毎年今頃になると風邪ばかりひいているのが、今年はひかない。
故郷のSさんから「自然卵」を送っていただき、それを食べた
せいか。
「自然卵」とは、Sさんの話によると、エサに添加物や薬剤を
一切使わず、緑餌をうまく調節して、およそ190日目(ヒナ
から)で産ませたものをいう。
ふつう市場に出回るのはこれと全く逆で、動物タンパクなどの
添加物や薬剤を豊富にあたえて、120日くらいで卵を産ま
せるのだとか。
そういえば子供の頃、卵は貴重品で、よほどの病人か風邪を
ひいた時しか食べさせてもらえなかった記憶がある。
それがアメリカ式の養鶏技術とオスメス鑑別が進んだことに
よって「地たまご(自然卵)」がいつの間にか、「工業卵」
になってしまった。
これもSさんの受け売りだけど、こうして鶏の自然のバイオ
リズムで育てた鶏舎からは、あの独特な異臭はしないという。
それにしても趣味がこうじて(?)今では130羽も育てて
いるというSさんは素晴らしい。
そして鶏や卵のことならいくらでも薀蓄(うんちく)を
傾けられるのも羨ましい限りである。
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