Sunday Songbook #1655

2024年06月30日 | Sunday Song Book

2024年06月30日プレイリスト「アルバム『ビッグ・ウェイヴ』40周年記念ミニ特集」
1. THE THEME FROM BIG WAVE / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
2. JODY / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
3. MAGIC WAYS / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
4. I LOVE YOU - PART I / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
5. ONLY WITH YOU (LIVE) / 山下達郎 "2014/10/10 名古屋ボトム・ライン"
6. GIRLS ON THE BEACH / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
7. PLEASE LET ME WONDER / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
8. I LOVE YOU - PART II / 山下達郎 "BIG WAVE" '84
9. THE THEME FROM BIG WAVE (LIVE) / 山下達郎 "2017/04/15 大阪フェスティバルホール"
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■内容の一部を抜粋
・近況
今年のツアーのリハーサルが佳境に入ってきたので、ここから当分、番組はかなりの前倒しで録っているとのこと。

・アルバム『ビッグ・ウェイヴ』40周年記念ミニ特集
1984年の『BIG WAVE』という同名のサーフィンのドキュメンタリー・フィルムのサウンドトラックが今年で40周年を迎える。1984年6月20日リリース。A面がアラン・オデイとの共作によるオリジナル・ソング。B面はビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの作品を中心にした一人多重録音で構成された全曲英語による作品。2014年には『BIG WAVE 30TH ANNIVERSARY EDITION』が最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲付きで再発売。40周年記念盤はもうストックがなく、ボーナス・トラックを出し尽くした。リマスターもこれ以上向上しないというものなので、その上に今年は時間的な余裕もなく40周年記念盤は出せなかった。それではあまりに残念なので、番組で思い出話などをアルバムのさわりとともに聴いてもらうことにしたとか。

・THE THEME FROM BIG WAVE
アルバムからシングル・カットされた「THE THEME FROM BIG WAVE」。折よくリクエストが来ているとか。

・JODY
1984年のアルバム『BIG WAVE』から「JODY」。達郎さん、31歳のときの作品。前年にレコード会社を移籍して、ムーン・レコードから『MELODIES』というレコードを出した。その中に入ってる「悲しみのJODY」に英語の歌詞を付けたのが「JODY」。

『BIG WAVE』はA面がオリジナル・ソングでB面はビーチボーイズの作品を中心にした一人多重録音で構成されたアルバム。この時代はシングルのB面にビーチボーイズのカバーをずいぶん入れていた。ちょうどそんなときに『BIG WAVE』というサーフィンのドキュメンタリー映画の企画があり、ビーチボーイズのカバーをそれに使うことになった。

・MAGIC WAYS
A面の4曲目「MAGIC WAYS」もこのアルバムのために書き下ろした曲。ギターを弾きながら歌えないという構造的欠陥を持っており、いまだにライヴで一度もやったことがない。

達郎さんのオリジナル・ソングの英語を担当しているのはアラン・オデイというアメリカのシンガー・ソングライター。1970年代の終わりからアラン・オデイと交流ができ、達郎さんの以後の英語の歌詞の作品はすべてアラン・オデイに頼んでいる。2013年に亡くなった。

1984年当時はインターネットがなく、アラン・オデイに英語の歌詞を頼む場合は、達郎さんがカセットに録音して、それを郵便で送って、アラン・オデイがそれを聴いて、カセットに自分で歌ったデモ・テープを入れて送り返すという作業をしていた。それだと数週間かかるのでアルバムの制作に間に合わず、アラン・オデイに来日してもらって、約一ヶ月にわたって歌詞を書いてレコーディングした。

1982年にアラン・オデイが初めて達郎さんの作品に英語の歌詞を書いた「YOUR EYES」もアルバム『BIG WAVE』に入っている。

・I LOVE YOU - PART I
1983年にサントリーのギフトのCMに使った「I LOVE YOU」という作品もアルバム『BIG WAVE』に入っている。I LOVE YOUで一曲作れというご無体なスポンサーの依頼に応えたものだった。「I LOVE YOU - PART I」。
曲をかけ終えて。
なぜ PART I なのか。CM用に作った「I LOVE YOU」にアラン・オデイが、この上にメロディをくっつけて違うバージョンを作ろうと提案してきた。それが PART II というかたちで収められてる。それは後ほど。

・ONLY WITH YOU (LIVE)
「ONLY WITH YOU」はこのアルバムのために書き下ろした曲。A面の3曲目。今日は2014年10月10日、名古屋ボトム・ラインでのライヴ・ヴァージョン。
曲をかけ終えて。
2014年には『BIG WAVE 30TH ANNIVERSARY EDITION』がCD化。ヒット曲をやらないマニアック・ツアーと相まって「ONLY WITH YOU」を演奏した。



・今後の予定
来週は7月7日なので「七夕」特集をするつもりだったが、7月7日は都知事選挙。最近の選挙状況が狂気じみて、どうなってるんだという世界。「あんまり政治に関わりたくないという私からしても、おかしいなぁ、私に限らずみなさん思ってるでしょうけれど」と達郎さん。なので来週は都知事選にちなみ(笑)、「政治と政治家で棚からひとつかみ」。その先は7月なので納涼リクエスト大会に突入。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
全国ツアーが決定した。「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。現在、8月公演のチケットの一般発売受付中。7月2日火曜日の18時まで。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・GIRLS ON THE BEACH
B面は全てカバー。ほぼひとり多重録音でやってる。スタジオ・ミュージシャンを使うとビーチボーイズの色彩が出ないのでひとり多重録音をすることにしたという。正確にいうとベースだけ伊藤広規さんにお願いしている。「GIRLS ON THE BEACH」はビーチボーイズのカバー。ビーチボーイズの1964年のアルバム『ALL SUMMER LONG』に入ってる。

