Sunday Songbook Playlist

2006年09月10日 | Sunday Song Book

<09月10日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
シンクロニシティ(素敵な偶然)/竹内まりや 9月6日発売ニュー・シングル
IT'S ALL OVER NOW/THE VALENTINOS '64
SAY YOU WILL/THE ISLEY BROTHERS "GO ALL THE WAY" '80
LOVE IS A RAINY SUNDAY/THE LOVE GENERATION "MONTAGE" '68
GOOD TIME GIRL/RAY CHAFIN '67
MAS, QUE NADA/JORGE BEN '63
MY HERO/THE BLUE NOTES '60
白いアンブレラ/山下達郎 "SONORITE" '05
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・一週間弱の休み
先週は久し振りに一週間弱の休みを取ったそうです。レコードの整理をしたり、買ってきたCDを聴かなくちゃならないし、文化飢餓になっているので、山積みになっている本も読みたい、映画も封切りのもの(『ゲド戦記』なんか)を少しでも観ようと、かえって休みのほうが体を動かして疲れるんだとか。

・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
この次のシングルの締め切りが終わり、今週からスタジオに戻ってアルバム用の曲のプリプロ。打ち込みのデータ作り。

・シンクロニシティ(素敵な偶然)
ワーナー・ミュージックのホームページにアクセスすればPVが見られる。9月13日からはシングル・ジャケットの撮影風景が期間限定で公開される。
「返信」は松竹映画『出口のない海』の主題歌。いよいよ今週末9月16日からロードショウ。

・THE VALENTINOS
ボビー・ウーマック(シンガー/ソングライター/ギタリスト)はもともと家族でゴスペル・グループを結成していた。それがウーマック・ブラザーズ(セシル・ウーマック、ハリス・ウーマック...)。1960年代のはじめにウーマック・ブラザーズとしてスタートしたが、その後ヴァレンティノスと名前を変えてポピュラー・ミュージック界に進出した。「IT'S ALL OVER NOW」は1964年の全米R&Bチャート94位。この曲を聴いたニューヨークの有名なDJマレーザ・ケイがローリング・ストーンズにレコーディングを薦めて、ストーンズのヴァージョンは同じ年の1964年に全米26位のヒットとなった。
最近、タツローさんはSARレコーズから出ているヴァレンティノスのオリジナル盤を購入したという。SARレコーズはとってもきれいなレーベルだからホームページに上げておくので見てほしいとのこと。

・THE ISLEY BROTHERS
コロンビアのティーネック・レーベルのカタログからアルバム『GO ALL THE WAY』(1980年)だけがCD化されていない。乞うCD化とのことでタツローさんの好きな曲「SAY YOU WILL」をかけた。1980年あたりにロサンゼルスへ行くとKJLHというラジオ・ステーションでこの曲がヘビーローテーションで一日中かかっていたそうだ。チャートでヒットしてない曲だけど平気でかけていた。日本で同じことをするとDJが首になる。

・冥王星が太陽系の惑星から外される
タツローさんの知り合いに宇宙モノに詳しい人がいて、「今回は天文学会での投票数が少ないからまたどうなるかわからない」と言ったそうで、「昨今はコンピューターのデータを集積しているだけなので、全体像がわかっているのはコンピューターだけという世界なので、人間があまり介在する余地がない。だから12個になったり冥王星がなくなったり、右に行ったり左に行ったりするんだ」と酒飲み話で聞かされたとか。

・LOVE IS A RAINY SUNDAY
東芝EMIは社員の半分をリストラするのだという。したがってオールディーズものの紙ジャケは当分できないだろうという話。これはそんな話が出る前の3月に出た分から。
ラブ・ジェネレーションは1960年代後期に活躍した男女6人組のグループ。セッション・コーラス・ミュージシャンとして名のあるジョンとトムのベイラー兄弟が結成した。アルバム3枚出したが1968年のラスト・アルバム『MONTAGE』は名作として知られる。長らくコレクターズ・アイテム化となっていたが、この度初CD化。紙ジャケで発売された。

・GOOD TIME GIRL
ラブ・ジェネレーションの「LOVE IS A RAINY SUNDAY」。曲を書いているのはレイ・チャフィン。いわゆるシンガー・ソング・ライター。「GOOD TIME GIRL」は1967年インペリアル・レーベルから出た1枚。作詞作曲レイ・チャフィン。プロデュースはマック・ディヴィスとの共同プロデュース。後期のブライアン・ハイランドやゲイリー・ルイスとか、カリフォルニア・ソフト・ロック系好きには気に入ってもらえる一作。
レイ・チャフィンを調べるとどうも南部系の人らしい。カントリー・ソングをずいぶん書いている。バズ・ケイスンと同じくナシュビル系のソングライターだというような感じ。あとドビー・グレイと共作をしている。いつかミニ特集をしたいとのこと。

・ロジャー・ニコルス
ロジャー・ニコルスは二人いて、ひとりはタツローさんが特集しようとしている作曲家、もうひとりはレコーディング・エンジニア。タツローさんは伝聞を鵜呑みにしてずっと同じ人だと思っていたとか。とても反省しているので、これからはちゃんと調べてから話すようにしたいとのこと。

・MAS, QUE NADA
セルジオ・メンデスとブラジル'66の曲として有名だが、オリジナルはジョルジュ・ベン。ブラジルを代表するシンガー・ソングライター。1963年のレコーディング。最近CD化された。

・MY HERO
ハロルド・メルヴィンとブルー・ノーツは1950年代から活動している。最初はドゥーワップ・グループだった。1970年にテディー・ペンタグラスがドラマーとして加入。「MY HERO」はジョン・アトキンスのファルセットをフィーチャーした曲。1960年R&Bチャート19位。もともとは1910年に書かれた曲。

・白いアンブレラ
最後は夏の終わりということで。

■プレゼント
「返信/シンクロニシティ」のプロモ・グッズ。
・スタンプ・セット
ハートのウッドボックスに12種類の言葉が入ったメール・スタンプ(ゴム印)を10人。
・ネーム入りボールペン
「Mariya Takeuchi」のネーム入りの万年筆型の油性ボールペンを20人。
締め切りは9月末頃。

プレゼントの宛て先:
リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
09月17日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする