山下達郎フェスティバルホール最終ライヴ

2009年01月13日 | 山下達郎

12月28日(日) 晴れ。
山下達郎のフェスティバルホール最終ライヴを聴きに行きました。
SITEDOIにライヴ・レポートをアップ。
ネタばれしてますので、これから聴きに行かれる方は
自己責任において読むあるいは読まないを選択してください。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/index.htm

大阪フェスティバルホールが閉館するというニュースを聞いたのは2007年4月のはじめのことだった。朝日新聞社とグループ企業の朝日ビルディングが、フェスティバルホールや朝日新聞社大阪本社が入る両者所有の三棟の建物を、超高層ツイン・タワーに建て替える「大阪・中之島プロジェクト」を発表したのだ。そのためフェスティバルホールは2008年に閉館し2009年春に取り壊し、2013年完成予定の中之島フェスティバルタワー・イースト内に、現在と同じ収容数2,700席規模で新装するというのだ。

これを聞いた山下達郎はラジオ番組「サンデー・ソングブック」の中で次のようにメッセージを発した。
「フェスティバルホール壊す、愚挙です。カーネギー・ホール壊すとか、オペラ座壊すとかといってることと同じで、ああいうホールは法隆寺とか日光の陽明門と同じで、一回壊したら二度と再建できない。ホールは文化財でありまして、芸人の汗と血を吸ってるのです。それを壊して、超高層ビルにして、テナントで何かしようっていうのは、まぁゼネコン屋の考えそうなことです。この国にはそういう意味では文化がなくて、あるのは利権のみでありまして...ホールを壊す、止めて下さいよ。フェスティバルホール壊したら、どこでやるんですか。みんな大阪城ホールでやるわけ? 冗談じゃないよね、ホントに。大阪厚生年金(会館)もなんか、なくすとかなんとか言ってるわけだから、ホントにやれるホールなくなりますよね。愚挙です。ひどすぎます」

1958年に開業したフェスティバルホールはヨーロッパの水準に匹敵する本格的なクラシックホールとして設計されたという。大理石の柱や赤を貴重とした座席、ボックス席といった内装は格調高いことで定評があり、そして「音が天から降り注ぐ」と形容された残響の素晴らしさ、舞台と客席の一体感など各界から賞賛を浴びて、これまで50年間、大阪が誇る音楽の殿堂として親しまれてきた。これからデジタルで音の解析をして、今と変わらない音響設備のホールを目指すというが、国内最高水準といわれるクオリティーが保たれる保障はない。フェスティバルホールという文化遺産がこのまま消滅してしまうだけではなく、文化そのものが衰退するのではと懸念されている。

さて、さんざん吠えさせていただきましたが。
先日、2週間ぶりにフェスティバルホールへ行って来ました。
北側と南側の階段はシャッターが降りてました。



正面玄関の案内板です。



閉館のお知らせが掲示されてました。



正面玄関は地下通路との連絡口となっておりますので入れました。
エスカレーターは動いていません。



ホール入口はどうなっているのでしょう。上がってみました。



ひっそりとしてました。



通路にはフェスティバルホール50年の歴史を紹介したパネルが展示されていました。



写真はありませんでしたが「山下達郎」の名前はいちばん上に書いてありましたよ。




コメント (4)
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