一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

昨日、5年

2016-03-12 14:21:41 | Weblog


       悲しくて寂しくて、やりきれなくてスルーして
       しまったけど、これではいけないと思い、
       書くことにしました。

       昨日、東日本大震災から5年を迎えた。
       朝、今日の一日、一刻も無駄にしてはいけない
       と思い、なるべく忙しそうにしていた。
  
       実をいうと、考えるだけであれこれ思い出して
       しまうので。
  
       朝刊、夕刊をていねいに読んで、現実をかみし
       めた。

       いまだ行方不明の方は2561人。
       その中に同級生の姉夫婦もいる。

       午後14時46分。
       黙祷。

       一日中小雨で寒い日でした。


       ※ 故郷の海辺(震災から半年後撮影)
         家もお墓も森もすべて、津波が
         さらっていった。
         わずかに残る樹木がわびしい。
         この向こう側は太平洋。

保育園落ちたの私だ

2016-03-12 08:09:00 | 雑記


      このブログは世の中にはあまり役には立たない、
      つまり有象無象(うぞうむぞう)を基本として
      いるので、このテーマは書くべきかどうか
      迷った。

      しかし新聞でこの匿名のブログを原文のまま
      読んでからというもの、頭から離れないのである。
      それで、あえて取り上げることにした。

      「昨日見事に保育園落ちたわ」
      「どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか」
      「会社やめなくちゃならねーだろ」
      「保育園も増やせないし……少子化なんとか
       したいんだよねーってそんなムシのいい話
       あるかよボケ」
      「不倫したり賄賂受け取ったり……
       国会議員半分位クビにすりゃ財源つくれる
       だろ」
      「まじいい加減にしろ日本」

      この一見、乱暴ともとれる文面に、私は実態を
      見た。
      これは的を射ている。
      
      「一億総活躍社会」とか「少子化問題」とか
      いって大臣までつくりながら、一向に進行しな
      い現実に、とっくに子育てを卒業した私だけど
      じれったくてたまらなかった。

      女性の活躍を期待するといいながら、
      行政の動きの遅さ、鈍さよ。

      私はなにもすべての女性が外に出て働かなくて
      はならない、とはいっていない。
      主婦だって、家族の健康を守り家庭を安泰に
      保つには、十分過ぎるほど仕事がある。

      でも、外に出て働きたい女性はどんどん活躍の場
      を広げてほしい。
      娘たちの世代がそうなら、シルバー世代として
      応援し、できるだけのサポートを惜しまない
      つもりだ。

      だが、個人の力ではどうにもならないことがある。
      そのための国のシステム改善や法整備であり、
      現実に対応すべき行政ではないのか。

      待機児童の問題なんてマンネリ化して、国会議員
      は本当に国民の税金をつかって何をしているのか、
      と問いたい。

      一刻もはやく若いお母さんたちが溌剌と子育て、
      仕事にまい進する姿を見たい。
      私はそう願っているのだ。


      ※ 国会前のデモ風景は新聞写真より