があるけれど「もうちょっとミックスを粘りたいかな」とまりやさん。今回は一度オンエアした音源。BOXとのセッションでビートルズの「IF I FELL」。ハモってるのは松尾清憲さん。BOXとは12曲くらいレコーディングしているので、いずれまとめてアルバムを作る予定だとか。

・冷蔵庫にストックされてるもの
リスナーから「山下家の冷蔵庫に常にストックされてるものはありますか?」という質問。
納豆をまとめ買いして山のようにあるそうだ。

・SOMETHING STUPID
昨日12月30日は大瀧詠一さんの命日。もう4年になる。大瀧さんが公式にレコーデイングして発表した最後の作品が、まりやさんとデュエットした「SOMETHING STUPID」。大瀧さんは生前ヴォーカル録りを一人きりで行っていて、まりやさんと一本のマイクを挟んで録音したときはブースの外に吉田保さんがエンジニアリングしていて、その光景を見たスタッフが「そんなことあり得ない」と話していたそうだ。達郎さんも見たことがないという。「アレは鶴の機織りですから」と達郎さん。もともとはフランク・シナトラとナンシー・シナトラのデュオで全米NO.1になった曲。
数日前に細野晴臣さんと対談した達郎さん。そのとき生まれて初めて細野さんと大瀧さんの話をしたとか。「そういう意味ではミラーリングで。僕と細野さんではコインの裏表みたいな感じなんですよ。大瀧さんに対する話題がね。それはひじょうに面白かったですよ。今度細野さんとそういう話をしてみようかな。星野源さんのイヤーブックの中で三人の対談なんですが。そういう話題が出るかなと思います」と達郎さん。
まりやさんは最後に大瀧さんと、誰かのコンサートのバックステージで、話したときに「SOMETHING STUPIDって細野さんも歌ってますね」と言ったら「オレたちのこと意識してんじゃないか」って大瀧さんが言ったという。それがまりやさんと大瀧さんの最後の会話だった。

・今後の予定
来週は1月7日の放送なので「新春リクエスト大会」。ライヴ・ソースはその後に。曲書きがつまってるし、ミックスがまだ全部終わってないそうだ。

・娘の結婚
1月8日に新春ドラマ・スペシャル『娘の結婚』がよるの8時からオンエア。このドラマの主題歌にまりやさんの「人生の扉」が使われている。
http://www.tv-tokyo.co.jp/musumenokekkon/

・プレゼント
『REQUEST 30th Anniversary Edition』の購入者特典で作った非売品の12インチのアナログ盤「夢の続き('89 Remix)」、カップリングは達郎さんが作った「プラスティック・ラブ(Extended Club Mix)」をサイン入りで10名にプレゼント。もうひとつは先日のアコースティック・ライヴのときに作ったサンデー・ソングブックのロゴ入りタンバリンをサイン入りで25名にプレゼント。1月中旬まで受け付けてるとのこと。

・曲書き
リスナーから「曲書きはつらいですか?」という質問。
まりやさんはなかなか曲が出てこないこともあるけれど、それをつらいと思ったことはないという。「だって好きなことをさせてもらってるから」とまりやさん。達郎さんは楽しいなんて思ったことはないとか。いちばん新しいものを作るときがいちばんイヤだと達郎さん。常に前の作品がよく思えて、若い頃はアルバムを作る度に「なんてものを作っちゃったんだ」と思っていたという。必ず前の作品のほうがよく聴こえて、それがなくなって「いや、もうオレって、傑作だよな」とかなったら終わりだと話す。「客観性ありすぎるからよくないですね」と達郎さん。

・WE'VE ONLY JUST BEGUN
今回、まりやさんのクラブ活動でカーペンターズの「WE'VE ONLY JUST BEGUN」を聴きたいというリクエストがあった。それで思い出したのはアン・ルイスさんの1985年のアルバム『チーク III』だとまりやさん。この作品はカーペンターズのカヴァー・アルバムでアン・ルイスさんのヴォーカルが素晴らしいという。まりやさんは安部恭弘さんとふたりで何重唱ものコーラスを担当したので、今日はアン・ルイスさんのアルバムから「WE'VE ONLY JUST BEGUN」。アルバムにはアン・ルイスさんがカレンに捧げた「カレン」というオリジナル曲があり、その曲もすごく素敵とまりやさん。

・ビートルズでは誰派
リスナーから「達郎さんはビートルズの中ではジョン派だと以前仰ってましたが、まりやさんは?」という質問。
まりやさんは男としてジョージ。音楽的にはレノン=マッカートニーの作品が好きだが、人間的に惹かれるのはジョージなんだとか。

・運動
リスナーから「まりやさんは何か運動をしていますか?」という質問。
以前はテニスをしていたが今はウォーキングのみなんだそうだ。

・移動
リスナーから「移動はクルマ、バス、鉄道のどれですか?」という質問。
まりやさんはバスが多いという。仕事場はスタッフが運転するクルマに乗るとか。達郎さんもPASMOを使ってバスに乗ることが多いそうだ。「電車やバスのほうが早いし、歩けるから。全然クルマ乗らなくなっちゃった(笑)」と達郎さん。加山雄三さんも銀座に地下鉄乗ってくるとまりやさんに話してたそうだ。乗客の視線が気にならないかというまりやさんの質問に「いやいやみんなにニッコリ、ハイ笑っておしまいという感じで、慣れてるから大丈夫だよ」と言ったとか。

・今年読んだ本・観た映画
リスナーから「今年読んでいちばんおもしろかった本や映画を教えてください」という質問。
達郎さんはノンフィクションの本ばかり読んでいるそうだ。その中でよかったのは佐野眞一さんの『唐牛(かろうじ)伝 敗者の戦後漂流』と伊藤彰彦さんの『映画の奈落 完結編 北陸代理戦争事件』。まりやさんは映画で『人生フルーツ』。ミニシアターしかやってなかったが深い感動があったという。

・来年の予定
達郎さんは来年もまたツアーを行う。ツアーがはじまる前にアコースティック・ライヴを月一。アルバムのリリースを予定。まりやさんは秋以降、11月に40周年を迎えるので、いろいろなイベントや今までやらなかったことなどを考えてるそうだ。

・人生の扉
今年最後は新春ドラマ・スペシャル『娘の結婚』の主題歌に使われている「人生の扉」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年01月07日は「新春リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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