Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
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ガラス絵 幻惑の200年史

2017-02-06 00:39:13 | Weblog
府中市美術館 2016年12月23日~2017年2月26日
 
 なかなかまとまってみる機会のないガラス絵を可能な範囲で体系的に美術史として展示した展覧会。当然初期にはステンドグラスと関係があり、その後中国を経て発展。日本では中国風と西洋風が混ざったものとして取り入れられ、洋風画とも近い。秋田蘭画の成立と結びつける見解もあるし、小田野直武も確か玉盤絵描いてませんでしたっけ。覗き眼鏡とも関係しそう。幕末明治の写真、油絵、石版画が混然としてた時はガラス絵もその中に入ってた。まあ写真もガラス乾板だったりしたわけだし。小品だと小品の油絵と見かけそんなに変わらなかったりもするし、最近だと版画とも接近している。あとアニメのセル画の鑑賞とも似てるかもと思った。明州のガラス絵は伝応挙の眼鏡絵と同じ景色か。写真切り抜いて貼って背景つけたのとか妙に現代美術ぽかった。
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