加島美術 2018年9月15日~9月29日
近年ブームになっている、というかブームつくりに成功したというべきか、明治時代に活躍した花鳥画を得意とした画家、渡邊省亭の展覧会。洋風の描写なんだけど骨格は江戸時代の花鳥画でもあるので、中国的な画題の意味とかも残ってる気はする。円山四条派ぽいところは柴田是真への私淑で解釈できるけど、応挙とか芦雪とか写真とか図版とか見て取り入れてる感じでもある。牡丹の花が満開を過ぎて壊れてく様子を描いた「牡丹之図」はヴァニタスとかそういうことなんですかね? 小原古邨とかと似た雰囲気があって、画家は孤高でも顧客は孤高でないから、同時代性あるなと思った。
近年ブームになっている、というかブームつくりに成功したというべきか、明治時代に活躍した花鳥画を得意とした画家、渡邊省亭の展覧会。洋風の描写なんだけど骨格は江戸時代の花鳥画でもあるので、中国的な画題の意味とかも残ってる気はする。円山四条派ぽいところは柴田是真への私淑で解釈できるけど、応挙とか芦雪とか写真とか図版とか見て取り入れてる感じでもある。牡丹の花が満開を過ぎて壊れてく様子を描いた「牡丹之図」はヴァニタスとかそういうことなんですかね? 小原古邨とかと似た雰囲気があって、画家は孤高でも顧客は孤高でないから、同時代性あるなと思った。
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