津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

資料所在「都甲太兵衛」に関して

2011-01-27 11:28:43 | 歴史

 いつの頃UPしたのか記憶がさだかではないが、森鷗外の小説「都甲太兵衛」の全文を「津々堂電子図書館」で公開した。青空文庫で取り上げていただくのが一番だと思いご連絡をした覚えがあるが、当時はまだ対応していただけなかった。
 UPしたあと、鴎外研究者の方から一二問い合わせをいただいたり、その為にご子孫を探したり、お墓を訪ねたりした。ご子孫探しについてはその顛末をブログに書いたことがあった。その後ご連絡もしていないが、如何お過ごしだろうかと気にはなっている。

 最近、いろいろな資料の所在を調べている中で、東京大学総合図書館に「鴎外文庫書入本画像データベース」があり、この中に「都甲文書」があることを知った。「東京大学総合図書館が所蔵する「鴎外文庫」(森鴎外の旧蔵書コレクション)のうち、主に鴎外自筆写本、書入れ本を電子化したもの」と説明があった。
     http://rarebook.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/ogai/data/G27_213.html
鴎外自身が筆記したものであろうか、大変興味深い。

 この資料の所在については、跡見学園女子大学紀要・第十号(1977年3月号)の 鷗外・史伝『都甲太兵衛』論 でも紹介されているところだが、その論考が下記の如く公開されている。  
     http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=atomi-KJ00004208575
 改めて内容に触れると、平易に読み飛ばしているこの作品の奥の深さを改めて感じるのである。

 「青空文庫」で早々に取り上げていただき、こちらは撤収したいと考えているのだが・・・・ 

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