近代建築

2008年07月08日 | 京都

7月6日(日) 曇り。

地下鉄東西線の東山駅から烏丸御池駅まで戻ったのは現代に歴史的遺産として残る近代建築を鑑賞するのが目的だった。



烏丸通にある新風館は旧京都中央電話局。大正15年(1926年)に建設された洋館で、電話交換オペレーションセンターだった。2001年に商業施設「新風館」として再生。
http://www.shin-puh-kan.com/



姉小路通の入口にクリスタルの置物があります。いつも気になってたので今回は撮影してきました。




東洞院通を折れると中京郵便局本館があります。煉瓦造りの郵便局。明治35年(1902年)建設。日本初の外壁保存となったようですが、見事に外壁だけ保存、中は素っ気ないとか。



次に三条通に入ると旧日本銀行京都支店、京都文化博物館別館があります。手がけたのは東京駅の赤煉瓦建築で知られる辰野金吾。明治39年(1906年)建設。赤煉瓦に白模様が特徴で辰野式と呼ばれているそうです。



辰野金吾設計の日本生命保険京都三条ビルも三条通にあります。この写真は今年の2月3日に撮影したものです(掲載落ちとなりましたがこちらの記事のときに撮りました)。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/9d4fd2838b63950b37a21a80bb7f8924



赤煉瓦の巨匠の石造り建築。大正3年(1914年)。

烏丸通の第一勧業銀行京都支店も辰野式建築だったのですが1999年に取り壊しとなり、2003年に忠実に再現されて現在はみずほ銀行京都中央支店となっています。



近くには「文椿ビルヂング」という木造の洋館がありました。
http://www.fumitsubaki.com/



「ふみつばき」と読むようですね。大正9年(1920年)に建てられたそうです。2004年に商業施設として再生とのことです。

さて、 今年の2月3日に撮影して掲載落ちになった写真が数枚ありますのでこの機会に紹介しますね。三条通の京都ダマシンの近くにあるのがSACRAビル。大正5年(1916年)に建てられた旧不動産貯蓄銀行京都支店を1988年に商業施設ビルとして再生。



このあたりになると人通りが多くなりますね。昭和3年(1928年)に建てられた旧毎日新聞社京都支局は外壁をオレンジに塗り替えられて1928ビルとして再生。B1のカフェアンデパンダンではときどきライヴも行われています。鈴木祥子が京都に住んでいたときここでやりました。



設計は武田五一。前の記事の京都府立図書館も彼の設計だそうですよ。

コメント
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