Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

祭 MATSURI-遊楽・祭礼・名所

2012-06-16 00:50:02 | Weblog
出光美術館 2012年6月16日~7月22日

 内覧会に潜入しました。今回の展示は全て所蔵品。工芸品など飾ってた部屋の中央部のケースにシートを貼って会場装飾にしているのが新鮮。テーマに沿った展示を所蔵品でやるということは所蔵品をよく研究しないとできない。その文脈に合う作品を外から借りるほうがお金はかかってもむしろ楽。4 阿国歌舞伎図屏風 室町のやまと絵系から来てるか 9 洛中洛外図 折檻とか裸でもつれあう人とか添景が面白い 大仏堂が傾いて書かれてる。ド名品でない面白い作品というのが結構あるのだなあと思いませり。
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淅派集英

2012-06-13 00:59:06 | Weblog
淅江省博物館 2012年4月28日~6月10日

 中国明時代の淅派の絵は室町の水墨画との関連が言われることが多いのですが、江戸時代の絵画にも結構影響を与えているのである。五十嵐浚明は自分で張路リスペクトみたいにいってるだけあって部分的にはかなり似ている。谷文晁とか円山応挙とか曾我蕭白をときどき思いつつ。日本の文人画は南北合一なことも改めて実感しました。
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越前丸岡藩主 本田重昭の奉納品

2012-06-03 00:50:10 | Weblog
高野山霊宝館 2012年4月28日~7月8日

 池大雅「山水人物図襖」(遍照光院)を見に行ったら不思議な特集陳列に遭遇。奉納品が変わった石とか角なので驚異の部屋みたいになってて面白かった。小特集江戸時代の絵画の展示品がどのようにしてお寺に入ったのかよくわからないけれど古いお寺にはいろんなものがあるのだなあ。
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曾我蕭白と伊勢の近世美術

2012-06-02 01:35:34 | Weblog
石水博物館 2012年6月1日~7月16日

 「蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち」展三重会場とコラボして石水博物館所蔵の蕭白作品5点を展示。そのうち3点は露出展示なんて太っ腹~。青木夙夜なども出ている。三重で青木夙夜と池大雅なんて展示できるよね。三重県美から増山雪斎や月僊も出品。
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魂ゆらと妖かし

2012-06-02 01:24:45 | Weblog
桑名市博物館 2012年5月26日~6月24日

 桑名は歴史のある町なのでお寺等にもいろいろ面白いものが伝わっているのである。所蔵品にも面白いものが。展覧会のテーマで見ずに恐縮ですが松平定信「朱達磨図」は洋風と中国風をミックス。松亀理というようわからん人の「達磨太子図」面白い。谷文晁「清涼寺本尊釈迦如来像」は美術でも歴史でも使える。山本探川「涅槃図」は普通によかったが、作者不詳の涅槃図もフリーダムで面白かった。李安忠とか顔輝とか荒唐無稽に近い伝承ってどうやってつくんだろう・・・・・・画題からか?伝増山雪斎「蝦蟇仙人」は劉海蟾と藍采和だな。
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