・PLEASE LET ME WONDER
21世紀に入ってカバー・バージョンの全盛時代になっているが、実はカバーというのはひじょうに難しい。オリジナルと比べられて、オリジナルに勝てないまでもタメでいる努力がいる。特に完コピしようとするとすごく難しいと達郎さん。B面の2曲目は1965年のビーチボーイズのアルバム『TODAY』に収められている「PLEASE LET ME WONDER」のカバー。
曲をかけ終えて。
このテイクには逸話があって2番の歌詞を一回歌ってミックスしたが、実は歌詞が違ってることが判明し、もう一回歌い直してミックスしようとしたら、エンジニアの吉田さんが「そこの部分だけやり直せばいい」と強硬に言い張り、そこの8小節だけ前のテイクを聴いてミックスし直した。コンピューター・ミックスがない時代だったので、そこだけテープ繋いて作った。なのでその部分だけ若干エコーの感じが変わる。だったら全部ミックスしたらいいのに「嫌だ。めんどくさい」。そのことを思い出したそうだ。

アルバムの制作前に達郎さんはソナー・ライトという新しいドラム・セットを購入。とてもいい音がするのでそれがうれしくて一所懸命叩いている。全面的にそのドラムでレコーディングしている。

・I LOVE YOU - PART II
「I LOVE YOU - PART II」はドゥーワップ・テイストのひとりアカペラ。CM用に作った「I LOVE YOU」にアラン・オデイが、新しいメロディを上に作って英語の歌詞を付けたらどうだと提案してできた曲。A面の最後の曲。

・THE THEME FROM BIG WAVE (LIVE)
今日の最後は「THE THEME FROM BIG WAVE」のライヴ・バージョン。2017年4月15日、大阪フェスティバルホールで行われたライヴから。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年07月07日は、「政治と政治家で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1654

2024年06月23日 | Sunday Song Book

2024年06月23日プレイリスト「『父の日』で棚からひとつかみ 洋楽編」
1. ミライのテーマ / 山下達郎 '18
2. DADDY'S HOME / SHEP & THE LIMELITES '61
3. PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG / JAMES BROWN '65
4. LET ME BE THE MAN MAY DADDY WAS / THE CHI-LITES '69
5. TO DADDY / DOLLY PARTON "ESSENTIAL ONE" '95
6. DADDY'S TUNE / JACKSON BROWNE "PRETENDER" '76
7. SONG FOR MY FATHER / HORACE SILVER '65
8. DAD, I LOVE HER / PONDEROSA TWINS PLUS ONE "PONDEROSA TWINS PLUS ONE" '72
9. SO LONG DAD / NILSSON "SINGS NEWMAN" '70
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■内容の一部を抜粋
・近況
今週からツアーのリハーサルにコーラスの人たちが参加するので本格化するとのこと。譜面書き、その他でわさわさするそうだ。なので番組もこの先前倒し収録が増えるという。

・『父の日』で棚からひとつかみ 洋楽編
先週は父の日だったので「『父の日』で棚からひとつかみ 邦楽編」。いろいろネタを集めてみると洋楽もたくさん集まったので、今週は「『父の日』で棚からひとつかみ 洋楽編」。

・ミライのテーマ
達郎さんの楽曲には「お父さん」の歌がないけれど、お父さん関連なら何曲か持ってるという。2018年の細田守監督作品『未来のミライ』に書き下ろした「ミライのテーマ」と「うたのきしゃ」はお父さんの目から見た子どもの歌。お父さんが歌っている。今日はそのオープニング・テーマで「ミライのテーマ」。

・DADDY'S HOME
まずはドゥー・ワップから。シェップ&ザ・ライムライツはジェームズ・シェパードという人がリーダー。ハートビーツというニューヨークを代表するドゥー・ワップ・グループを結成していたが、そのグループを解散した後にシェップ&ザ・ライムライツという名義で、1961年、全米2位の大ヒットを飛ばした。「DADDY'S HOME」はその後、いろんな人にカバーされている。

・PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG
次はベタなところでジェームズ・ブラウン。「こじつけです」と達郎さん。「PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG」は1965年、全米R&BチャートNO.1、全米8位。

・LET ME BE THE MAN MAY DADDY WAS
シカゴを代表するヴォーカル・グループ、シャイライツの1969年のセカンド・アルバムからのシングル・カット。全米R&Bチャート15位の「LET ME BE THE MAN MAY DADDY WAS」。

・TO DADDY
1977年にエミルー・ハリスがドリー・パートンのペンになる作品「TO DADDY」を歌った。ドリー・パートン自身の作品は長い間未発表だったが、90年代になってレコーディング・バージョンが発表された。1976年ごろの録音とされている。

・DADDY'S TUNE
ジャクソン・ブラウンの1976年の4枚目のアルバム『PRETENDER』に入ってる「DADDY'S TUNE」。

・今後の予定
1984年のアルバム『BIG WAVE』が今年40周年。30周年記念盤をリリースしたときにボーナス・トラックを出し切ってしまい、今年はツアーなどでバタバタしていて、新しい曲書きの仕事も入ってきてるので、アナログ盤のリイシューも何にもしてやれない。せめて番組で40周年記念の『BIG WAVE』特集を、ちょっと遅くなったが来週オンエアするとのこと。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
全国ツアーが決定した。「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日が初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。8月公演のチケットの一般発売は今週6月28日金曜日15時からはじまる。7月2日火曜日の18時まで。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・竹内まりや新曲
竹内まりやさんの新曲「Coffee & Chocolate」が朝日生命のCMに使われている。ドゥー・ワップで、現在制作中のニュー・アルバムに収録される。詳しくは竹内まりや45周年特設サイトにて。
https://mariya45th.jp

・SONG FOR MY FATHER
ジャズでお父さんの曲といえばホレス・シルバー。1965年のアルバム『SONG FOR MY FATHER』のタイトル・ソング「SONG FOR MY FATHER」。

