一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

また延びた平均寿命

2016-07-30 07:18:19 | 健康


      平均寿命がまた延びて過去最高を記録した。
      女性が87・05歳
      男性が80・79歳 
      である。(2015年データ調査)

      女性は14年まで3年連続で長寿世界一だったが
      今回は香港(87・32歳)に次ぎ世界2位に。
      男性は前年の3位から4位に下がった。

      厚労省は
      「治療や薬の進歩で主要な死因であるガンなど
      の死亡状況が改善され、
      病気になっても長生きできる人が増えた。
      今後も男女の寿命が延びることが期待される」
      としている。

      女性は1984年に80歳、02年に85歳を突破。 
      85年から10年まで26年間も世界一だった。
      11年に東日本大震災の影響で香港に次ぐ2位
      だったが、
      12年からは1位に復活した。

      すばらしきかな長寿である。

      しかし、周囲の話を聞くと、
      必ずしも恵まれた状態で健康に老いている人
      ばかりではないのが現状である。

      一昨日も他県に住む旧友から電話があった。
      ご主人がパーキンソン病で長年闘病している。
      友人は昔、看護婦(かつてはこういった)を
      していた経験から、何とか入院させないで
      自宅介護で頑張っているのだ。

      このご主人も幸せだが、彼女の頑張りには
      脱帽である。
      小さな幸せを見つけて日々、介護にいそしんで
      いるというのだから。
      
      世の中にはそうではない例もいっぱいある。

      平均寿命が延びた、世界〇位といったニュース
      を聞くと白々しくなるのは私だけではないだろう。

      そろそろ<長寿>を競うのではなく、 
      <健康寿命>を指標にしたらどうか。
      毎年、この報道を聞くたびに強くそう思う。