一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

快挙

2013-07-21 14:21:43 | 雑記


      冒険家の三浦雄一郎が80歳で8500mのエベ
      レスト登頂に成功したニュースは日本なみならず、
      世界を駆けめぐった。

      その後、下山にヘリコプターを利用したことにつ
      いて、登頂成功とはいえないとか、
      一億なにがしかの(スポンサーからの)大金を
      使い、大ぜいのスタッフを引き連れての”大名
      登山”だとかいった批判はあることはある。

      
      それを承知で”快挙”は快挙として認めればいい
      し、ここでは別の観点から眺めたいと思う。


      三浦さんは若いときからずっと強靭な冒険家として
      貫き通したのかと思ったら、そうではなかった。

      53歳で世界七大陸最高峰のスキー滑降を成し遂げ
      た後、慢心したのか164㎝の身長が暴飲暴食で
      84㎏の体重に。
      その上、高血圧、高脂血症、おまけに糖尿病の兆候
      まで出てしまった。
      そのときは500mの山に登るのも息切れして大変
      だったという。

      以来、「人生このままたそがれてはいけない」と
      一念発起してトレーニングに励むが、60代で肥満
      から狭心症を引き起こし、不整脈であることも判明
      した。

      今回のエベレスト登頂に出発する直前の1月には
      不整脈の手術も受けている。

      つまり、決して不死身ではなく、身も心もごく普通
      のニンゲンだったのだ。

      三浦さんがエベレストの頂点に立つという大きな
      目標をもったのは70歳のときであった。

      「夢をもった途端、人生が変わった」
   
      けだし、名言である。
      そして、こういう。

       小さな挫折や失敗を気にせず、今日はこれだけや
       れたという達成感を積みあげていく。
       できることを積み重ねていけば、やがて、無理が
       きくようになる。
       目標を掲げながら、日々の生活でも階段を一歩一
       歩のぼることに意義を見だしてきた。

      なんというポジティブシンキング!!
      これがスケールの大きい偉業を成すことにつなが
      ったのだろう。

      
      ※ 写真はso-netニュースより