・DAD, I LOVE HER
ポンデローサ・ツインズ・プラス・ワンはクリーブランド、オハイオの黒人のキッズ・グループ。十代の少年5人組で、双子が二組にプラスもう一人。1972年のアルバム『PONDEROSA TWINS PLUS ONE』に入ってる「DAD, I LOVE HER」。
曲をかけ終えて。日本でかかるのは初めてかもしれないとのこと。オリジナル・アルバムは目の玉が飛び出るほど高くて、達郎さんもリイシューしか持ってないそうだ。「かわいい。私好きなんです、このグループ」と達郎さん。

・サビ
リスナーからの質問で、来日6年の中国人とギター教室で知り合ったという。「先日、彼が、曲の盛り上がる部分を日本語でサビというのはなぜですか? ネットからの情報ではなくて達郎さんのお言葉で聞かせていただけないでしょうか」。
「なんだそれ。ネットで調べろ。ふふふ」と達郎さん。達郎さんがこの業界に入ったとき、ブラスの人から聞いた話ではワサビで、辛味が効いてると「サビが効いてる」という表現をする。「わびさび」のさびで「サビ」の語源はわからないとトランペットのおじさんが教えてくれたそうだ。「サビが効いてる」から変化してピリッとしてるところを「サビ」というそうだ。ちなみにアメリカで、「Aメロ」はコーラス、導入部はバース、「サビ」はブリッジ。外国では言い方が変わるが日本では昔から「サビ」。最近は筒美京平さんみたいにA,B,C,D,Eときてクライマックスを「大サビ」という。そんな言葉は昔はなかったが、それが一般化している。だんだん大袈裟になっているそうだ。

・履物
リスナーから「達郎さんの好きな履物は?」という質問。
革靴で、スニーカーも皮のスニーカーを履いてる。いわゆるスニーカーが好きじゃないので、とのこと。革靴のウォーキング・シューズを二十数年履いてるそうだ。

・SO LONG DAD
ハリー・ニルソンの1970年のアルバム『NILSSON SINGS NEWMAN』(ランディ・ニューマンを歌う)という名盤から「SO LONG DAD」。父と子の断絶をテーマにしている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年06月30日は、「アルバム『ビッグ・ウェイヴ』40周年記念ミニ特集」
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Sunday Songbook #1653

2024年06月16日 | Sunday Song Book

2024年06月16日プレイリスト「『父の日』で棚からひとつかみ 邦楽編」
1. パパの手の歌 / 忌野清志郎 '92
2. FATHER / THE YELLOW MONKEY "FOUR SEASONS" '95
3. ボサノバ父さん / ユニコーン "おどる亀ヤプシ" '90
4. 父とピストル / コシミハル "父とピストル" '91
5. 僕のお父さん / 桑田佳祐 "孤独の太陽" '94
6. papa song / 玲里 "EMOTIONAL ARMOR" '18
7. FATHER'S BACK / 鳥山雄司 "プラチナ通り" '90
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーのリハーサルがはじまり、連日声を出してるから滑舌がいいそうだ。

・『父の日』で棚からひとつかみ
聴取率週間なので上の方から「なんかやれ」と言われたという。そうしょっ中やってられず、今日は父の日なので「『父の日』で棚からひとつかみ」。今まで2回やったことがあるとか。今回は邦楽が集まったのでオール邦楽という珍しいパターン。

・パパの手の歌
忌野清志郎さんの「パパの手の歌」。建設会社のテーマ・ソング。へそ曲がりなのでリクエストが来ていた「パパの歌」(1991年のシングル。前回の特集でオンエアしたので)かけずに、その次の1992年のシングル。「そこはかとなく反抗心が滲み出てると思いますが(笑)」と達郎さん。

・FATHER
THE YELLOW MONKY(ザ・イエロー・モンキー)1995年のアルバム『FOUR SEASONS』に収められている「FATHER」。
曲をかけ終えて。吉井和哉さんは早くにお父様を亡くされており、そのことについて歌っている。イエモンのレパートリーの中では異色作。

・ボサノバ父さん
ユニコーンの1990年のミニ・アルバム『おどる亀ヤプシ』の中から「ボサノバ父さん」。さすがに達郎さんは『おどる亀ヤプシ』を持っておらず、配信で逃げようとデータをダウンロードしてリマスターしようとしたが、音の抜けがよくなくて、CDを買ったという。「全然音が違って、やっぱりCDじゃないとダメだ。圧縮はダメだ。そういう今日この頃」と達郎さん。

・父とピストル
コシミハルさんはお父さんがクラシックのファゴット奏者で、お母さんは声楽の方という、とっても才能のある方。RCAレコードでは当時3M作戦(コシミハル、桑名正博、竹内まりや)を展開していた。1991年のアルバム『父とピストル』のタイトル・ソングで「父とピストル」。ドイツ語で歌われている。

・僕のお父さん
桑田佳祐さんの1994年のソロ・アルバム『孤独の太陽』に収められている「僕のお父さん」。

・今後の予定
来週も「『父の日』で棚からひとつかみ」。洋楽編とのこと。リハーサルがはじまってるので番組は今後前倒し収録になる。引き続きリクエストを募集。

・papa song
難波弘之さんのお嬢さん、シンガー・ソングイターの玲里さん。2018年のアルバム『EMOTINAL ARMOR』に収められている「papa song」は父の日にお父さんにプレゼントした曲。杉真理さんが参加している。

・FATHER'S BACK
鳥山雄司さんは今年のツアーにもギタリストで参加。1990年のアルバム『プラチナ通り』に入ってる「FATHER'S BACK」。曲が長いので勝手にエディットしたとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年06月23日は「『父の日』で棚からひとつかみ 洋楽編」
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Sunday Songbook #1652

2024年06月09日 | Sunday Song Book

2024年06月09日プレイリスト「リクエスト特集」
1. 雨は手のひらにいっぱい / SUGAR BABE "SONGS" '75
2. MY GENERATION / THE WHO '65
3. BABY COME BACK / PLAYER '77
4. WHAT'S YOUR NAME / LEON WARE '79
5. RAINY DAY / THE RASCALS "ONCE UPON A DREAM" '68
6. GOLDEN DAYS / SALLY FIELD '67
7. QANTAS 107 / COL JOYE & THE JOY BOYS '65
8. 十字路 / 山下達郎 "ポケット・ミュージック" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーのリハーサルがはじまったという。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。スケジュールとチケットの一般発売日は山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・雨は手のひらにいっぱい
雨の歌にリクエストが集まっているとか。今日はシュガーベイブの「雨は手のひらにいっぱい」。

