Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

横山崋山

2018-10-20 22:57:20 | Weblog
東京ステーションギャラリー 2018年9月22日~11月11日
宮城県美術館 2019年4月20日~6月23日
京都文化博物館 2019年7月2日~8月17日

 現代では知名度の高くない、横山崋山の展覧会が海外からも借りて図録も作って巡回するというのは快挙である。東京と宮城の間が長いので途中返却とか東京しか出ないものとかありえるし、仙台と京都の間が短くて大変そう。作品が面白いのと子孫が顕彰に熱心だったからなんとかなったんだな。蕭白そっくりではないちょっと蕭白ぽいものは墨江武禅みある。雪舟流としても検討の余地がありそう。結果としてなのかもしれないけど仙人は柴田義董にも似てるし、当世風俗の女性は山口素絢に似てる。岸駒風は河村文鳳にも近い。そのままコピーはしてないけど円山応挙も結構見てるという感じ。画中に真景とある「天橋立・三保松原図屏風」、真景とあると「実際に現地に赴いて作画にあたったことがわかる」と図録にあった。うーん。まあ自分で真景って書いてるから「真景図」なんだろうけど真景って必ず実景観察だというためにはもっと研究が本当は必要。南画・文人画じゃなくて、自称の真景だから大事にしたい。
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黙阿弥の明治 明治150年記念

2018-10-20 00:31:54 | Weblog
国立劇場伝統芸能情報館 2018年10月1日~2019年1月27日

 幕末の人という印象だが長生きなので明治にも活躍している河竹黙阿弥。 錦絵等美術品もあり、近年の上演写真もあり楽しめた。黙阿弥好きだし。引退の刷り物は柴田是真。明治になってから書かれた江戸時代ものはいい距離感で出来てるから面白いんだな。松羽目物は歌舞伎が能、狂言を取り込んで高尚化してくということで、歌舞伎の演目と画題を合わせて考えることできるかも。
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