一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

○○自慢

2016-03-13 07:37:31 | 雑記


     かつては「某国立大出身」だとか会社の部長になった
     とか、夫の学歴や会社での地位を自慢していた奥様
     方が、やがて息子や娘自慢になる。

     それがどうだ、我々シルバー世代になると、孫自慢だ。
     いつも夫や子供、はたまた孫に依存して、自分はどう
     なのかを考えない。
     まあ、家族自慢ができるほど幸せ、と云えるかもしれ
     ないけど、ちょっと恥ずかしい。

     やがて孫も自分の思う通りにならないと悟ると、
     健康自慢がはじまる。
     週に何回ジムに通って体を鍛えているとか、ジョギング
     をしているとか、カラオケでストレスを発散させている
     とか……。

     案外、こういうタイプが早死にすることもあるから
     要注意。

     あ、この逆パターンもあるわね。
     小中学や高校の同窓会などに出席すると、えんえんと
     病気自慢が続いたりして閉口することがある。
     大病を何回したとか、救急車に乗ったことを競うかの
     ように話すのなんて、どうなんだろう。
     
     度をこすと、聞き捨てならなくなる。
     
     
     かといって、
     あまり謙虚すぎるのもスキがないようで油断できない。
     
     私は車に興味がないからあり得ないが、
     ある男性がクルマの薀蓄(うんちく)を調子にのって、
     話しはじめたら、
     相手は「ほう、そうですか。すごいですね」
     などと同調してくれる。
     後で聞いたら、その相手はFⅠレーサーだった、
     なんて赤恥をかいた話も。
     
     このようにその際(きわ)が難しい。
     近況はどうか、と聞かれて、ありのままを話すと
     それが自慢に聞こえたりするから。

     私の場合、容貌とか背が低いとか、その他もろもろ
     コンプレックスがあって、
     そのコードに引っかかると自慢に聞こえて異常に反応
     するところがあるから、
     これは人によって異なるのかもしれない。

     以上、このところ気になるところなり。


     ※ 「ナルシスト」の異名(花言葉)をもつ水仙。
       ギリシャ神話に登場する美少年、ナルキッソス
       に由来するらしい。