・MY GENERATION
ザ・フーの1965年、全英2位の「MY GENERATION」。「年取る前に死にたい」という歌詞。達郎さんは影響を受けたそうだ。

・BABY COME BACK
プレイヤーはL.A.の4人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1977年、全米NO.1のミリオンセラー「BABY COME BACK」。

・WHAT'S YOUR NAME
リオン・ウェアはデトロイト出身のソングライター。1979年のアルバム『INSIDE IS LOVE』からシングル・カット、全米ソウル・チャート42位の「WHAT'S YOUR NAME」。

・RAINY DAY
ザ・ラスカルズの1968年のアルバム『ONCE UPON A DREAM』に入ってる「RAINY DAY」。ラスカルズのCD BOXが出たので、番組で特集する予定だとか。

・父の日特集
来週はまた恐怖の聴取率週間。6月の第3日曜日「父の日」なので「父の日で棚からひとつかみ」。

・山野楽器銀座本店
山野楽器銀座本店がCDの販売を7月で終了するというニュースが告知された。何枚かお便りが届いてるそうだ。
「こういうことが起こる度に音楽が衰退していくとか、いろんな説がありますけれど、2010年頃にCDがなくなって、やはり配信ばかりになって、レコード会社はどうなるんだ、そういうようなことで、私の所属していたワーナーミュージックのイベントで社員、スタッフ、ミュージシャン、そういうような不安にみなさん喧しく語られていましたけれど、そのとき私、最年長だったので(笑)、申し上げたんですけれども。こういうメディアがいろいろ変わっても音楽がなくなることはありませんので。そういう音楽を人に広めようとか、そのようなことに対する努力とか、情熱というのは絶対なくなりませんので。こうしたメディアが変わっていけば、またそれに合わせて音楽を広める努力というものが続いていきますので、私はそれほど悲観しておりません。若い頃はいろいろ考えましたけれど、この歳になると(笑)、まぁどうにかなるか。そういう感じであります。ので大体ラジオもどうなるかと思いましたけれど、32年これ続いております。来年も変わらず続ける見込みであります。ライヴも身体が(笑)、続く限りできるような感じでございます。引き続きよろしくお願いしたいと思います」と達郎さん。


2014.09.07

・GOLDEN DAYS
サリー・フィールドはテレビ女優から映画女優になり、アカデミー賞を二回など、たくさん賞を取っている大女優。日本でもテレビで放映された『いたずら天使』はスクリーン・ジェムズのプロデュースなので、ゴフィン / キング、ヘレン・ミラーなどスクリーン・ジェムズのスタッフ・ライターが手掛けている。そんな中からキャロル・キング、ジェリー・ゴフィン、ハワード・グリーンフィールドの3人共作、アレンジがジーン・ペイジの1967年の「GOLDEN DAYS」。まだサリー・フィールドが十代だったので、いわゆるガール・シンガーもののジャンルに入る。

・QANTAS 107
「QANTAS 107」はオーストラリアのグループでコル・ジョイ・ウィズ・ジョイ・ボーイズの作品。コリ・ジョイはシンガー、ジョイ・ボーイズはバック、そしてインストゥルメンタル・グループ。カンタス航空が日本に就航した記念で出されたシングル。来日した際に日本でレコーディングされた。昨年の新春放談でオンエア。

・アート
リスナーから「アートに造詣が深くなった理由を是非とも聞いてみたいです」という質問。
小学校の時に母親が全部で二十八巻くらいの美術全集を買ってくれて、それをひたすら見て、いちばん最後の絵が(ヴィクトル・)ヴァザルリだったとか。そこから興味を持っていろんな個展とかに行ったという。

・十字路
今日の最後も雨の歌。1986年のアルバム『POCKET MUSIC』から「十字路」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年06月16日は「『父の日』で棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1651

2024年06月02日 | Sunday Song Book

2024年06月02日プレイリスト「リクエスト特集」
1. 2000トンの雨 / 山下達郎 '03('78)
2. WALK AWAY / JAMES GANG '71
3. I CAN'T STOP DANCING / ARCHIE BELL & THE DRELLS '68
4. WANT TO BE WITH YOU / ZAN "ZAN" '89
5. SPOOKY / CLASSICS IV '67
6. ANYONE WHO HAD A HEART / DIONNE WARWICK '63
7. TE QUIERO DIJISTE (MAGIC IS THE MOONLIGHT) / LOS INDIOS TABAJARAS "ALWAYS IN MY HEART" '64
8. ANGEL OF THE LIGHT / 山下達郎 "ソフトリー" '22('08)
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■内容の一部を抜粋
・近況
もうすぐツアーのリハーサルがはじまるので、その準備をしているという。

・リクエスト特集
先週に引き続き「リクエスト特集」。

・2000トンの雨
毎年6月に入り梅雨の時期になると「雨の特集」をやってきたが、全国的に雨が降って被害が出る事態では「雨の特集」をすると「不謹慎だ」と言われることがあるとか。達郎さんは雨の曲が多くて、この時期にリクエストされることもある。1978年のアルバム『GO AHEAD!』から「2000トンの雨」。

・WALK AWAY
ジェイムズ・ギャングはジョー・ウォルシュ率いる3ピース・バンド。1971年、全米51位のデビュー・ヒット「WALK AWAY」。すぐにジョー・ウォルシュが抜けてソロになった。

