大河「べらぼう」に出てくる、石坂浩二氏演じる老中・松平武元の育ちすぎの眉毛には驚かされるが、立派な眉毛の元総理の村山富市氏もこれでは勝負にはならないだろう。

私も時折鏡をのぞいて、眉毛の伸びに驚かされている。
先日散髪に行った折、「何で年を取ると眉毛・耳毛・鼻毛が伸びるんだろうね」というような話をしたら、「若いころは一定のサイクルで抜け落ちるものが、歳をとるとそのサイクルが長くなってしまうらしい」という話を聞いた。
なるほどと合点したが何ともさびしい話ではないか。
ただ、眉毛が白髪状態になると、精々眉毛くらいは白髪なしにしたいと思って、眉毛専用の白髪染めはないかとググってみた。
いわゆる「マスカラ」というやつだが、私同様悩み多い人のために結構な商品がある。奥方に内緒で近所のドラッグストアをのぞいてみようと思っている。
一方私の頭の方は、司馬遼太郎なみのほぼ100%に近い白髪なのだが、これは奥方の反対で染めることはまかりならない。
四か月入院していた奥方が、退院する頃には髪は延びすっかり白髪状態で驚いてしまったが、退院すると早々染めてしまった。
最近私は散髪に出かけるのも億劫で本当に司馬遼太郎風にしようかと思うのだが、私の髪は癖が悪く、外に跳ねまくってしまって何とも具合が悪い。
月一、史談会の例会前に髪を整えることになる。
数年前「爪を切り、鼻毛・耳毛・眉毛にも気を付けなきゃ駄目ですよ」とは、散髪屋さんの若い女性スタッフの言である。御尤もなご指摘で肝に銘じている。