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津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■會(会)氏の出自

2022-10-01 06:25:34 | 人物

 落語家の三遊亭円楽さんが亡くなった。ご冥福をお祈り申し上げる。72歳は早すぎるし、落語会統一という夢が潰えた。
円生の名跡を継ぎたいと公言して憚らなかったが、これ叶わなかった。円楽も円生もしばらくは落語界には存在しないことになる。

 私は時折ユーチュブで落語を楽しんでいるが、円楽さんの「芝濱」はよく聞いた。
処で、円楽さんの姓は「會(あい)」氏である。NHKの「日本人のお名前」に出演して、自ら語られていたのを思い出す。
ご本人は東京の生まれだが、お父さんが「隠岐」のご出身という。某メディアが「江戸っ子」と書いていたがそれは違う。
その時の話をメモしていいるが、「かいさんですか」と電話がかかると「違います」と言って切ったり、長男にお嫁さんが来るとき「まずいんじゃないかい」と言ったと言う。お嫁さんの名前は「愛さん」、「あいあい」はまずいだろうという落ちがあった。
日本姓氏語源辞典というサイトがあるが、1・東京都(約10人) 2・神奈川県(ごく少数)などとしていて、円楽さんがその「會」氏である事を御存知ないらしい。(この際慌てて書き込みがあるかもしれない)
円楽さんはまだ「楽太郎」時代、お父さんやその出自である島根のことに就いて語る「私と島根-父の島・隠岐」という貴重な一文がある。

 志ん朝や談志亡き後、落語会をけん引してきた名人がまた一人消えた。

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