・I CAN'T STOP DANCING
アーチー・ベル&ザ・ドレルズの1967年のメガ・ヒット「Tighten Up」はテキサスでのレコーディング。突然、フィラデルフィアに飛んでセカンド・ヒットはギャンブル&ハフのプロデュースと作曲で出した。1968年、全米R&Bチャート5位の「I CAN'T STOP DANCING」。
曲をかけ終えて。
「一作目がものすごく売れると二作目はそれの二番煎じみたいな感じで。私、高校一年で、何だこれ二番煎じじゃないか。今聴くといいんです、これが。演奏が素晴らしい。アール・ヤングのドラム」と達郎さん。

・WANT TO BE WITH YOU
ZAN(ザン)はニュージャージー出身のR&Bシンガー。1989年のたった一枚だけのアルバム『ZAN』はヒットしなかったが、日本では結構聴かれたという。ニュー・ジャック・スウィング・エリア、ジーン・グリフィンのプロデュース。テディー・ライリーのアレンジ。テディー・ライリーの全盛期のアレンジで素晴らしいグルーヴがある。アルバム『ZAN』から「WANT TO BE WITH YOU」。

・SPOOKY
クラシックス・フォー、1967年の作品で、1968年春の大ヒット・ナンバー「SPOOKY」。もともとはマイク・シャープというサックス奏者のインストゥルメンタル曲。これに歌詞を付けてクラシックス・フォーの大ヒットになった。

・ANYONE WHO HAD A HEART
リクエストは「バート・バカラックで達郎さんが好きな曲」。コード進行、構成、転調のやり方、そういうものが高校生だった達郎さんにはインバクトがあった曲。ディオンヌ・ワーウィックの初期の作品。1964年、ディオンヌ・ワーウィック初のベスト10ヒットで「ANYONE WHO HAD A HEART」。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
全国ツアーが決定した。「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。7月公演のチケットの一般発売は本日6月2日18時まで。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・プレゼント
達郎さんは先日、東京都美術館で開催されてる「デ・キリコ展」を観に行ったそうだ。主催者のご好意により無料鑑賞券20枚もらってきたという。今回はペアではなく20名にプレゼント。8月29日まで会期があるけれど、今回のチケットは8月16日(金)まで使えるチケット。応募はメールのみ。サンデー・ソングブックのホームページにあるバナーをクリック。本日の15時から受付スタート。締め切りは6月9日(番組内、サイト内では土曜日になっている)の18時まで。
https://www.tfm.co.jp/f/ssb/present_202405

・TE QUIERO DIJISTE (MAGIC IS THE MOONLIGHT)
ロス・インディオス・タバハラスはネイティヴ・ブラジリアンの兄弟デュオ、アコースティック・ギターの二人組。1964年のレコーディング「TE QUIERO DIJISTE (MAGIC IS THE MOONLIGHT)」。英語で言うとYou said I love you。

・人生で最も聴いたアルバム
質問魔の中野区のリスナーから「人生で最も聴いたアルバムは何ですか」という質問。
カーティス・メイフィールドの『There's No Place Like America Today』とリチャード・ハリスの『A Tramp Shining』、マーヴィン・ゲイの『What’s Going On』、そしてビーチボーイズの『Pet Sounds』。最も聴いたシングルはプロコルハルムの「青い影」。最も歌った自身の曲は「Let's Dance Baby」。「最長不倒ですからね。あれ」と達郎さん。

・ANGEL OF THE LIGHT
今日の最後は2008年のシングル「ANGEL OF THE LIGHT」。アルバムに入れ損なって『SOFTLY』に収録。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
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2024年06月09日は、引き続き「リクエスト特集」
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Sunday Songbook #1650

2024年05月26日 | Sunday Song Book

2024年05月26日プレイリスト「リクエスト特集」
1. 街物語 / 山下達郎 '10
2. DAWN / THE FOUR SEASONS '64
3. CHARMS / BOBBY VEE '63
4. SOMETHING SO RIGHT / PHOEBE SNOW "NEVER LETTING GO" '77
5. EU VIM DA BAHIA / JOAO GILBERTO "JOAO GILBERTO" '73
6. HOME IS ANYWHERE YOU HANG YOUR HEAD / ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS "BLOOD & CHOCOLATE" '86
7. FLASHBACK (DEMO) / ALAN O'DAY '73
8. 偽りのDJ / ダディ竹千代 & 東京おとぼけCATS '80
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■内容の一部を抜粋
・近況
6月に入るとツアーのリハーサルがはじまるそうだ。

・リクエスト特集
今週は「リクエスト特集」。

・街物語
2010年のシングル「街物語」。

・DAWN
ザ・フォー・シーズンズの「DAWN」は達郎さんがいちばん好きなフォー・シーズンズの作品。1964年、全米3位。階級的問題を歌った歌。

・CHARMS
ボビー・ヴィーの1963年、全米13位の「CHARMS」。達郎さんの大好きなヘレン・ミラーの曲。

・SOMETHING SO RIGHT
フィビ・スノウの1977年のアルバム『NEVER LETTING GO』はフィル・ラモーンがプロデュース。ニューヨークのミュージシャンの素晴らしい演奏が堪能できる作品。その中から「SOMETHING SO RIGHT」はポール・サイモンのカヴァー。

・EU VIM DA BAHIA
ブラジル音楽へのリクエスト。達郎さんはブラジル音楽にはあまり造詣が深くないそうだが、ジョアン・ジルベルトならまだ知識があるとか。ジョアン・ジルベルトの1973年の弾き語りアルバム『JOAO GILBERTO』はジョアン・ジルベルトが一度隠遁した後の作品で、この中から「EU VIM DA BAHIA」は大変人気のある曲。生まれ故郷のバイーア讃歌。同郷のジルベルト・ジルの作品。

・山下達郎 PERFORMANCE 2024
全国ツアーが決定した。「山下達郎 PERFORMANCE 2024」は7月12日初日で12月5日まで続く。全国21都市43公演。7月公演のチケット一般発売は今週5月29日(水)15時からはじまる。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・クラッカー
愛知県のリスナーから、達郎さんはライヴで「Let's Dance Baby」のときにクラッカーが鳴ると別の曲に変えるというエピソードを雑誌で読んだ記憶があるというお便りを読んで。
「勘違いです。そんなこと言った覚えがありません。Let's Dance Babyの途中でクラッカーが鳴るのは仕方がないです。もうざっと40数年続いておりますので」と達郎さん。

