Sunday Song Book #1257

2016年11月13日 | Sunday Song Book

2016年11月13日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. 世界の果てまで / 山下達郎 "オーパス" '95
2. THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES / BOBBY VEE '62
3. CHARMS / BOBBY VEE '63
4. LIKE I DO / NANCY SINATRA '61
5. MUGMATES / EDDIE HODGES '61
6. ME JAPANESE BOY, I LOVE YOU / BOBBY GOLDSBORO '64
7. IT HURTS TO BE SIXTEEN / ANDREA CARROLL '63
8. A LITTLE LIKE LOVIN' / THE CASCADES '63
9. FOR YOUR SWEET LOVE / THE CASCADES '63
10. CLIMAX / COOLS ROCKABILLY CLUB '79
11. ENDLESS GAME / 山下達郎 "アルチザン" "オーパス" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているという。「今年はインフルエンザの流行が早まってるという情報が入ってきています。くれぐれもみなさんお気をつけください」と達郎さん。達郎さんは毎年予防接種をやってるそうだ。

・棚からひとつかみ
いろいろと仕事をしているのでレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。今週は'60年代初期のアメリカン・ポップスに絞って選曲したという。

・世界の果てまで
季節柄リクエストが集まっているという1995年のシングル「世界の果てまで」。

・THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES
ボビー・ヴィーの訃報が飛び込んできた。享年73才。ボビー・ヴィーは達郎さんよりひとつ前の世代、大瀧さんの世代だとおなじみ。達郎さんは水道橋のセコハン屋にボビー・ヴィーがけっこうあって、それを買ってきて聴いていたとか。「THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES」は1962年、全米3位の大ヒット・ソング。ベン・ワイズマンのペンになる一曲。「ドラムはこれアール・パーマーでしょうかね。素晴らしいグルーヴ」と達郎さん。

・CHARMS
ボビー・ヴィーの1963年、全米13位のスマッシュ・ヒット「CHARMS」。ヘレン・ミラーとハワード・グリーンフィールドの共作。

インディー・メーカーのオールデイズレコードが企画してクリンクレコードが配給しているシリーズ「なつかしのドーナツ盤コレクション」。今年出た何枚かの紙ジャケが素晴らしいとのこと。
http://oldays.merurido.jp/catalog.php

・LIKE I DO
ナンシー・シナトラがリプリーズでヒットを飛ばす前のアイドル・シンガーとしてやっていた時代のシングルがようやくCD化された。このようなCDはバックオーダーを取らず売り切りなのでマストです、と達郎さん。シングル・コレクション『レモンのキッス』の中から1961年の「LIKE I DO」。邦題は「レモンのキッス」。この曲のメロディはオペラ『ジョコンダ』で使われたアミルカレ・ポンキエッリ作曲の「時の踊り」から取られているそうだ。

・MUGMATES
エディ・ホッジスは子役からシンガーになった。シングル・コレクション『恋の売り込み』が発売されている。この中から1961年の「MUGMATES」。邦題は「コーヒー・デイト」、このときエディ・ホッジスは14才。

・旬の食べもの
リスナーから「今が旬の食べもので達郎さんが好きなものは?」という質問。
「これだというものはあまり食べられないものですね。ふぐ。実は先週食べいちゃいました。うまかったです」と達郎さん。この季節はうなぎも脂が乗っててうまいそうだ。上海蟹もいいとか。

・ME JAPANESE BOY, I LOVE YOU
ボビー・ゴールズボロの1965年の3枚目のアルバム『LITTLE THIGS』がオールデイズレコードかにリイシューされた。このアルバムに入ってるバート・バカラックの曲「ME JAPANESE BOY, I LOVE YOU」は前年1964年にシングル・カットされていて全米74位のスマッシュ・ヒット。その後、ハーパス・ビザールなどがカヴァーしている。

・超常連
リスナーから「達郎さんから超常連と言われるためには何通ぐらいハガキを書けばいいのですか?」という質問。
超常連と呼ばれるリスナーのハガキにはそれぞれスタイルというものがあり、パッと見て「あっ、この人だな」とわかるくらいレイアウトとか色の使い方とか字の感じとかひと目で見てすぐわかる感じがあるそうだ。ラジオにハガキを出すベテランの風格というものがあり、そういう方は10年、20年ずっと送ってくれるので、そういう方は文句なく超常連なのだとか。

・IT HURTS TO BE SIXTEEN
アンドレア・キャロルは'60年代初期に活躍したガール・シンガー。一発屋で1963年の「IT HURTS TO BE SIXTEEN」は全米45位。邦題は「なみだの16才」。達郎さんはこの曲が死ぬほど好きで竹内まりやさんにカヴァーしてもらったという。『なみだの16才』は初期のヒット曲が網羅された全14曲。

・A LITTLE LIKE LOVIN'
今回のオールデイズレコード「なつかしのドーナツ盤コレクション」の中でも白眉なのが、カスケーズのRCA時代を作品化したCD『恋の雨音』。この中からRCA移籍第一弾、1963年の「A LITTLE LIKE LOVIN'」。邦題は「ちょっぴり愛して」。

・FOR YOUR SWEET LOVE
カスケーズのRCA第二弾のシングル「FOR YOUR SWEET LOVE」。邦題は「恋の雨音」。ヴァリアント・レコード時代から引き続いてペリー・ボトキン・ジュニアがアレンジを担当しているのでテイストが全く変わらず。1963年、全米86位。

・CLIMAX
曲が短いのでネタ切れ。来週オンエア予定だった曲を今週オンエア。達郎さんが'70年代終わりに一緒にニューヨークに行って一枚関わったクールス・ロカビリー・クラブ。もともとは岩城滉一さん、館ひろしさんといったヴォーカリストを排出。その後はクールス・ロカビリー・クラブとして6人組で活動。クールス・ロカビリー・クラブは何人かシンガーがいて、今回ULTRA-VYBEからシンガーごとに音源をまとめたおもしろい企画ができた。「GREAT SONGS OF COOLS」コレクション。曲をほとんど作ってるジェームス藤木さん、クールスのリード・ヴォーカルの村山一海さん、サイド・ギターを担当していたフランクさんこと飯田和男さん、あと横山剣さん。このヴォーカリストごとのコレクションが8月に出た。この中から達郎さんの好きなフランクさんの歌。達郎さんが1978年に彼らと一緒にニューヨークに行って作ったアルバム『NEW YORK CITY N.Y.』からシングル・カットされた「CLIMAX」。ジェームス藤木さん作詞、フランクさんが作曲してリード・ヴォーカルを取っている。曲をかけ終えて。「間奏のキーボードは難波弘之さんです。大変でございました」と達郎さん。

・ウォーキング
毎日一万歩目指してウォーキングしているリスナーから「達郎さんはウォーキングをなさるようですが何か歩くのが楽しくなる工夫はされてますか?」という質問。
ただひたすら忍耐強く歩くしかないのだという。毎回コースを変えたり、イヤホンで音楽を聴きながらとかいろんなやり方を試してみるのがいいそうだ。一万歩目指すより一時間とか時間のほうがいいかもしれないとのこと。

・ENDLESS GAME
今日の最後は季節柄。1990年のシングルでアルバム『ARTISAN』ら入ってる「ENDLESS GAME」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2016年11月20日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」

http://www.tatsuro.co.jp
コメント
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