一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

眠たい、受験生のように眠たい

2013-01-20 15:26:59 | Weblog


      「マブタが腫れて眼の周囲がニホンザルのように
      なった」&「腰痛」の巻

      腰が痛いのはここ半年ほど。
      以前、ヘルニアもどき(プレ・ヘルニア)をやって
      いるが、今回はどうも違う。

      どう違うかというと、バアさん腰になった気がす
       るのだ。
      よくTVドラマなどでみる、腰の曲がったおばあさ
      んが立ち止まって腰を伸ばす、そんな感じなのだ。

      ことに坂道が顕著で、知らず知らず前屈み(類人猿
      の恰好)になって腰をかばって歩いている。

      これは整体のようなところに行くべきか、病院か、半年
      もぐずぐずしていたが、いよいよとなって、先ずは整
       形外科へ。

      「腰がいたい? 何かキツイことしたのですか」
      「キツイことはしません。でも毎日、一生けんめい
       生きてますから」
      (我ながらこの答えは可笑しいと思ったが、キツイこ
       とは殊更しないけど、毎日それなりに無理はしてい
       るという意味)

      すでに看護師はくつくつ笑っている。
      「どんな風に痛いのですか」
      「バアさん腰になったような気がするんです。バアさん
       腰はイヤなんです」
      言葉だけでは足りないと思い立ちあがってやって見せる
      と、医師は笑いながら納得!といった顔に。
      (看護師はマスクを押さえながらカーテンの奥に隠れて
       笑いをこらえている)

      「レントゲンを撮って、ついでに骨密度も測ってみま
       しょう」
      いわれると思った。その病院にはまるでそれが自慢の
      ように(まさかそうではあるまいが)東洋一とかいう
      骨密度計測器があるのだ。

      中高年女性が腰が痛いといったら、先ずは骨粗鬆症を
      疑え! といいます。
      そんなことを(口には出さずに)思っているうちに、 
      ベッドに寝ているだけでどちらも難なく済みました。

      
      結果は骨には異常なし。
      骨密度は年齢比にして「115」でこちらも問題なし。
      筋肉がこわばって(緊張して)それが痛いのだとか。
      「加齢現象ということですか」
      「ハイ、健康的にちゃんと老いています」
      「はあ?」
      (昨日の新聞にはストレスも腰痛の原因だと書いて
       ありましたが、いいませんでした)
 

      痛み止めの薬(&胃薬)をもらって帰宅。
      なので現在、マブタと腰の両方の薬を飲んでいます。
      (一緒に飲んでも大丈夫だと薬剤師がいっていました)


      そのせいか眠くて眠くて、まるで受験生のようです。
      朝起きて新聞を読んでいるだけでうとうと、TVのニュ
      ースをみているうちにいつの間にか寝入っている。


      そうだ、いいたいことはこのことだった!
      何をやってもノロマで人の何倍も時間がかかる。
      密度の濃い時間を過ごすなんて、まずない。
      だからボンヤリしている暇なんかないのです。
      なのに、眠ってばかりいたらどうなるのか。

      それをいいたいばっかりに2日に分けて、わが身
      の不調をぐたぐたいうなんて……。
      このこと自体、老化の証拠でしょう。

      
      知人の83歳の女性がいいました。
      「電化製品のように買い換えはできないのだから、
       メンテナンスもしなくちゃね」
      その女性は背筋がまっすぐ、愚痴めいたことは一切
      いわず、とても魅力的です。

      センター試験も今日で終わり、
      1週間前の雪が日陰にはまだ残っています。