・ローラ・ニーロ
ローラ・ニーロの来日公演のエピソード。東京、名古屋、大阪と新幹線で旅をするときに、達郎さんの『ON THE STREET CORNER』を聴いたそうで、達郎さんが名古屋の最終公演を観に行ったとき、ローラ・ニーロが『ON THE STREET CORNER』を褒めて、達郎さんはとてもうれしかったという。このエピソードを恣意的に切り取ったり、少し違うニュアンスで伝わってることもあって、今回お便りがきたので答えた。

・HOME IS ANYWHERE YOU HANG YOUR HEAD
福岡市のリスナーからしつこのリクエスト。番組でエルヴィス・コステロをかけるの初めてのこと。「根負け」と達郎さん。エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズの1986年のアルバム『BLOOD & CHOCOLATE』から「HOME IS ANYWHERE YOU HANG YOUR HEAD」。

・FLASHBACK (DEMO)
アラン・オデイの歌で達郎さんが好きな歌というリクエスト。フィフス・ディメンションの1973年のシングル「FLASHBACK」がすごく好きで、この曲を聴いてた頃はアラン・オデイの作品だとは知らなかったとか。今日はアラン・オデイのデモ・レコード(作曲家としての作品を録音)の中に自分で歌ってる「FLASHBACK」が入ってるのでデモ・テープをオンエア。
曲をかけ終えて。
「歌の上手い人なのでちゃんと聞かせます」と達郎さん。

・壁の絵
三重県津市のリスナーから「山下家の壁にはどのようなものが飾ってありますか? 勝手なイメージですがコンクリート打ちっぱなしな感じがします」という質問。
「コンクリート打ちっぱなし、死ぬほど嫌いです、私(笑)」と達郎さん。仕事場の壁にはラウシェンバーグの絵とペーター佐藤さんの版画が飾ってあるとか。

・偽りのDJ
達郎さんの古い友人のダディ竹千代さん、本名、加治木剛さんが先日お亡くなりになった。ダディ竹千代&東京おとぼけCATSの1980年のシングル「偽りのDJ」はダディ竹千代作詞・山下達郎作曲。追悼の意味を込めてオンエア。リクエストもたくさん来ているそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年06月02日は、引き続き「リクエスト特集(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1649

2024年05月19日 | Sunday Song Book

2024年05月19日プレイリスト「『山下達郎』で棚からひとつかみ」
1. 新・東京ラプソディー (LIVE) / 山下達郎 "18/10/26 中野サンプラザ"
2. サウスバウンド #9 (LIVE) / 山下達郎 "19/11/12 LINE CUBE SHIBUYA"
3. MORNING GLORY (LIVE) / 山下達郎 "15/11/29 北見市民会館"
4. SILENT SCREAMER~BOMBER (LIVE) / 山下達郎 "23/08/15 千歳 北ガスホール"
5. おやすみ、ロージー (LIVE) / 山下達郎 "99/02/11 大阪フェスティバルホール"
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■内容の一部を抜粋
・『山下達郎』で棚からひとつかみ
先週に引き続いて「『山下達郎』で棚からひとつかみ」。

・新・東京ラプソディー (LIVE)
1988年のアルバム『僕の中の少年』の1曲目「新・東京ラプソディー」にリクエストが集まってるという。2018年10月26日に中野サンプラザで行われたライヴから「新・東京ラプソディー」。

・サウスバウンド #9 (LIVE)
1998年のアルバム『COZY』に収録された「サウスバウンド #9」もリクエストが多かったとか。「隠れた名曲」と達郎さん。いわゆる都市生活者が無想する南の島、そういうようなアレ。2019年11月12日にLINE CUBE SHIBUYAで行われたライヴから「サウスバウンド #9」。この音源は前に一度かけている。



・MORNING GLORY (LIVE)
1982年のアルバム『FOR YOU』に収められている「MORNING GLORY」。2015年11月29日に北海道北見市民会館で行われたライヴから「MORNING GLORY」。今のコーラスのハルナさんとENAさんが初めて参加したツアー。きれいなコーラスが聴ける。



・SILENT SCREAMER~BOMBER (LIVE)
2023年8月15日に千歳の北ガス文化ホールで行われたライヴから「SILENT SCREAMER~BOMBER」。昨年のツアーはRCA/AIR イヤーズの復刻盤のアナログで大騒ぎだったので、ライヴも70年代、80年代のレパートリーを中心に演奏。80年代にライヴをたくさんやっていた頃、「SILENT SCREAMER」から「BOMBER」に行って、また「SILENT SCREAMER」に戻るパターンをやっていたので、それを久しぶりに再現した。



・天文学者
町田市のリスナーから「子どもの頃は何になりたかったですか?」という質問。
「天文学者。星を見て暮らしたかった」と達郎さん。

・囲碁や将棋
富山市の超常連のリスナーから「囲碁や将棋に関する思い出はありますか?」という質問。
将棋は父親が強かったので全然勝負にならず、また父親も全く手加減をしない人だったので嫌いになってやめたという。囲碁は思い出があって、坂本龍一さんとすごく仲良しだったとき、二人で本を買ってきていろいろやったが全然わからない。達郎さんのおじさんに囲碁の有段者の人がいて、その人に教えを請いに行ったら、『そんな囲碁なんて五つ六つからやるもんで、そんな年取ってからダメだ。二十歳過ぎてから囲碁なんてやったってうまくなるわけない、やめろやめろ』なんて一笑に付されて、それで挫折してやめたとか。

・理系
長野県のリスナーから「達郎さんは文系ですか理系ですか」という質問。
「高校入るときまではバリバリの理系だったですけれど、高校入ってからドロップアウトしました(笑)。あまり語りたくない」と達郎さん。

