津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「あやつり」見物中頓死

2024-06-24 11:53:57 | 歴史

                                                    2015/09/06 「赤坂大歌舞伎」舞台稽古① 『操り三番叟』

 細川家記によると、細川綱利の死については、白金邸に於いて「俄かに発病、夜半卒去」と書かれている。
本当のところは、歌舞伎役者を招いて「あやつり」を見物中に突然死されたらしい。
歌舞伎役者・中村傳九郎がごひいきだったようで、この日も傳九郎の「あやつり」を見ておられたのであろう。
自らも「あやつり」の真似をするなどされていたらしい。いかにも綱利公らしい死にざまだが、表向きには語られることはない。
これは、「富永家文書」(熊本県立図書館蔵)にかかれているのだが「頓死」とある。
詳しいことは判らないが、歌舞伎の演目で「あやつり」といえば、「操り三番叟」のことだと思われる。
中村傳九郎という役者は六代目で途切れているようだが、初代は中村勘三郎の弟であったらしく、以降も勘三郎家の庶流ともいうべき
家であったらしい。
この「あやつり」、自らも稽古をされたらしいが、まさか殿様芸でどちらかでご披露に及ぶという事はあるまいが・・・・・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■ドメイン、サーバー契約更新 | トップ | ■遊行上人の来熊と庶民の難儀 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