・ゴジラのフィギュア
達郎さんのライヴ・ステージにはゴジラのフィギュアが飾ってあるので、そういう質問がよく来るとか。あれは好きだから飾ってるだけなんだという。今はステージ向かってかみて側がオリジナルのゴジラのフィギュアで、しもて側がシン・ゴジラのフィギュア。達郎さんが好きなのは一作目『ゴジラ』と二作目の『ゴジラの逆襲』。そこから『キングコング対ゴジラ』まで10年近くあり、その後はエンターテイメント。原作者の香山滋さんのシナリオの一作目『ゴジラ』が最高傑作だと思うそうだ。なので何の意味もなくて、好きだったので置いてるだけで、そのままずっと40年間置いてるとか。昔はラジコンで、動いて鳴いて火を吹いたそうだが、今はすべての機能が退化して置物になってるという。

・おやすみ、ロージー (LIVE)
アナログ盤の『ON THE STREET CORNER 0』に収録されている「おやすみ、ロージー」にリクエスト。市場で高騰していて困っていると達郎さん。たぶん再発はされないのでしょうがない。今日は1999年2月11日にフェスティバルホールで行われたライヴから「おやすみ、ロージー」のオール・アカペラ・バージョン。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年05月26日は、「リクエスト特集」
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Sunday Songbook #1648

2024年05月12日 | Sunday Song Book

2024年05月12日プレイリスト「『山下達郎』で棚からひとつかみ」
1. 夏への扉 (LIVE) / 山下達郎 "09/04/16 中野サンプラザ"
2. LET'S KISS THE SUN (LIVE) / 山下達郎 "13/12/24 中野サンプラザ"
3. 風の回廊 (LIVE) / 山下達郎 "16/03/04 金沢歌劇座"
4. 人力飛行機 (LIVE) / 山下達郎 "22/10/07 金沢 本多の森ホール"
5. PINK SHADOW (LIVE) / 山下達郎 "14/10/10 名古屋 BOTTOM LINE"
6. I LOVE YOU (LIVE) / 山下達郎 "84/02/24 神奈川県民ホール"
7. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんはちょっと仕事がいろいろあって番組は前倒しで収録している。そろそろツアーの準備がはじまる季節になった。

・『山下達郎』で棚からひとつかみ
今週は山下達郎作品による「『山下達郎』で棚からひとつかみ」。達郎さんの曲へのリクエストがバラバラなので、今回は達郎さんがかけたい曲をかけるそうだ。ライヴ音源が中心で全てP.A.OUT。

・夏への扉 (LIVE)
2009年4月16日に中野サンプラザで行われたライヴから「夏への扉」。五十代半ばの演奏。調べたら「夏への扉」はこの年以降やってないとか。アコースティック・ライヴでやることが多いので、そろそろ行ってみようかなと思ってるそうだ。

・LET'S KISS THE SUN (LIVE)
「愛を描いて - LET'S KISS THE SUN -」は1979年のシングル。2013年12月24日に中野サンプラザでのライヴから「LET'S KISS THE SUN」。




・風の回廊 (LIVE)
ここのところ多いのが「風の回廊」へのリクエスト。2016年3月4日に石川県の金沢歌劇座で行われたライヴから「風の回廊」。



・人力飛行機 (LIVE)
もう一曲金沢から。2022年10月7日に石川県の本多の森ホールで行われたライヴから「人力飛行機」。導入部で延々喋ってる部分はカットしたショート・ヴァージョン。



・竹内まりや新曲「Days Of Love」
エアウィーヴのCMに竹内まりやさんの新曲「Days Of Love」が使われている。書き下ろしの新曲で作詞はまりやさんで作曲は達郎さん。現在制作中のまりやさんのニュー・アルバムに収録される予定。詳しくは竹内まりや45周年特設サイトにて。
https://mariya45th.jp

・PINK SHADOW (LIVE)
2014年10月10日に名古屋のボトムラインで行われたライヴからブレッド&バターのカバーで「PINK SHADOW」。



・I LOVE YOU (LIVE)
1984年2月24日に神奈川県民ホールで行われたライヴから「I LOVE YOU」。この音源はちゃんとミックスしているそうだ。



・片想い
1991年のアルバム『ARTISAN』から「片想い」。5月の歌なので5月になるとリクエストが増えるそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年05月19日は、引き続き「『山下達郎』で棚からひとつかみ(予定)」
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Sunday Songbook #1647

2024年05月05日 | Sunday Song Book

2024年05月05日プレイリスト「リクエスト特集」
1. SHINING FROM THE INSIDE / 山下達郎 "ソフトリー" '22
2. LAZY SUNDAY / SMALL FACES '68
3. HELLO LITTLE GIRL / THE FOURMOST '63
4. LOST IN WONDERLAND / CONNIE STEVENS '65
5. BLUE SKY / THE ALLMAN BROTHERS BAND "EAT A PEACH" '72
6. DRIP DROP / DION '63
7. BOXER / SIMON & GARFUNKEL '69
8. アトムの子 (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんはスタジオの仕事が長らく結論が出なくて「あーでもない、こーでもない」とやっているそうだ。トライ&エラーというやつ。スマホの機種変更をして、銀行のアプリを新しくしようとやりはじめたら、パスワードの変更が提案されて、一日中バタバタして、「時間の無駄だったな」というそういうアレだったとか。いらないアプリを処分して、新しいアプリにして、そういうことをやっている間に、一週間があっという間に過ぎたという。

・リクエスト特集
オンエア日が「こどもの日」であることをうっかり失念していたそうで、今週も先週に引き続いて「リクエスト特集」。

・SHINING FROM THE INSIDE
2022年のアルバム『SOFTLY』から「SHINING FROM THE INSIDE」。

・LAZY SUNDAY
スモール・フェイセズの「LAZY SUNDAY」は1968年、全英2位。当時のサイケデリック・ムーブメントの影響でS.E.だらけ。達郎さんの好きな一曲。

・HELLO LITTLE GIRL
ザ・フォアモーストはリバプール出身のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。ビートルズと同じレコード会社でプロデュースはジョージ・マーティン。デビュー曲(1963年の)「HELLO LITTLE GIRL」はレノン / マッカートニーの作品で全英9位。

・LOST IN WONDERLAND
コニー・スティーヴンスの1965年のシングル「NOW THAT YOU'VE GONE」のカップリングでデヴィッド・ゲイツの作品「LOST IN WONDERLAND」。
曲をかけ終えて。「これシングルにアレンジのクレジットがありませんけれど、A面がアーニー・フリーマンなので、たぶん同じような感じかなと思います」と達郎さん。

・BLUE SKY
ギタリストのディッキー・ベッツが4月18日に亡くなった。オールマン・ブラザーズ・バンドのデュワン・オールマンとツイン・リードで一世を風靡した。たくさんリクエストが来ているが、今日は誰もリクエストしなかった曲。1972年にデュワン・オールマンが事故で亡くなった後に発表されたアルバム『EAT A PEACH』。この中からディッキー・ベッツのペンになる「BLUE SKY」。先番がデュワン・オールマンのソロ、後番がディッキー・ベッツのソロ。

・DRIP DROP
仙台市のリスナーから「ディオンの初期のナンバーを達郎さんの選曲でお願いします」というリクエスト。1963年、全米6位の「DRIP DROP」。ドリフターズのカバー。達郎さんも『ON THE STREET CORNER』でカバーしている。

・BOXER
香川県高松市のリスナーから長いお便りが届いた。ご主人が亡くされて三回忌を迎えられるそうで、小学校の先生をされていたご主人のいちばん好きだった曲にリクエスト。サイモン&ガーファンクルの「BOXER」は1967年、全米7位。

・アトムの子 (LIVE)
こどもの日なので「アトムの子」のリクエストがたくさん来ているそうだ。今日は2018年11月2日に神奈川県のカルッツかわさきで行われたライヴからのPA OUT。



■リクエスト・お便りの宛て先:
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2024年05月12日は「『山下達郎』で棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1646

2024年04月28日 | Sunday Song Book

2024年04月28日プレイリスト「リクエスト特集」
1. BLOW / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
2. DANCE, DANCE, DANCE / THE BEACH BOYS '64
3. WHEN YOU WALK IN THE ROOM / THE VENTURES "KNOCK ME OUT!" '65
4. GIMME SOME / NINA SIMONE "I PUT A SPELL ON YOU" '65
5. ALL TRUE MAN / ALEXANDER O'NEAL '91
6. LOOK OUT BELOW / LOVESMITH "LOVESMITH" '81
7. TENGOKU KARA KAMINARI / ISRAEL KAMAKAWIWO'OLE "E ALA E" '95
8. ラスト・デイト / 竹内まりや "デニム" '07 4月24日(水) アナログ盤発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんは別に詰まった仕事はないものの、いろいろと打ち合わせ、準備、その他雑用、そういう感じの大型連休なのだという。

・リクエスト特集
今週はただの「棚からひとつかみ」で最近仕入れたCDをかけるつもりだったが、ハガキとお便りが溜まる一方なので、今週は「リクエスト特集」。

・BLOW
このくらいの季節になるとリクエストが集まるそうだ。1992年のシングル「アトムの子」のカップリングで「BLOW」。

・DANCE, DANCE, DANCE
まずはビーチボーイズ。1964年、全米8位の「DANCE, DANCE, DANCE」。アルバム『TODAY!』に収められている。

・WHEN YOU WALK IN THE ROOM
ヴェンチャーズの1965年のアルバム『KNOCK ME OUT!』はヴェンチャーズの全アルバムの中でも屈指のアルバムと謳われる名作。その中に入ってる同年のサーチャーズのカバーで「WHEN YOU WALK IN THE ROOM」。

・GIMME SOME
映画『PERFECT DAYS』でニーナ・シモンの曲が使われた影響なのかニーナ・シモンのリクエストが増えてるという。今日は1965年のシングル「I PUT A SPELL ON YOU」のB面「GIMME SOME」。ニーナ・シモンの旦那さんが作った曲。アルバム『I PUT A SPELL ON YOU』に収められている。

・ALL TRUE MAN
アレキサンダー・オニールの1991年、全米ソウル・チャート5位のシングル「ALL TRUE MAN」。曲とプロデュースはジミー・ジャムとテリー・ルイスのコンビ。

・アルバム『DENIM』
竹内まりやさんが2007年にリリースした通算10枚目のアルバム『DENIM』をアナログ盤で4月24日に発売。今、デビュー45周年記念でSNS(公式YouTube、公式X、公式Facebookなど)を公開中。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・LOOK OUT BELOW
ラブスミスはマイケル・スミス率いるグループ。もともとはセントルイスで1970年代の初めにスミス・コネクションというグループを作り、その後グループを解散した後は作曲家、プロデューサーとして活躍した。モータウン・レーベルと契約してラブスミスというグループで1981年にアルバムを出した。ヒット曲もなく後から再評価されたグループだったが、アルバムのB面の最後に入ってる「LOOK OUT BELOW」が素晴らしいとのこと。

・TENGOKU KARA KAMINARI
先日、お相撲の曙関が亡くなった。達郎さんはあの頃よく相撲を見ていて、国技館で千秋楽に曙関と貴乃花関が激突した取り組みを見た記憶があるという。あの頃はハワイのお相撲さんが活躍した時代で、その時代にハワイで彼らのことを歌った歌がヒットしていた。ハワイのイズラエル・カマカヴィヴィオレという巨漢の人。巨漢が災いして38歳の若さで亡くなってしまった。イズラエル・カマカヴィヴィオレの1995年のアルバム『E ALA E』に入ってる「TENGOKU KARA KAMINARI(天国から雷)」。

・ラスト・デイト
先週の竹内まりやさんのアルバム『DENIM』特集で収録曲のうち2曲かからなかった。そのうちの一曲にリクエスト。時間がないので短い方。アルバム『DENIM』から「ラスト・デイト」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年05月05日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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